アウトオブ歴史=秒のレトログラード懐中時計1800年前後製造

現物がこれだ!

輸入代行提携先のイギリスの某有名ショップから「修理お手上げ」として提供されたもの。

故障品でしたが、結局、何人もの時計師が挑んでゼンマイ作成、
針、レトログラードの作動衝撃に針押さえが耐えられない為のパーツ作成などで
お金がかかってしまいました。

最後には針までも作成しなおし、最後の砦、XXXさんで完全に不安が無くなりました。
普段使い可能&精度バツグンに。ケーブルTVにも出演させたものです。

しかし、本当に修理代が沢山掛かってしまいました。

▲当時スカイパーフェクトTV番組に作者と時計師XXXさんとで出演。
その時のメンテ風景に、この時計を使いました。


何故かケースには18Kマークが…擦れて銀色が見えているのに

月や曜日、時、分のレトログラードは数は少ないですが、
見つけることができます。

しかしセコンドではこれ以外見つけていません!!
これはさりげなく書いていますが、ものすごいことです。

かぎ巻きの1800年代前半で秒のこのタイプは無いと断言できます。
分は見かけるかも知れません。

これは、銘がないだけでも機械的にはブレゲ以上の
発想を持った時計士の作品のはずです。
秒でフライバック…機構を調べればこの難しさが分かって
いただけると思います。

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壊れた機械(時計機能のみ作動)を手に入れたときは秒針は飛んでしまっていて、
しかも、付けたら付けたで360度回転していました。

壊れていても数十万円!!結構しました。

フライバック(=レトログラード)ではないのか…

そう思った私はダイヤルを空けて機械を見ましたら
トゥールビヨンのような機械がくるくる回っています。

やはり、フライバックに違いないということを確信し、
時計士に何とかできないかなと依頼しましたが、お手上げでした。
(部品とか結構作ってお金だけは要ってしまいましたネ)

特殊な機械だけに、しかも秒のフライバックを合わせ、
修理するのは難しいのでしょう。

古い箱はオリジナルではありません。



フライバックが分、時、日にちなどならまだ簡単のようですが、
秒だけに正確に合いませんでした。

一日の精度はなんと、2〜3分(進む)程度ですので普段使い可能(驚)。

修理内容

@各歯車の歪みの整形
Aレトログラードのぜんまいの歪みの整形
B機械洗浄
C時計機構とレトログラードのタイミングの調整
Dフライバックの具合(勢いなど)の調整
E時計機構とレトログラードのかみ合わせの修理

レトログラードレトログードと呼んでいることを耳にしますが、
レトログラードです。

18Kのマークがありながら擦れて下地から銀色が。プラチナ??



↓文字はさっぱり読めません。擦れ過ぎです。



この機械、モントレ・ア・タクトや自動巻き機構付の感じに似ていませんか?





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