オーデマ・ピゲの歴史本などに出てくるダイヤル透明バージョン。
本の写真を一生懸命見て勉強したコレクターも多いはずでしょう。
現物は見せる為には好いのだけど、実用では時間が見にくいです。

メーカー本に出てくる両面スケ仕様にしたタイプは、
機械の表側がしっかり綺麗になっていないとダメ。
写真を見ての通り、なかなか見事な表側です。

しかし依頼者さんは待たされた挙句、査定の低さに激怒する!!!
(ebayで50万円超の落札入手だったためだそうで)

すみません。査定をやるウチじゃなくてヤフオクに出されたらとアドバイス。

マイナス分は大きい(25万円超)ので勉強料としてもツライ。
しかしebayやヤフオクでは安く上がるものも多いので、それは仕方が無いところ。
高いものを売りやがってと怒る気持も分かりますが、それをしてしまったら逆恨み。

今後は仲間や詳しい人に聞いて判断してビットするのが良いでしょう。
尤も、安くで行けそうな際には知らせた仲間がビットで競合してしまう危険も有りますが、
ケンカをせずに仲良くやって頂きたいですね。

ミニッツリピーター両面スケルトン懐中時計・委託品

ケン引き時刻合わせ約100年前。

メーカーは不明。

形式からは多石ハイグレード・ルクルト系に見えますが、
過去のルクルトでは小さな銘が入っていたので、
コレは(正確には)メーカー不祥です。

約55mm

ケースはスターリングシルバー系。

レバー引き式ミニッツリピーター

ケン引き時刻合わせ

機械はハイレベル

・ハンマー軸、中央軸にルビー。
・ガンギ車軸受けに油揮発防止の金属プレート
・○系のアンクル平衡錘
・アンクル軸の形状はバセロンのクロノメーターロワイヤル系。
(ルクルト系の軸じゃない)
・ルビー数は32Jと思われる。

元の透明ダイヤルはキズがありすぎて作り直しを依頼、
ガラスなどの素材で時計師が(何回と)トライした結果、
プラスティックだけど出来あがっています。

時計機能&リピーターはまぁまぁな感じで作動です。

←裏

メリット

一般的にはベールに包まれているミニッツリピーターの表側ムーブメント。

ギアの動きなど見る事が出来ない部分をご堪能下さい。
勉強になる事、請け合いです。

自分だけじゃなく喫茶店で他人へも見せる事が出来るのも、
コレクター間の満足を与えてくれるはず、捨てがたい…でしょうか。

デメリット

・針をよ〜く見ないと時間が分からない。
ダイヤルは無色透明、無字。

・両開きのケースは裏スケ用として後に宛がわれたものでしょう。
リピーターのレバーはホワイトゴールド!?

・時音は最初叩き音でしたが少し良くなった(ゴングのせい)

▲分音がクリアーなので未だ救われてるかな。

←表

↑スケルトンの宿命、針が思いっきり見にくいです。
透明のダイヤルは(ちゃんと)はまっています。

時・分・秒は一体どこに…

元もとの透明ダイヤルは本当に痛かったです。これだけ綺麗になれば、まぁアリかと思う。

これは20万ちょっとと中途半端な価格帯ですし、
ガラを探して修理する方が安くつく場合もあります。
修理可能の見込みがありそうなものでないとダメですが。

まともなメンテをするともう1個買えるお金が必要かも。

ダイヤルを他のノーマルガラから取って来る裏ワザも。(秒針の位置に注意ね)

目立つように針を白く大きなものにしたり…

透明ダイヤルにマジックで書く必殺技も貴方次第で可。
(ホームセンターのシールの方がオススメだけど)

これらが最大の安上がりパーフェクト作戦。

機械全体はゴングが不一致だし(後付け)、ケースもガタ付いている。
レバーは工作した跡がバッチリ、色々とくたびれしてそうです。
(ケースがスケルトンにされたのは、オリジナル状態が相当ダメなレベルになったからだろう)

工作好きの貴方へ。

初心者は、やや安いっぽい(20万円チョット)からといって購入は避けられたし。不可。


兎にも角にも解説で悪く書いていますが委託販売する方がウチの評判を落とすほど危険なので
ヤフオクへ行って頂きたいと念押しのアピールです。


★結果、ここまで書いていながら初心者という方に売れてしまった…(嗚呼



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