230年前の中三針式懐中時計
銀無垢・フィージチェーン式・シリンダー脱進機



この時計に関する調査中の方々へ…数人の方がチャレンジされて
いるこれの正体探り…

基本ページのところでもご紹介したK・Oさん、から、またまた
貴重な情報が寄せられました。英文のところだけ引用いたします。
ありがとうございました。


そして、同じ様に情報を送っていただいた方々、
ありがとうございました。


   Leroux, Jon (England, 1758-1805)
(スペリングは筆記体ゆえ、以前のはわたしの判別ミスで正解と思います。)

John. London( Charing Cross). 1744. CC. 1781-1808.
An eminent maker. Made lever watches with all the
lift of the esc. wheel teeth. Succeeded by James Rigby.
Fine watch with lever esc. of special form, conical balance
spring and jewelled banking dated 1785, and 1/2 1/4 rep.
cyl. mt. G.M. g. watch set brilliants. g. watch in earlier
case en. Les Freres Huaud Stern. coll. br. clock ill. Cec.
& Web. Also sd. Le Roux.

注) esc.     escape
     rep.    repeating
      cyl.    cylinder
      mt.    momvenent
      G.M.    Guildhall Museum.
      g.        Gold
      en.     enameled または enamel
      coll.    collector ?
      br.clock    bracket clock
      ill.       illuustrated
      sd.    signed.



初期型のシリンダー脱進機、時代的に異常なセンターセコンド。
時間も割と正確(なんと一日姿勢変えても分以内!)です。
ダイヤルにはこれまた後年に人気が出る「自分の名前をダイヤル上に刻む」ということが
なされ、センターセカンドといい小型化といい、初期の試したかったことが入っているように
思えます。


イニシャルはH.F.Illingworthイリンワースさん。現在歴史著名人の本で調査中です。
機械に刻印されている製作者の名はJ.Leroua.Charing.Crofs…
調査中です。


↓ダイヤルは7−8時の位置に割れがあります。ヘアラインレベルでしょうか。
かなりいい程度です。
裏のケースは年数が年数ですので磨り減っていますが、貴重品と知らずに
手ごろな大きさのものだからと使われた感じであります。わたし?怖くて使えません!
見所は分針と時針の間に秒針があること!です。どうしてか?このタイプの時計は鍵で
ぜんまいを巻いて時分針のセンター軸で時間を合わせます。ダイヤルの穴はぜんまいを巻くときの
穴です。時間は分時針の中心軸にかぎを合わせます。秒針が一番上ですとかぎで
時刻合わせをするときに押さえつけてしまうことが多いからではないでしょうか。(推理ですが)

ダイヤルアップ



↓中央にはまっている受け石が、今まで見た中では一番大きなカットダイヤです。
1カラットぐらいあるかもと思うほど大きいです。また、綺麗さも相当で、最初は
ダイヤがはまっていることが判らないほど透き通っていました。次回撮りなおす時に
アップをチャレンジしてみます。

(裏話)
私は、ジョージグラハムとして仕入れました。そう、だいおう博物館の目玉にするためでした。

しかし、ケースがぴったりしているにもかかわらずちょっと後付けケースかも…という不安、
ジョージ・グラハムの機械と一緒の仕様ではあるのですが、列記として銘が違うことから
少々値段を下げて売り出すつもりです。一応72万円としていますが…
(仕入れ値は売値よりも高いです。←だめな私…)