これの後、依頼されて2008年9月35万円で捜し成功ゲット、
2個目は、このままスライドで同額処分にて放出です。
価格設定は”いままでありがとう価格”です。ご注意を。ショップで150万円ですからね。

グリュエン・50周年記念時計。金無垢ムーブ

これは探します!の依頼品でした。

そして探しに探した結果、安くで手に入りましたので以下の内訳でお譲りします。
この後、類似品がebayで10000ドル(100万円超)で出品されたのでビックリ。
いや、寧ろ、それでも安いレベルなんですけどね。新品で作ったら幾らになる事やら。
(ビルゲイツやマイケル・ジャクソン級じゃないと買えない筈だ。)

US$2900+海外送金・輸入代+手数料(検品・注油・転送作業など)約2万円
=お譲り価格36.5万円

US$2,900=約33万円=当時の為替

お譲り済み


読者さまからの情報提供
(ByシルバーセイントK・M氏)

今晩は、御無沙汰致しております。先日50周年グルエンペンタゴンをゲットされたよ
うですね。御目出度うございます。天文台を頂いてからグリュエンに興味を持ち、私な
りに調べましたのでもし依頼主への御参考になればと思いメールさせて頂きます。
                  
<1924: The 50th Anniversary Watch>         
1924年グルエンは、”我々は自らの芸術とサイエンスの至高例を呈示する”と1874
に Dietrich Gruen が歯車の特許を取得してから50周年を記念して、600個限定の
special pocket watch をリリースしました。
 600個の各々は50周年の歩みの全てを象徴して造られる予定で、グルエンの最も
贅沢かつ高価なものでした。グルエンはこの時計を”数少ない限られた人のみ所有する
極めて貴重な時計”として位置付けしました。  
 プレート、ブリッジ、輪列は表面に華麗な葉飾りを施した12金で作製されています
。原案はプレートは14K無垢を用いる予定でしたが、技術的な理由から12Kに変更
されたようです。balance and escape wheels にはダイヤを受け石とした21J8調整
でした( ALL adjust )。

 このモデルのほとんどは18KYGかあるいは green gold 五角形ケースですが、顧客は
カスタムケースを注文しに訪れたようです(緑はドイツを意味していた)。外観的には
グルエンのその他のペンタゴンモデルに似ていますが、その理由はこのモデルの威信を
借りて、その他のペンタゴンモデルの売り上げを促進することで、グルエンの綿密に計
算された販売戦略の一部であったようです。立派な革張りで金と真鍮で適合された鍵付
き宝石箱に入っていました。
 標準モデルの価格は500ドル USED で、今日では15000ドルに相当しますが、
多くの顧客が遥かに高価なカスタムケースを選んだとあります。見栄っ張りなオーナー
はダイヤモンドをちりばめた超特注のプラチナケースすら選択したようです。

 Fred Gruen (息子)はデザイン、製造、販売に細心の注意を払い、全てに関して盛大
なセレモニーを指揮しました。一般客は、Fred Gruen に個人的に書面でリクエストする
ことが唯一の購入方法であったようです。The Anniversary watches はどの店にも分配
、ディスプレイされる事はありませんでした。セールの後、オーナーの名前はTime Hill
の皮張り本に記録されたようです。
 これらの時計の多くは、特別なプレゼンテーションとして用いられました。John J. "
Black Jack" Pershing 将軍(1次大戦のアメリカ空軍司令官)は軍隊の退役時にこのア
ニバーサリー時計を与えらています。

 ムーブメントが非常に見事に装飾されていたので、裏蓋装飾はオプションでした。こ
れらの時計の多くは入念なプレゼンテーション彫刻を保持するために頑丈な、無垢の裏
蓋で売られました。
 50th Anniversary のムーブメント製造が終了すると、もう50ムーブを作るに充分な
パーツが発見されました。それで01〜050とナンバーリングされたセカンドシリー
ズが作製され、合計650個となっているようです。
  1910〜20年代前半に、ウォルサムやハワードも非常に高価な時計を作製してい
ます。いわば競争する意味で両カンパニーはアメリカにおいて最も高価で、もっとも名
声があり、最も質の高い時計を提供すると主張していました。しかし大恐慌のためかこ
れらの高価な時計は売り切るのに長年かかったようです。1930年代前半まで、グル
エンもAnniversary watches の半分未満しか売れなかったようです。顧客はこれらの時
計をカスタマイズすることを奨励されていたので、ムーブはTime Hill で貯蔵され、注
文が出されるまでケースに入れられなかったのです。大恐慌後、残ったムーブメントの
ほとんどは、14KかGFケースで投げ売りされたようです。
 最後4つの 50th Anniversary movements は1958年時にまだストックされていま
した。そのうち3つは売られ、残る1つが歴史的理由からカンパニーによって残されて
います。したがって18金無垢以上のケースのものは300個未満と言う事になります
ね。さらに18金無垢でも、ほとんどは18KYGかあるいは green gold ですのでそれ以
外のケースのものは希少のようです(御目出度うございます)。


<GRUENの歴史>

1874年 デイトリッヒ=グルエンが6月12日、改良型セイフティーピニオンに 
      関する特許を出願し、12月22日に承認さる。27才の時。

1876年 Columbus Watch Manufacturing Company 創立

1879年 J.D.Savage をビジネスパートナーとして迎える。(1876年説もある)
     商会の名前は Gruen and Savage だが、工場の名前は
      Columbus Watch Manufacturing Company であった。

1882年 Columbus Watch Company と改名

1894年 Dietrich と Fred は Columbus Watch Company を退職し、
      Gruen Watch Company創立
      D.Gruen and Son を Dietrich と Fred (長男)が創立
       
      S/N は62000から始まっている。
      Columbus Watch Company は New  Columbus Watch Company
      と改名し続いたが、1903年工場は買収され、
      South Bend Watch Company となった。

1898年 カンパニーはコロンブスからシンシナティに移る。
      Queen City Watch Case Company を買収し、
      Gruen National Watch Case Company と改名。
      が、DG&S とは経営を分離していた。

1900年 頃いくらかのムーブメントのドイツ以外での製造を開始。この時期には 
       
      DG&S 刻印はドイツ製ムーブメントを用いて製造された時計とスイス製 
      キャリパーのものが存在する。

      スイス製キャリパーに移行した後2〜3年はダイヤルと
      ムーブメントには様式化した DG&S ロゴが刻印さる。
      1910年からシンプルにGruen と刻印された。

1922年 The Gruen Watch Company の統合            
      フレッドを社長としてD.G.&S.とシンシナティーの
      Gruen National Watch Case Company および
      スイスのGruen Watch Manufacturing Company of  Biel の3社が
      Gruen Watch Company として合併した。
 

c. 1921: The Precision Factory
ムーブメントはいくつかの外の会社で製造されていたが、彼等は徐々に自社製ムーブ搭
載の方向に進んだ。1910年の少し前頃、グルエンはスイスのバイエルに小さな工場
を立てていますのでその少し以前より スイスでのムーブメントの製造が開始されていた様です。


仕様

金無垢ムーブメント(ブリッジ)

8調整

EXTRA PRECISION表記
(エクストラプレジョン確かに以前販売した天文台に似ている)

ダイヤモンドエンドストーン2箇所(テンプ軸+ガンギ受け軸)

シリアルナンバー:439

石数:21J

ケース:18Kホワイトゴールド・GRUEN VERITHIN(グリュエンベリシン)

ダイヤル:50周年記念の表記

↓ダイヤルは相変わらずヘタクソな写真で恐縮ですが、ホワイトゴールド製でしょう。
アップライト・インデックスも綺麗です。

箱は立派ですが、懐中時計を収める部分が無くて空間が広がっています
(こういうものだったのかなぁ)。

添付書類などはありませんでした。残念!
梱包がしっかりしていなくて手に取ったときに中でガタガタしていました。
真剣にあせりました。

ただ、半日経って正確に動きつづけていますので
致命的な天真折れも歪みも無さそうでまずまずのようです。



売主曰く、オリジナルの豪華箱付きだ!!!

テンプが動いてしまってウエートは見れませんが、
ウエート自体にはプラチナ製のウエートは無さそうでした。
ただ、通常のグルエンよりも当然テンプの作りはダンゼンいいです。

特別製の匂いがプンプン。1930年ごろのものでしたっけ?(←調べろよ)

ダイヤモンドエンドストーンはお得意の光り輝いていないイマイチなヘタクソ写真。
実物は綺麗です。

大きさ的にはウオルサム23Jリバーサイドマキシマスのダイヤモンドエンドの2倍ぐらいかな。

チェーン引きランゲパテックのダイヤの大きさには負けますが、
懐中時計の大きさが違いますので比較してもしょうがないと言うところです。
ウオルサムリバーサイドマキシマスとは同じぐらいの機械の大きさですから、
より贅沢な造りとなっています。もちろん、カットしてあります。

天文台のテンプ横の数字がないことから、天文台クロノメーターのムーブとして
製造されたわけではないようです(EXTRAの表記=天文台=の件から)。

でも、思えば金無垢でムーブを作って天文台に合格することは不可能でしょうね。
混ぜて考えるのはいけないですね。
それにしても工芸的な記念モデルと感じることができました。

やはり贅沢を極めるなら懐中時計ですねっていう感覚になります。

←ムーブ動いてます

やはり、なんといいましても金無垢のムーブメント。

しかし、含有量の記載・18Kや14Kは見当たりませんでした。
ただ、公な書籍やオークションで特別仕様と謳われていますので
記載がないからと金張りにする判定ではありません。
重さ的には計っていません。見て楽しめると思います。



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