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「みんなおはよー!」 |

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「わーい、ウズメ姐さんだー、おはよー!」 |

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「えーっ、ありえなくなーい? 遅刻だよー、時計みてよ時計ー」 |

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「なに言ってんのようー、かわいい二人のために差し入れ買っていたら遅れちゃったのようー」 |

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「え、マジで。それは嬉しいー!」 |

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「あのね、そこのコンビニですごいものを手に入れちゃったのよー」 |

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「なになにー?」 |

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「そ・の・前・に! 二人の『正しい日本人度』チェックー!」
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「えー、なんすかそれ?」 |

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「問題です。『日本』『靖国』『韓国』『氏ね』、四つのキーワードを使用して文章を作りなさい」
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「ちょっと待ってよ! 最後のキーワードの落としどころがわからないよ!」 |

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「はーい、はーい、出来ましたー!」
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「はい、シコメちゃんどうぞ」 |

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「『靖国問題を持ち出して皇国日本にたてつく韓国と中国は氏ね』」 |

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「はい100点! よくできました! いえー! パン!〔ハイタッチ〕」
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「いえー! パン!〔ハイタッチ〕」 |

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「待って、ちょっと! 採点基準がすごく偏向してると思います! もんのすごく!」 |

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「『皇国』『中国』という隠しキーワードまで使用するなんて、シコメちゃんは正しい日本人の模範ね!」 |

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「えへへー。それほどでもー」
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「正しいもなにも、幽霊族はそもそも日本国籍持ってないっつーの」 |

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「それに引きかえ正しくない日本人代表のサグメちゃん! あなたは、はい、あたしのこの素晴らしい差し入れを飲みなさい。飲み干しなさい!」 |

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「うわーっ、い、いったいなんなの? このこがね色に輝く液体はっ!?」 |

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「さあ、一息で飲み干すのよ、今こそこの魔法の液体『極烏〔きょくう〕』を!」 |

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「……」 |

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「……ん? どうしたの。ほら、ごくごくお飲みなさい、この『極烏〔きょくう〕』を!」 |

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「……これは『極烏〔ごくう〕』と読むんだよ」 |

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「……えっ? ……あっ」 |

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「それにこれはただの烏龍茶だよ。飲むと極右になってしまうひみつ道具とかじゃないよ」 |

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「えっ? ……あーっ」 |

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「でもまあ、せっかくだからいただくよ」 |

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「あっ、あっ」
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「ごくごく。ぷはー。うめー。ごっそさん。またこんど買ってきてね」 |

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「……せっかくあたしが、みんなに、ひっく、報国のこころざしを……ひっく、ひっく、もう、知らないっ! みんなみんな売国奴よーっ!」
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「あっ、泣かないで! まって姐さーん!」 |

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「げふー」
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