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●まちもりコラム2003年4月号●戦争、開発、景観
 たまたま、山田風太郎の「戦中派不戦日記」を読んでいる時に、米英ライラク戦争がはじまりました。
 東京大空襲の戦火の中を逃げ回り、飯田に疎開して日々を送る医学生の、悲惨ながらもある種の青春を謳歌する日々、そして戦いの論理矛盾に悩む日々は、もしかしたらイラクの戦火の下の青春もそうでしょうか。
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 港区の(NPO)日本都市計画家協会事務局のそばにある愛宕山に花見に行ってきました。寛永三馬術という講談で有名というのは古いか、NHKが放送が日本ではじめてラジオ放送した山です。
 江戸開府時の都市計画で、掘割を作ったときの残土を盛り上げたとかで、都心にめずらしい緑に恵まれた場所です。
 それを都市開発に狙われて、この山の容積率をふもとに移転して巨大なビルが2本、今を盛りと咲く花の背景に、にょきにょきと建っています。
 赤坂の日枝神社も同様ですね。
 マア、考えようによっては、そうすることで、この山の緑が保たれているのですから、ありがたいともいえますが、そうしなければ保てないのも情けないともいえます。
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 新橋汐留再開発もにょきにょきと、巨大ペンシルビルが勝手な形で勝手な方向を向いて、なんとも過密に建ってきました。
 浜離宮から見ると、空がなくなってビル群に押しかけ借景をさせられて、21世紀の大名庭園はなんともはやお見事ななさけなさです。
 後楽園(本物の庭園のほう)も、東京ドームやらホテルやらと、スケールアウトな借景を押し付けられています。 
 東京には今、開発爆弾による風景破壊の戦火が立ちのぼっています。(030406)

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