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04年3月19日 名文 畑正憲の作品は読んだことがない。読みたいと思ったこともなかった。 筒井康隆の角川文庫本版「日本列島七曲り」に付されている畑氏の「解説」を読んで感心した。 平凡な文章である。しかし唸ってしまった。ひとつの文章のあり方として考えさせられた。例えば座談会での印象をつづった次のような件(くだり)。 「あある一つの問題が提起されると、氏は実に多くの情報を持出し、来年はこうなるだろうという魅力に飛んだ予測をされた。その態度は、政治から科学の分野に至るまで、変わるところがなかった。 私はそういった氏の素晴らしさに圧倒され続け、やっと終わり近くに、来年もミニスカートが流行してくれればいいと、細い声で呟いただけだった。」 |