ジネット
わたしの名前はジネット。60になったばかりです。夫に死別してもう15年になります。子供がふたりいて、ひとりは40になる息子で、結婚して遠くに住んでいます。もうひとりはまだ家にいる28歳の娘です。
夫とは幸せでした。性生活にも満足していました。わたしは色情狂とまではいかないまでも、とても性欲の旺盛な女でした。夫はそんなわたしを充分満たしてくれました。
夫が交通事故で急死したショックから立ち直るのに何ヶ月もかかりましたが、喪に服している間にわたしは自分の性欲を思い出のなかに封印してしまいました。まだ娘が子供でしたから養ってあげなくてはならず、生活に追われるようになったのが救いでした。ところがその娘に、わたしの体のなかに眠っていた女を目覚めされられてしまったのです。
生活費を稼がなくてはならなくなったわたしはブティックの店員として働いていましたから、娘は学校が終わったあと、ひとりで家にいることがよくありました。
ある日、予定より早く帰ってみると、いつもならテレビの前にいる娘がいませんでした。時々お友達のところへ遊びに行くことがありましたからその時もそうだろうと思いました。シャワーを浴びるつもりで靴を脱いで二階へあがっていきました。娘の部屋の前を通りかかったとき呻き声が聞こえました。体の具合が悪いのかと思ってなかに入ったわたしは立ちすくみました。娘が服を着たまま、といってもスカートを捲り上げてパンティーを脱ぎ捨てて、ベッドに横になっていたのです。娘はわたしを見るとばつの悪そうな顔をしてスカートを下ろしました。ばつが悪かったのわたしも同じでしたが、娘が何をしていたのかは勿論わかりました。娘がそんな年(とし)になっていたことをわたしはすっかり忘れていました。
叱った方がいいのか、それとも、わたし自身も思春期に同じ事をしていましたから、何も恥ずかしいことではないと言ってやるべきか、迷いました。結局わたしは何も言わずにドアを閉めて浴室へ向かいました。湯船にお湯を入れながら裸になりました。わたしは頭のなかでさっきの光景を反芻していました。
湯船に浸かると心地いい暖かさが体を包み込みました。胸に手を這わせたわたしはびっくりしました。乳首が硬くなって立っていたのです。乳房を撫ぜているうちますます乳首が勃起してきました。指先で抓(つま)んだり引っ張ったりしました。すると血が騒ぎはじめました。いつ終わるとも知れないような震えが全身に来て、下腹部がもぞもぞしてきました。いつの間にか片方の手が胸を離れて性器へ這って行っていました。触ると割れ目がうっすらと開いていて、小陰唇が大きくふくらんでいました。中へ指を滑り込ませてゆっくり出し入れしました。いい気持ちでした。割れ目の上の方へ指先を這わせました。クリトリスが久しぶりに鞘から顔を出し始めたところでした。わたしのは太くはありませんがとても長いのです。
親指と人差し指で抓んで、小さいペニスのようにしごきました。快感の波動が体をわななかせて走りました。もう一方の手の二本の指を割れ目に入れました。第二間接のところまで入るか入らないかのうちに、わたしは抑えようのないすごい喜悦に襲われて思わずうれしい声を出してしまいました。わたしは女に戻ったのでした。
その日以来、自分を慰めない日は一日としてありません。ひとりで迎えるあの幸せな瞬間が待ち遠しくて、一日中そのことばかり考えています。家に帰るまで待ち切れなくなって勤め先のお店のトイレでしてしまうこともあります。
大抵の場合、わたしは夫との性交渉を思い出して雰囲気を出します。不思議なことにほかの男性とセックスがしたいと思ったことは一度もありません。
エッチな文章を読みながら慰めることもあります。そうすると強いオルガスムが得られやすいからです。アクメに上り詰めさせてくれるのは何故かいつもマスターベーションを描いた文章です。
娘のジュスティーヌが18のときのことです。あの娘(こ)にはボーイフレンドがいませんでした。わたしはそれはいけないことだと思っていました。ずいぶん前から娘がオナニーをしていることを知っていましたから、このままでは歪(ゆが)んだ快楽趣味に奔(はし)ってしまうのではないかと心配だったのです。
この話を切り出せないでいたところ、ある日の夜、あの娘(こ)の方からいいきっかけを与えてくれました。
「ママはどうして再婚しないの?」
「そんな必要がないからだわ。必要もないのに結婚してあなたに義理の父親を押し付けるなんてばかげてるでしょう?ひとりになって5年になるけど、そばに男の人がいてくれたらなんて一度だって考えたことはないわ」
すると娘は実にあっさりと言いました。
「でもこれから先ずっと自分で慰め続けることなんかないわ」
わたしが唖然としていると娘は続けてこう言いました。
「ママが夜ベッドで声を出しているの知らないと思ってるの?ママがエッチな本を読んでるの知らないと思ってるの?わたしはもう寝ていると思ってたんでしょうけど、わたし見たこともあるのよ、ママがソファーに寝そべってエッチな本を読みながら股に手を入れているところ。大きなため息洩らしてたわ。わたしママがイクまで見てたの。わたしもママの本読ませてもらったことあるけど、我慢ができなくなっちゃった。だからママの気持ちよくわかる」
「わたしの場合は別に変なことじゃないわ。でもあんたはそんなことしなくたって.....」
「男の子といろいろ付き合ってみたわ、でもわたしを幸せにしてくれる男なんてなかなかいないのよ。みんな自分だけ気持のいい思いをすればそれでおしまい!だから満たされないわたしは自分で慰めるしかなくなって、それで味をしめちゃったの」
その夜以来、ジュスティーヌとわたしは馴れ合いの仲になってしまいました。お互いの前でするところまでは行きませんが、よがり声をわざわざ押し殺すような気兼ねがなくなって、お互いの声に興奮してふたり同時にイクことも珍しいことではありません。わたしたち母娘(おやこ)の朝の日課は、色っぽい目の隈(くま)のコンテストです!
原文:ジネット