バセロンコンスタンチン機械集3

下はハイグレードなオープンフェイス18K懐中時計です。

バセロンの銘は有りませんが仕様を見て良いものと判断できます。
一流品に使われている仕様を見つけるということは逸品を探すコツではあるのですが、
時計を知らなくても概ね良い作りを感じる事が出来ますので良い値段になります。

アメリカの宝飾店カナード社がバセロンのファンで、類似の機械は(資料では)
全てバセロンの機械だということです。バセロン銘を入れていないので
やや安く手に入る時があり、物凄く得した気分になることがあります。

高級仕様

グロッスマン・ムスターシュ脱進器
グロッスマン特殊調整装置(バセロンのハイグレードに使われた緩急計)
ウルフティース歯車
9K無垢輪列(歯車)




緩急針の調節にはスワンネックではなく特殊な形状・機構の物が使われています。
作るのに大変手間が掛かるものだったようで生産数は少なかった様です。

←クロノメーターロワイヤルの前時代最高級

←上の二つには特許の為かシリアルナンバーが2つふられている。

平均的高級品↓スワンネック緩急器、17J、Adjusted。

←現代ではこのランクが120万円(定価)

懐中時計が高額品と分かるのは、現代の懐中時計の値段を調べる事でしょう。
本当にビックリです。

さて、私が1番感動したものをご紹介しましょう。
このシステムは同時代で1個も類似品が無かったものです。



何がすごいって、これです。インカブロックが発明される前、
1910年少々のこのバセロンは、こんなもので対ショック機構を・・・
(テンプのところにあるコックみたいなもののことです。
まさに、ブレゲのパラシュートサスペンションを復活させたみたいな感じですね。)

21Jのハイグレードバセロンの中にあって、
多分天文台仕様の次に位置する高級品のはずだと納得するに充分です。

シリアルナンバーが404040という、特殊…ラッキー、いや、何かの意味がありそうですね。
調査はしませんでしたが、車のナンバーでも幸運を示す番号は争奪戦ですから
特別な顧客に提供されたものと思われます。





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