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| 前回「ライセンス取得と泳ぎ」について触れたので、今回はダイビングと泳ぎ、特にフィンの使い方についてお話したいと思います。 まず、ダイビングと普通の泳ぎの違う点は「息継ぎが必要ない」ことと「手を使わない」ことです。息継ぎについては説明の必要はありませんね。これが必要ない、常に呼吸ができる、ということで泳ぐよりもリラックスした環境で水の中を楽しむことができます。ただし、レギュレーターにもよりますが、あまり激しい呼吸をすると供給が追いつかなくなり、息苦しさを感じることがあります。従い水の中では常にリラックスしてゆっくりとした呼吸ができるよう激しい運動はできるだけ控える必要があります。 次に「手」ですが、特に初心者の場合どうしても手を使ってしまうという人をよく見かけます。気持ちは判るのですが、でも手で一生懸命掻いても水の中だとあまり進まないんですよね。だから結局疲れ損になってしまうし、例えばカメラなどを持って潜る、なんてこともできなくなってしまいます。 それよりも、フィンを蹴ることに集中した方が効率的だし、よっぽど楽です。 フィンには材質により堅いものやわらかいもの、反発力のある一枚板や複合材など、いろいろなタイプがあります。勿論堅くて大きいフィンの方が推進力は得られますが、正しい蹴り方をしないと水の抵抗に負けてしまい、膝にねじれの力が加わったりして痛めてしまうこともあります。 一般的に初心者には柔らかめで大きすぎないフィンがお勧めです。これは脚力よりは正しい蹴り方ができるかどうか、という問題です。脚力があっても正しい蹴り方をしていないとかえって膝に負担がかかってしまうこともあります。 それでは正しい蹴り方とはどういうものでしょうか? 僕はいつも生徒さんには @ 足をしっかり伸ばすこと、A 一回ずつしっかり蹴ること、の二つを心がけるように言っています。 フィンキックとクロールのバタ足の間には大きな違いはなさそうですが、フィンの抵抗というのは非常に大きいので同じような感覚で蹴っていると抵抗に負けて膝が曲がってしまい、いわゆる自転車こぎキックになってしまったり、足首やフィン自体が負けてしまって足の動きの割にフィン先が動かず、苦労する割には進まない、という状態が起こります。 これを防ぐには、特に初心者のうちにしっかりと蹴ることを覚えた方がよいです。フィンの抵抗を感じながら一回一回しっかりキックするように心がけてください。一度蹴ったあとは惰性で進み、進まなくなったらもう一度蹴る、くらいのつもりで練習するといいでしょう。 また、第一回でも触れたように、ゆっくり蹴ることによって中性浮力も自然と意識するようになります。 フィンによっては大きく蹴るよりも小さく回数蹴った方がよいものもありますが、その場合でもなんとなく蹴るのと一回ずつ意識しながら蹴るのとでは推進力が全然違ってきます。はじめは練習のつもりでゆっくりと蹴るようにしてください。 しっかり蹴ることを覚えればいざというときのダッシュ力もぜんぜん違ってくるはずです。 以上、フィンの蹴り方について説明しましたが、これは速く泳ぐためだけのものではありません。一回のキックでより多く進めるということはそれだけキックの回数が減らせる、つまり楽にダイビングをするために必要なのだと思ってください。 |