〜来夏との日々〜
来夏との付き合いは、もうかれこれ 15年ほどになる。
最初に出合ったのは、確か品川の高輪にある店だったと記憶している。高輪には、当時勤務していた会社の保養所があった所で、その近くに来夏との出合いの店があった。
この店は、写真の月刊雑誌に載っていたので 私は以前から興味を持っていた。
会社の研修か何かがあった後で、気分転換に出掛けた店に お目当ての来夏が居た。来夏と初めて直面した時、私は、その姿に引き寄せられてしまって、思わず「触らせてもらってもいいですか」といったら、「どうぞ」と来夏が私の前に、私はドキドキしながら、来夏のボディを両手で受け止めた。心地よい感触が掌に伝わり、右手人差し指に掛かったボタンをソット押すと、カチャッと軽快な機械音が鼓膜に響いた。この瞬間に私は、エライ病気に感染してしまったようだ。病名は 「ライカ症候群」 というのだそうな。
まもなく、我が家の居間に来夏1号が居座ってから、次々と手を出してしまい、2号・3号・4号・・・・・・・12号とまで囲うようになってしまいました。そして、この来夏たちのレンズやアクセサリーを探し求めて、今日もカメラ中古店を彷徨っている。
我が家へお出で下さったライカたちを 私は、来夏と呼んで慈しんでいる。その訳は、いつか夏に女の子の孫が産まれたら名前にと密かに思い続けていたのだが・・・・・・・・。
重症患者?の私であるが、健康保険や介護保険は役立たずだし、特効薬もないが 来夏たちに囲まれていれば、ご機嫌なのです。
私は、来夏で写真を撮るときは モノクロと決めています。何故なら、私のライカレンズは、中古の時代ものなので カラー向きではないと自己判断しているのです。モノクロ写真は、難しいが気軽にやっています。
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