−−− 出来は悪いけど自慢のドラ息子 −−−
タイガース・メッセージボード
ひとこと書き込んでいってください。
メールマガジン
購読・解除

最新情報へ

2003年10月の出来事

日本シリーズ第1戦   ダイエー  5−4  阪神
日本シリーズ第2戦   ダイエー 13−0  阪神

日本シリーズ第3戦   阪神  2−1  ダイエー
日本シリーズ第4戦   阪神  6−5  ダイエー
日本シリーズ第5戦   阪神  3−2  ダイエー
日本シリーズ第6戦   ダイエー  5−1  阪神
日本シリーズ第7戦   ダイエー  6−2  阪神
新コーチに
平田、中西、福原
10月31日、ヘッドコーチに平田勝男氏(44)、投手コーチに中西清起氏(41)、内野守備走塁コーチに福原峰夫氏(46)の就任を発表した。
平田氏 「星野前監督の下で2年間、監督付き広報として働き、戦略や戦術を間近で学んだ。またマスコミが戦力であることも分かった。星野前監督は島野前ヘッドコーチを”おれの右腕どころか両手両足だ”と言っていた。自分も岡田監督からそう言われるように頑張りたい。若手を底上げし、新戦力を育てたい。ものすごくプレッシャーがかかっている。」
中西氏 「期待と不安が半々。」
福原氏 「監督をほかのコーチ陣と一緒にサポートしていきたい。」

新コーチは7日の秋季キャンプから合流する予定。
旧コーチ退団 田淵チーフ打撃コーチ、西本投手コーチ、達川バッテリーコーチ、長嶋守備走塁コーチの退団が発表され、球団事務所に退団のあいさつを行った。
田淵氏 「2年は早かったが、満足感はある。また阪神にお世話になって良かった。浜中はある程度、完成に近づいた。あとは自分の力で起承転結の結を作り、真の4番になって欲しい。」
西本氏 「チームに少しは貢献できたかなとは思う。選手に助けられ、いい経験をさせてもらった。今後の選手の成長を楽しみにしている。」
達川氏 「星野監督の下で1球の重みと大変さを学んだ。優勝といういい思い出ができた。精いっぱいやったので、悔いはない。」
長嶋氏 「他球団から請われて退団するのは、阪神のレベルが上がったことだと思う。阪神での経験を生かし、中日でも頑張りたい。」
他の新コーチ候補 前オリックスコーチの中尾孝義氏、前ダイエーチームスタッフの金森栄治氏、前中日コーチの加藤安雄氏のコーチ就任も決まるようだ。
伊良部がFA宣言 10月31日、FA権を取得した伊良部が球団から残留交渉を受けたが、その席上で権利行使の意思を伝え、FA宣言の手続きを取った。
伊良部 「権利を行使させていただくということです。」
野崎球団社長 「契約年数についてはクリアしたが、金額の差はあと少し、という感じではなかった。ただ、阪神への愛着は強いものを感じた。伊良部選手から具体的な希望額は出ていないが、差は大きいと思う。」

今季総額2億2000万円で単年契約していたが、球団側は2年契約の4億円プラス出来高、総額で5億円を提示したとみられる。球団側は今後、伊良部と電話で交渉を続けていくという。
岡田新監督 「下柳同様、白星だけでなく若い投手の精神的な柱として必要な選手。」
前西武・細見投手が合格 10月31日、入団テストで前西武の細見和史投手が合格したと発表した。
細見は7日からの秋季キャンプに参加する。
優勝監督賞 10月31日、プロ野球コンベンションが福岡市内で開かれ、ダイエーの王監督、阪神の星野前監督がセ、パ両リーグ会長特別表彰として、それぞれ優勝監督賞と最優秀監督賞を受けた。
筋トレ方針 岡田新監督は秋季キャンプからウエートトレーニングを強化して筋力アップに励む方針。
岡田新監督 「ダイエーに最後にすごいのを見せられたからな。腕力だけではダメ。強い体、下半身や背筋力をやらせなアカン。秋季キャンプではウエート強化を重視する。それは全体メニューやね。」
また、オフのジム通いも勧めている。
岡田新監督 「金本のようにあそこまでやり方を持ってくれればいいな。」
選手への手助けとして、来春のキャンプまでに筋トレ専門に指導するポストも新設する予定だ。
岡田新監督多忙 10月30日、岡田新監督が私服でグラウンドに姿を見せ、入団テスト後、ヘッドコーチ就任が有力な平田広報や、佐藤投手コーチらの首脳陣と秋季キャンプの参加メンバーなどについて話し合った。
岡田新監督 「実感がわくのは倉敷のキャンプからになるかな。やることが多く、すごく大変なことをやっているのは私服でも実感する。」
入団テストに11人が受験 10月30日、鳴尾浜で入団テストを行い、11人が受験した。
黒田編成部長 「何人かいい選手がいた。明日にでも本人に連絡する。」
岡田新監督 「2軍監督やコーチの時も入団テストは見てきたが、今年は今まで以上に深く見てしまう。」
広沢が現役引退

10月30日、広沢が今季限りで現役を引退すると発表した。
今後は野球解説者となる。
広沢 「いい19年間だった。後悔はない。体力も技術もまだ若い子に負けない自信はあると確信しているが、自分も家庭人。ボロボロになってもやる生き方もあるが、単身赴任が4年になり、息子が2人いるが今度は一家族の長として、家庭に戻って子どもたちに父親らしいことをしてやりたい。プロ野球選手の子どもなのに下手などと言われていたようだ。これまではキャッチボールもしてやれなかった。子供がいろんな障害にぶち当たった時、母親1人ではうまくいかなかった。自分ばかりが夢を追うのはいけないと感じた。家族のために東京に戻る。彼らに野球や勉強を教え、時に遊んでやることも人間として大事なこと。楽しいことも苦しいこともあったが、悔いはない。日本シリーズ最後の打席は星野監督からの最高のプレゼントだった。田淵コーチにも最後の思い出に、3回思い切り振ってこいと言われ、目を潤ませ打席へ立った。最初の空振りで当たらないと観念したが、まさかホームランになるとは。神様はいるんだな。野村さん、長嶋さんをはじめ、最後に大学の先輩でもある星野監督。上司に恵まれ、幸せな野球人生だった。心残りはないとは言えないが、それを精算するだけの思い出がある。この球団で終れるのは嬉しい。」

FA3投手について

野崎球団社長は、今季FA権を取得した伊良部、下柳、藪の3選手と近日中に交渉し、FA権行使の有無の確認を行い、残留要請う意向を示した。そして交渉の席に代理人を同席させず、本人とだけ話し合う方針だ。
野崎球団社長 「3人とも大事な戦力。交渉の中で金銭面の提示もあり得る。年俸交渉についての代理人は機構と選手会で認められているが、FA交渉はそうなっていないと理解している。」
またアリアス、ムーア、リガン、ウィリアムスについては残留の意向。
野崎球団社長 「4選手とも残留方向で検討している。」
今季途中で帰国したポートはそのまま退団する予定。

筒井に指名あいさつへ 10月30日、ドラフト自由獲得枠での獲得を目指す愛知学院大・筒井和也投手に11月4日に指名あいさつを行うと発表した。
スカウトが愛知学院大を訪問し、そのまま阪神入りを表明すると見られる。
阪神は自由獲得枠で鳥谷敬内野手(早大)の獲得も目指している。
安藤が日本代表合流 安藤が日本代表に合流し、阪神から唯一の参加となった。
安藤 「日本代表の前に阪神代表ですから。赤星さんの分まで頑張りたい。」
練習ではブルペンで城島とバッテリーを組んだ。
長嶋監督 「すごい球を投げていた。速くて重そうだ。」
来季の戦力構想 岡田新監督が浜中・安藤・今岡・喜田について言った。
岡田新監督 「浜中は肩を治すのが先。投げられるようにならんとな。一塁なんかで使うつもりはない。外野で勝負していくんやから。開幕は大丈夫と聞いてる。何ともなければ4番で使う。安藤はいつか先発でやってくれたら。きのうも星野前監督に相談してたんや。安藤をどう使えばいいと思いますかって。今岡は大きいのが打てる。30本打ってくれれば。来年はベンチ入りの競争が激しくなる。喜田あたりには、左の代打の切り札になれる可能性がある。」
井川がMVP 10月29日、プロ野球担当記者の投票により、セ・リーグのMVPに阪神の井川、パ・リーグのMVPにダイエーの城島がそれぞれ初めて選ばれた。
井川 「いやもう本当にびっくりですね。1年間ローテーションを崩さなかったことと20勝が評価されたと思う。チームがたくさん点を取ってくれたおかげで勝てたんで。1年間組んでもらった矢野さんのおかげだと思っています。今年はチェンジアップが悪かったので修正していきたい。原因はいろいろあるけど、勇気を持って投げられれば大丈夫だと思います。自分の仕事は決まっているんで。ケガしないようにやっていきたい。」
投票が開票されると、1位票では阪神の矢野が勝ったが、3位票までの合計で矢野に4点差をつけて井川が計571点であった。
新人王は巨人の木佐貫と、ダイエーの和田。
ベストナインに最多5人 セ・リーグベストナインは阪神から球団史上最多の5人が選ばれた。

投手  井川慶(阪神・初)
捕手  矢野輝弘(阪神・初)
一塁手 アリアス(阪神・初)
ニ塁手 今岡誠(阪神・2度目)
三塁手 鈴木健(ヤクルト・初)
遊撃手 ニ岡智宏(巨人・初)
外野手 赤星憲広(阪神・初)、ラミレス(ヤクルト・初)、福留孝介(中日・2度目)

矢野 「あんまりこういう選手はいないのかなと思うし、長くかかった分、余計うれしい。」
今岡 「成績を考えても、目に見えて頑張っているというのが分かると思う。この状態を続けられるようにしたい。」
神社、ファンに優勝報告 10月29日、星野前監督が桧山・今岡・久万オーナー・野崎球団社長と共に西宮市の広田神社、西宮神社を参拝し、セ・リーグ優勝の報告を行った。
そのあと兵庫県西宮市役所を訪れ、約1500人の虎ファンが詰めかけ市消防音楽隊が「六甲おろし」を演奏して迎えた。
星野前監督 「日本一の報告をしたかった。来年は皆さんにうれし涙を流してもらえるよう頑張るので、甲子園に行って叱咤激励してほしい。」
星野前監督らは午後、芦屋市、尼崎市でもで優勝報告した。
星野前監督、NHK解説に 10月29日、NHKは星野前監督を、来季から同局専属ではなく、ゲスト解説者として迎えることを明らかにした。
専属契約は結ばず、月に一、二回程度の出演で、阪神球団も了解しているという。
岡田新監督、あいさつ回り

10月29日、岡田新監督は球団事務所などにあいさつ回りした。
岡田新監督 「本当に忙しい、時間がないよ。おれとしては1年目。守りに入るつもりはない。ダイエーの選手とのパワー差を感じた。まずは体力をつけ、そこから個々のテーマに合わせて鍛えていきたい。」
30日は鳴尾浜で行われる入団テストを視察し、秋季キャンプに参加する選手の振り分けを行う。そして11月7日から秋季キャンプが倉敷で行われる。

新コーチ招聘へ 岡田新監督は新体制の整備も急務で、平田勝男監督付き広報課長がヘッド格で現場復帰、投手コーチに中西清起氏、守備走塁コーチに前中日守備走塁コーチの福原峰夫氏、一軍打撃コーチにダイエーの金森栄治スコアラーを招聘に動いている。
ダイエー・佐藤球団本部長 「金森氏について阪神から打診を受けた。本人にとっても、いいことだと思う。」
岡田新監督 「パレードまでに決めたい。」
御子柴が監督付広報 10月29日、阪神OBの御子柴進氏の入団を発表した。岡田新監督の監督付広報を務める。
FA、外国人は残留希望 岡田新監督はFAを取得した選手や、現行外国人選手の来季残留を希望する考えを示した。
岡田新監督 「FAは球団に任せる。権利だから行使するのは自由。伊良部、下柳、藪の3人で31勝。現場としては残ってほしい。外国人は変える必要がない。」
外国人3投手が帰国 10月29日、ムーア、リガン、ウィリアムスの3投手が関西空港発の飛行機で米国に帰国した。
ムーア 「日本シリーズの悔しさをばねにして、来年に備えたい。」
ウィリアムス 「来年も阪神でプレーしたい。」

アリアスは30日に帰国予定。
赤星、全治1カ月

赤星が28日に大阪市内の病院で「左ひじ内側側副靱帯損傷」で全治1カ月と診断され、「アサヒビールチャレンジ アジア野球選手権2003」の日本代表入りを辞退した。
赤星 「野球をやってることすらしんどい状態だった。代表で代走でも守備固めでもいいからチームに貢献したかった。今の自分ではすべてがマイナス要因になると思い、辞退を決めた。全日本は特別で、この状態でも行きたかった。でも日本シリーズで走るのにも影響があると分かったし、迷惑を掛けられない。」
長嶋監督 「チームにとって痛い。特に守備力が。仕方がないことだが。代わりの選手を入れるには、この時期では。21人で札幌を乗り切ろうということになった。」

30日に入団テスト 10月30日に鳴尾浜球場で入団テストを行うと発表。前近鉄の小野仁投手ら11人が受験する予定。
長嶋コーチは中日へ 中日の西川球団社長は落合新監督の意向から、阪神退団が確実な長嶋守備走塁コーチを来季の野手コーチとして招く意向を明らかにした。
正式な退団発表を待って交渉、契約する方針。
シリーズ終了後 星野監督はシリーズ終了後、口にした。
星野監督 「全力で走ってきたよ。もう少し、若くて体力があれば、来年もやりたかった。もっとチームを強くできたはずなんや。」
だが日頃から2人の娘は、常々、父の体調を心配して口にしていた。
 「私たちには、もうママはいない。これでパパもいなくなったら、どうやって生きていけばいいの。」
この言葉を繰り返し聞いて、身を引く事を決めたようだ。
星野監督 「選手に感謝したい。阪神に来て誇りに思う。あのチームが147試合まで戦って日本一に王手までかけた。4敗したからと言って評価が変わる訳やない。選手、コーチ、裏方、みんなに感謝したい。次の人は、しっかりとやってもらいたい。その道筋だけはつけた。きっかけだけは作った。まずは自分なんや。」
帰阪、オーナー報告 10月28日午前、選手はやや疲れた様子だが、午前10時25分発のぞみで福岡を発った。
午後零時半すぎ、新神戸駅に到着し、約50人の地元ファンが出迎えた。そしてナインは甲子園で解散した。
また、星野監督は岡田守備走塁コーチを伴って大阪市内の阪神電鉄本社に久万オーナーを訪ね、シーズンと日本シリーズ終了の報告をした。
察したファンが電鉄本社を取り囲んで大騒ぎとなった。監督が姿を見せると、大声援が沸き起こり、一部のファンがメガホンを打ち鳴らしたほか、監督が乗った車を取り囲んで出発できない状態となった。
星野監督 「うれしいよ。心変わり? もう決めたことだから。」
星野監督退任、
岡田新監督を発表
10月28日、大阪市内のホテルで星野監督の退任と、次期監督に岡田彰布守備・走塁コーチが昇格を発表した。
星野監督は健康上の不安から、2年で退くことになったが、今後はアドバイザー的な立場で球団に残る。島野ヘッドコーチ、田淵チーフ打撃コーチもユニホームを脱ぐ。
岡田新監督の契約年数は未定。
久万オーナー 「1カ月ほど前、星野監督から”体調が悪いので監督を辞めたい”と申し出があった。監督の主治医の意見も”続ければ命が危ない”ということだったので、残念ながら退任を承知した。岡田新監督はいずれは監督になる人だと思っていた。ちゅうちょなく選ぶことができた。」
星野監督の言葉 星野監督 「タイガースの監督を1年やるのは想像を絶する精神力、体力がいる事を身にしみて実感した。今シーズンは6月以降、非常に長かったし、きつかった。途中倒れることがあれば、選手、ファンに大変迷惑がかかる。やはり若くて元気な人にバトンタッチした方がいい。選手が今の姿勢で岡田新監督の下で前へ突き進めば、私が果たせなかった日本一は近い将来できると確信している。
名門・阪神を背負うのは大変なことだな、と身を持って経験した。タテジマの重さは、着た者でないとわからない。達成感はないですね。昨日勝っていれば、あったかもしれないが。まだ道筋をつけただけだ。岡田監督が、しっかりした道を作ってくれればいい。選手には最後のミーティングで、負けたけど胸を張って関西に帰ろうと伝えた。涙でかすんで見えませんでした。今後はタイガース中心なんでしょうが、いろんな形で皆さんにお世話になるだろう。現場には口を出さないし、出してはいけない。そういう男じゃない。新監督は18年前の日本一と、昨日の悔しさを身を持って感じた唯一の男。常に日本一という目標を頭に置いて、チーム作りをしてもらいたい。阪神ファンがいなければ今年の栄光はなかった。」
岡田新監督の言葉 岡田新監督 「来年からやってもらうという言葉をもらい、若さと誠意を持ってやらせて頂きますと返事しました。ことしの優勝が来年以降無駄にならないよう、常勝チームにするために、若さを前面に出して勉強しながら頑張っていきたい。
星野監督が来年もやるもんだと思っていたので、少し悩むというか、まずリーグ優勝したことが頭をよぎり、プレッシャーになったのは事実。先輩たちと話し、徐々に気持ちになった。まだ頭の中は真っ白で来年のことは考えてない。今季は星野監督から三塁コーチとして試合のポイントや小さなことまでいろいろ教わった。気持ちの問題。今までの阪神になかったと言われていた部分だ。細かいアドバイスも頂き、すごく勉強になった。監督と違う野球をする必要もないし、やろうとも思わない。若さをプラスアルファして、あとは継続していきたい。浜中、関本ら若手が成長したと思うけど、まだまだ足りない部分もある。今のメンバーをベースに個々の選手がどれだけ伸びるか。日本一という最終目標が残ったのだからキャッチフレーズも変えるつもりはない。阪神の監督はすごく重みのあること。プレッシャーを感じながら、それでも目標を成し遂げたときはそれ以上の感激があると思う。常勝チームにするために若さを前面に出して、常に勉強しながらやっていきたい。期待してもらって結構です。」
選手のコメント 今岡 「感謝の気持ちでいっぱいです。リーグ優勝ができて日本シリーズを経験させてもらった。ぼくだけじゃなく、チームみんないい思いができた。」
井川 「監督が決めたことなので、自分がどうこう言うことじゃない。投手心理を分かってくれる、自分にとってはやりやすい監督だった。」
星野監督の肩書 星野監督の肩書について検討中で、勤務は非常勤になるようだが、正式な処遇は未定。
野崎球団社長 「星野監督が持っている能力というかネットワークはタイガースとして手放す手はない。ご自由に評論家とかもやってもらい、これまでになかった形になるんじゃないか。」
星野監督は11月3日のリーグ優勝祝賀パレード、11月23日のファン感謝デー、12月の優勝旅行にも参加する予定。
星野・王に正力松太郎賞 プロ野球の発展に貢献した選手や監督に贈られる「正力松太郎賞」選考委員会が開かれ、ダイエー・王監督と、阪神・星野監督の受賞が決まった。
星野監督は初受賞で賞金500万円が贈られる。2人同時の受賞は1994年の長嶋監督(巨人)とイチロー外野手(オリックス)以来。
川上委員長 「星野と王ともに甲乙つけがたいということになった。今回限りで2人に正力賞を贈りたい。」
星野監督 
「野球人として身に余る光栄。賞をもらうために戦ってきたわけじゃない。自分が代表してもらったが、これはスタッフ全員のものだ。」
シリーズ史上最高記録

プロ野球実行委員会がコミッショナー事務局で開かれ、日本シリーズの入場料総額、入場者総数がともに史上最高だったことが報告された。
入場料は14億713万2000円。入場者は7試合で28万9640人。
入場料の選手への分配金は総額でダイエーが1億1071万5490円、阪神が7381万327円、球団への分配金はともに3億1304万633円となる。選手1人当たりの分配金は平均でダイエーは約276万円、阪神は約184万円。

日本シリーズ第7戦

ダイエー 6−2 阪神
10月27日 福岡ドーム
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪神 0 0 0 0 1 0 0 0 1 2
ダイエー 2 0 3 0 0 1 0 0 X 6
阪神
今 岡
赤 星
金 本
桧 山
アリアス
DH 浜 中
矢 野
藤 本
関 本
ムーア
ダイエー
村 松
川 崎
井 口
松 中
城 島
バルデス
DH ズレータ
柴 原
鳥 越
和 田
バッテリー (阪神)ムーア、リガン、吉野、ウィリアムス―矢野
(ダイエー)和田―城島
(勝)和田 1勝
(S)-
(負)ムーア 1敗
本塁打 (阪神)関本1号ソロ、広沢1号ソロ
(ダイエー)井口2号2ラン、城島3号ソロ、4号ソロ
観衆36、341

阪神は1回、先頭の今岡が中前打、赤星の投前バントがセーフとなって無死一、二塁。しかし金本右飛、桧山は二ゴロ併殺。
ダイエーはその裏、先頭の村松が内野安打、続く川崎四球、井口が三塁ゴロで1死二、三塁。ここで松中が右中間に2点二塁打。
3回には1死から川崎が左中間二塁打し、井口が右中間中段に2ラン。さらに2死後、城島もソロ本塁打。
阪神は5回、1死後、関本がバックスクリーン左へソロ本塁打。さらに今岡がセンター前、赤星がレフト前して1死一、二塁。しかし金本がセンターフライ、桧山は見逃しの三振に倒れた。
ダイエーは6回、先頭の城島がこの試合2本目のソロアーチ。ここで福岡ドームにはウエーブが巻き起こった。
阪神は9回、2死から代打広沢がレフトスタンドへソロ。しかし最後は沖原が三振に倒れて、ダイエーの日本一が決まった。
星野監督 「今日の試合を振り返ってもしようがないやろ。選手たちは147試合も戦ってきた。ご苦労さんと言ってあげたい。4敗したからといって1年をそれだけで評価はできない。また頑張っていけば、来年以降、日本一がつかめる時が必ずくる。」
ダイエー・王監督 「2勝3敗からの逆転優勝が出来て感無量。ただただ一言、嬉しいです。本拠地で、1年間支えてくれた皆さんの前で日本一が決められて最高です。阪神は前評判通りのチームでした。ただ、長打力で我々の方が上回っていた。互角の戦いが出来て、お互いにいい思い出に残るシリーズだったと思います。」
MVPは杉内俊哉投手(ダイエー)、敢闘選手賞は金本知憲外野手(阪神)。優秀選手賞は井口(ダイエー)、城島(ダイエー)、桧山(阪神)。
星野監督が辞意 星野監督は日本シリーズ第7戦でダイエーに敗れた試合後、報道陣に囲まれて退任する意向を明らかにした。
星野監督 「選手にありがとうと言いたい。阪神での2年間はおれの人生の中でも全力で走ってきた。これからゆっくり寝られるな。阪神のユニホームを着たことは誇りに思える。あとは次の人にしっかりやってもらいたい。阪神も今の姿勢でやっていければ近い将来、日本一になるよ。おれは自由人。やっと自由になれる。」
球団からは28日にも発表される見込み。
ムーア完敗

先発のムーアは3回5失点。
ムーア 「この試合に関しては完敗。非常に残念だが、ことしは素晴らしい年だった。」

桧山が優秀選手賞 桧山は優秀選手賞。
桧山 「7試合多くできたことを幸せに思う。いい経験ができた。あと一つ勝つことの難しさが分かった。来年の課題。」
金本は悔しさいっぱい

敢闘賞を獲得した金本は悔しさであふれていた。
金本 「力がないということやね。今日の試合はすべてで力の差を思い知った。」

岡田コーチのコメント 岡田守備走塁コーチ 「おれだけじゃなく、いい経験になった。負けたことでいい目標ができた。次期監督? 今はそんなことは考えていない。」
選手のコメント 関本 「スタメンはアップ中に監督から言われました。打てたことは自信にしていいと思う。」
井川 「タイトルも取れたし、けがなくできた。少し休んでまた来年ですね。」
今岡 「いい感じでできた。最高の舞台の経験を生かしてステップアップしたい。」
吉野
 「経験できたことを次に生かしていきたい。星野監督にメンタル面で強くしてもらった。日本一にできなくて悔しい。」
矢野 「ダイエーはピッチングもバッティングもそつがなかった。」
広沢が引退示唆 広沢が第7戦終了後、報道陣に今季限りでの現役を引退する意向を示唆した。
広沢 「決めている。個人的ことは後日ですね。」
日本シリーズ第6戦

ダイエー 5−1 阪神
10月26日 福岡ドーム
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪神 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
ダイエー 2 0 1 0 0 1 0 1 X 5
阪神
今 岡
赤 星
金 本
桧 山
アリアス
DH 浜 中
片 岡
矢 野
藤 本
伊良部
ダイエー
村 松
川 崎
井 口
松 中
城 島
バルデス
DH ズレータ
柴 原
鳥 越
杉 内
バッテリー (阪神)伊良部、福原、吉野、石毛―矢野
(ダイエー)杉内、岡本―城島
(勝)杉内 2勝
(S)岡本 1S
(負)伊良部 2敗
本塁打 (阪神)桧山1号ソロ
(ダイエー)井口1号2ラン、バルデス3号ソロ
観衆36、619

イエーは1回、1死から川崎が投前にバント安打し、続く井口が右翼席最前列に2ラン。
3回には先頭の川崎が四球、二盗し、ここで井口の高く跳ねた当たりを藤本が後逸する間に、1点。ここで伊良部から福原に交代。
阪神は4回、桧山が右翼中段への1号ソロ。
ダイエーは6回、ズレータが中前打し、柴原が左中間フェンス直撃の二塁打して追加点。
8回には4番手石毛から、バルデスがライトスタンドにダメ押しアーチ。
最後は岡本に抑えられて、3勝3敗のタイとなった。
星野監督 「伊良部はいきなりゴツンじゃな。ただ、シーズンずっと頑張ってきたんだから使うしかないだろ。無理してムーアを行かすことはない。お客さんとコミッショナーは喜んどるやろ。杉内はこの間の方がよかった。なのに同じようにやられとったな。もうちょっと打たないと? そうやな。まあ、あしたはあした。まあ、1試合でも長くユニホームを着させてくれるんじゃないの、おれに。そう思っとく。」
桧山 「負けたものはしかたがない。とにかく最後の試合を全力を出して勝つしかない。」
ダイエー・王監督 「きょうは絶対勝つと選手たちが燃えていました。杉内がよく投げてくれたし、このシリーズは岡本が調子いいので彼に託しました。どうしても先制点がほしい試合で、井口がいいところで価値のあるホームランを打ってくれましたね。あしたもこの勢いで頑張ります。ここまで来れば怖いものはありません。その気になって戦います。絶対勝ちます。」
伊良部3回途中3失点KO 星野監督 「力のある投手は一度はだめでも、もう一度使う。それで9割は生き返る。伊良部だね。ぴんときた。」
しかし先発伊良部は3回途中3失点でKOとなり、交代を告げた星野監督と目を合わすことなく、ベンチ裏に下がった。
帰りのバスに乗り込む間際、取り囲んでいた報道陣に
「歩くの邪魔するな。」と発した捨てぜりふが、唯一のコメントだった。
桧山がシリーズ初本塁打

4回、桧山がカウント0−1からの内角寄りの直球を豪快に右翼席へ運んだ。
桧山 「事前データ通りのいい投手。でも頭の中にインプットしたデータであれこれ考えるより、目の前の球を打ち返すことだけ考えたのがよかった。とにかく、あしたが最後やからね。」

福原、好救援 福原が伊良部を救援して3回無死一塁から好救援。だが6回2死から連打を浴びて1点を失った。
福原 「まあ、普通でした。悔しい? そうですね。」
愛知学院大の筒井 阪神が自由獲得枠で獲得を目指す愛知学院大の筒井和也投手(22、左投げ右打ち)がプロ入りを表明した。
筒井 「子供のころからあこがれだった世界。プロでやりたい。意中の球団はあるが、両親、監督と相談して決めたい。阪神? ファンの応援を見ても素晴らしいチームと思う。先発完投型の投手になりたい。」
阪神が最高評価の契約金1億円、出来高払い5千万円、年俸1500万円で迎える意向を知ると、
筒井 「うれしい。やってやるという気持ちになる。」
約1時間半甲子園練習 10月25日、阪神は正午すぎから甲子園で約1時間半、軽めの練習を行った。
ムーアら投手陣はキャッチボール。
ムーア 「登板間隔は関係ない。この時期はシーズン中よりも気持ちが高まっているしね。」
金本ら野手は打撃練習。
金本 「一気にいきたいけど、そう簡単には勝たせてくれんだろ。テンションは維持しているつもり。消しちゃいかん。」
赤星は、フリー打撃でスイングの軌道を入念にチェックした。
赤星 「まだ自分のことで精一杯ですから。」
夕方に福岡入り そして夕方にJR新神戸駅から新幹線で福岡へ移動し、午後6時ごろ福岡入りした。
星野監督 
「勝つんだったら、6戦目でも7戦目でも、もうどっちでもいい。7戦目まであることを想定して投手は1人置いておくが、総力戦でいく。気楽にはできないが、選手は本当にいい経験をしている。うれしく思う。」

田淵チーフ打撃コーチ
 「第2戦の大敗をきっかけに、データを軌道修正できたのが良かった。」
桧山 「今は1、2戦の悪いイメージはない。」
井川 「あと2試合なんで、頑張りますよ。」
ウィリアムス 「今度こそ胴上げの時にマウンドにいたいね。」
藤本 「たぶん妻が観に来ると思いますよ。」
ダイエーは福岡ドームで調整 ダイエーは王監督、選手らチーム全体が午後1時前に新幹線で福岡に戻った。そして福岡ドームで午後3時半から約2時間、投手、野手が調整をした。
王監督 
「2つ勝たなければならなくなったから、あれこれ考えず、思い切ってできる。何でもプラス思考で考えよう。明日は最善を尽くす。最後の試合になるかもしれないから、投手も含めて総力戦でやる。」

第6戦で脳しんとうの川崎は練習休み、出口は左ひざと右かかとを痛め、村松は右ひじを痛めて万全ではない。
川崎 「ゆっくり休んで、あしたは大丈夫。」
尾花投手コーチ 「投手陣みんな入れます。明日勝たないと第7戦はない。」
和田 「一つ負けたら終わり。勝つために投げるだけ。」
日本シリーズ第5戦

阪神 3−2 ダイエー
10月24日 甲子園球場
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
ダイエー 0 2 0 0 0 0 0 0 0 2
阪神 0 0 0 0 2 0 0 X 3
阪神
今 岡
赤 星
金 本
桧 山
アリアス
片 岡
矢 野
藤 本
下 柳
ダイエー
出 口
川 崎
井 口
松 中
城 島
バルデス
柴 原
鳥 越
斉 藤
バッテリー (ダイエー)斉藤、篠原、岡本―城島
(阪神)下柳、吉野、リガン、安藤、ウィリアムス―矢野
(勝)下柳 1勝
(S)ウィリアムス 1勝1S
(負)斉藤 1敗
本塁打 (ダイエー)バルデス2号2ラン
(阪神)金本4号ソロ
観衆47、775

阪神は1回、金本が右中間へ先制ソロ。
ダイエーは2回、先頭の城島が右前打し、バルデスが左翼ポール直撃の逆転2ラン。
阪神は6回、2死から今岡が中前安打、赤星が三塁強襲安打で一、二塁とし、金本はストレートの四球で満塁。ここで桧山は1―1からの146キロの内角速球を、ショート頭上を越えるレフト前2点タイムリーで逆転。
吉野、リガン、安藤と繋ぎ、最後はウィリアムスがピシャリと抑えて甲子園3連勝。王手をかけた。
星野監督 「見ている方はいいが、こっちがたまらん。こっちへ帰って来たら何とかなるだろうと思ってたけど、みんなで頑張って3つも勝っちゃった。3試合全部1点差勝利。疲れたなあという感じだけど、ウィリアムスがいるだけに心強い。阪神のペースですね、きょうは。しびれました。期待してください。必ず向こうで胴上げして、大阪へ帰って来ます。」
金本 「向こうの地元に帰るんだから、甲子園でのウチのように乗ってくることもある。余裕を持つとつけ込まれる。」
リガン
 「あと1勝でチャンピオンだ。」
桧山が千金の逆転打 1点を追う6回、二死走者なしから今岡がセンター前、赤星は三塁強襲の内野安打、金本が四球で満塁。ここで4番・選手会長の桧山は、カウント1−1からの3球目を弾き返し、ショートの頭を越えるレフト前逆転2点タイムリーとした。
桧山 「内角よりのストレート。ストライクが来たら、全部打つつもりでした。ランナーをとにかく還したかったので、気持ちで打ちました。気負い迷いという、そういった雑念を振り払い、とにかくボールに集中しようと思った。この場面この攻撃この打席が、この試合の焦点になるぐらいの気持ちで打席に向かったよ。一球に懸ける思い、みんなの思いを込めスイングした。みんなの気持ち、勝利への意欲がバットに通じました。」
金本が3試合連続の4号 初回、金本が斉藤の141キロの高め直球を右中間に放り込んだ。シリーズタイ記録の3試合連続、3打数連続、そして今シリーズ4本目の先制本塁打だ。
金本 「前夜は疲れて逆によく眠れた。本塁打? もう何でもええよ。昨日の勝利の勢いが途切れないように、初回から先制パンチを浴びせたいと思ったよ。」
下柳、古巣相手に6回2失点 先発下柳は古巣ダイエー相手に6回を投げ、2失点。
下柳 「試合をつくれてよかったよ。それだけ。」
安藤、気迫の投球 1点リードの8回、安藤がマウンドに上がるとざわめきが起こった。気迫の投球で2者を抑えたが、井口に四球を与えて、ウィリアムスに交代した。
安藤 「すごい気持ちが入っていた。でも、まだまだ甘いですね。」
ウィリアムス、完璧救援

1点リードの8回、2死一塁でウィリアムスが登板した。打者は松中。佐藤投手コーチ・星野監督は安藤からのスイッチを決断した。
佐藤投手コーチ 「延長戦は考えなかった。もう、あいつしかいない。信じるしかなかった。」
ウィリアムスはスライダーで松中を空振り三振に仕留めた。
そして9回も3人で斬って取った。
ウィリアムス 「気合が入りすぎて、何も話せないよ。あと1勝。9回裏のマウンドに自分が立っている。もちろんウイニングボールを握ってね。」

ダイエー勢のコメント 王監督 「勝負どころで抑えられた。追加点が取れない。きのうも逆転、きょうも逆転か。第6戦からは1年間戦ってきたスタイルで戦えるわけだから、本拠地に戻って出直す。」
日本シリーズ第4戦

阪神 6−5 ダイエー
10月23日 甲子園球場
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
ダイエー 0 1 0 0 0 0 3 1 0 0 5
阪神 3 0 0 0 0 1 0 1 0 1X 6
阪神
今 岡
赤 星
金 本
桧 山
アリアス
片 岡
矢 野
藤 本
井 川
ダイエー
村 松
川 崎
井 口
松 中
城 島
バルデス
柴 原
鳥 越
ナイト
バッテリー (ダイエー)ナイト、渡辺、佐藤、岡本、新垣―城島
(阪神)井川、安藤、吉野、リガン、ウィリアムス―矢野
(勝)ウィリアムス 1勝
(S)-
(負)新垣 1敗
本塁打 (ダイエー)松中1号ソロ
(阪神)金本2号ソロ、3号ソロ
観衆47、746

阪神は1回、1死から赤星四球、タイミングはアウトも盗塁成功。金本も四球で、1死一、二塁とし、ここで桧山が左中間を破るタイムリー2点二塁打。さらに2死から片岡が右前適時打。
ダイエーは2回、先頭の松中がバックスクリーンへソロ。
阪神は6回、金本がバックスクリーンへ2号ソロ。
ダイエーは7回、井川を攻め、先頭の松中がレフトへ二塁打。続く城島はレフト前適時打。1死から柴原の三遊間の当たりを藤本が横っ飛びで捕り三塁に送るも走者と交錯し一、三塁。ここで鳥越がセンターの前にポトリと落ちる適時打。2死から村松が死球で満塁。ここで井川から安藤に交代。しかし安藤は押し出しして同点。
さらに8回、2死からバルデスが左前安打、柴原四球、鳥越は三塁への内野安打で満塁。ここで本間の強烈なピッチャー返しを安藤がグラブで落とし、ファースト送球のとき、ボールが手につかずオールセーフ。これで1点勝ち越し。
阪神はその裏、救援の新垣から先頭の金本が四球。1死から盗塁し、ここでアリアスが左中間へ同点タイムリー。
ダイエーは9回、リガンを攻め、先頭の出口が左前安打。さらにボークでランナー二塁。井口が送って1死三塁。ここでリガンからウイリアムスに交代。松中四球のあと、城島は三塁ゴロ、バルデスは三振で無得点。
阪神は10回1死後、金本が新垣から右翼最前列に弾丸ライナーのサヨナラアーチ。
シリーズ初の同一チームによる2試合連続サヨナラで2勝2敗のタイとなった。
星野監督 「何が起きたんやろね。2試合続けてこんなことがあるのかな、夢を見ているみたいだ。期待はしていたけど、うまく運んでくれました。井川があのままいってくれると信じていたけど、これが野球の難しさ。完全にイヤな流れに巻き込まれていたが、それをはねのけたのが、ジョージの同点打とウイリアムスの完璧な抑え込み。でも甲子園は選手を本当に後押ししてくれる。思い切って、前へ、前へ進もうとすれば、必ずいい結果につながる。」
金本、劇的サヨナラ弾 延長10回、1死から金本がこの日2本目の劇的な1発を放った。
3イニング目をなった新垣の投じたスライダーを打ち返すと、ライトスタンドに飛び込む弾丸ライナーのサヨナラアーチとなった。
金本 「言葉がないですね。弾道が低かったので入るか心配だったんですけど、みなさんの声援が運んでくれました。何が何だかわからなかったですね。これまでダイエーに押され気味だったけど、これからは負けないようにやっていきたい。何とか明日勝って王手をかけたい。」
田淵チーフ打撃コーチ
 「ここぞというところで打てるのがベテランだ。1年間見てきたけど、本当のプロフェッショナル。」
アリアスが同点適時打 1点勝ち越された直後の8回、1死二塁からアリアスが同点の左前適時打。
アリアス 「必ずチャンスは来ると思っていた。甲子園で流れを持ってくることができた。」
金本が2試合連発弾 6回、金本が貴重な追加点となるソロアーチをバックスクリーンに放り込んだ。
金本 「外目のシュート。井川がよく踏ん張っている。応えないわけにはいかないだろう。この回、何としても追加点がほしかったね。まず出塁し、後につないでいこうと思ったんだ。狙ったわけではないが、ほしいところで本塁打できてよかったよ。何とかしたいという願いが通じたよ。」
先制の3点 阪神がシリーズ4戦目で初めて先手を取った。
1回1死から赤星、金本の連続四球で一、二塁とし、桧山が左中間を破る先制2点二塁打。
桧山 「外目のストレート。この場面、必ず先取点を取るんだ、と自分に言い聞かせて打席に向かったよ。今のチーム状態を考えると、先取点がいかに有効か、いかに重要な意味を持つか、みんなわかっていると思ったからね。この走者、必ず還し、現実のものにしたかったんだ。コースに逆らわずうまく打ち返すことができたね。いいところで打てたよ。」
2死後、片岡が右前に運ぶタイムリーでこの回3点目。
片岡 「外目のチェンジアップ。とにかく早め早めに仕掛けていくことが大事だと思ったよ。この走者、還すと還さないとでは、この試合大きな違いが出てくると思ったからね。ここは、桧山に続き、何としても走者を還したかったんだ。」
井川、7回に集中打 先発の井川は、7回に4長短打を集められて4失点と後半に失速しサヨナラにも複雑な表情を浮かべた。
井川 「2試合とも良くもなく、悪くもないです。」
矢野
 「この前よりは良かった。スライダーが多かったのは他の調子との兼ね合い。」
ウィリアムスが好救援 同点で迎えた9回、1死三塁のピンチでシリーズ初登板したウィリアムスは、見事に絶体絶命のピンチを切り抜けた。
ウィリアムス 「マウンドで投げられる喜びを感じていた。きっちり抑えられてよかった。」
ダイエー勢のコメント 王監督 「よく追いついたけどな。新垣は最高のボールを投げた。延長なんだからサヨナラ負けは仕方ない。最初の2試合はうちのいい面が出て、あとの2試合はむこうのいい面が出た。これからが本当の勝負。あしたからの3つは、気合の入った試合になるだろう。」
新垣 「厳しい状況ではなかった。守り切れなかったのはふがいない。」
松中 「4連勝できるほど甲子園は甘くない。でもいいゲームをしてるよ。」
日本シリーズ第3戦

阪神 2−1 ダイエー
10月22日 甲子園球場
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
ダイエー 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1
阪神 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1X 2
阪神
今 岡
赤 星
金 本
八 木
アリアス
桧 山
矢 野
藤 本
ムーア
ダイエー
柴 原
川 崎
井 口
松 中
城 島
バルデス
村 松
鳥 越
和 田
バッテリー