VOL13:バセロンエナメル絵画

ただの小型フルハンター・エナメル絵画では無い、細かなところまで
作りこまれた細心の注意を払って、当時の贅沢を注ぎ込んだ傑作。
それゆえ、持ち主以外は気軽にフタの開閉すら出来ないかも!!!

S/N:52134
1841−1842年製造(約160年前)

・オリジナル箱と当時の替えガラスが付いています。
・マサズパスタイムさんの長期メンテにて精度も有り、抜群。
・箱は小さいながら大変な高級品のようで、写真に写っていませんが
良い造りをしています。箱だけで結構な価値があるかもしれません。
・カギは万能型(太さ調整付き)の当時のオリジナルと思える小型キー。

シリンダー脱進器
石数不明。(見た目は多い)

・ダイヤル、針など、オリジナルで保存状態はかなり良い。

・ケースを開ける時は、あたまのポッチをフタの方向へ押す事。
通常のフルハンターとは違いますので、こじ開けなどで行うと破損します。
(大変高級な造り)

超小型(28mmぐらい)の鍵巻きです。

★将来的なメンテは、バセロン社へ持っていきましょう。
以前、国内の総代理店へ100年前の時計を持っていきましたが、
ちゃんと対応をして下さいました。VIP度は半端で無かったです。

これを威張りながらではなく、首からペンダントのようにさりげなく下げて
社屋の中へ入っていくのもオシャレかもしれません。

または、核弾頭を収める重厚なケースの中に入れて、
ボディガードとともに訪問するのも新しい楽しみ方かもしれません(笑)。

なんと!換えガラスつき!!でも、150年前ですから
奇跡みたいなものでしょうね。大切にされていたのでしょう。

↓小さなダイヤルには、2箇所のネジ止めがしてある。

大きく見えますが、実際は驚くほど小さいです。

↓超小型にも関わらず、細かく描かれたエナメルの絵です。



小さいのによく描いてあります。

18Kのマークがケースに刻印されています。

↓フタを開けるのは、頭のポッチを押すわけですが、表側と裏側とでは押し方が違います。
それを知らないと…、フタも開けられないのです。

まだ、コンスタンチンの入っていないバセロンです。S/Nが入っています。

↓機械は、正確な時間を計測しています。未だに元気なコレは、パーツがしっかりしていて、
さらに、高精度な計測で正確に作られた生き証人。もちろん、当時では石が少ないこのタイプ。
多くの石がちゃんと入っています。



さすが、バセロンだなぁ・・・って思うのは、ダイヤルや裏のケースのサイドに
ねじ止めがしてあったりというところですが、バセロンというより、
作った時計師がすごかったのだろうと思います。

ケースを開閉する際に頭のポッチの押し方が変わっているとか、
当時ではすごい高級な造りですが、大型のエナメル絵画の懐中時計にせず
小型で作ったのには、注文主の娘さんに対する想いだったのでしょうか。

<会長より一言>

これは、超小型に加え、小型のケースに写真のような美しい絵が描かれているのを
楽しんで欲しいものです。昔の美術工芸の凄さに脱帽でしょう。
小型にもかかわらず、思いっきり価値のあるものを好きな方向きです。盗難に注意。



実は、まだ続きがあります。


★ある読者さんより

「エナメルの女性画の美人度は重要ッス!!」

た、たしかに…。私が思うに、美人に描けるテクニックを持った職人だったはずなのに
敢えて美人に描かなかったのは、現実にモデルが居たからでしょう。

美人に描いてしまうと「似てないじゃんか!」と発注者に怒られたかもしれない…。
約180年前の誕生日(絵を描いたときは20歳として)の方。
生きていらっしゃれば「宇宙人」でしょうけど、当時の人間模様が想像できますなぁ。

★実はエナメル装飾は一面だけじゃなく、フルハンターケースですので2面あります。

女性はもう少し綺麗に書いてほしかった・・・なんつって。





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