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過去の出来事・2

闘志キャンプ編
キャンプ打ち上げ 2月28日昼すぎ、サブグラウンドで円陣を組み、三本締めをして全日程を終了し、キャンプを打ち上げた。
球団の発表によれば、キャンプを訪れたファンは13万7200人で、3年前に14万5千人を集めた野村前監督の1年目に匹敵する数だった。
星野監督 「短くて、あっという間だった。点数はつけられないが、手応えはある。大きな故障もなかったし、戦力的に少しはアップしたかな。今後が楽しみ。新戦力をセの他球団には見せない。攻撃にも反攻しない。挑発にも乗らない。まだだね。ゲームをやっている以上、勝ちたいという気持ちが必要。だいぶ甘いよ。打つ方は固まりつつある。二遊間が課題。投手は左の中継ぎがしっかりしないと。ほかのチームのことは頭にない。戦える態勢を整え、頑丈なものをつくるのが先決だ。」
田淵チーフ打撃コーチ 「あっという間の1カ月だった。手探りしながらだったが、やることはやった。始まったら、選手に疲れを残さないように心のケアをしたい。」
打者は藤本が1番星 星野監督は打者では藤本を”キャンプ1番星”とした。
星野監督 「守りの子だと思ってたけど、バッティングがいい。」
藤本 「ホンマですか。メッチャうれしい。去年の後半戦から良くなってた。オフの間も、その感じを忘れんようにしてたから。オマリーコーチには褒められるから、いい感じで振れてる気がするんです。」
オマリーコーチ 「メキメキと伸びたのが藤本だ。彼の成長は特にうれしい。」
投手は原田が1番星 星野監督は、投手では原田を”キャンプ1番星”とした。
星野監督 「おもろい。働いてもらえそうや。」
原田 「アピールできていたんですかね。これからはとにかく左を打ち取ることです。」

左の中継ぎ候補は、ベテランの遠山、弓長、西川に、若手の吉野、そして原田が加わり目白押しとなった。
吉野は最多の3500球を投げた

キュンプを通じて最も多く投げ込んだのは、約3500球を投げた3年目の吉野だ。
最終日のこの日もブルペンで100球を投げた。
吉野 「投げ込んで、体で覚えないとすぐ忘れちゃう。めりはりのあるフォームを目指している。課題が山積みだが、けがなくやれたので70点。」

田淵コーチ、超攻撃オーダー思案 田淵コーチはアリアスを二塁に入れ、一塁・桧山、三塁・片岡との“超攻撃オーダー”も思案しているようだ。
朝のあいさつ  「阪神ファンのみならず、全国の野球ファンのためにも、今年1年を印象に残るものにしなければなりません。そのためには、阪神の優勝しかありません。劇的な優勝のあかつきには、みなさんでラスベガスに優勝旅行に行きましょう。」
ムーア、紅白戦で初登板 2月27日、ムーアは紅白戦に初登板した。
145キロの速球とチェンジアップのコンビネーションで2回を1安打無失点、2奪三振だった。またサイドとスリークォーターから投げる変幻投法も健在だ。
ムーア 「思っていた以上のピッチングが出来たよ。いい投球だった。打者と対戦すると、闘争心が出てくる。」
星野監督 「楽しみだね。左2枚のイメージがわく。ほかのチームも相当てこずるぞ。」
藪、3回を1安打 藪が紅白戦で先発し、コントロールよく3回を1安打に抑えた。
 「近年にない調子の良さを感じる。開幕投手にはみんな欲がないとは言えないよ。」
アリアス、初打点 アリアスがようやく初打点を記録した。
四回二死三塁、井川から詰まりながらも左前にポトリと落とすて先制の適時打とした。また久しぶりに守り慣れたサードにも入り、攻守で活発な動きをみせていた。
アリアス 「あまり問題じゃないけど、気分が悪いわけはない。今はまだバッティングをチェックする段階だからね。」
赤星、2安打1打点

赤星が2安打1打点と気を吐いた。
1回に先頭打者としてムーアから左翼線へ二塁打した。
5回1死一、二塁では、内角球をうまくさばいて右翼線に同点の二塁打を放った。
赤星 「きょうの打撃はかなり満足。2本目は去年より内角の対応力がついたから打てた。去年と同じレベルじゃいけない。1試合に2回以上は塁に出る。」

安藤がフリー打撃に初登板 安藤がフリー打撃に初登板し、伸びのある速球を披露した。
フリー登板は「打者との感覚を取り戻す」ことに主眼を置き、6分程度の力で投げたが、威力ある速球は何度も打者を詰まらせた。
山田 「回転がいいし、手元で伸びて振り遅れる感じ。コントールもいい。」
登板後にはグラウンド脇のブルペンにも入り、この日は今キャンプ自己最多の221球を投げ込んだ。ここ4日間の安藤の総投球数は462球だ。
安藤 「遅れを取り戻したかった。80%くらいはできている。もう実戦で投げられる段階に来ていると思います。」
35歳の西川、朝のあいさつ 西川 「去年自分の投球を神頼みといった人たちを見返す。」
34歳の横田、朝のあいさつ 横田 「2度の戦力外通告で家族に不安な思いをさせた。今年は、優勝旅行に連れて行ってやりたい。」
バルデス、フリー打撃初登板 2月26日、新外国人投手のマーク・バルデスがフリー打撃に初登板した。
打席に立った松田、沖原、藤本が首をひねった。癖球でバットの芯を外す投球だ。71球を投げて、許したヒット性の当たりはわずか5本だった。
星野監督 「動くボールが効果的。日本人がもっとも打ちにくいタイプ。バッターに聞けば分かるよ。」
藤本 「真っ直ぐが1球もなくて、全部変化してた。セ・リーグでは見たことがないタイプ。」
バルデス 「いい感じで投げられたけど、出来は80%から85%ぐらいだよ。」
安藤、ブルペンで141球 安藤は27日の打撃投手登板に向けて、ブルペンで今キャンプ最多の141球、熱のこもった投球を、カーブを交えてじっくりと投げ込んだ。
安藤 「いい感じです。カーブはまだまだですけど。」
坪井、ランチ特打 坪井がランチ特打を行なった。
三塁側ケージにはアリアス、エバンス、ホワイトの3人が交互に入り、一塁側ケージを坪井が独占していた。105スイングでサク越えが31本、うち5本がなんとスコアボードを越えていく140メートル弾だった。
西武とのオープン戦では7打数1安打と結果を出せなかったため、田淵チーフ打撃コーチとビデオで確認し、反り気味だった首の位置を修正していた。
坪井 「見る角度の問題。気が付かないうちに悪い打ち方になってました。僕はホームランバッターじゃないから、強い打球を心掛けるだけです。」
田淵コーチ 「元々、力があるんだ。1年目から3割打つのはだてじゃないよ。」
不調の浜中が特打 オープン戦2試合で9打数無安打の浜中が、特打を行った。
144スイングで22本のさく越えを放ったが、内容はいまひとつだった。
浜中 「調子悪いんで。これから悩んでいる暇はないし。」
ムーアとカーライル、
27日の紅白戦に登板
ムーアとカーライルは、27日の紅白戦に初登板する予定だ。
2月26日、2人はピッチングを行わず、ネットに向けてボールを投げるフォーム固めと、ランニング中心という軽めのメニューで切り上げた。
ムーア 「最初の一人をアウトに取って、二人目もアウトにするのが目標。球数を取り上げられたりしているが、投げられることを明日証明するよ。試合の感覚をつかむ。戦いの場に出るということ。」
成本、朝のあいさつ 成本が、朝の体操前のあいさつで今季にかける意気込みを語った。
成本 「わたしは1度クビになった人間。いつも優勝の瞬間に、自分がマウンドにいる姿を想像している。」
星野監督、CM撮影 星野監督が、国民健康保険料納入のCM撮影を行った。
このCMは3月15日から24日まで、在阪テレビ局5局で放映される。
室戸キャンプ終了 2月25日、高知県室戸市で行われていた阪神2軍キャンプが終了した。
岡田2軍監督 「十分な成果があった。」
桜井、2軍戦全試合で4番決定 ルーキーの桜井を、3月2日開幕の教育リーグからウエスタン・リーグまで含め、2軍戦全試合で4番を任せることが決定した。
桜井 「期待されているのはうれしい。とにかく頑張ります。久しぶりの試合ですし(ダイエー戦では)大きいのを一発、打ちたいですね。」
福原、3月中旬に実戦登板へ 右肩痛で室戸組だった福原は3月上旬にもフリー打撃に登板し、中旬には実戦登板できる見通しだ。
福原 「順調です。来月半ばには実戦で投げれそうです。」
太陽、ブルペン投球 第2クールで右ふくらはぎを痛めた藤田太陽はブルペン投球を再開した。
藤田 「遅れた分を取り返したい。」
安藤、大阪で先発へ 今キャンプ最後の休日となった2月25日、星野監督は安藤に大阪での先発を告知した。
帰阪後に予定されている3月2、3、5日のオープン戦登板をタイムリミットとした。
星野監督 「大阪へ帰ったらすぐ先発できるように。高校生じゃないんだからある意味不満だ。」
安藤 「投げようと思えばいつでも投げられる。楽しみです。」
坪井、25日も休日返上 坪井は5日目の休日だった25日も安芸ドームで汗を流し、今キャンプの無休を貫徹した。
坪井 「あの時、ああやっとけば良かったっていうのはないです。やるだけやった満足のいくキャンプでしたね。あとは実戦の感覚。」
松坂攻略で連勝
2月24日13時00分開始 春野
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪神 3 0 0 0 0 0 2 0 1 6
西武 0 0 0 1 0 1 1 0 0 3
阪神 伊達、横田、吉野、山岡
西武 松坂、三井、水尾、森
  伊達1勝  山岡1S
  松坂1敗
本塁打 (神)エバンス1号3ラン (西)松井1号ソロ
エバンス、松坂から3ラン

阪神が1回、いきなり西武松坂を捕らえた。失策と四球で2死一、二塁の好機をつかみ、5番エバンスがスライダーをバックスクリーンへ先制3ランした。
伊達は3回まで1安打の好投。しかし4回、松井にソロ弾を浴びて4回1失点で降板した。
6回無死一、三塁のピンチでは2番手横田から吉野にスイッチし、実戦さながらの継投。内野ゴロの間に1点を失った。
阪神は7回、カツノリの二塁打、赤星の右翼線三塁打などで2点を追加。9回にも敵失からさらにダメ押し、機動力を生かした理想的な得点で西武を突き放した。
星野阪神はオープン戦2連勝を飾った。
エバンス 「とにかくアグレッシブに打とうと思って打席に立った。積極的にいったのがよかった。パワーを見せられたかな。競争はいつも激しい。ベストを尽くすだけ。」
星野監督 「結果は二重丸だな。いいところも出たけど、悪いところもいっぱいです。エンドランの空振りもあったし、得点圏に走者がいるのに見逃し三振も。何を待っているのか分からん。競争はキャンプから始まっている。今も競争しているんだ。」

伊達、4回を2安打1失点 伊達は、松井に一発を浴びたものの、4回を2安打1失点。制球も安定し、低めのスライダーで2つの併殺打を打たせるなど、持ち味を発揮した。
伊達 「集中していた。イメージ通りの投球ができた。集中できた。ゴロを打たせたいところで打たせることができた。先発のチャンスがあればものにしていきたい。自分にはオープン戦も何も関係ない。シーズンと同じような気持ちで投げた。」
星野監督 「よう投げ込んでいるな。十分、頭からいける。」
カツノリに存在感 スタメンマスクはルーキー浅井だったが、途中出場の阪神カツノリが存在感をアピールした。
7回左翼線二塁打し、これが足場になって阪神は貴重な追加点を挙げた。マスクをかぶっても6回、俊足の西武松井の二盗を強肩で封じた。
カツノリ 「吉野がうまく引き付けてくれた。ピッチャーとの連係ですよ。ずっと振り込んできましたしね。いいスタートが切れたし、チームも連勝。最高じゃない。」
田中、絶妙のバント 田中が、4回2死から絶妙のバント安打を決めた。
田中 「2球目に空振りした時、三塁手マクレーンの守備位置とかを確認した。自分は自分の仕事をやっていくだけですから。」
7回には無死二塁で送りバントをキッチリと決めており、前日は途中出場で1打数1安打している。
派手さはないが首脳陣に存在感を示していた。
星野監督、強烈なゲキ 星野監督は七、八回のピンチでマウンドに集まる内野陣に、ベンチから”いちいち集まるな!”と大声を飛ばした。
また2つの見逃し三振に倒れた今岡を、田淵チーフ打撃コーチがベンチ裏に呼んだ。
星野監督 「これからは勝つだけでは済まされん。」
デリック・ホワイトと正式契約 2月24日、入団テストに合格したデリック・ホワイト外野手(32)と契約した。背番号は「6」。同外野手は近日中に帰国し、就労ビザを取る。 
阪神キャンプの経済波及効果は
過去最高を予想
春季キャンプ中に大勢のファンが詰め掛け、23日までの観客数は約13万5000人。28日の最終日には、野村克也前監督の1年目の記録14万5000人を上回る勢いだ。
高知県観光連盟 「阪神キャンプの1カ月間に、ファンが買う土産物代、宿泊費などの経済波及効果は99年の約24億円を超え、過去最高になるだろう。」
西武戦、逆転サヨナラ勝ち
2月23日13時00分開始 安芸
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
西武 0 0 2 0 0 0 0 0 1 3
阪神 0 0 0 0 0 0 0 0 4X 4
西武 許銘傑、星野、青木、帆足
阪神 谷中、西川、金沢
  金沢1勝
  帆足1敗
藤本、今岡で逆転サヨナラ 2月23日、安芸市営球場で西武とオープン戦を行なった。3点を追う9回に一気に畳み掛け、今岡の安打で4−3と逆転サヨナラ勝ちした。オープン戦の初戦で3年ぶりの白星。
球場には徹夜組を含め、多くのファンが詰め掛けた。開門時間を予定の11時から、1時間30繰り上げて9時30分に早めた。外野席も解放され、通路まで人が埋まった。球団発表は観衆5000人だったが、入り切れないファンが球場の外にあふれた。

内容では完全に押されて敗色濃厚だった。8回まで散発5安打で無得点。9回、西武に駄目押しとも言える1点を奪われた。昨季までなら、そのまま終わっていたかもしれない。
しかしその裏、3四死球で一死満塁とした。
すると、藤本が1―0からの2球目を左翼へはじき返し、打球は左翼手の左を抜け、走者一掃の三塁打となった。
最後は今岡が2―2と追い込まれながら、5球目のパームを鮮やかに中前へ運んでサヨナラの走者を迎え入れた。サヨナラ打にガッツポーズも飛び出した。
藤本 「3点差になっても沈んだ雰囲気がなかった。これまで8回になると沈みがちだったが今は違う。やれば何でもできる。去年は自分のことしか考える余裕がなかったし、結果ばかりを求めていた。今年は自分のことよりチームのことを考えれるようになってきた。」
今岡 「何となくじゃなくて、状況を考える冷静さがあった。内外野とも前進守備だった1ので、軽く当てれば間を抜けると思った。イメージ通り。うれしかったですね。でもこれからです。これで満足しちゃいけない。得点圏打率が今年の大きなテーマ。勝負強い打撃をしたい。」
田淵打撃コーチ 「コーチになって初めての試合でこんな劇的な勝利は忘れられないと思う。監督が言うように最後まで粘り強く戦ってくれた。でも、もっと打者にはファーストストライクを狙ってほしかった。」
星野監督 「今日の得点は死球、四球からばかり。九回に1点取られてあれで負け。ペナントレースならいい。だが、勝ちにいきながら、プロセスなんだから。ようひっくり返してくれた。食らいついて、最後に結果を出したな。こんなの当然だと思う。ミスはミスで反省しないと。アグレッシブにいかなあかん。自分の殻を破れないぞ。」
谷中、被安打4、失点2 谷中は、四回終了後に”もう1回”と直訴し、5回を投げ切った。初登板で被安打4、失点2という内容だった。
だが、古巣相手にヨシボール取得の手応えをつかんだ。二回二死、カウント2―1からの決め球に、古谷のバットは空を切った。
谷中 「まだまだという感じでしたね。思ったより行く球もありましたね。古巣相手でもマウンドでは考えませんでした。」
矢野 「練習よりいい球が来てた。この1球があれば、かなり投球の幅が広がると思うよ。」
 
バルデス、好評価 2月22日、バルデスは調整の遅れが心配されていたがブルペン入りし、キレのいい球を54球、制球良くコーナーに投げ分けた。
雨のため予定されていたフリー打撃登板は流れたが、熱のこもった投球となった。
シンカー、チェンジアップなどを低めに集め、最大の武器である、手元で動くムービングボールを披露していた。
矢野 「シンカーもいろんな変化をするし、日本人にはいないタイプ。捕りづらかった。」
バルデス 「きょうはいろいろな球種を思ったところに投げることに集中した。少しずつ状態は良くなっているよ。」
星野監督 「今日のは“変化球”やな。ボールが踊るんや。元々、四球で崩れることはないしな。ストレートにキレが出てくれば。あと5、6キロは出るやろう。シーズンになって気持ちが高ぶってこないと100%にはならない。でもそこに近付いてきているのは事実だよ。」
カーライルに激怒 カーライルが投内連係でまたしても緩慢な動きを見せた。
そして投内連係の後に意見交換している最中に、とうとう葛西コーチがキレてしまった。
葛西コーチ 「帰れ。」
カーライルは両手を広げるジェスチャーを示すなどして、あからさまに不快感を現していた。
カーライル 「下半身がまだ出来ていないから。」
星野監督 「下が出来てないって、最初からキャンプに来とって何を言っとるんや。それこそ泳いで帰れや。」
ホワイトの背番号は”6” テスト合格したホワイトの背番号が「6」に決定した。
晴れて入団が決まり、打撃練習でも快打を連発していた。
就労ビザが取れる3月中旬まではオープン戦に出場できない。
23日の西武戦にむけて 片岡、アリアス、桧山をクリーンアップに、昨季の盗塁王、赤星を1番に据える。指名打者には、坪井を抜てき。
星野監督 「是が非でも勝ちにいく。勝ちにこだわった上での内容だ。勝ちを意識しないヤツは落とされるだけ。安芸のお客さんはみんな来る。予想通りのオーダーにする。細かいサインは中盤まで本人たちに任せようと思う。どこの監督も満足ということはないだろう。」
先発は谷中。
谷中 「意識はあります。抑えたい。ドンドン内も突きます。」
ホワイト、入団テスト合格 2月21日、キャンプで入団テストをしていたデリック・ホワイト外野手(32)の合格を発表した。近日中に正式契約を交わす予定。
ホワイトは、最終テストの紅白戦に6番・左翼でスタメン出場。1打数1安打1四球の結果で合格となった。
星野監督 「決め手はフォアボールだよ。」
第1打席の3球目、星野伸のスローカーブに体が反応し、泳ぐことなく打球は三塁線への痛烈なファウル。2―3からの低めの変化球にもバットが止まり、フォアボール。
星野監督 「みんながハッと前に出る変化球に、体が止まっとったやろ。」
ホワイト 「とても光栄に思っている。阪神は伝統のあるチームと聞いているし、優勝に貢献できるよう頑張るよ。」
片岡、初アーチ 片岡が、紅白戦で星野伸から右翼スタンドへ実戦初アーチを放った。
第1打席、1球目の独特の緩いカーブを見送り、ボール。深呼吸で気持ちを整え、3ボールから速球を見逃して1―3。星野が投じた5球目の直球をフルスイングし、ライトスタンドへ吸い込まれた打球をチラリと見やることもなくダイヤモンドを一周した。
片岡 「懐かしかった。読み合いをするのも楽しかった。パ・リーグ時代からあんなホームランは打ったことがない。」
しかし第2打席は見逃し三振に切って取られた。 
 
星野監督、打線の拙攻に怒り 星野監督は、紅白戦で打線の拙攻に怒りの矛先が向いた。5回、一死二、三塁としながら沖原が変化球を引っ掛け遊ゴロ。6回には無死一塁で今岡がカウント0−3から簡単に打って併殺打。昨季までと同じ淡泊な攻撃が繰り返された。
星野監督 「しぶとく1点を取る。アウトになっても走者を残す。そうしなきゃペナントレースは勝てない。」
片岡に移籍1号が出たが、素っ気なかった。

星野監督
 「そんなことおれは気にしない。」
川尻、新球で無失点 川尻は、3イニング打者11人と対戦して被安打3の無失点。
今キャンプで習得したフォーシームジャイロを試した。
川尻 「結構投げたな。打ち取ったのはほとんどジャイロだね。」
山田 「カーブと違って腕を振ることが出来るからね。それでああいう変化をするんだから、打ちにくいだろうね。」

しかし3安打のうち、八木とエバンスに許した中前打は、ともにフォーシームジャイロのすっぽ抜けだった。
川尻 「まだまだ、完ぺきに近づけていかないといけないからね。」
23日の西武戦は谷中先発 西武とのオープン戦、23日安芸での初戦は谷中の先発が決定した。
久万オーナー、安芸を訪問 久万オーナーがキャンプ地を訪れ、星野監督やナインを激励し、紅白戦などを視察した。
久万オーナー 「順調にきている様子。監督はまだ不満があるかもしれないが、わたしはこれで十分。300万人突破も夢じゃない。そのためにはへたな優勝じゃ駄目。争って優勝しなきゃ。」
久万オーナーが2軍室戸視察

2月20日、久万オーナーは、2軍がキャンプを張る室戸を訪れた。
武井室戸市長に付き添われ、メーン球場やブルペンなど各施設を視察し、岡田2軍監督からはキャンプの報告を受けた。
久万オーナー 「コンパクトで、コーチが全体を見ながら指示できる。誠心誠意、努力している。ムードが違う。岡田には”よう勉強せえよ”と言っておいた。星野監督の好きなようにさせる。強くなる速度をゆるめることになるのなら安芸でキャンプをやる必要はない。こちらには義務はない。海外、異論はない。」
21日は安芸で1軍の紅白戦を視察し、夜は1、2軍首脳陣と食事会をする予定だ。 

ホワイト、弱点を露呈 入団テストを受けているホワイトが、打撃練習で弱点を露呈した。
81スイングで安打性の当たりが19本、サク越えが5本。打撃投手の変化球にタイミングが合わず、ボテボテのゴロの場面も多かった。
田淵コーチ 「変化球を完璧にこなしてたら、どっか他のチームが取ってるんじゃない?」
ホワイト 「明日を楽しみにしているし、エキサイトしている。1日1日、振れてきてると思うし、調子は上がっているよ。」 
藪、フリー打撃登板 藪が今キャンプ初めてフリー打撃に登板し、順調な調整ぶりを見せた。
浜中、今岡、松田を相手に直球のみを77球投げ、許した安打性の当たりは13本で、バット2本をへし折った。外角低めに見逃しのストライクを6球奪い、キレや制球の良さも示した。
浜中 「外のボールのコントロールが良くてキレてた。軽く投げてるようで球が来てましたね。」
 「まずまずだけど、下半身を使って投げるとか、課題はいっぱいある。」
佐藤コーチ 「藪に限らずだけど、もうちょっと下半身を使って投げて欲しい。」 
星野監督、外国人投手に雷 星野監督が投内連係の練習で怠慢なプレーをした外国人投手カーライル、バルデス、ムーアに雷を落とした。
バルデス、ムーアがもたもたバント処理をし、山なりの送球をするのを見て島野ヘッドコーチらを通じて注意したものだ。
星野監督 「あんなの練習じゃない。邪魔になるだけや。カーライルは、あんなもん、練習じゃない。あれでは周りとのタイミングも合わん。この部分を英語で書いてくれ。外国人も競争だ。ある意味日本人以上やからな。ペナントレースじゃ使えんよ。」
浜中、松井のフォームに学ぶ 浜中は理想の打撃フォームを習得するためビデオを活用しているが、2月20日、田淵コーチが浜中に見せたのは、松井が16日の紅白戦で特大アーチを放ったシーンだった。左打者の松井の映像を浜中に合わせて右に変えたものだ。
田淵コーチ 「松井のスイングは最短距離でバットが出ている。浜中はバックスイングの時に一度バットが寝てしまう。遠回りしている。」
浜中 「少し違うところがあるとすぐに修正できる。悪いところは直していかないといけない。」
松田、監督と朝食同席 松田は朝食会で星野監督と同席し、法大時代には投手経験もある松田に対し投球練習を勧めた。
星野監督 「なんで投手をやめたんや。頑張ればセンターの定位置も取れるぞ。でも、スローイングが悪いらしいな。」
松田 「送球が変化するんです。」
星野監督 「なんでピッチャーをやらんのや? ブルペンに入ればいい。」
星野監督、開幕は井川 休日の2月19日、星野監督は宿舎ロビーで報道陣に囲まれ、開幕投手の最有力候補に井川の名を挙げた。
星野監督 「阪神だけでなく、リーグを背負って立つ投手になれる。開幕戦は井川でいくと言ってもいいよ。そのくらいの男と信じとるよ。」
井川 「オープン戦で結果を残してアピールしていきたい。」
星野監督、これまでの不満 星野監督 「このホテルは従業員用のエレベーターの前に、格言がかかってあるんだ。そこに『今一歩踏み込め』と書いてあるんだ。これやと思ったわ。阪神の選手に言うてくれとることだ。力は中日初年度より上。でもギラギラしたものがない。不満。もうちょっと、オレがレギュラーを取る、というものを出さないといかん。
ホテル客のおばちゃんたちを見てみい。どこへでも“踏み込んで”くるし、ものすごく“ギラギラ”しとる。アレは絶対、敵に回せない。まあオレはおばちゃんたちには人気があるからなあ。」 
星野監督、打順について 星野監督 「浜中が6番なら、相手はいやだろうなあ。矢野がそこを打ってるようではアカン。8番に固定できんと。楽しみだよ。今シミュレーションするのは。シーズンで頭を抱えたりして。」 
坪井、28歳の誕生日 2月19日、坪井は28歳の誕生日を迎えた。それでも、これまで通り安芸ドームで休日返上のトレーニングを行った。
坪井 「28歳になる、誕生日だからといって、改めて考えることなんてないです。毎日の練習に後悔してないし、満足もしてないから。」
浜中、釣りでリラックス 浜中は午前中、休日返上で打撃練習を行った。
浜中 「ストライクゾーンのことがありますし、オープン戦は出られる限りは出たいです。」
午後からは、宿舎近くで釣りをしてリラックスしていた。
ホワイト、好評価 2月18日、入団テスト中のホワイトは、ランチ特打で128スイング中22本のサク越えを披露し、首脳陣から好評価を得た。
田淵チーフ打撃コーチ 「右ひじの使い方がうまい。70から80点。」
和田打撃コーチ 「高い球をうまくさばいていた。」
ホワイト 「昨日はよく眠れたし、コンディションは問題ない。自分のペースで打撃ができた。俺は明日も打ちたかったんだけどね。試合をするのが今から楽しみだよ。」
オマリー臨時コーチ 「明日じっくり休んで、備えてもらいたい。」

2月21日に行われる紅白戦で最終的な合否判定となる。
坪井が特打ち 坪井が特打ちを行った。フォームが崩れる場面も目に付き、この日も最後まで練習場に残っていた。
坪井 「きょうはぐちゃぐちゃだった。まず自分のことをしっかりやりたい。」
和田コーチ 「いい日と悪い日がはっきりしている。」
片岡、志願特守 2月18日、この日の特守は藤本、上坂の2人だったが、片岡も志願して参加した。
片岡 「いい時にやっておこうと思った。でもあんなの特守と言わへんよ。」
優等生カーライル カーライルは、佐藤コーチからの手取り足取りの密着指導を受け入れ、教えられたことを忠実に守り、55球を丁寧に投げ続けた。
昨年はほぼ野放し状態で、指摘され続けたセットポジションでのモーションの大きさも、1度も改善されることはなかった。
カーライル 「フォームに関して質問して、それに答えてもらったよ。」
佐藤コーチ 「どのタイミングでボールを話したらいいかと聞いてきたね。意識の変化があると思う。勉強したいと思っているんだろう。」
谷中、“ヨシボール”伝授へ 谷中はブルペンでテンポよく230球を投げた。
現在谷中が取り組んでいるのは、佐藤投手コーチの現役時代の持ち球だった“ヨシボール”と呼ばれた沈む球だ。
谷中 「右投手が多いですからね。」
星野伸、21日紅白戦に先発 島野ヘッドは、2月21日に予定している紅白戦に、室戸で調整中の星野伸を先発させることを明言した。
星野伸 「元気さをアピールしたいんだよ。」
星野監督 「戦力として計算しているよ。」
ホワイト、フリー打撃と守備練習 2月17日、入団テストのデリック・ホワイト外野手がフリー打撃と守備練習を行った。
「マイク・タイソンではありません」というジョークで紹介され、笑顔で迎えられた。長旅に時差ボケも重なり、体調は万全ではなかったようだが、サク越え4本、右中間方向にも力強いライナーを飛ばす球に逆らわないシュアな打撃が目を引いた。
ホワイト 「今日の感じはまあまあかな、でも、もっと振り込めば、バットも振れてくるよ。」
田淵チーフ打撃コーチ 「ボールを上から叩ける。打球が速いね。最初の印象としては悪くない。後はどこまで変化球についていくかがポイント。」
星野監督 「ビデオを見たけど、広角に打てるね。他の外野手がどう思うか。顔は合格だね。」
松田、1軍に合流 1軍に合流した3年目・松田がフリー打撃で非凡な打撃センスを披露した。
井川の直球に力負けせずにバットコントロールで右越え弾を放った。
松田 「真剣に投げてたら打てない。」
星野監督 「おもしろいな。バットを最短距離で出してた。」
吉野、141球の投げ込み 吉野が星野監督の見守る前で141球の熱のこもった投げ込みを行なった。
この日から中継ぎ左腕の原田が1軍の練習に合流してライバル出現となり、吉野の父・稔さんも来ていた。この日の吉野は一味違った。
吉野の父・稔さん 「ビリビリ伝わってこない。あの子が小さい頃からなんですけどね。」
星野監督 「吉野は気合いが入っとった。1番いいピッチングだった。もっと早よ見せてくれよ。腕も振れとったし、おもしろかったな。」
井川が2度目のフリー打撃登板 井川は、どしゃぶりの雨の中で、2度目のフリー打撃登板を行った。
浜中、赤星らを相手に100球を投げ、許したサク越えはわずかに1本だった。球の勢いに打者が押し込まれる場面が頻繁に見られた。
井川 「打たせないといけないんで、気を使いましたね。ストライクを投げることを意識したんですが…。全然ダメです。」
星野監督 「雨だと代わってくれと言いたくなるもんだが、決めたことはキチッとやる。良くなるわ。」 
遠山、今キャンプ最多の160球 遠山は、ブルペンで今キャンプ最多となる160球を投げ込んだ。
18日にフリー打撃登板が予定されていたが、リリースポイントの感覚がよかったため、一気に投げ込んだという。
遠山 「自分が納得するまで投げられたのでよかった。」
朝のあいさつにタレントの松村邦洋 朝のあいさつは、室戸キャンプから安芸に昇格した松田、平下、原田の3選手があいさつし、その後、松村がナインの前に登場しあいさつし周囲を笑わせた。
松村 「僕もきょうから合流することになりました。85年以来の優勝を目指し、年末には広沢さんと一緒に紅白歌合戦の審査員を務めたい。」
デリック・ホワイトの入団テストを
17日から行うと発表
2月16日、新外人候補のデリック・ホワイト外野手が高知・安芸入りした。また入団テストを17日から行うと発表した。20日前後までのプレーで合否を決めることになる予定。
32歳、185センチ、102キロ、右投げ右打ち。昨年、カリビアンリーグに属するメキシコ・マザトランでプレーしていた。米大リーグのカブス、ロッキーズなどにも在籍しており、メジャー通算76試合で116打数21安打、3本塁打、8打点、打率.181。現地時間の12日までウインターリーグでプレーしていた。
ホワイト 「最近までウインター・リーグでプレーしていたのでコンディションは問題ない。テストではバッティングもそうだが、勝利に対する姿勢、勝とうという気持ちを見て欲しい」
テレビ紅白戦 紅白戦が安芸市営球場で行われ、紅組が8―2で勝利した。観衆は2万3000人。
桧山は目が覚めるようなアーチを放った。
桧山 「振り切っていないのにあそこまで飛んだ。ボールをつぶすようにシンで捕らえるように心掛けてました。いい感触で捕らえられました。」
金沢は3回1/3、5失点と散々だった。また敗れた白組は球場から宿舎までの約15キロを罰走した。
片岡、初安打 テレビ中継された紅白戦、片岡は初回、つまりながらもしぶとく左前に運んで初安打をマークした。
片岡 「久々の実戦だったし、いい緊張感の中でやれた。。ヒットがポンと出て気持ちが楽になった紅白戦でも、結果は良いに越したことはないよ。」
星野監督 「観衆の多さに感激する片岡の純粋さ、前向きさを皆学んでほしい。」
先制パンチ良し 1回表の紅組の攻撃。理想的つながりで3点の先制を呼び込んだ。
赤星 「1打席目が勝負と思って、全精力をそこにつぎ込みます。」
しぶとく左前打で出塁し、実戦初となるスチールも成功させた。続くは上坂。
星野監督 「どうするかな、と思って見とった。」
ニゴロでランナーを進め、最低限の仕事を果たした。お膳立てがそろい、3番・浜中がバットを折りながらも、先制左前タイムリーした。
藤本、3打数2安打2打点 藤本が、3打数2安打2打点の大活躍でMVP10万円をゲットした。
4回には平下と重盗を決め、6回には右線を破る2点適時三塁打を放った。連日連夜オマリー臨時打撃コーチとビデオ学習を重ねており、打撃フォームに修正を加えている。
藤本 「賞金もらっちゃいました。何に使おうかなあ。総合的にレベルアップしてアピールしたい。オマリーコーチに言われていることを信じてやっています。」
原田、2回無安打2三振無失点 原田が紅白戦に初登板し、2回を無安打2三振無失点に抑えた。
昨秋、日本ハムから戦力外通告を受け、テスト入団を果たし、開幕1軍のチャンスが到来した。
星野監督 「面白い。ショートリリーフで効くな。日本ハム大島さんのプレゼントやな。」
原田 「自分としては、左1人ずつが僕の仕事だと思っています。」
安藤、朝のあいさつ 安藤 「今年の最大の目標は、阪神の優勝に貢献することと、去年の赤星さんに続き新人王をとることです。」
前日には、右ヒジのはりを訴えて、フリー打撃の登板を急きょキャンセルしている。
星野監督、室戸キャンプを視察 2月15日、星野監督が2軍の室戸キャンプを視察した。
室戸でで調整中の星野伸の順調な仕上がりには大満足だ。今季、初めてフリー打撃に登板し、ルーキー桜井に対して4本もへし折り、続く高波も翻ろうしていた。
星野伸 「自分でもいい感じだと思う。順調にやれてますね。」
星野監督 「あれで十分いける。キレも緩急もね。あとはスタミナがついてくれば大丈夫。」
片岡、フリー打撃 片岡が、フリー打撃で調整を行った。
86スイングでサク越えは2本。真芯でボールを捕らえた快音は少なかった。
片岡 「めちゃめちゃ疲れている。紅白戦でボールを見極めたい。」
2月16日の紅白戦で白組の3番スタメン出場の予定だ。
川尻、投げ込み308球 ブルペンには最初から最後まで川尻がいた。最終的な球数は、12球団最多となる308球。
ラストのつもりで投げた球が納得いかなかったことから、上積みしてしまったものだ。午前11時30分にブルペンに一番乗りし、黙々と投げ続け最後までブルペンに残り、1時間40分の熱投となった。
川尻 「308球? プロでは記憶にない。さすがに疲れたね。最初から多く投げようと思っていた。スタミナをつけることと、バランスを念頭に置いた。1年間、試合で投げるためのスタミナ作りだね。もう1回ぐらい投げる。」
カツノリ 「キレも制球も良かった。」
中日・田中彰チーフスコアラー 「新ストライクゾーンを意識してたね。高めに浮き上がってくる球はいい。」
朝のあいさつ、沖原 沖原 「まだ2年目ですが、今年でとうとう30歳になります。あっという間でした。もう後がありません。今年の目標はマイホームを持つことです。そのために今年1年、自分の野球人生をかけて何としてもグラウンドで結果を残します。」
浜中、休日返上打撃練習 浜中は練習が休日だった2月14日、朝から安芸ドームでマシン相手に打撃練習を行なった。
現在は、昨年まで自分が使っていたバットのみを使用しているが、オープン戦からはオリックス・谷モデルのバットを使うつもりだ。
坪井、休日返上トレを時間延長 坪井が休日返上のトレーニング行なった。
休日のため、練習場の開放時間は午後3時までだったが、カギを閉めに来た職員に”もう少しやらせてもらえませんか”と嘆願し、30分間の延長トレを行なった。
坪井 「悪いことしちゃったかな。調整は順調ですね。」
赤星、死球で出る 赤星 「体が小さいので、高めのストライクで四球は減ると思う。相手は僕を出塁させたくないはず。うまく当たって死球で出たい。去年はイライラしても、顔に出さずに押し殺していた。高校時代は連続死球に怒ってバットを投げつけたこともある。ボールを迎えにいくからケガをする。あの頃の練習が生きるはず。」
高校時代に強豪撃破の突破口として、至近距離から投手に投げさせて、死球にうまく当たる練習をしていたらしい。
星野監督、15日に2軍キャンプ視察 星野監督は練習休みの14日、久しぶりに報道陣の前にも姿を見せず、宿舎の自室で休養した。明日2月15日、高知・室戸市の2軍キャンプを視察する予定だ。
一番見たいのはドラフト4巡目ルーキー・桜井広大外野手(18)。岡田2軍監督が絶賛し、田淵チーフ打撃コーチも1軍昇格を唱えたが、星野監督はこれまで動かなかった
星野監督 「ずば抜けた選手や。岡田には”じっくり育てろ”と言ってある。時間的にじっくりではないがな。」
星野グッズに早朝から行列 2月14日、梅田の阪神百貨店で星野監督のグッズが初めて限定発売され、ファンらが早朝から列をつくった。
グッズは、Tシャツのほか、ユニホームを模した縦じまのジャージーやボールペンセットなど。午前9時の整理券配布前に並んだ約20人のほとんどは阪神ファンの中年男性だった。
第3クール終了 2月13日で前半の第3クールを終了した。
折り返しを迎えた時点での、星野監督の評価は上々で、想像をやや上回っているようだ。
星野監督 「オレの“けなし”が入ってくると、出来上がりや。”あんなプレーして1軍の試合に出られるか”となれば、レベルが上がってきたと言っていい。」
井川、3回4安打無失点 2月13日、井川が初めて紅白戦に登板し、主力組を相手に3回を4安打無失点だった。
直球は球威十分だったが、高めに抜ける球も目についた。この日のMAXは144キロ。
井川 「思い通りできなかった。チェンジアップを2本打たれたので、腕の振りが悪いのかなと思う。0点だったんで良かったんじゃないですか。」
佐藤投手コーチ 「ボールの勢いは問題ないけど、きょうはブルペンよりもボールが高かった。去年の秋のキャンプに比べたら、まだまだかな。」
アリアス、紅白戦に初出場 アリアスが4番指名打者で紅白戦に初出場し、谷中、井川と1打席ずつ対戦した。
第1打席は遊ゴロ併殺打で、2打席目は四球だった。
アリアス 「この時期はどの投手もランディー・ジョンソンに見える。いよいよ野球をするんだという、エキサイティングな気持ちだよ。」
田淵チーフ打撃コーチ 「まだどうこう言う段階じゃない。」
ハンセル、初ブルペン

夫人の出産のために来日が遅れたハンセルが初めてブルペンで投げた。
キャンプ合流が2月11日で、2日間調整しての投球だった。捕手を座らせ、投球に強弱をつけながら69球。変化球も試した。
ハンセル 「久しぶりだったけど感じとしてはよかった。向こうでもちょっと投げていたので、特に違和感はなかった。」

川島コミッショナーが視察 川島コミッショナーが視察に訪れ、練習前に激励した。
川島コミッショナー 「阪神が頑張らないとプロ野球界の盛衰にかかわる。選手の目の色が違う。今年はやるんだという意志が表れている。」
星野監督 「コミッショナーがこんなに気合を入れたのは初めて見た。おれの責任は重い。」
星野監督、矢野に表彰を約束 星野監督は、朝食会で隣の矢野に表彰を約束した。
星野監督 「阪神に来て何年や? 5年目か。4年ずっと最下位やないか。中日最後の年も最下位? 5年連続か。今日、川島コミッショナーが来るから、表彰してもらおうか。今年、最下位を脱出したら、俺が表彰してやる。」
赤星、朝のあいさつ 赤星は、昨季8死球を受けたものの我慢し続けていたことに対し、朝のあいさつで宣言した。
赤星 「体が小さいので乱闘とまでは言いませんが、投手に向かって行くくらいの気持ちでやりたい。」
長嶋茂雄氏が訪問 2月12日、前巨人監督の長嶋茂雄氏が安芸キャンプを訪問した。
平日にもかかわらず、1万人の観衆が詰め掛けた。午前11時20分、長嶋氏が安芸市営球場入り。星野監督が笑顔で出迎え、両者はがっちりと握手した。球場に詰めかけた観衆は、練習そっちのけでミスターの到着を喜んだ。長嶋氏はグラウンドに飛び出して練習を見守り、打撃ケージの後ろで選手のフォームをチェックしていた。ときには、身ぶり手ぶりを交えて成長株の浜中らの打撃を指導した。
長嶋氏 「着実に変ぼうしつつある。今年の阪神はできるんじゃないか。お世辞じゃないです。ともすれば、阪神は打てないチームだったのですが、片岡、アリアスの加入で打線の軸ができたと、自信を持っていましたね。ピッチャーは平均以上の力を持っているから。これで伝統の一戦が戻ってくる。お世辞じゃないぞ、仙ちゃん。最下位? これは十分脱出するでしょうね。ハイ。」
星野監督 「兄貴が激励にきた感じだよ。しっかりやれよとね。監督が自信を持たないと、選手も持てないだろう。強がりもあるけどね。」
浜中、41本のサク越え 浜中はランチ特打で41本のサク越えを記録した。
1万人の観衆と田淵チーフ打撃コーチ、そして臨時コーチとして安芸を訪れた前巨人監督・長嶋茂雄氏の目の前で会心の当たりを連発した。打球は面白いようにスタンドインし、103スイングで41本のオーバーフェンス。そのうち、8本が場外へ消えていった。4割近い本塁打率にスタンドには拍手が渦巻いていた。
特打の中盤過ぎ、ケージの後ろで見つめていた長嶋臨時コーチから直々にアドバイスを受け、そこから軽いスイングでサク越えを連発した。特打終了後には田淵チーフコーチを交えて長嶋氏から5分間アドバイスされ、浜中はジッと聞き入っていた。
長嶋氏
 「ハマダ(浜中)くん、いいですねー。ハマダくんー、グッドですぅー、グッドグッド。良いですねぇー。その調子ですぅー。去年は、私もゲームでしょっちゅう見ていたんですが、素材的に良いものがあると思ってました。」
浜中 「後ろにおられたんで、力が入っちゃいました。でもいい感じでバットが振れましたね。一生の思い出になりました。自分でも考えているように、だいぶ軸足で打てるようになってきました。でも、まだこれからですよ。」
星野監督グッズ品切れ 球場内の売店の売れ行きも好調だ。
球団直営店では星野監督のグッズを中心に品切れが続出している。
製造に当たるシャープ産業の担当者 「生産が間に合わない。去年の6倍の売り上げが見込めそうだ。」
安芸市商工観光課の梶原主査 「寺原効果でダイエーも盛況だが、やはり1番は阪神。人出も経済効果も、3年前の野村監督就任時と同程度は間違いない。」
橋本大二郎知事が陣中見舞い 橋本大二郎知事が陣中見舞いに訪れ、星野仙一監督に特産の野菜や海洋深層水を差し入れた。
星野監督と年齢も同じなら、出身も同じ岡山。
星野監督 「同郷ですね。」
橋本知事 「同じ血筋だと思います。カミナリは落としてないんですか。」
星野監督 「まだチャンスがないんですよ。」
橋本知事 「要望があれば何でも言ってください。」
星野監督 「グラウンドも施設も使いやすい。安芸とは37年間の付き合いがあるし、絶対にキャンプ地移転はありませんよ。」

さらに視察に訪れていた前巨人監督の長嶋茂雄氏にもあいさつしていた。
橋本知事 「長嶋さんも、今年は阪神と広島が注目だと言っていた。星野監督の下でいい試合をしてもらい、来年以降もたくさんのお客さんを集めてほしい。」
坪井、カツノリが爆笑挨拶 朝のあいさつで坪井、カツノリの同級生コンビが爆笑を誘った。
坪井 「今月で28歳になります。決して若くないので、今年はキャラチェンジをしたいです。いつもしかめっ面でイライラしている自分を打ち破ります。」
カツノリはアントニオ猪木の有名なフレーズ「道」を暗唱し、最後に「1・2・3・ダー」と右拳を突き上げてナインの士気を高めた。
赤星、4打数4安打1打点 安芸市営球場で行われた初の紅白戦で、赤星は4打数4安打1打点と大爆発、右翼線の二塁打を含め、左右に打ち分けた。
この日は見逃した球がストライクと判定され、とまどいを見せる場面もあった。
赤星 「高めのボールをヒットにできた打席もあった。それほど考える必要はない。まぐれの4本。でも、1番打者として初回にガツンと打てたことが一番よかった。」
田淵チーフ打撃コーチ 「首位打者が狙える。」
星野監督 「あれだけ振れてりゃ当たり前。」

星野監督が見守る中、居残り特打で123スイング中、安打性65本だった。
藤本がチーム第1号 藤本が紅白戦でチーム第1号を放った。
三回、二死二塁で打席に立つと、吉野のスライダーを右越え本塁打した。
藤本 「去年は紅白戦でほとんど打てなかったし、勝ったこともなかったんで、幸先良いですね。ホームランになるとは思わなかったけど、自分の思い通りのスイングができていますね。今年はレギュラーと狙わんとまずいっすよ。前向きに頑張ります。」
星野監督 「ホームランは余計だが、バットをしっかり振っているから打球が飛ぶんや。沖原らとレベルの高い争いをしてくれたら楽しみや。」
浅井、2安打 ルーキー浅井良捕手が紅白戦で2安打デビューを飾った。
最初の打席では吉野から中前打。四球を挟んでの3打席目には川俣から二塁内野安打。
浅井 「2安打はたまたまですけど、センター返しはボクの持ち味。緊張感がありましたけど、思い切りやりました。」
投手陣は散々 小雪も散らつくほどの悪天候の中での紅白戦。投手陣は指先の感覚もままならず散々だった。
マウンドに上がったのは、吉野、金沢、川俣、山岡の4人。
吉野は3回を投げ、被安打9で6失点を喫した。
吉野 「毎回毎回、同じことやっちゃって…。収穫?ないですよ。」
佐藤コーチ 「吉野と川俣はブルペンでやれていることの半分もでてなかったけど、金沢と山岡は良かった。ブルペンでやったことを、実戦で勉強していかないといけないから。」
エバンス、アリアスからアドバイス エバンスが、アリアスから打撃レッスンを受けた。ライバルからも教えを請うなど、なりふり構わない努力を続けている。
メーン球場が紅白戦でにぎわっている間、隣の安芸ドームでは、エバンスがアリアスからのアドバイスを受けて、フリー打撃の一振り一振りに、アリアスの目が光った。1球ごとにアドバイスが送られ、しかも時にはマシンが止められ、アリアスがバットを構えて手本を示した。
エバンス 「詳しいことは言えないよ。トップシークレットさ。」
また、通訳を通して首脳陣に”外野をやりたい”と直訴したようだ。
谷中、朝のあいさつダメ 谷中 「6年目の谷中です。去年タイガースにトレードで来ました。去年はトレードで来たので、今年ダメなら野球が出来ないという気持ちで一生懸命やりました。今年もそういう気持ちでチームの勝利に貢献したいと思います。」
その挨拶に対し、星野監督が朝食会で谷中に気合を入れた。
星野監督 「今、1番調子のいい投手。球も切れとる。マウンドでは切れがなくなるな。それに朝のあいさつの目標が低いやないか。もっと言うたらんかい。」
観衆球団史上最高2万3000人 2月10日、安芸キャンプは好天にも恵まれて球団史上最高の2万3000人の観衆を集めた。
1999年の野村前監督の就任1年目のキャンプでは、1日に2万人を動員したのが最高だった。
200台近くを収容できる安芸市営球場の駐車場は、午前5時で満車となり、周辺に臨時駐車場が20カ所増設されたが、それも順々に埋まった。スタンド席は通路までごった返し、急きょ左翼側の外野芝生席が開放された。キャンプ渋滞のため予定より20分遅れでナインは到着した。
星野監督 「ありがたいことやね。多くのファンが見ているということは、選手にプレッシャーを与えることができる。良いことやね。」
エバンス、アーチ連発29本 エバンスがランチ特打でアーチを連発した。
128スイングで、左翼スタンドへの5連発を含むサク越え29本を放った。オマリー臨時コーチの指導で開眼したのか?眠っていた潜在能力を呼び起こした。
エバンス 「これまでクローズ気味に構えていたことで、ボールを左目だけで見ていた。それをややオープンに構えることで両目で見えるようになった。」
オマリー 「1週間前のフォームとは全然違う。」
桧山、初特打でサク越え26本 桧山が初の特打を行った。178スイングでサク越えは26本を数えた。
桧山 「打球は上がり始めたし、初めてにしては上出来。打順とか、決めるのは監督だけど負けたくない。新庄がFAを言い続けて自分にプレッシャーをかけた。それもいいと思う。権利を取れる選手として、励みにして頑張るよ。」
先発投手は6人 星野監督は先発ローテーション枠を6人と決定した。
星野監督 「先発投手は6人くらいかな。6連戦があるからな。開幕投手はあみだくじで決める。巨人みたいに上原って決まるチームはええな。」
また別の話の中では、開幕投手は井川を第一候補に挙げていた。
朝の挨拶、吉野が緊張 キャンプ恒例の朝の発声で、3年目吉野が緊張で言葉に詰まった。
この日から2人ずつとなり、井川の後に立った吉野は途中でで頭が真っ白になりストップした。
吉野 「今年の目標は…目標は…目標は…。」
周囲から「おい、大丈夫か。」と笑いが起こった。
吉野 「プロ初勝利を挙げ、お立ち台に立つことです。今年は心機一転、気合を表に出して頑張ります。」
吉野、新球シュート試投 2月9日、吉野は打撃投手として初登板した。
72球を投げて安打性が6本と仕上がりの良さをアピールした。また取り組んできた新球のシュートで左打者のバットをへし折った。
吉野 「順調そのもの。シュートもいい感じ。」
アリアス、160メートル弾 アリアスが恒例となっているランチ中の特打を行なった。この日119スイング、27本塁打。
最後の1スイングは左翼後方のディアーネットを越え、160メートル先に駐車してあったテレビ中継車にワンバウンドで当たった。スタンドを越え、後方のネットを越え、さらに後ろの道路を保護するディアーネットまで越えて、読売テレビのスタッフバスをかすめ、さらに後ろにある同局中継車のバンパーにワンバウンドで当たったのだ。
テレビスタッフ 「バンパーでした。2時半から1時間、生中継の準備をしていたんです。もしオンエア中にアンテナにでも当たれば断線していたとこでしたね。」
アリアス 「まだ練習の段階。気にしてないよ。景気のいい言葉はシーズンで打ってからにしてくれよ。きょうは引っ張りすぎた。ステイバックに気をつけながらやったんだけどね。」
浜中、36本のサク越え 特打を行った浜中が、137スイングで36本のサク越え。
中堅越えの7本のアーチは手応え十分だ。
浜中 「センターから右にいい打球を打つのが究極の目標。いい感じできています。」
12日に長嶋前巨人監督と
橋本高知県知事が安芸視察
田淵チーフ打撃コーチは、12日に安芸視察に訪れる長嶋前巨人監督から選手の個別評価をもらうプランをぶち上げた。すでに浜中らの個人レッスンをお願いする意向を固めている。
また12日には橋本大二郎高知県知事も安芸を訪れる予定。
OB会から金一封 OB会は練習開始前に選手へ金一封の授与し、安藤OB会長があいさつした。
安藤OB会長 「”星野監督のもと、一致団結して頑張ってください”と言ったよ。今年は何かやると思いますよ。」
星野監督「坪井を忘れちゃいけません。」 第2クール最終日の2月7日、初の居残り特打に臨んだ坪井のケージ裏に、星野監督が仁王立ちした。117スイングで安打性39本、うち8本のサク越え。
星野監督 「浜中の名前が出ているけど、坪井をわすれちゃいけません。あれだけのアベレージを残した男や。」
居残り特打後の約2時間、坪井は鬼気迫る表情で延々とバットを振り続けた。
坪井 「やることをやっていれば、自分が劣っているとは思わない。“見とけよ”という気持ちは常に持っている。」
巨人007・樋沢運営部次長 「新戦力以外で警戒するのは、坪井と藤本。」
川尻、フリー打撃に登板 仕上がりの早い川尻がフリー打撃に登板した。
沖原、上坂ら3人に対して71球。49スイング中、ヒット性の打球をわずか4本に抑えた。打者の手元で大きくスライドしピュッと変化する新しい変化球で上坂から2つの空振りを奪っていた。また紅白戦登板も13日に決定した。
川尻 「変化球が切れていた? そうだね。まあまあだね。打ち取る過程で使えるかもしれないね。あれは使えるよね。」
上坂 「出だしは直球に見えましたけど、あれはスライダー。あれでもっと腕を振ってきたら打てないと思う。」
藤田、右太もも肉離れ全治2、3週間 藤田太陽投手が、練習中に右太もも裏を痛め、高知県野市町の病院で診察を受けた結果「右半膜様筋肉離れで全治2、3週間」と診断された。
投球練習を終え、サブグラウンドの外野全体を使ってボールを追うアメリカンノックを行っている最中、右足を押さえてその場にうずくまった。 急きょ練習を取りやめ、トレーナーの治療後、宿舎へ向かった。
当面、1軍キャンプに帯同し様子を見る予定。
藤田 「トレーナーに聞いてください。」
猿木チーフトレーナー 「痛めたのは右ハムストリング(右太もも裏側)。病院に行くかどうかも含めて8日の休日は様子を見る。」
伊達、11日の紅白戦登板 順調な仕上がりをみせている伊達が11日の紅白戦に登板する予定。
伊達 「とりあえず新ストライクゾーンのこともあるし、打者と対戦できるんでいろいろ試したい。秋季キャンプに病気で遅れた分は取り戻しました。これからが勝負です。」
星野監督、西川に闘魂注入 西川がブルペンでシュートを投げていた際に星野監督から直々に闘魂を注入された。
星野監督 「打者にぶつけてもいいからな。」
西川 「左バッターに食い込むボールですからね。でもそんなに当たらないですよ。」
アリアスがランチ特打 2月6日、ジョージ・アリアス内野手が今キャンプ初の「ランチ特打」を行なった。
75スイングで27本のサク越えを放った。
左の中継ぎに吉野指名 吉野は、今キャンプで連日100球以上の投げ込みを継続中だ。新しい変化球習得にも取り組んでいる。
吉野 「はっきり言われたわけじゃないけど、セットアッパーなのかなと思った。キレのある球が欲しい。連投は苦じゃない。どんな形でも結果を出したい。」
星野監督 「岩瀬?そうイメージしたい。速さは負けんよ。もう1つ自分のボールが欲しい。」
藪、捕手を座らせ41球 藪が、初めて捕手を座らせて41球を投げた。
 「暖かいから座らせた。マメができちゃったよ。まだまだだね。ゆっくり調整していくよ。佐藤コーチからは本当にいろんなことを言われている。今日はまだまだ。」
星野監督 「安藤に負けない球を投げていた。大丈夫。いまの姿勢でやっていれば、去年みたいなことはない。」

また新ストライクゾーンに備えて合流した審判団が、ジャッジを行った。
 「今日はかなり高めを(ストライクと)取っていたが、シーズンが始まっても、きっちりと取ってもらいたい。口答で説明を受けたわけでもないし、内容は新聞で見ただけ。やっとピッチャーに有利なルールができたんだから。」
150メートル坂路調教 坂路調教が、本格的に行われた。
150メートルの坂を選手たちは全力に近いスピードで、星野監督の前を駆け上がっていった。
星野監督 「そんなに走って大丈夫か、トラ(広沢)!元気がええのはここだけか、テル(矢野)!」
今岡 「きついけど、自分のためだから。」
広沢 「昔は3時間やっても疲れなかったのに、きょうは1本で疲れたよ。」
星野監督 「1クールに1、2回はやっていく。」
セ・リーグ会長が安芸キャンプを視察 豊蔵一セ・リーグ会長(74)が安芸キャンプを視察した。セ6球団のキャンプ視察で最初に選んだのが阪神だ。
豊蔵セ・リーグ会長 「気運を呼び込んでいる。活性化している印象がある。片岡、外国人補強に期待している。”今年はやります。見ておいて下さい”と監督が話していた。若手に活気があって、ポスト争いも大変。結果は監督が思った通りになることは十分考えられる。」
紅白戦第1戦は2月11日 紅白戦第1戦が11日に決定した。
実戦を増やしたい星野監督の希望であり、阪神としては異例の早さだ。
佐藤投手コーチ、安藤を絶賛 2月5日、安藤が、ブルペンで初めて捕手を座らせて投球練習を行ない、球質の重そうな速球を45球投げ込んだ。
それを見ていた佐藤投手コーチは絶賛した。
佐藤投手コーチ 「ボールの回転とフォームは文句の付けようがない。あんなにいいと思わなかった。あのままでいいんじゃないか。」
安藤 「矢野さんのキャッチングはいいですね。調子が悪くても良く感じる。まだ7、8割。リズムとバランスを考えて投げました。いまの調子で投げていければ悪くないです。」
矢野 「座って受けてみて、改めてモノはすごいなと感じましたよ。」
巨人の007が警戒宣言 安芸キャンプの新戦力分析に訪れた巨人・樋沢運営部次長、渡辺スコアラーが警戒を宣言した。
巨人007 「元々、投手はいい。そこに片岡、アリアスが入って長打力のある打線になった。ヨソも警戒しますよ。優勝も可能。」
星野監督 「ホメ殺しだろう。今はけん制球の投げ合いだよ。横から見て分からんのなら何ならバッターボックスに立たせてやるよ。」
巨人007 「捕手の後ろから球筋を見ないと分からないからね。」
星野監督 「後ろで見て分かるならエエぞ。明日はヘルメットを持ってこい。」
打撃フォームをビデオでチェック 安芸ドーム内のバッティングケージで、田淵、和田、オマリーの打撃コーチ陣が見守る中、様々な角度から、一人ひとりの打撃フォームがビデオカメラに収められた。
撮影を担当したのは田淵コーチの知人で、日本ハム、ダイエーなどでコンディショニングコーチを歴任したこともある手塚氏で、撮影の最中には同氏も加わって、坪井、曽我部らに打撃指導があった。
早速、このビデオを夜に行ったミーティングで活用した。
田淵コーチ 「自分の意識と、体が同じ動きをするとは限らない。この3日間は、目の体操のようなもの。」
今岡、浜中、カツノリが休日練習 2月4日、キャンプ初の休養日だったが、午前中に今岡、浜中、カツノリが室内練習場で休日練習を行なった。
6年目の今岡は、マシン相手に黙々と打撃練習をこなした。入団2年目以来の休日練習だ。
今岡 「4年連続最下位で周囲からいろいろ言われるが、黙らせるには結果を残すしかない。いつか見とれよという気持ちでやっている。意識改革?そうですね。」
星野監督 「今岡が休養日に打ち込み? ええこっちゃ。そういう気持ちはええこと。男は黙って勝負するという言葉があるが分からんもんな。言ったことを出来んでもいいんや。本気でやればな。」
星野監督、桜井に注目 桜井はキャンプ初日に390スイングで54本のサク越えを披露し、2月3日の1、2軍コーチ会議でも話題に上がった。新井にヒケを取らない長距離砲ぶりを、岡田2軍監督から報告された。
星野監督 「新井と競って、ドンドン飛ばしているらしいな。」
投手陣は5日からフリー打撃に登板 投手陣は、2月5日の第2クールから早くもフリー打撃に登板する予定だ。
金沢、吉野らが先陣を切り、川尻も今クール中に登板予定。
佐藤投手コーチ 「こちらが強制することもある。ブルペンで投げるのもいいけど、ドンドン、バッター相手に投げさせたい。」
ブルペンに巨大暖房機2台導入 2月3日、寒さ対策としてブルペンに温風が出る巨大暖房機を2つ導入した。
これまで唯一の暖房だった石油缶に炊かれた炭では、こごえる手を温めるのが精一杯だった。
佐藤投手コーチ 「あれは監督のアイディアなんだよ。」
星野監督の前で安藤が肝っ玉投球 ブルペンで投球練習する安藤を、星野監督が食い入るように見つめた。矢野との立ち投げのみで約60球。
安藤 「見られてるという意識はありませんでしたね。」
矢野 「速いけど重い。普通はスピンがかかってるから軽くなるんだけどね。モノはすごいんじゃない。」

矢野は投球練習後、安藤に歩み寄った。
矢野 「分からんことがあったら言ってくれ。」
安藤 「失礼な球は投げちゃいけないなあと思ってました。」
佐藤コーチ、カーライルの欠陥を指摘 カーライルが、ブルペンに一番乗りした。今キャンプ初投げで10球に達するころ、佐藤投手コーチがカーライルの欠陥を指摘した。
そして、自らカーライルの右足を持って、うまく左足に体重移動できるよう指導を施した。カーライルの表情が曇り、イラついた仕草を見せた。
佐藤投手コーチ 「ひざと腰の使い方を話した。だってあれじゃ、ダメだろう。オレの考えを柔軟に実行できるのなら、やればいい。無理ならその時考えるよ。」
カーライル 「自分の直そうとしていることにあてはまる話だった。これからも聞こうと思ってるよ。」
野手陣に審判説明会 新ストライクゾーンの審判説明会が、虎野手陣に対して行われた。
広沢、吉田浩、片岡、八木、赤星、桧山、坪井の7選手が打席に立ったが、これまでとは違うゾーンに戸惑うシーンがしばしばあり、対応の難しさを口にした。
今での感覚ならボールだった球が審判から「ストライク」とコールされると、ホーム付近に陣取った選手はどよめいた。
広沢 「慣れるしかない。」
片岡 「実戦で出来るだけ感覚を変えていかなくては。」
田淵チーフ打撃コーチ 「最初はみんな驚くけど、練習すれば身に付くもの。」
アリアス、サク越えわずか4本 アリアスは、フリー打撃では62スイングでサク越え4本と低調だった。心は甲子園だったようだ。
アリアス 「多くの観衆が入る環境は自分に力をくれる。すごく楽しくて、興奮しているよ。」
島野ヘッド、優勝を意識付け 選手を4グループに分けて一斉に行う野手ノックの際、1塁ベンチ前に陣取った島野ヘッドコーチは、強烈な檄を飛ばし続けた。
島野ヘッドコーチ 「優勝だぞ、優勝!勝つんだぞ、勝つんだ!」
そしてノック終了後に島野ヘッドは満足げだった。
島野ヘッドコーチ 「これで優勝できる。意識を持ってやることが今年のキャンプの目標。やっていればクせになる。」
浜中にイエローカード 島野ヘッドコーチはノック途中で浜中に、声が出ていなかった選手が罰則として10回の声出しを課すペナルティボックスに行くように促した。
島野ヘッドコーチ 「浜中、コーチが声が出ていないと言っとる。行ってこい。」
吉竹外野守備コーチ 「イエローカードです。」

吉竹コーチがその場を取りなすと前言を撤回した。
星野監督、声出しに不満 星野監督は練習中の声出しにも、まだまだ不満のようだ。
星野監督 「声が出ているのは普通。あれを元気だと感じるのはおかしいよ。カラオケでも行ってもっと声を出せばいい。」
初の日曜日、ファン5000人 キャンプ初の日曜日は、時折雨の空模様だったが、3日間で最多となる5000人のファンが詰め掛けた。
星野新監督はメーン球場からブルペン、サブグラウンド、室内練習場とくまなく移動した。
星野監督 「第1クールの現段階ではボチボチ。悪くない。中の上か、上に近いかな。」
星野監督、ブルペンでじっくりと観察 雨天となった2日目、星野監督はのぞくだけのつもりだったブルペンで、じっくりと観察した。
葛西投手兼任コーチと密談しながら、吉野、金沢、成本、谷中、井川らの投球をじっと見つめ続けた。
その後、室内練習場に直行し浜中、赤星に声を掛けた。
前日、捕手役が少なくピッチング練習が手際よくできなかった話を聞いた星野監督は、この日から守備練習中でも矢野とカツノリを送り出してブルペンを効率よく解消させた。
片岡、流し打ちを心がけた 片岡は、打撃練習で流し打ちを心がけた。
片岡 「注目を浴びているからこそ、大きいのを打ちたい気持ちを殺すよう努力している。去年はケガでふがいない結果だったので、プロ11年目の今年は、今までで最高の成績を残したい。」
オマリーコーチ、坪井と浅井に指導 オマリー臨時打撃コーチは、前日のアリアスに続き、坪井と浅井に指導した。
坪井は、前夜の夜間練習に続き、フリー打撃でも指導を受け、練習終了後も安芸ドームにこもって1時間半の居残り特打を行った。
坪井 「僕はオマリーさんの現役時代と似てると思うし、色々と教えてもらいたいんです。」
オマリー臨時打撃コーチ 「若い選手には、自分の経験を色んな形で伝えていきたいね。状況に応じた考え方を、ひとつひとつ意識して何度も繰り返すことが大切なんだ。」
安藤、2日連続ブルペン 雨のため野手陣は室内での練習になった。
ルーキー安藤は、初日から2日連続でブルペンに入って55球の投球を行なった。捕手は立たせたままだが、随所に回転のいいボールを投げ込んでいた。
安藤 「まだしっくりこない。中途半端に捕手を座らせると、フォームを崩すから。だいぶ感じがつかめてきた。」
佐藤投手コーチ、伊達・安藤と居残り練習 佐藤投手コーチは、申し出た伊達、安藤と居残り練習を行なった。
首をかしげながら、何度もネット投球をする伊達に、佐藤コーチは身振り手振りを加えてアドバイスしていた。途中からは安藤も加わった。
佐藤コーチ 「早く帰ろうと思ったのに、帰れなくなったよ。」
ハンセルが抑え転向を志願 ビビアン夫人の出産のため、来日が遅れているハンセルが、三宅渉外担当を通じて、星野監督に抑え転向を志願していた。
ハンセルはメジャー在籍時には、セットアッパー、抑えを経験していた。今季の契約では、”先発だけでなく、セットアッパーや抑えでもやる”と話していた。
星野監督 「外国人は競争やな。」
田淵コーチ、いいものは即決 田淵チーフ打撃コーチは、アリアスが使っていた打撃時の衝撃を吸収する「サムガード」と呼ばれるサポーターを見つけ、選手のために大量購入するプランを即決した。
また“超遅球マシン”の導入も即断した。
田淵コーチ 「遅い球は、軸足に体重をためないと打てない。超遅球マシンは下半身の使い方を覚えるのにいい。」
星野監督、野球日本代表後藤監督と会談 星野監督は、キャンプ地の高知・安芸を視察で訪れた野球日本代表の後藤寿彦監督と会談し、代表チームへの全面協力を約束した。
星野監督 「プロ野球全体としてどういう方向に持っていくのか。コミッショナーが方向性を出して、代表に協力できるプロの日程調整をしないと。あんたの所からは、1人もいらないというのは寂しいからな。」
藪に佐藤コーチがマンツーマン指導 藪が佐藤投手コーチから熱烈なマンツーマン指導を受けた。
ボールを低めに集めるため、踏み出す左足の歩幅を従来の6歩半分から、7歩分に広げる新フォームに挑戦だ。
キャンプ初日のブルペン。佐藤投手コーチの指示の下、藪は精力的にフォーム修正に取り組んだ。これまで踏み出す左足の歩幅は「6歩半分」だったが、「7歩分」に広げることを勧められた。ステップアップの狙いは、球筋を安定させ、ボールを低めに集めるためだ。実際に52球の立ち投げを行った。
 「強い下半身を生かせ、ということだと思います。歩幅を広くすることで打者に近い所で、リリースできる利点もある。」
片岡、シート打撃で3本のサク越え 片岡は順調な調整ぶりだ。
球場入りしたときは大勢の報道陣に囲まれ、緊張気味だった。しかしシート打撃では、3本のサク越えを含む、安打性の打球を連発した。
片岡 「チームが変わっても何も変わってない。ユニホームくらいだよ。」
アリアスがフリー打撃 新外国人のアリアスが、フリー打撃で76スイング中、さく越えが18本。最後はさく越え3連発で締めくくった。
田淵チーフ打撃コーチ 「初日から飛ばしているな。」
アリアス 「バットにボールが当たって驚いたよ。自分のペースは分かっている。リーグが変わっても、調整に変化はないよ。」
星野監督、ユニホーム姿を初披露 午前9時50分すぎ、星野監督が球場に到着した。外野付近で円陣を組んだチームの輪に歩み寄り、ユニホーム姿の背番号77を初披露した。
星野監督 「ええ男に撮ってくれよ。」
川尻にまず声を掛けた。
星野監督 「おう、川尻やないか。」
一同爆笑となった。続いてコーチ陣、選手に挨拶、厳しく訓示し拍手もわいた。
午前はブルペンに足を運び、復活を期す藪、川尻らの投球練習を視察したが約40分で引き上げた。
星野監督 「選手が飛ばし過ぎたらまずい。」
午後のフリー打撃では田淵チーフ打撃コーチとともに、新加入の片岡、アリアスらの打撃に鋭い視線を向けた。
星野監督 「初日としては合格点以上。自分からのメッセージが選手に十分浸透している。この満足感が継続するかだ。」
桧山 「監督はすごく選手を乗せてくれる。」
キャンプ初日 2月1日、穏やかな晴天に恵まれた高知・安芸市営球場でキャンプ初日を迎えた。
気温が12度まで上がる穏やかな晴天になった。
野村前監督初年度の3倍となる3000人のファンを集め、報道陣も30人多い約300人。
星野監督、亡き愛妻に誓う ”オレは優勝するために来たんだ”
5年前の1月31日、陰で支えてくれた愛妻の扶沙子夫人(享年51歳)が白血病で他界した。命日はキャンプイン前日のため、3日前の1月28日に名古屋でお墓に手を合わせた。
星野監督 「墓場の陰から何か聞こえなかったかって? いやいや。オレは娘の言葉が妻の言葉だと思ってるんだよ。」
阪神監督就任を決断したのは、2人の娘の後押しがあったからだ。





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