巫女さん座談会 第三十一廻
 
●●●登場人物●●●

ウズメさん
巫女さん(21) 
年長者で国粋主義者 
主な口寄せキャラはトキワ荘の人々
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サグメちゃん
巫女さん(18) 
ケミカルなナゴムギャル 
主な口寄せキャラは蒙古人チョイバルサン
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シコメちゃん
巫女さん(14) 
PTSDの幽霊族
主な口寄せキャラは低級動物霊
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〔すべての作画:うそつきさん〕







「みんなおはよー!」


「わーい、ウズメ姐さんだー、おはよー!」


「えーっ、ありえなくなーい? 遅刻だよー、時計みてよ時計ー」


「なに言ってんのようー、かわいい二人のために差し入れ買っていたら遅れちゃったのようー」


「え、マジで。それは嬉しいー!」


「あのね、そこのコンビニですごいものを手に入れちゃったのよー」


「なになにー?」


「そ・の・前・に! 二人の『正しい日本人度』チェックー!」



「えー、なんすかそれ?」


「問題です。『日本』『靖国』『韓国』『氏ね』、四つのキーワードを使用して文章を作りなさい」


「ちょっと待ってよ! 最後のキーワードの落としどころがわからないよ!」


「はーい、はーい、出来ましたー!」


「はい、シコメちゃんどうぞ」


「『靖国問題を持ち出して皇国日本にたてつく韓国と中国は氏ね』」


「はい100点! よくできました! いえー! パン!〔ハイタッチ〕」


「いえー! パン!〔ハイタッチ〕」


「待って、ちょっと! 採点基準がすごく偏向してると思います! もんのすごく!」


「『皇国』『中国』という隠しキーワードまで使用するなんて、シコメちゃんは正しい日本人の模範ね!」


「えへへー。それほどでもー」


「正しいもなにも、幽霊族はそもそも日本国籍持ってないっつーの」


「それに引きかえ正しくない日本人代表のサグメちゃん! あなたは、はい、あたしのこの素晴らしい差し入れを飲みなさい。飲み干しなさい!」


「うわーっ、い、いったいなんなの? このこがね色に輝く液体はっ!?」


「さあ、一息で飲み干すのよ、今こそこの魔法の液体『極烏〔きょくう〕』を!」


「……」


「……ん? どうしたの。ほら、ごくごくお飲みなさい、この『極烏〔きょくう〕』を!」


「……これは『極烏〔ごくう〕』と読むんだよ」


「……えっ? ……あっ」


「それにこれはただの烏龍茶だよ。飲むと極右になってしまうひみつ道具とかじゃないよ」


「えっ? ……あーっ」


「でもまあ、せっかくだからいただくよ」


「あっ、あっ」



「ごくごく。ぷはー。うめー。ごっそさん。またこんど買ってきてね」


「……せっかくあたしが、みんなに、ひっく、報国のこころざしを……ひっく、ひっく、もう、知らないっ! みんなみんな売国奴よーっ!」


「あっ、泣かないで! まって姐さーん!」


「げふー」