いま私の手には、『青鴉の手記』というノートのコピーがある。100冊以上も残されたこのノートは、長谷川濬という男が1952年から死ぬまで書きつづけていたものだ。まだ全部読んでいるわけではない。
日記というよりは、作品メモ、試作、感想雑記、読書ノートとともいえるこの手記を手にし、読むなかで、長谷川濬という男の魅力にとりつかれてしまった。
長谷川濬という作家の足跡をたどる旅がはじまる。長い旅になるだろうと覚悟を決めている。長谷川濬は、それだけ大きな存在感をもつ作家である。
【連載注:長谷川濬の次兄・
二郎の「
」の文字はJIS第二水準までにないため、画像を使用しています。】
(うっかりしていると「りん二郎」という表記になっている場合もあります)
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