ダイアモンド装飾ハイグレード機械(オーデマ・ピゲ)18K懐中時計

直径27mm、カルティエ、ティファニーと並んだ当時の最高宝飾の一角ゴーレイ・パリ。
供給はオーデマピゲ、パテックなどから。

あのスタールよ再び、と期待したアイテムです。
黒いツヤ消しエナメルは時の流れで部分磨耗してますが、
ツヤなしの黒色なだけに目立たず、それを狙った作りなのかもしれません。

装飾品も金無垢(メインは12K)のようです。ダイヤは100個オーバーだそうです。
精度=1日1分以内。針・ダイヤル・ガラス・チェーンともども純正のままです。

所蔵者さんがこれをパテック・フィリップと思っていらっしゃり、
確かにムーブ形状はビンゴであり、ケース等も最高ですが、
分解してイニシャルなどを確認していないために、価格の折衝が微妙になってます。
ただ、安くなるのは問題なしですが、先になって高く設定を変えるのは非常にマズイ。

ガンギ車軸には油撥防止の金属プレートまで(小さいにも関わらず)採用していて、
ダイヤルも金属枠によるハメ込み式と、小さい時計にはパテックらですら通常では採用しない
大型ムーブ向けのスペックで作られていますので、会社があれば色々と分かるのにと残念。

王侯貴族に間違いないでしょうからね。
(●これの機械はオーデマ・ピゲです。念のため)。



↓ダイヤモンドの装飾・イニシャルは判別していません(C.S.Lかな?人物図鑑を紐解いてみようか…)



↑プラチナの枠にダイヤモンドを乗せるという作り方です。1個も欠損してないのはたいしたもの。

当サイトでは、写真では見れない・判断できない筈の質感やダイヤル等のグラつき、
高級品には、本来備えている格別な「これは高いぞ」というオーラみたいなもの、
安い人工石(ルビーやダイヤの模造石は1900年はじめに発明された)では出ない、
持つ本物さを価格に反映していますので、写真が綺麗でも安い設定が多くあります。

これは反面、ヤフオクなどで安さに飛びつくコレクターさんには注意点です。
ハズレを多く引いてしまうのなら、それ相応の価格のものを1度は選んで欲しいということ。
写真では伝えきれない高級さを如何にお伝えするか?それは価格しかありません。
当サイトだけでなく、多くの善良な販売者は『悪いものは安く』に躊躇しません(多分)。

まぁ、この時計の仕様自体はパテックだろうとゴーレイだろうと関係なく高級なのですが、
つや消しの黒エナメルでケースを覆うだなんて、ツヤツヤ・ピカピカの宝飾品にあって
逆行するのは非常に面白いと思うのだけど、そんな価値感覚を友人の古美術商に主張するも、
なかなか理解を共有できなかったのが寂しい限りでした。

これを見る度に「価値観の伝達ほど難しいものはない」などと思う私です。

★そういえば今年は検品を多くしましたが、ダイヤル接着が3分の1ぐらい含まれていました。
留め足が折れてるんですね。どうしてこんなに高確率で接着アイテムが流通しているのか、
聞き取り調査の結果、多くは知らずにそれなりにお金を払っているようで、知ったら愕然でしょう。

「ダイヤル接着でも高く」という販売者をどう見抜くか?
それは普段から事実を捻じ曲げて他人に話しても平然としていたりする姿勢で診ます。
いや、それは無理でしょうか。



↑内フタにはフランス・パリスイス・ジュネーブの連名で記載されています。
こういった製造国の連名はあまり見たことが無いので、博覧会にでも出したのかもしれない。




参考資料









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