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読書夜話2002年1月前半
毎年忘れることなくやってくるお正月編
2002年1月某日
特に例年と変わることもなく新年がスタートした。別におめでたくはないけれど、「おめでとう」と何度も言う。正月早々、自分が自分に正直でないようでやや悩む。でも、そんなことは酒を飲むとすぐに忘れるのであった。
2002年1月某日
どうしようかと悩んだのだけど、昨年までの「読書日記」を「読書夜話」というタイトルに変えることにした。「どくしょやわ」ではなく「どくしょよばなし」と読んで欲しいです。いつもまとめて月末(というより月初だが)に書いているので、正確には日記ではないからね。直前まで「読書月記」というタイトルにしようと決めていたのだけど、突然に月2回の更新を目指そうという気分になってしまって、「月」という文字を使わないことに決めた。月に2回も更新できるのだろうかという不安はあるのだけど、楽しみにしている人も3人くらいいるみたいなのでちょっとがんばろうかなと(笑)。
一応、1日と15日にアップを予定しています。予定はもちろん未定。プロではないので責任もないし、のんびりと。10日前後のズレは普通にありえるかもね(笑)。これまで通りに、書きたいときに書きたいことを書く、というスタンスです。
深夜に酒での飲みながら読んで欲しいですね。別に番茶とかホットミルクとかでもかまわないけど。
2002年1月某日
年末年始のテレビ番組について少しばかり語りたい。ビデオに取ってまだ見ていない番組もあるのだけど、なんといってもよかったのは「時をかける少女」だった。2日の夜にTBS系で放送された「モーニング娘。新春!LOVEストーリーズ」というやつですね。3つの話があって、他の2つはそんなに面白くもなかったのだけど、「時をかける少女」にはとても轢きつけられるものがあった。
甥っ子姪っ子(ぜんぶで6人もいるのさ)と一緒に布団の上で寝っ転がって見ていた。とっても正月らしい雰囲気の元、ちょっと酒が入って酔っていても十分に理解できる物語。よかったね。最初は受験勉強していた中3の姪っ子もこの「時をかける少女」だけは全部見ていた。
見ていると僕の脳裏には、原田知世のこと、あの尾道の映像が蘇ったり。昔のNHKの「タイムトラベラー」の映像が蘇ったり。筒井康隆の小説もけっこう読んだし。
そうなんだ。甥っ子姪っ子は誰も筒井康隆のことを知らなかった。僕らの中学高校の頃に読んだ本というのは、星新一と筒井康隆くらいだったのに。
このドラマの何がよかったかというと主役の安部なつみがいい雰囲気だった。特別ではないのだけど、可愛いしよかったね(笑)。
それにしても、この「時をかける少女」という物語の中にはいろいろな要素が入っていたようだ。恋愛の話であると言えるわけだけど、けっこう深いように思えた。大切だけど、忘れてしまうことはあるよね。それでも、胸の奥のほうで少しだけ残っているようなこと。SFという要素を消してしまったとしても、大切な自分のことのように思える物語のような気がしてきた。
テレビ番組についてのその2はなんといっても3日TBSの「フードバトルクラブ!今世紀最強の大食い王グランドチャンピオン決勝」だった。大食いというのは、もう完全にひとつのスポーツとして定着していくような雰囲気。太っている人が大食いが得意かというと、この番組を見ているとぜんぜん別だということがわかる。ちゃんとトレーニングをして、テクニックを磨かなければこの競技に勝つことはできないのである。でもここまでくると、食べることが楽しみでもなくなってしまうような気もしたが。
ちょっとだけこの番組についての希望もある。例えばスキーのジャンプの競技では、ただ単に飛距離だけでなく審査員の採点のようなものがある。「大食い」という競技もただ、「速い」「いっぱい食べる」というだけでなく、「きれいに食べる」という要素も入っていいと思うのだけどね。ただ口につっこんでいるだけみたいで、あんまり食べているという感じもしないような。
でも、この番組はおもしろので、次回もまたついつい見入ってしまうと思う。
2002年1月某日
今回の年末年始の帰省も例年と同じように座席の予約をすることなく、行き来した。31日に実家に帰り、新年3日に戻るというスケジュール。テレビのニュースでは帰省ラッシュのピークということで騒がれるときである。確かに混んでいた。でも、なぜか行きも帰りも座っていたのであった(笑)。帰るときは、ちょっと早めにホームに行って並べば座れるし、戻ってくるときは、指定席の空いてる席がたいていひとつくらいあるのである。けっこう僕はこういうことは行き当たりばったりなのだけど、なんとなく何とかなってしまう。
良いことなのか悪いことなのか、わからないけど。
2002年1月某日
古くからの友人がこのドルフィンホテルを見てくれた。その感想が「何だかしょっちゅうラーメンを食べ、お酒を飲んでいるみたいですね」というものだった(笑)。やれやれ。もうちょっと本の話をしよおっと決意したのであった。でも、今回も本の話は少ないね……。
2002年1月某日
年賀状を出したりもらったりして感じたことがあった。
人は常に移動しているんだね、ということである。人工衛星あたりから日本を眺めると、へっこう頻繁に住所変更が行われていることがわかるのかもしれない。役所に届けに入ったり、いろいろと手続きも多いだろう。不動産屋さんへのお金の出入りも見えるかもしれない。なんだかみんなよく住所が変わるような気がした。もちろん、田舎の親戚などは、何十年も変わることのない住所だったりして、それはそれでどっしりとした雰囲気がある。
一年に一度の年賀状という行事で、ひとりひとりの居場所が確認できてなんだか少し安心したような気持ちになった。
2002年1月某日
お医者さんに行くために、早めに起きて並ぶために部屋を出た。いつもは遅い時間に外に出るという日常なもので、朝7時15分の景色というのは新鮮なものがあった。なんといっても、女子高生が自転車で走って行くのがいい。おじさんに思われるのだろうな(シュン……)。でも元気に自転車を漕ぐ姿というのは健康的な感じがするのだけどね。元気に今日も1日がんばるんだな、みたいな。住宅街を歩いているとびっくりする景色にも出会う。けっこうなおばさんがパジャマの上に何かを羽織っただけの姿で、ゴルフのパターを持って練習をしていた。道の真ん中である。ジャージではない。たぶんシルクのようなけっこう高そうなパジャマみたいだった。もちろんそんなにじっとは見ていない。興味がなかったもんで(笑)。10分弱で医院に着いたのだけど、この日は休みだった。僕の頭はまだ正月ぼけしているのかもしれないね。
2002年1月某日
年末の忘年会オフのときの話を少し書こう。どんどん食べどんどん飲んでいくと、ついつい話題が過去のことになっていく。カラオケなんかでも、最初は最新のヒット曲なのだけど、最後の方には定番のフォークソングとかアニメソングとかになっていくように。
で、むかしのテレビ番組の話になった。「新八犬伝」についてである。「明日がある」で坂本九がブレイクしても、「八犬伝」がリバイバルでブレイクすることは難しいようだ。それにしても、「新八犬伝」の坂本九の歌はよかったよね。
びっくりしたのは、けっこうみなさんこの人形劇の話の細かなところまで覚えていることであった。僕は既に犬塚志乃くらいしか正確に名前が言えなくなっているというのに、Mawaさんなんかは、かなり覚えていたようだった。わくわくしながら、いつもあの番組を楽しみにしていた。僕くらいの年齢の者にとっては大切なテレビ番組だったと思う。
ときどき、夕焼けの空を見ると、小さかった頃に急いで家に帰って「新八犬伝」を見たことを思い出すのだった。
2002年1月某日
なかなかよい雰囲気のウェブサイトを見つけた。けっこう有名なところなんだけど、とても読ませてくれる文章で面白い。「RISAKO.COM」(http://www.risako.com/)という三浦りさ子さんのサイトです。最近妊娠を発表したということで話題ですね。三浦りさ子さんというのは、僕なんかの感覚からいうとKAZUの奥さんというイメージでもあるのだけど、今多くの女性のみなさんの間ではカリスマ的な存在だというらしい。
このウェブサイトには写真が載っていたり、ファッション的なセンスもあって実は僕はその辺はわからなかったりするのだけど、「FROM RISAKO...」という日記のコーナーの文章が素晴らしいセンス!! 岸本葉子のエッセイとかと共通するような楽しさがある。もちろん、ぜんぜん別のタッチなのだけど、すごく日常生活の個性があって、特別な人ではなくひとりの生活者のエッセイといった雰囲気なんだよね。時折出てくる主人の話(KAZUのことね)も普通のご主人という感じでいいです。
いいと感じるところはいっぱいあるのだけど、あとはシンプルのデザインもいい。ごちゃごちゃとした派手なウェブサイトが多い中、ものすごーくシンプルだけどかっこいい。きれいな落ち着ける部屋の中にいるような感じです。
2002年1月某日
メジャーリーグに行く日本人選手が多くなっている。とても嬉しい。それにしても情けないのは、メジャーに行くことで日本のプロ野球が空洞化してしまう、みたいな声が聞こえてくることである。行きたい人は行かせればいいのにね。
プロ野球関係者は、もっともっと日本のリーグを魅力あるものにしていけばいいんだよ。世界中の一流選手が来るような。なんでそういった発想が持てないのか不思議で仕方が無い。
他のスポーツだって、日本が一番の人気のあるステージというものもある。誇りの持てるリーグにしていけばいいのに、ただ流出はいかん、という発想しかないような気がするのだが。
今のプロ野球なんて無視して、独立リーグをつくったら面白いと思うのだけどね。
2002年1月某日
ドルフィンホテルの宿泊アンケートからのメールが送られてきた。実は何を隠そう、つくってから5通目だった。ドルフィンホテルを見つけて「幸せ一杯な気分です」なーんて書かれてあって、僕も幸せ一杯な気分になってしまった。
2002年1月某日
点検ということでケーブルテレビ会社のメンテナンスの人がうちの部屋に来た。僕の部屋の本を見てびっくりしたみたいで「うわぁ、すごいですね。ぜんぶ読んでいるのですか」と言われてしまった。単行本を入れた4段の小さめの本棚が4つ、文庫本を入れた3段のもうひとまわり小さめの本棚(実は押し入れ本棚である)が4つなので、本好きから言えばそんなに多くの本というわけでもないだろう。
ちょっと返事に困ってしまった。別に本を読むということは特別なことでもないす、何年か買った本を捨てずに置いていけば自然とこのような状態になってしまう。
それはそれとして、この点検のときに僕はケーブルテレビの契約をしてしまった。通常1万円掛かると言う初期費用が今なら2000円でいい!ということでついつい決めてしまったのである。その日のうちに、チューナーを持ってきて設置してもらって、すぐに見ることができるようになった。あれよあれよ。まあ衝動買いと言えなくもないが、入ろうかと資料を取り寄せたこともあったり、お値段が月に3600円だし、今年はワールドカップもあるし、小野も見たいし、CARTも見たいし……。
実際に番組を見るとあるわあるわ。50局近くチャンネルがある。これからの僕に読書の時間はあるのだろうか。
2002年1月某日
年末から年始にかけて、ずっと司馬遼太郎の『空海の風景』(中公文庫)を読んでいた。そんなに読みやすくはなく、長い本だったのでけっこう時間がかかってしまった。考えてみると僕は空海という人のことは何もしらなかった。知らない人のことについて、その人生に触れていくのはやはり楽しいものである。ちょうど、下巻に入った頃だった。NHKでこの『空海の風景』が2日に渡って放送されることを知った。ビデオに取って、ちょうど本を読み終わったところで、このテレビ番組を見た。本で楽しみ、出来たての映像で楽しむ。新年早々、特別の読書体験だったような気がする。
2002年1月某日
昨年末に出来たばっかりの居酒屋に行って飲んでいた。2度目なのだが、1回目のときと比べるとガタリと印象が下がってしまった。だいたいどこのお店に入っても2回目はどうもがっかりすることが多い。これは別に飲みやさんだけのことではないか。閉店時間だからと急かされたのだけど、靴を履こうにも靴べらがない。店員さんを呼んでも来てくれない。靴が履けない。なんだかとってもイライラしてしまった(笑)。そうなんだよな、靴を履くというのはけっこう難しかったりする。少し前に旅をしていたときは、小さな靴べらを持っていつも取り出せるようにしていた。たかだか、靴べらがなくて靴がうまく履けないというだけど、こんなにも僕の気持ちは不機嫌になってしまうのかと、深く深く感じてしまった。女の人にはこういう気持ちはあまりわからないだろうね。もちろん、男にはわからない悩みも多くあると思うけれど。ところで、今気づいたのだけど、女性は靴べらって使わないのだろうか?
2002年1月某日
久しぶりに「ぬけさく図書館」(http://homepage2.nifty.com/Rumiko/index.htm)を覗いてみたら、更新されていた!(笑) 日記もちゃんと書かれている。なぜか感激してしまった。
2002年1月某日
久しぶりに「だらしな日記」(http://webmagazine.gentosha.co.jp/lazy-diary/lazy-diary.html)を読む。お正月休みだったみたいで、1ヶ月ぶりか。なんと、この日記が本になるとのこと。出たらすぐに買いに行こうっと。
2002年1月某日
図書館に行って岸本葉子の予約をする。そして現在、7冊もの彼女の本が僕の本棚には並んでいる。嬉しいことに図書館は「特別館内整理日」というのが1週間ほどあって、その分長く借りることができる。他に借りてきた本には、川上弘美のエッセイもある。なんだか、気持ちがホロロンとしているよ。
(2002.1.18)
DOLPHIN
HOTEL
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