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「あのね、いま思ったんだけど、ここって『死せる魂の会』とか名乗ってるクセして会員が誰もいないんだよね」 |

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「あら、いわれてみればそうよね」 |

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「だからあ、10万ヒットを機に大々的に会員をつのったりすればいいと思うんだ」 |

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「ふむふむ。で、会員をつのってそれからどうするの?」 |

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「あのね、二束三文のツボを開運ツボと称して会員に無理矢理脅して売りつけたあげくすぐさまトンズラ……あいたっ」 |

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「このうどん野郎! もっとマジメに考えなさい!」 |

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「てへへ……ごめ〜ん」 |

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「シコメちゃんはさっきから静かだけど、何かいいアイディアないかしら?」 |

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「グッ…グブッ……グブブッ……」 |

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「ああっ、いつのまにかシコメが憑霊状態にっ! アワ吹いてるよっ!」 |

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「ボッ、ボッ、梵天丸モッ、カクアリタイッッ! アブラゲッ! アブラゲクレッ!」
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「すっごーい、伊達政宗を降ろしちゃった!」 |

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「ちがうわよく見てサグメちゃん、名のある戦国武将の霊はケイレンしながらブリッジの姿勢であぶらあげを要求したりしないものよ。あれは政宗の名を借りた低級な動物霊よっ!」
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「ちっくしょ、だまされたー! よーし、こうなったら、“ドチリナ・オラショデ・ウントコ・ショ!” モンゴルの英雄チョイバルサンになーれっ!」 |

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「ああっ、サグメちゃんの姿かたちがたちまち中肉中背に! 今まさにモンゴルの英雄チョイバルサンが降霊せんとしているのねっ!」
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「ウウウ……ウラン・バートル!(日本語訳:猪口才な悪霊、小生とモンゴル相撲で勝負で御座る!)」
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「ハッキョイノコッタ! タラッタタラッタ!」 |

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「ああっ、バサラ大名を気取る低級霊とモンゴルの英霊が今まさにガチンコ相撲をっ! というか、なにもこんな狭い社務所の中でガチンコしなくてもっ! 社務所が壊れるっ! 社務所がっ!」(続く)
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