konさんの「飲まない理由」
息子さんが成人されるまでの18年間、
禁酒することを宣言されたkonさん。
そこら辺の話です。

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 飲まない理由

飲まない理由(自問自答バージョン)

k氏の場合

ある日

自問(以下 問):「やばいぞ、最近飲みすぎ」
   「いつも酒残ってるし、吐きながら飲んでるやん」

自答(以下 答):「しゃーないやん嫁・子供とは別居やし、
   おかんは亡くなるし、仕事はきついし、しらふでいられるか」

問 :「あかんで、休みの日は朝から飲んでるし、
   仕事行く前も一杯ひっかけてるやん。」

答 :「わかった」
   「やめたるわい、やめたらええんやろ。」

問 :「そうそう、逃避しても自虐しても、な〜んもかわらんからね。
   正解です。」
                  

2週間後(つづきです)

問 :「どう、酒なしの生活、悪くないやんか」

答 :「そうやけど、なんかアホらしいわ」
   「飲んだかて、誰にも迷惑かけへんし」
   「飲めへん事自体が、ストレスになるわ」

問 :「ほなら何か、また飲むの?」
   「同じ事の繰り返しちゃうの」
   「同じとこぐるぐる回るだけやで」

答 :「・・・・・・・・」


それから(つづきです)

問 :「おい、君どうすんの?」
   「酒、やめるの、それともやめるのをやめるの」
   「どっち」

答 :「うっさいな、やいやい、言うな」
   「考え中や、考え中」
   「そやから、考え中はしばらく飲みません」

問 :「あっそ、えらいやんか」
   「かしこい、かしこい」

答 :「・・・・・(くっそー、ばかにしやがって)」



それから、それから(つづきです)

問 :「結論でましたか?」
   「なんか回りは、がんばれーとか、何でやの?
     とか、そんな感じやで」

答 :「飲みます」

問 :「え」「飲むの?」
   「あかんたれやなー」
   「最低」「アホ」「ボケ」「間抜け」

答 :「うっさい。最後まで聞け」
   「18年後や」

問 :「え」「なにそれ?」
   「また、変なこと言うてる」
   「どいうこと」
   「わかるように言うてみてみてみ」
                    

それから、それから、それから(つづきです)

問 :「止めるんやったら、ずっと止めたら」

答 :「そこまで人間できてへんよ」   
   「モルモン教徒やないからね」

問 :「そう、そうモルモン教の人て
    お酒飲めへんらしいね」

答 :「そうやねん、信仰てすごいね
    信じることが力になるんやから」

問 :「それは、おいといて」
   「18年後に飲み始めるっていうのは
    どおいうことやの」
   「おせーて」
                  

結論です(つづきです)

問 :「ひっぱるなー」
   「はっきりしてよ」
   「みんな怒ってるよ」

答 :「みんなて、誰やの」

問 :「みんなて、みんなやんか」

答 :「君はいつもみんな、みんな、みんなや」
   「なんで自分がないの」
   「人の顔色ばかり伺っておもろいか」

問 :「まあ、まあ、そう怒りなや」
   「それは、おいといて」

答 :「また、おいとくんかい」
   「結論はな、次回のお楽しみや」

問 :「ひっぱるなー」


やっと結論です。(たぶん)

答 :「笑うなよ」

問 :「笑えへんよ」

答 :「あのな、別居している息子が2才やねん。」

   「18年後に20才になったら、
    いっしょに飲みたいなと思てるんや・・・」

問 :「あほやな・・・」

答 :「うん、そやな・・・」


                   おしまい


●2005.05.13 05:17 (fri)
●2005.05.17 06:42 (tue)
●2005.05.17 23:43 (tue)
●2005.05.18 03:14 (wed)
●2005.05.18 13:33 (wed)
●2005.05.20 04:10 (fri)
●2005.05.20 09:04 (fri)
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 ゆるやかな自殺

ゆるやかな自殺/k氏の場合

1972年 夏

 k氏は、多感な少年だった。思春期にありがちなことだが、彼は人生に絶望していた。イデオロギーも愛も音楽も彼を救ってはくれなかった。
 彼はキッチンで安ウイスキー・1リットルびんの封を切り、いっきにラッパ飲みをはじめた。      ウイスキー特有の臭いが、鼻腔いっぱいにつき抜け死への恐怖がせまってくる。思わずビンから口を離してしまう。しかし彼はもう止まらない。意を決し再びビンに口をつけ残りを飲み干し、ぶったおれてしまった。遠のく意識のなか床の冷たさが心地よかった。  
1時間後

 彼は見知らぬ部屋で目覚めた。運良く(悪く?)外出から帰ってきた母親に彼は発見され、救急病院に運びこまれ一命をとりとめた。母親はkに言った。

母親:「なんてばかな事をしたの。」

k :「おれは死ぬことも出来ないのか・・・・」


エピローグ

その後もkは毎日のように酒を飲み続けた。
2005年 春 彼は断酒会に入会し、しらふの日々を手に入れた。こうして、33年間のゆるやかな自殺にピリオドが打たれたのだった。めでたし、めでたし

              おしまい



 konさんのホームページ
どもども。
18年間禁酒を宣言されたkonさんのホームページです。
ではでは。