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この脱進機は、特殊な形状のガンギ車と、テンプと一体となったシリンダー部で構成されており、レバー式やデテント式のような仲介する装置が無いのが特徴です。ガンギ車の歯が直接テンプのシリンダー部に当たり作動させる為、耐久性があまり 良く無く、精度の出ないものも多いようです。1700年代にジョージ・グラハムによって開発され、19世紀後半まで多用され、20世紀初頭まで見受けられたようです。 |
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どの脱進機でも同じですが、脱進機は常に回ろうとしているガンギ車を停止−解除させる役割があります。つまり、ガンギ車が一定のリズムで回転するのは、脱進機の働きによるものなわけです。シリンダーの場合、脱進機と呼ぶべき機構がありません。しいて言えばシリンダー部がそれになります。シリンダー部の往復運動によって、ガンギ車の停止・解除を行ってるわけです。 |


| 写真左は、テンプ下のシリンダー部で 半分切りかかれており中は空洞になっています。写真右の三角の形をしたガンギの歯が
回転して来てもシリンダーの外側に当たり停止します。テンプの振りで切りかき部分がやってくると
外側からはずれ回転し内側で停止します。さらに、テンプが逆に振ると内側からはずれ
次の歯がまた外側に当たり停止します。これのくり返しとなり、テンプ1往復で2回停止する事になります。こうして見ているだけでも
ガンギの尖った歯が直接 薄いシリンダー部の内外に当たる訳ですから耐久性が悪いのもうなずけます。(この部分が折れるのが多いらしい)ちなみに、ルビーシリンダーというのもありますが
見た事ないです。 |
だいおう注:↓はチェーン引きのシリンダー脱進機です。

だいおう注2:チェーン引きは普通はバージ脱進機↓
