フロント
   
   
   
   
   
   
   
   
   


     

DOLPHIN HOTEL 読書夜話2005年1月

疾風に勁草を知る 2005/1 #1 

2005/1/16 

◆ 雪降ろし
 2005年という1年がはじまった。特に何かを語るつもりもないのだけど、だらだらと挨拶みたいなことを書いてみよう。

 何よりも今感じていることは、健康というものが大事なんだな、ということだ。昨年の今頃は全くもって体調が悪かった。実家に帰ったときも頭痛と眩暈がして、昼間から布団に入っていた。階段を上るときは息切れがしていたのだ。それが、今はそれなりに元気に過ごすことができている。12月の初旬くらいは、急激に気温が下がったとこもあってか、頭痛がしたりして不安もあったら、それも無くなった。

 よく新年には「病気をしないで健康に」なんて言葉が交わされる。以前はただの言葉に過ぎなかったものが、実に大切なことのように思えてきている。

 昨年友人にあって話をしたときのことだ。その友人は、それなりにいい大学を出ていて友人関係の多くはそれなりに名のある会社に勤めている。毎年集まって飲み会をやっていたのだが、最近では忙しくそういうことも無くなってきたのだという。つまり、40を越えての年齢というのは、会社の上の方に行くかリストラかのけっこう重要な時期にあるとのこと。

 僕には全く無縁の世界の話に思えたが、とにかく、24時間会社のために仕事をしているようなものらしかった。よくよく考えてみると、多くの人がそうやって仕事をしている。そうでない人は、ハローワークに行って深刻な表情をしていたりしている。家でのんびり過ごしているなんて、僕くらいのものである(笑)。

 でも、がんがん仕事をやっていますという人を見ると、どうにも不健康そうに感じられる。太っているとか身体の状態でわかるし、「仕事が忙しくて医者にはいけない」なんて言葉が普通に出てくる。

 僕の新年は、屋根の雪降ろしということに時間が費やされた。なんといっても、2階の屋根は高く、かなり恐かった(笑)。危ないところなので、この場所は僕がひとりでやってたのだが、まるまる1日を費やした。ただただもくもくとその作業をしていると、なんだか無の境地に行くのではないかと思えてきた。考えてみれば雪降ろしなんて、まったく生産性のない行為なのだ。数ヶ月で消えてしまうもの。でも、今やらなければならない。ほとんど雪降ろしの初心者が語ることではないかもしれないが、雪降ろしにこそ人生の何たるかがあるように思えてきた。

 それにしても凄いと感じたことは、うちの母親である。母屋の屋根の雪降ろしは一緒にやっていたのだが、母は昭和8年生まれである。健康であること、それは雪降ろしができるということかもしれない。

◆ アマゾンでのブックショップ
 アマゾンで本を売り始めて4ヶ月が過ぎた。ほんとに少しずつの状態なので、大した儲けにはなっていない。しかし、静かにその面白さを感じている。アマゾンのシステムでは、出品者が、購入した人から評価を受ける。僕への評価はやっと59という数まで来た。平均して4.9という数字。4の評価でも、特に何かが不満だったということでもなさそうなので、ほぼ満足してもらっているようだ。

 まあ、他の人の評価を見ても、ほとんどは5に近い評価になっているが。評価の数字よりも、嬉しいのはけっこうちゃんとしたコメントを書いてもらったりすることだ。「また利用したいと思います。」なんてことが書かれていると、本当に嬉しい。メールで、本が届いたと連絡してくれる人もいる。

 特にメールの場合は、本名でのやりとりになる。住所もオープンな関係だ。インターネット=匿名というイメージのある中、ちょっと違った雰囲気がある。背筋を伸ばしての緊張感みたいなものだ。トラブルのようなことがあり、何度かメールを交わすこともある。

 4ヶ月こういうことをやって思うのは、メールでも真面目に丁寧に対応していけば、ちゃんと自分に返ってくるということだ。インターネットでは、顔は見えない。けれど、そこに面白さがあるように思える。

 ちなみに、ドルフィンホテル内にある、「DOLPHNHOTEL BOOKSHOP」は今だに一冊も売れていない(笑)。

◆ カボチャ
 緊張する一瞬というのがある。このことで、たぶん寿命が15分くらいは縮まっているのではないかと、本気で感じていたりする。だぶん、誰でもそういう一瞬というのがあるのではないだろうか。
 僕の場合、カボチャを切るときが、この一瞬でなのである。カボチャは硬い。15分も弱火で煮れば、あんなにも軟らかく、美味しくなるのに。

 この硬いカボチャを力を入れて切るとき、ひょっとしたら手が滑り、カボチャの代わりに指を切ってしまうのでは……。どうしてもそんなことが頭に浮かんでしまうのだ。もちろん、手馴れた主婦の方には、カボチャの切り方はテコの原理を利用して、なんてご指導を受けるかもしれない。でもやっぱりカボチャを切るというのは、僕にとって特別な緊張がある。食べるのは大好きなのだけどね。

◆ 救急車
 ちまたでは、「救急車の利用を有料化すべきだ」という議論があるようだ。なんと、タクシー代わりに使う人もいたりするのだという。
 救急車の話題というと、ちょっとばかり口を出したくなる。何度か救急車というものに関わったことがあるからだ。

 池袋の繁華街で仕事をしたいた。そうした中で119に電話したこともあった。その前にも、救急車の来る状況というのをわかっていたので、あまり電話をしたくはなかったのだが、まあ、せざるを得ない事態だった。

 ピーポーピーポーという音が鳴る。歩行者道路に救急車が入る。となると、もの凄い人が集まってしまうのである。こういう絵というのは、運ばれる側の人間にとってはかなり深刻な問題なのではないかと思う。救急車だけだったらまだいい。なぜか来たクルマが消防車ということもあった。

 友人の女性が救急車で運ばれたということもあった。彼女が住んでいたのは、静かな住宅地。お酒の入った瓶を割ってしまい、手を切った。流れる血。それなりに冷静だったけれど、なかなか出血が止まらない。どうしたらいいかと考えた彼女は119に電話をして、とりあえずの対処方法を聞いた。教えてもらったはいいのだけど、救急車で来るという。彼女は大丈夫だとは思ったが、相手の言葉に従うことにした。

 大きなサイレンを鳴らしてやってきたのは、消防車だった……。当然のように、近所の人が集まり人だかりができる。出血の止まった彼女は、とーっても恥ずかしい状態で、救急車へと乗り込む。もちろん、誰かが悪いとかという話ではない。救急車の人達だって、一生懸命に仕事をしているのだろう。でも、救急車を呼ぶということは、ある意味でけっこう恥ずかしいことだったりする。

 そんなわけで、現行の救急車とは別に、有料になっても構わないので「ライト救急車」みたいなものができたら便利なのでは、と思う。生死に関わらないけれど、それなりに急の必要があり、専門的な知識のある人が病院に送ってくれる。そして、サイレンを鳴らさないで、地味に、丁寧に。

 たぶん、僕だけでなく多くの人が望んでいるのではないだろうか。

◆ W杯アジア最終予選
 日本はドイツへ行けるのだろうか? 実は昨年日程が決まったとき、かなり不安な気持ちになった。仮に日本は破れドイツに行けなかったとしても、僕自身にとって何か損害があるわけではない。しかし、アメリカ大会の予選、フランス大会の予選と、見る方にとっては特別なものがある。

 何故不安になったのか。2月9日に北朝鮮とのゲームがあるということだ。関係者はこの初戦が大切で、勝たなければならない、と言っている。
 Jリーグの今シーズンの開幕は3月5日である。プロの選手には、当然オフというものがあるはず。身体を休めるのも重要なことだ。オフのあとに少しずつ準備をしてシーズンに入る。それが3月という時期であり、1年というシーズンがあるはず。

 素朴な疑問として、2月9日に身体のピークを持っていくようなことはできるのだろうか。仮に、2月9日に最高のサッカーをして、北朝鮮に快勝したとしよう。そのあと、選手達は今シーズを乗り切れるのだろうか?
 サッカージャーナリストがこういう問題を何も語らないのも、僕には不思議なことのように思える。

 単純に僕は思う。2月9日のゲームは捨てればいい。現代表メンバーとは違った選手で戦ってもいいだろう。とにかく、2月9日に無理をする必要なんて全くない。もちろん勝てるのだったら、勝ちたい。けれど、この第1戦を勝ちに行って負けてしまったなら、そのダメージは相当なものになるのではないか。

 ひとつの救いは天皇杯決勝だった。ジュビロからは数人の日本代表がいるが、ヴェルディにはひとりもいない。つまり、多くの日本代表の選手は、元日にはちゃんとオフの状態であったことだ。

◆ 領土問題
 雪国での生活とは、どのようなものだと思われているのだろうか。厳しい環境なのだから、近くのもの同士が助け合っているという人間同士のあたたかな触れ合いみたいなあると感じている人は多いのではないだろうか。

 実は多くのトラブルがある。うちの親戚の家は住宅地の真ん中にあり、雪捨て場がない。屋根の雪を降ろしたら、それをトラックに乗せ、河原などにある雪捨て場に運んでいくのである。当然簡単にできるものではなく、人を頼んだりして、かなりの金額が掛る。まあ、お金のことは仕方が無い。問題は、隣の家なのだという。

 狭い隣同士であれば、当然そうした作業中に、雪はお隣の土地へと行ってしまうこともある。もちろん、作業の前にはお菓子を持って挨拶に行ったりする。でも、この親戚では、ちょっとでも雪が来ようものなら、かなり激怒されるのだという。雪の心配というのは、こうした人とのトラブルの心配だったりもしている。

 実は、この逆に近いことがうちでも起きている。隣には地区の会館があるのだが、その除雪作業の雪が、うちの土地に山と捨てられてしまっている状態なのだ。ちょっと雪が行くかもしれない、という話はあったようなのだが、どう見ても完全に「捨てている」というものだった。ちゃんと話をすれば済むことなのに。
 正直なことろ、腹が立ってどうしようもない。

 まあ、寒い話はどこにでも転がっているのだろうけど。

◆ HTML
 このところHTMLというものと睨めっこしている。ドルフィンホテルなどはDreamweaverというソフトを使っていたので、直接HTMLをいじるということはあまりなかった。
 けれど、なんとかHTMLというコードを打っていると、なんだ簡単じゃないかと思えるようになってきたのだ。

 もちろん、まだまだわからないことは多いし、難しい。けれど、このHTMLの難しさと、Dreamweaverの難しさとを比較した場合、あんまり変わらないのではないだろうか。Dreamweaverの場合、その機能を全て使えるようになったとしても、自分の作りたいウェブサイトを作ることはできない。どうしても、Dreamweaver+HTMLが必要になるのだ。だったら、初めからHTMLの方がいい。

 ということで、これからウェブサイトを作るという人には、僕は圧倒的にHTMLをお薦めする。

 今のドルフィンホテルをどうするか。実はこれは難しい。あまりにも大量の文章があるのだ。デザインをリニューアルするよりは、夜話を書いた方がいいのだろうと思っているところ。でも、トップページくらいはなんとか、HTMLで新しくしたい。

◆ お年玉付郵便葉書
 それにしても……、当たらない。年賀葉書である。よく見ると「お年玉付郵便葉書」と書かれている。僕の今年のお年玉は、「お年玉切手シート」が2枚だけだった。1等のノートパソコンが欲しかったのに。2等のゆっくりしたい宿泊券でもよかったのに。いや贅沢は言わない。地域の特産品小包だけでも……。

 この世のどこかに、1等をもらっている人もいるのだ。8844本もの1等賞。でも、当たったという話は聞いたことがない。

 宝くじだったなら、1万本に1本とか2本というのはわかる。けれど、「お年玉」とネーミングしている当選の3等が1万本に2本というのは、やはりおかしいよ。誰もが当たるであろう4等の「お年玉」が切手シートというは、悪いけどバカにしているような話だ。切手シートをもらって、大喜びする人がいるのだろうか。

 もっと賞品を増やして、もっと豪華な「お年玉」にすればいいのに、と心から思う。デパートなどでは、福袋を買うために大勢の人が並んでいるのだ。たぶん、民間の会社がこの「お年玉付郵便葉書」を運営するとしたなら、スポンサーを集い、かなりのお年玉になるのではないだろうか。
 どう考えても、このお年玉の賞品にはアイデアという感覚が欠けている。面白くもなんともない。

◆ 10年前
 阪神淡路大震災から10年になる。10年前、僕は特別な時間を過ごしていた。わかりやすくいうとハローワークなんかに行って仕事を探したりしていた。その前にはフリーランスで仕事をしていたため、失業保険というものはなく、どうやって生きていこうかと不安な気持ちの中にいた。

 約半年ほど、無職の状態だった。こうやって考えていると、いかに僕の人生では仕事をしていない時間の多いことか(笑)。よく10年ひと昔と言う。子供の頃から考えてみても、それなりに10年という単位で、人生に変化があるように思う。

 10年経てば、辛かったことも昔のことだと考えることができる。楽しい10年であればと思う。ちょっとはモテル10年だったら、嬉しいのだけど(笑)。

<年末年始テレビ特集>

 どうして年末年始はテレビが特別番組になってしまうのだろうと思う。コンビニだって休むことなく開いているという世の中なのに。そう大して面白くもないじゃないかと言いつつ、スペシャル番組をだらだらと見ていた。

◆ NHK紅白歌合戦
 途中お風呂に入ったりはしていたが、最初からずっと生で見ていた。テレビの歌番組というものを見なくなったというか、そういう番組自体が少なくなった気がするが、初めて見る、聴くというのが多かった。

 いい曲がない、演出が酷い、というのが僕の感想だった。不思議に思うのは、なんでモーニング娘。とかってメドレーばかりやっているのだろう。何でもいいから一曲をちゃんと完成度の高いものとして出してくれればいいものを。

 紅白を見ていて、毎年少しずつ「凄い」という気持が大きくなっているのは、和田アキ子である。「あの鐘を鳴らすのはあなた」がこんなにいい唄だったとは。阿久悠の詩というのは半端なものではなかったのだ。唄いこなす和田アキ子、恐るべし。

 年末のNHK紅白歌合戦の裏番組に、「和田アキ子・オンステージ」というのがあったら絶対に僕はそっちの方を見るだろう。特別に和田アキ子を好きだというわけではないが、年に一度くらい、こういう唄を聴いて、1年を振り返るなんて最高の大晦日ではないか。

◆ PRIDE男祭り
 紅白はリアルタイムで、「PRIDE男祭り」はビデオに録画した。「K-1 Dynamite!!」は今回は見るのを諦めた。話題性はあるが、中身に欠けるような気がしたのだ。特に今回のPRIDEは、エメリヤーエンコ・ヒョードルVSアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラという最高のカードがある。このために、こっちに決めたといってもいい。

 試合は面白かった。ある意味で、グレイシー柔術が負けたことでもある。これからどういう戦いがはじまるのか、また楽しみが広がっていくというものではないか。

 それにしても、それにしても。このフジテレビの放送を、酷いものだと感じたのは僕だけだろうか。ある意味でこれは格闘技のイベントである。ひとつの独立したウェブサイトというような見方のできるもの。しかし、このフジテレビが放送したイベントは、ウェブサイトというよりもブログという雰囲気だった。あちこちにスポンサーが隠れているような。スポンサーはスポンサーでいいのだけど、実態が何なのかわからなくなってしまっているように僕には感じられたのだ。

 たぶん、途中でこの番組を見た人は、リアルタイムの実況と、過去の試合を映していたものと、あまり区別できなかったのではないだろうか。

 ウェブサイトからブログへというのは、最近の流れであり、どうのこうのと言うものでもないけれど、僕としてのPRIDEは、最後の1試合だけを見ればいい、という存在になりつつある。

◆ レニー・ゼルウィガー自らを語る 〜アクターズ・スタジオ・インタビュー〜
 NHKで深夜に放送されたちょっとした番組だった。アメリカで作られたもので、そのインタビューと学生との質疑応答は、とても興味深いものだった。服装は全くの普段着のような雰囲気だったのだが、その通りを出していたように感じられた。

 僕は何本かの彼女の映画を見ている。けっこう好きだった。けれど、この番組を見て、めちゃくちゃ好きになってしまった。冗談抜きでこれから1、2年かけて彼女の出演作品を全て観たいという気持になっている。

 インタビューは、彼女自身に深く入り込むようなものだった。父親や母親について。そして、どのようにしてプロになったのか。金銭的に厳しかったであろう学生時代に、どのような仕事をしていたかなどの話は、かなり驚くようなものだった。

 多くのことを勉強した、とレニー・ゼルウィガーは語っていた。人生は、白と黒とにはっきり分かれるものじゃないものだと。

 こういう言葉に僕はどうしようもなく、惹かれてしまった。

 ところで、僕は今だに「レニー・ゼルウィガー」と声を出して発音することができないでいる。特に、ゼルウィガーって難しくないですか?(笑) 「今すぐに、この女優の名前を10回連続で言いなさい」と言われたら、かなり困ってしまう。時間が経てば、変わっていくものなのだろうか。

◆ 明石家さんま
 なんだかよくわからないけど、この年末年始は、明石家さんまをかなり見たような気がする。何といっても、クリスマスイブの夜の「明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー」は最高に楽しい。

 いろいろな番組の明石家さんまを見て感じたことがあった。「この人は悲しくなったりすることはないのだろうか」ということだ。24時間明るく元気に楽しく生きているような気がしてしまう。まあ、離婚をしたり大きな借金を抱えたり、それなりに大変なこともあるのだろうけど、全くそういう大変さというのは見せない。それは、実はもの凄いことなのではないかと思うのだ。

 明石家さんまに国民栄誉賞を! 冗談でなく、そのくらいこの人の存在は凄いのではないか。

◆ 負け犬の遠吠え
 原作本が話題になっていたということで、ついつい見てしまった。まあ、それなりには面白かったけどサ。
 真面目な話、世の30代独身女性は、このドラマの内容のような会話を交わしたりしているのだろうか。何だか僕には、まるで異国のお話みたいに感じられたのだが。

 途中で合コンをやる場面があった。男性3人が飲み屋に登場すると、その顔を見て女性たちはゲンナリするのだ。まあ、ゲンナリしてもいいのだけど、あれじゃぁ相手の男性が可哀想というか、失礼ではないか。僕はこの3人の中に入るような奴だから言うのだろうけど(笑)。

◆ 冬の運動会
 日本テレビの新春3時間スペシャルドラマ『冬の運動会』は、久々に「ドラマを見た!」という気持にさせてくれた。原作は向田邦子なのだが、いかに最近のテレビドラマの原作・脚本がつまらないかを再認識させられた。
 原作がいいばかりでなく、キャストもなかなかのものだった。長谷川京子はあいかわらずヘタクソな演技だったが、けっこう頑張っていたようにも感じられた。

 いい人間ドラマなのだなと思うのは、誰もが2つの側面を持っているということだ。どういう生き方をするかの理想と現実のようなものだ。例えば、主人公の父親は子供の気持がわからないかなり一方的な存在である。しかし、彼にも彼の人生があり、そういうところまでも描かれている。何かがいい悪いではなく、どう生きようかという中で、揺れ動いている。そういうことが、登場人物の全ての人から感じられる。

 冬の運動会、よくわからなかったタイトルだけど、このドラマを考えれば考えるほど、なんだか魅力的ではないか。


柳に雪折れなし 2005/1 #2 

2005/1/25 

◆ 深深と降る雪
 それにしても、雪というのは静かに降り続くものだと感心している。ほんとうに積もるときには、静かなのだ。朝起きると50センチほどの雪があったりする。豪雪地と呼ばれるところではこの倍も降るのだろうから、信じられない量だ。
 こうした雪の中を歩くと、ここは地球なのだろうか? なんてことまで考える。火星とか金星とか人の住めないとされる場所にいるような感覚。

 どうしてこんなにも雪を感じているのか。それはクルマに乗っていないからだろうと思う。子供の頃は別として、大学を卒業した後、約4年ほどこの土地で暮らしたことがあった。確かに雪は多く、大変な思いをした。しかし、その当時はクルマに乗った生活をしていた。

 クルマから見る雪と、歩いて感じる雪とは違うものだ。大して外を歩いているわけではないが、確かな違いはある。
 静かな雪の降る音は、クルマがないからこそ感じられるものかもしれない。


■ ビデオ『ナビィの恋』中江裕司監督http://www.shirous.com/nabbie/index.htm
 どうして沖縄の映画というのは、こんなにも独特なのだろうかと思う。気候というものが大きいのだとは思うけど、時間の流れみたいなものが、全く違うように感じる。これまで何本かの沖縄を舞台とした映画を観たが、どれも同じような世界を感じる。例えば東京を舞台とした映画であれば、いろいろなものがある。けれど、沖縄に関してはどれも同じような。
 もちろん、そうした感覚が沖縄の良さなのだろうと思うけど。

 東北の雪の中で育った僕には、どうしても異国の雰囲気がする。何が良いか悪いかとかではなく、日本は広く、その土地にはその土地の特徴があるのだということだ。

 この1、2年はいろいろな映画を観てきた。今年は日本の映画をもっと積極的に観ていきたいものだと思っている。

◆ 蕎麦
『弥平』というお店で蕎麦を食べた。僕の住む町には、蕎麦屋さん(当然手打ち)が多くあるのだ。どの店が美味しいのかなど、よくはわからない。大きくそれなりに目立っていた店だった。
 雪の降る寒い日だったので、あたたかなか「なめこ蕎麦」(750円)を食べた。これは美味かった。蕎麦の噛み応えというものが、やはり違うのだ。

 蕎麦は美味い。蕎麦について語れる人間になりたいと思う。ウンチクを語るのではなく、自然な言葉で。時間を掛けながら、あちこちの蕎麦屋さんで食べ歩きをしたい。

◆ とあるITベンチャー社長の日記
 ITという言葉が普通に言われるようになった。楽天、ライブドア、ソフトバンクなど、誰もが知る名前となった。けれど、何か素直に受け入れられないものがある。こうした会社の経営者は大金持ちとなり、あちこちの企業を買収したりしている。ITというよりも、ITでお金を儲けるシステムを作り、ただお金を回しているという印象が僕にはある。では、ITとは何かという話になる。笑われるようなことになるかもしれないが、やっぱり「人」なのではないかと思う。何だかんだいってもサービス業であるはず。ならば、どのように人に挨拶をするのか。インターネットでのお店でも、普通のお店でも、これは変わらないものだ。

 しかし、流行のITの会社というと、どうにもこういうサービスに「人」というものが感じられない。ただ単にテンプレートを作って、それがサービスだと勘違いしるのではないだろうか。

 そんな中、ちょっと面白いレンタルサーバーの会社を見つけた。僕が感じたのは表面的なところだけかもしれない。でも、興味深いのはその会社の社長さんが、ブログをやっているということだった。
 HidekiLog(http://www.hideki.tv/)というのだが、昨年やっと株式会社になったばかりという会社のことについて語っている。シンプルな作りが僕としては気に入っているところ。単純に日記として読むだけでも、かなり中身のある内容となっている。何かをやった、という日記ではなく、仕事に対しての思い入れの感じられるものだからだ。まだまだ若い社長さんのよう。
 ちょっとばかり注目しているところです。

◆ 夏目家の食卓
 TBSのドラマ「夏目家の食卓」を見た。夏目漱石という人物をよく知らない僕にとっては、なかなか興味深いドラマだった。だいたいにして作家というのはヘンチクリンな人が多いというイメージが僕にはあった。それはそんなに違ってなかったんだね(笑)。1000円札がこれまでとは違ったものに見えてきたよ。

 ヘンチクリンだったけど、夏目漱石という人物が好きになった。彼の本を読みたくなった。作家という人の生きたかを垣間見るのは面白い。作品だけを読んで楽しむこともそれはそれでいいのだけど、その裏側を見ることで、作品の別の側面が感じられるような気がする。

◆ 焼肉を喰らう
 久しぶりに焼肉を食べた。場所はグルメプラザ金剛閣(http://www.o-ki.co.jp/mise3.html)というところ。肉は当然のように、米沢牛。両親と3人でお昼に行き、「ファミリーセット」というのを注文。中身は、「カルビ・牛タン塩・まくら焼・ソーセージ焼・焼野菜・キムチ」とご飯とスープが付く。税込で5,565円。実は最初これがひとり分の値段だと思ったらそうではなく、全てでの値段だった。ウエイトレスのお姉さんは何度も確認する。量的にいうと4、5人分ほどのものらしい。けど、焼肉のひとり分って、そんなんでもないわけで、この注文を押し通した。

 いやはや。それにしても凄い量だった。当然のように両親の食べる量というのも決まっている。ほぼ、僕がひとりで食べたみたいなもの。
 こんなにも大量に肉を食べたのは久しぶりのことだった。しかも、米沢牛。美味かったなぁ。

 しかし、この翌日僕は困ってしまうこととなった。頭痛がする……。たぶん大量の脂を摂ったことにより、血の流れがおかしくなったのかもしれない。たまには焼肉もいいけど、量的には考えた方がいいのだろうね。

■ ビデオ『ハー・オウン・ルールズ 母の祈り』ボビー・ロス監督 [ムービープラス]
 主人公の女性は、辛い過去を持っている。子供の頃の記憶が頭をよぎる。なんとか前に進むために、母親の墓を探すことを始める。
 わりとよくあるのかもしれない。母と子の話だ。けっこう丁寧に作られている。特に子供の頃の映像は、とてもこの映画を深いものとしている。教会や宗教などの社会的な在りようも、考えさせる。

 けれど、正直何かが足りないというのが僕の印象だった。悪い映画ではないのだけど、もったいない感じ。出ている俳優なのか、映像なのか、脚本なのか、音楽なのか……。よくはわからないけど。映画というのは、難しいものだと思うのだった。

◆ ゴールデン街
 テレビのドキュメンタリー番組で、新宿のゴールデン街が特集されていた。小さなお店に著名人が来ていたり、独特な世界がそこにはあった。なんとなく興味はあるものの、やはり入り難い。

 しかし、良いか悪いかは別として、この小さな飲み屋街は変わろうとしているみたいだった。
「新宿ゴールデン街」(http://www.goldengai.net/)という公式なサイトがある。もの凄い数の飲食店があることがわかる。もっと少ない数だとばかり思っていた。そして、店のどれもが何十年も長く続いていて、それなりの年齢層ばかりだろうと。

 なんと、若者向けのオシャレな店なんかも数多くできているようなのだ。小さいけれど、こだわりのある店。あくまでも、「語り合う」ということがテーマとなっているよう感じられる。

 それにしても、このサイトは見ているだけで面白い。何だか、新宿ゴールデン街で飲んでみたい気落ちになったりするのだ。

■ 井形慶子著『お金とモノから解放されるイギリスの知恵』(大和書房)
 あまりイギリスに興味の無かった僕なのだが、この本によってそれなりに知識を得ることができた。それなりに感謝している。

 しかし……。簡単にいうとこの本では、日本とイギリスの比較が書かれている。例えば日本の居酒屋では学生が一気飲みをしていて……。イギリスのパブには出会いがある、みたいな。書かれていることはわからないでもないのだが、この本に書かれている日本というのは、ほんとうに日本なの? と疑問に感じることがあまりにも多いのだ(笑)。「日本は」ではなく、「あまりよく知らない私の目から見た日本は」というように書き換えられるべきである、と思ったんだけどね(笑)。こんなことを書くとすごい悪口になってしまうけど。

 ニッポン人には、日本が足りない! というのがこの本を読んでの一番の感想だった。

◆ 台所での悩み
「こんなものがあったなら」と思うことはないだろうか。毎日とても困っている。それが改善されたなら、もっと楽に生きられるのではないかと。
 僕が欲しいと思っているもの、それは「腕バンド」みたいなものである。うまく言えないのだけど、腕捲くりをしたときに、その捲くった服が落ちてこないように支えるバンドのようなものがあるといいな、と思うのだ。

 朝昼晩と、僕は何度も腕を捲くる。最近は毛糸のセーターを着ていることが多いのだが、それをぐっと上の方まで持ってくるのだ。その状態で、料理を作る。食べ終わったならば、食器を洗ったり後片付けをする。しかし、両手を水に濡らしているときに、捲くっていた服がずるずると落ちてしまうのだ。そうなると、食器洗いもうまくできない。ああ、落ちそうだ、どうしよう、なんてことになる。

 こんなときに服が落ちてこないように押さえてくれるバンドのようなものがあったなら。毎日家事に勤しむ女性の皆さんはこういう悩みはないのだろうか。ちょっと聞いてみたいのだけど。

◆ 水抜き
 このところ歳のためか、忘れやすくなっているような気がする。やろうやろうとしていたことを忘れてしまい、失敗することがよくあるのだ。
 幸運にもまだ失敗はしていないのだけど、毎晩やらなくてはならないことがある。それが「水抜き」なのだ。湯沸かし器と、水道の元栓を止めなければならない。仮に凍ってしまったなら、大変なことになってしまう。朝起きて、お湯が出なかったなら、それはかなり辛いことだ。東京では全く必要のないことだった。ところが、雪国ではこうしたことが当たり前のことなのだ。

 そんなわけで夕方から僕の頭の中は、水抜き・水抜き・水抜き・水抜き・水抜き・水抜き……、と頭の中がいっぱいになってしまう。自動的に水抜きをしてくれる装置でもあったら嬉しいのにね。

■ ビデオ『赤いブーツの女』フアン・ルイス・ブニュエル監督 [ムービープラス]
 カトリーヌ・ドヌーヴが主演するフランス的な難解さを持つ(笑)映画というのかな……。はっきり言って、僕は何が何だかわからなかったもので。まあ、普通の大人の恋愛映画みたいなのだけど、超能力が出てくるという(笑)。

 きっと世界の何処かでは、この映画のテーマについて深く深く語られているのかもしれない。どんな風に語られているのか、ちょっと聞いてみたい気もするが。

◆ デパ地下のブランド
 東京の生活でどうにも懐かしいのがある。何かというと、デパ地下なのだ。池袋で仕事をしていた僕は、ほぼ毎日のように西武デパートのデパ地下を歩いていたものだった。別に買わなくても楽しいのだよね。派手な美味しいものが並んでいる。買いたいな、とも思う。けれど値段を見るとやっぱり高い。好きなものをいくつか買ってしまうと、かるくそれなりの金額になってしまうのだ。

 ホームパーティーのような飲み会が好きだった。つまり、デパ地下でお惣菜を買い、それを食べ飲むわけだ。アール・エフ・ワンのサラダは欠かせないし、西武デパートの場合は中華が美味しかった。お弁当は三日坊主でよく買っていた。融合の前を通るときにはいつもドキドキしていた。とにかく、各地の名産がいろいろあって、楽しかった。

 ところで、ネットでRF1を探していたら、その会社の実態を知ることとなった。会社はロック・フィールド(http://www.rockfield.co.jp/)といい、アール・エフ・ワン、神戸コロッケ、融合などは、同じ会社のブランドだったんだ。よくよく考えてみると、デパ地下のかなりのスペースをこの会社が占めているような気がする。

 でも、アール・エフ・ワンのサラダは美味しいよね。ああ、食べたい。

■ ビデオ『セレンディピティ』ピーター・チェルソム監督 [WOWOW]
 まあなんというか、いかにもトレンディドラマのような筋書き(笑)。偶然、男女は出会った。とても楽しい、ちょっとした時間を過ごす。けれど別れる。それでもって、偶然と運命というものが、展開していく。はっきり言ってしまえば陳腐なお話なのだけど、これだけ面白く、文句も言わせずに魅せてくれるというのは凄い。損することはないし、十分に楽しめる。

 何よりもこの映画で光っているのが、女性のサラを演じるケイト・ベッキンセイル!
 特に最初のシーンでの彼女は、これ以上ないのではと思わせるほどの、美しさ! 仮にこの映画を恋人同士が観に行ったならば、男の方はしばらく彼女の虜となること間違いなし。この恋人同士は、その夜別れてしまうのではないかと思うほど(笑)。

 それにしても。日本でもアメリカでも、女性の心はフクザツなのですね(笑)。メンドクサイという言葉を使ったなら袋叩きにあうのだろうなぁ。

◆ 竜馬がゆく
 テレビ東京で放送された「竜馬がゆく」(http://www.tv-tokyo.co.jp/ryoma/)をやっと見終わった。こうした長い時代劇というのはやっぱり面白い。特に、明治維新もの、その中でも「竜馬がゆく」はめちゃくちゃ面白いや。
 何度かドラマの中で坂本竜馬は見ていたし、本も読んでいる。その上で、改めて面白い。凄い男だ。こうやって生きなければと強く思った。

 何が凄いか。道のないところを切り開くから面白いのだろうな。与えられた情況で何かをやるのでは全くない。誰もが予想できないようなことをやっていく、それはある意味で誰からも理解されないようなことでもある。孤独だし、どうしようもなく大変なことだ。常に前を向いている姿勢は凄いとしか言いようが無い。

 狭い場所に縛られるのではなく、あちこちに動いていくところがいい。土佐、京、江戸、神戸、長崎、舞台は次々に変わる。そして、どこに行っても竜馬を慕う女がいるんだよな(笑)。竜馬のように行きたいものだよ。


禍福は糾える縄の如し 2005/1 #3 

2005/2/2 
◆ 初詣
 ふと気が付くと初詣に行ってなかったということがわかった。歩いていて、神社の通り過ぎたときのことだ。さっそくその神社に10円のお賽銭をいれ、手を叩き頭を下げた。
 神社は僕以外に人はいない。元日であればかなりの賑わいだったろう。寂しい場所のように思えた。

 どうして人は初詣なんかするのだろうか、なんてことを考えたりする。特に意味は無い。ある時期だけが混雑する場所という存在を感じて、少しばかり考え込んでしまっただけのことである。

■ ビデオ『愛しのローズマリー SHALLOW HAL』ボビー・ファレリー監督 [WOWOW]
 いかにもハリウッドという感じの、ラブロマンス&コメディ。この映画が劇場公開されたときには、それなりに話題になっていたかもしれない。

 ハルという主人公の男性は大の女好き。顔が良くてスタイルが良くて胸も大きい女性を日々追い求める(笑)。女性を見る基準として、心、つまり内面は関係ないという、全くもってわかりやすい構造。しかし、彼自身はお世辞にももてるタイプではない。
 そんなハルは、ふとしたことで出会った自己啓発セミナーの講師に、暗示というか催眠術をかけられる。それにより、内面の美しさが外観として見えるようになってしまう。
 彼が好きになった女性ローズマリーは、実際136キロの巨漢なのだが、ハルの目には痩せてチャーミングな外観にしか映らないという状況になる。
 こうした中で展開される話が、けっこうユニークで面白いのだ。

 笑わせながら、人間は中身だよ、というメッセージが込められているのだろう。太っていることは悪いことではないし、もちろんどういう心を持っているかが何よりも大切だと思う。しかし、あれだけ太っていて大量のチーズバーガーにポテトチップスを食べるのは、やっぱり健康には良くないよ、と気になりながら観ていた僕なのでした。

◆ 阪神淡路大震災10年から
 テレビのいくつかの特集番組を見ていた。そうした中で、ふとある景色が僕の頭の中に浮かび、次第に膨らんでいった。それはこの震災についてではない。こういうことを書くと、被災者の方などに失礼になるかもしれないのだが。

 頭の中に浮かんだのは、太平洋戦争、第二次世界大戦のことだった。一面の焼け野原の映像。比較するのはおかしなことだが、数多くの人が亡くなった。自然災害ではなく、私達人間という自らの手によって。

 自然災害についての警戒など、確かに大切なことは数多くある。インド洋津波のことを考えても世界が一緒になって取り組まなければならない問題だ。しかし、自然災害ではなく、人間同士が殺しあって今も多くの死者が出ているのだ。なんと愚かなのだろうかと思わずにはいられない。

■ ビデオ『禁断の木の実』アンリ・ヴェルヌイユ監督 [NHK-BS2]
 1954年に公開されたフランス映画。タイトルから想像されるように、いわゆる不倫の話である。中年の医師である主人公は、どちらかというと真面目で、それなりに家庭を大切にしてきた。
 それが、若くキレイな女性と……、まあそうなってしまったのだ。

 どんどん気持が入っていってしまい、見ていて可哀想なくらい。けっこう女性の方は冷静だしね(笑)。それなりに遊んでいる男だったらこんな風にはならないのだろうけど。
 奥さんとの関係だって、酷いものとなる。こつこつと積み重ねてきたものが、あっという間に壊れてしまうような感じがしてくる。こういう言葉を使ってはいけないのかもしれないけど、惨めだな、なんてことも思う。

 けれど、それが恋愛なんだろうな……。こういう映画というのは、観る人によって全く感想が違うような気がする。
僕はこの古いフランス映画の雰囲気がとても良かったですね。

◆ 落ち葉拾い
 テレビのトーク番組というのが好きである。日本テレビの「踊る!さんま御殿」なんかは毎週見ている。他にも何かの対談なんかを見るのも好きだ。
 しかし、よくよく考えると、こういうテレビ番組というのは編集されたものである。面白いところばかりで編集されているかというと、そうではないはずだ。凄く面白いのだけど、話の流れ的に削除となった部分、時期的なことで削除となった部分、あまりにも実名その他が出てまずいとの判断などなど、いろいろあるのだろう。

 でも、そういう削除された部分って、集めて見せてくれたら面白いと思うのだけど。よくスペシャル版などでこれまで放送されたダイジェストなどがあるが、一度聞いた話というのはやはり面白くない。削除された部分というのは、闇の奥に捨てられてしまうのは、あまりにももったいないのではないか。リサイクルの世の中なのだ。

◆ 雪菜
 このところよく食べる野菜がある。それが雪菜である。なんと表現したらいいのだろうか。形の点ではセロリみたいなのかな。でも、味は全く違っていて、いろいろな料理にできる。
 とにかく名前の通り、雪の中で育つような野菜なのだ。全国でもうちの近くでしか採れないようで、珍しいものなのだという。正直なところ、美味しいとか美味しくないとかという感覚ではない。キャビアやフォアグラを食べたときと同じように、おおお雪菜か、と思って食べている。

http://www.city.yonezawa.yamagata.jp/shisei/norin/yukina.html

■ ビデオ『リアリティ・バイツ』ベン・スティラー監督 [NHK-BS2]
 大学を卒業し、社会に出て悩む青春の物語。4人の男女が、一緒に暮らしたり、恋愛があったり、仕事を辞めたり、お金が無かったり、夢を捨て切れなかったり……。まあ、よくある話だ。フジテレビの月9のドラマになりそう(笑)。

 ユニークなのは、ビデオの映像が流れること。主人公はドキュメンタリーを作るのが夢で、友人の普段の表情、声を映し出している。その映像が背景にあることで、映画全体が独特の雰囲気を持ってきている。

 それなりに結末はハッピーエンドに終るのだけど、この先はどうなるのだろうかという疑問が残るのだった。

◆ パスタランチ
 ひとりでこじゃれたお店でパスタランチなんてのを食べた。お店の名前は「カッペリーニ」(http://www.cappellini.jp/)という。たまには、イタリアンというかフレンチというか、雰囲気の違ったものは楽しい。この日はワインを飲むなんてことはなかったが、今度行ったらワインも飲もう。
 しかし、食べるものはちょっと考えないといけないと思った。美味しいとか美味しくないとかではなく、僕が身体が濃厚なバターの入ったクリームソースを受け付けなくなっているような気がした。今度はトマトソースにしよう。

◆ クウネル
 新しい号の「クウネル」が届いた。今回から書店で買うのではなく、定期購読にしたのだ。送料は無料だし、リエンハンカチも付いてくる。まあこれは女性用なのかな。

 相変わらず素晴らしい内容なのだが、特に良かったのは「一杯いこうよ、今夜はね。」という飲み屋の特集。ほんの数軒だけど、イラストと料理の写真なんかが載っている。それが実にいいのだ。ああ、飲み屋でタコブツ食べたい!

 ちなみにエッセイストの石田千さんが出ているのだが、彼女の飲み仲間の名前が「しょぼめんの会」とのこと。「イケメン」ではなく「しょぼめん」(笑)。いいなぁ、酒はしょぼしょぼ飲むものだし。いろいろな居酒屋巡りをやりたくなってきたよ。

■ ビデオ『猟奇的な彼女』クァク・ジェヨン監督
 地上波テレビで放送されたものを観た。正直なところ前評判が良すぎたのだろうか、そんなに面白いとは思わなかった。チョン・ジヒョンは確かに良かったが。
 ただ、これには吹き替え版をテレビで観たというのが大きいだろう。特に韓国映画の女性の台詞の場合、吹き替えでは全くもってニュアンスが違ってしまう。なんというのだろうか、低いトーンだけど力強く、後半がアップする口調。その中にこそ「猟奇的」な部分があると思うのだ。

 それにしても思う。女性はいいなぁと。ぐでんぐでんに酔っても介抱してもらえるのだからね。僕が酔ってその辺で寝てしまったとしても、置き去りにされるだけだもんな。

◆ 雪降ろし
 たまに親戚の家とかに行って、人と話をすることがある。ひきこもりをやっている身なもので、普段人と話をすることが極めて少ないのだが(笑)。
 たいてい今の時期は、雪かき、雪降ろしの話になる。

 ある家で、隣の人の家の広い空き地に「捨てさせてもらえないか」と断って、雪を捨てていた。春になったところで、すごい金額の請求書が来たとのこと。ブルトーザーでの除雪に関しての話も面白い話がいっぱいる。ある町内会で、業者に頼んでいた。とても高い金額だったのだが、業者の選定について入札制にしたら、金額がどっと下がってしまったのだという。雪をめぐって、人間関係のドラマがいっぱいあるのだ。

 そういえば、理髪店に行っても、やっぱり雪降ろしの話になっていた。ちなみに、街の中で雪を捨てるところがないところになると、1回の雪降ろしで10万円くらい掛かってしまうのである。

 お金が掛るで済むのならば、まだまだいい。雪降ろしで死亡するなんて、笑いごとでなくよくある話だ。外はまた大雪になってきているようだ。

◆ 今シーズのドラマについて
 テレビを見る時間を減らしていこうと思いつつ、どうしても見てしまうのだ。つまらないぞ、と文句を言いながら。
 だいたい1、2回見て、面白くないのは見なくなってしまい、なんとか継続して見ていくのが固まったところ。

 まずは「87%−私の5年生存」(http://www.ntv.co.jp/87/)が面白い。乳がんという病気を扱っているのだが、とても丁寧な作りになっている。本木雅弘も夏川結衣の演技もこれまでとはちょっと違った魅力を出している。
 脚本の秦建日子(http://www.geocities.jp/officebluetake1/)を調べてみると、劇団から来ている人なのね。
 まずます注目したい番組です。

 次は「優しい時間」(http://www.fujitv.co.jp/yasashii/index2.html)もなかなか見せてくれる。原作・脚本が倉本聰でそれなりの面白さはあるだろうと思っていた。でも、倉本聰のクセのある部分が僕は苦手だったのだけど、それが抜けていて、いい雰囲気になっているように思えるのだが。

 NHKの「義経」(http://www3.nhk.or.jp/taiga/)は、大河ドラマ独特の力強さを感じさせてくれる。なかなか面白いぞと関心しているところだ。美的な映像センスに溢れているように思う。これから1年間(もうひと月過ぎたけど)が楽しみだ。

 それにしても、「不機嫌なジーン」がつまらないと思ったのは僕だけだろうか……。

■ ビデオ『ブロークン・トラスト/秘められた過去』ラリー・ピアース監督 [ムービープラス]
 なかなか面白い作品だった。なんと言っても物語が凄い。ややネタバレになるが、ちょっとだけ語りたい。

 とても幸せ同士の夫婦がいる。パーティーの時なんて、何かがあるごとにキスをしているのだ。なんでここまでキスするの、と思うくらい。まあ、これはこの映画だけでないけどね。こういう場面を見る度に、日本に生まれて良かったと思う(笑)。キスはしたいけどさ(基本的にね)、あんなに数秒ごとにしたくはない。
 まあ、そんな自他共に認める20年も結婚生活を続けている夫婦の話だ。大きな事件が起こる。亭主の方が飛行機事故に遭い、重症を負う。しかし、そこから亭主に女がいたことがわかってしまう。その事故でその女は死亡し、その子供は残される。

 奥さんの気持はどう考えてもぐちゃぐちゃなもの。そういう心の状態が、かなりリアルに描かれている。シアワセな夫婦生活を営んでいる皆さんにはぜひ見て欲しい映画なのでした(笑)。

◆ ブログ
 まったくもって猫も杓子もブログである(笑)。ドルフィンホテルでは古いメンバーのひとりであるcooさんのサイト(http://homepage2.nifty.com/Rumiko/index.htm)も日記の部分がブログになってしまった。はたしてブログになると、書き込みは増えるのだろうか?(笑)
 しかし、僕はよくよく考えてしまうのだよ。ブログになって、まあ書き込みをするのに便利になったのだろう。しかし、パソコン通信時代にあったニフティサーブのホームパーティー(というのが大昔にあったのです)の方が、はるかに書き込みが簡単だったように振り返る。
 その当時のcooさんの本の感想などの書き込みって、凄かったからね。

 さて新しいブログ、どんな書き込みがあるのだろう。期待しましょう(笑)。

◆ 夜話後記
 僕はほぼ毎日寝酒を飲んでいる。飲む量も決めているのだけど、まあ、いろいろとあって飲みすぎてしまった。そんなことでまた体調が悪くなる。あまり酷いので先日は酒を飲むのをやめた。ところが、眠れなくなってしまう……。なんと、眠れないまま朝になってしまった。ああ。まあこんな方向にぐるぐる回っていくのだろうか。
 なんとも体調のよくない日々を送っているわけだ。

 そんなとき、友人と電話で話をすることがあった。なんだか楽しくなって長電話になってしまった。そうなると気持の方が元気になり、体調もよくなるような雰囲気。

 気持と身体というのは、繋がっているんだなぁ、なんて感じた出来事だった。

 さて、今月の読書夜話は計3回の更新で終わりとすることにしたい。しばらくはこの3回ベースにさせてもらおうかと思っている。その代わりにオフ会をできるだけ開催しようと思っているので、こちらの方でドルフィンホテルを楽しんでもらえれば嬉しいです。



 DOLPHIN HOTEL