VOL1:何故これが天下のパテックやバセロンと同じ値段なんだぁぁぁ!!

究極の懐中時計の内のひとつ
レギュレーター: A・Lugrin、New York

A.Luglin=ALFRED LUGRINさんはレマニアの創業者と言うことが判明
友人に教えていただきました。(’99、7月6日)


これは、裏ブタがガラスで機械を常に眺めることができる。
し、しかーし!ケースはガッチャマン・・・。

他の懐中からケースを流用しているのだ。

多分、持ち主が裏(機械)が見えるように
時計師に依頼して作らせたのだと考えれる。

普通のガッチャマン(いろんな時計からパーツを取ってきて一個を作る)は、
そんなに出来が良いと感じないが、
これはひょっとするとメーカーまたは作家のセールスマンが
PR用に作った物かもしれない。

なんにせよ、見えても下手だとゲンナリだが良い出来である。

リューズは鍵巻き式なのについているところが味噌!!

で、話は変って、このようなタイプは安くなるのが当然であるが、
安くなっても天下のパテックやバセロンの懐中時計が買える値段
となっていると状況が違う・・・。

しかも、歴史的ウンチクの有る素晴らしい
ブレゲの機械が入っているわけでもなく、
人気のロレックスでもない。

無銘の機械である。なぜっっ

これは、アメリカのショップに有った物であり、
同じ値段のバセロンやパテックを横目で見ながら
清水の舞台から飛び降りる気持ちで買ったものであります。

パテックやバセロンなどの超一流ブランドでも数個の特注の物は
気の遠くなる値段が付いてしまうのであるが、
無銘であればいくら特注での素晴らしい物でも、
その超一流ブランドの平均的値段の物レベルで購入できる。

さて、その懐中時計を見てみよう。



↑ダイヤルには、綺麗な上品なエナメルで装飾が施され、
針も宝石、エナメルで装飾されている。

針の葉っぱの所にもブルーのエナメルが塗ってあるのだ。

インデックスの間に有るブルーの点は、ルーペで見るとカットされ、
ひょっとして、宝石をはめ込んであるの?と感じてしまう程である。



↑機械についてが、また面白い。

ブリッジがゆるい曲線で作られているが
これは結構作るのに大変らしい。

大きなルビーの色は濃く、見せる為にルビーを選抜している。

初期型のストレートアンクル式脱進器
(現行の腕時計の脱進器のこと)に付いている
平衡鐘はこれ以上ない複雑な物がついている。

パテックやバセロンのムスターシュ(ひげ型)の平衡錘よりもごつい!
しかも、アンクルの軸受けでは、ネジが4つで止められ、
更に油の蒸発・流れを防ぐ金属板でカバーが有る。

ガンギシャ受けの軸にももちろん金属板でカバーがされている。

ネジは綺麗なブルースチールで錆止め仕様で、
ひげ押さえも2つネジの腎臓型・・・。
当然のようにブレゲひげが使われている。

ちなみに、130年以上前の機械であるが、
この時点で、このレベルの機械を作っているのは
信じられないことなのだ。

レギュレーターと機械に刻印されているが、
その名前に恥じない当時の最高の機械である。

精度も全く衰えていなくて、未だに持ち運んでも狂わないのだ。

ケースなどが純正でなくステンレスなどで、
無銘でアンクル脱進器の機械とダイヤルの出来のみで
例えば100万円を超える物はそうそうない。

誰が見ても、綺麗な素晴らしい作りを感じ取ってくれる。
しかも、130年前以上と教えると更にびっくり。



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