初期ペアーケース・イギリス銀無垢・程度上

これを、さりげなくポケットから取り出して、喫茶店とかで机に置いて眺めてみよう。必ず、目立ちます(笑)。

友人が話し掛けられましたら、200年経っているのだぜ!!と言ってみましょう。「でも、時間は合わないだろう?」と帰ってくるでしょう。私のエナメルのブレゲは、同時代ですが一日20分ー40分も進みます。緩急計で調整しましてもそれが限界です(その後調整で復活しましたが)。

しかし、これは信じられないのですが日差1分(30秒ぐらい)と、姿勢差もほとんどなくスゴイです。OVHに出す前は途中で止まっていたりしまして、それなりの物でした。

イギリスの1800年初の物と推測出来ます。機械にはなんて書いて有るのか解らない崩れた文字がいくつか書かれています。シリアルナンバーが374で「St.Brrome EXTER」と読めます。

石数不明です。オリジナルの鍵が付いています。チェーン引き、バージ脱進機。鍵での裏セット、表合わせです。テンプ受けが同世代のタイプと違っています。この時代のものは、まだまだ探せば沢山ありますが、精度が出て日常使用に耐えられるものは、オークションでもかなりの高値で取り引きされているのが現状です。このタイプの時計を手に入れますと、バセロンはかろうじて存在していますが、オーデマ・ピゲやローレックスはもちろん、パテックフィリップすらまだ無かった頃なのです。

かなりのボリュームがあります。
ペアケースはこんな感じです。無垢ケースのがっちりタイプですね。1900年に入った頃にもペアケース懐中時計は見かけますが、軽い感じのカバーケースのような物に変わっています。
分けて見ますとこんな風になります。
テンプ受けが太陽の様な感じのモチーフでしょうか。テンプ受けの形で作者の仕事がじっくりとみれます。
サイドから撮ってみました。ピラミッド状のチェーンシステム。
逆サイド。うーん、機械の上の光の反射が強くてどうやらそちらにピントが自動的に合ってしまうようで、ボケてしまいました。