ドルフィンホテル
   
   
   
   
   
   
   
   
   


     

DOLPHIN HOTEL 読書夜話2005年3月

待てば海路の日和あり 2005/3 #1


2005/3/20 

◆ 少しずつ、春に
 日によって寒く感じたり暖かく感じたり、いろいろだったりする。ストーブを付けていても、暖かさが全然違ったりするのだ。しかしこれは、僕の身体の感じ方だけでもないようだ。
 雪の状態が驚くほどに違っている。暖かいなと感じた日には、雪がほんとに解けてきているのだ。場所によっては、氷になってしまって滑りやすくて困ったものなのだが、とにかくあっと驚くような変化がある。屋根の雪なんて、ほんとに消えてしまいそうなのだ。

 それでも雪は多い。雪降ろしで高く積み上げられた雪は今だに背丈ほどはある。僕の部屋のある小屋の前は階段状になっていて、雪の山を登り下りするような生活をしている。

 3月も後半になった。もう雪は降らないのかもしれない。もうすぐ4月になる。

◆ 東京の部屋代
 うちに姪っ子は東京でひとり暮らしをしている。最初に部屋を借りるときに、少しばかり相談に乗ったことがあった。しかし、どうにもちゃんと理解してもらえていないみたい。彼女の両親も含め、東京は家賃が高いから仕方が無い、という感覚がとても強いのだ。
 最初に借りた部屋なんて、どう考えても高い家賃だった。それでいて姪っ子は、テレビCMをやっているレオパレス21が凄く安いと思っているみたいなのだ。インターネットもできるしとてもお徳だと……。

 恥ずかしながら、僕はその昔レオパレス21に部屋を借りていたことがあった。なぜなら、安かったからだ。実際問題、当時東京であれば安かった。何年か住んだところで、入会費が変わり、かなり高めの金額になったが。詳しいことはわからないが、現在の東京の部屋の相場で考えたなら、レオパレス21はかなりだろうというのが僕の考え。
 1年前まで東京の普通のアパートに暮らしていた感覚から言っても、探せば安いところはある。

 そして何よりも、それなりの歳を取った僕の感覚としては、テレビCMをやっているところは高いというものだ。フジワラノリカを使ってのCMというのは、どう考えても高くつくはず。毎月部屋代を払う金額の何割かは確実にこのCMに掛っているはずなのだ。そのくらいテレビCMというのは高い。
 何事にもそうした感覚になってしまっていて、僕なんかはテレビCMをやっている不動産会社から借りるなんてことは考えられないのである。もっといいところがある、と。

 今年の春、もうひとりの姪っ子が大学生になる。安くていい部屋を借りてくれればいいのだけど。親は、娘のために、とお金を出すのだけどね。

◆ インターネット VS テレビ
 フジテレビの社長は、「テレビがインターネットになることは絶対にない」と言っていた。これに関しては僕もその通りだと思う。テレビの良さ、素晴らしさは何か。それは「考えない」ということだろう。インターネットというものは、それ自体はタダの道具でしかない。
 テレビというのは、道具でなくてもいいのだ。ただ、だらだらと眺めることができるもの。インターネットを眺めても大して面白くはない。自らが積極的に関わることで面白くなるのがインターネットだ。

 テレビは違う。もちろん、積極的であるかどうかで面白さは違う。しかし、テレビが他のメディアと違うことは、基本的には受身であるということだ。だからこそ、情報が特別な強さを持ってしまう。ワイドショーなんかはその典型だろう。

 仮にテレビがナンバーワンのメディアから転げ落ちることがあったとしよう。その時は、日本という国の文化がそれなりに発展し自主性を持ったときということではないだろうか。そうなったら、いいことのように思えるが。

◆ プロレスはどこに行くのだろうか。
 久々にテレビでプロレスを見た。新日本プロレスのIWGPと三冠のダブルタイトルマッチだった。歴史的な新日本と全日本の頂上対決だとアナウンサーが何度も叫んでいた。
 しかし、どうやっても感激なんてものは無かった。ただ単に新日本プロレス所属だったレスラーが戦っているだけ、どこに全日本らしさがあるのかわからかなった。

 まあ、そんなことはどうでもいい。それよりも、プロレスはどこに行ってしまったのだろうか。K-1に人気が出て、PRIDEなどの総合格闘技も今は知らない人がいない。けれど、プロレスのドラマ性というのも、それはそれで面白かったのに。

 たぶん、このままではプロレスがメジャーになることは無いような気がする。それなりには生き残るだろうけど、常に東京スポーツの一面を飾ることは無さそうだ。

◆ お菓子食べたい
 おやつというか、ちょっとしたお菓子を食べたくなる。ほんの少しの甘いお菓子は、人生を豊かにさせてくれるように思うのだ。スーパーには美味しそうなお菓子が沢山並んでいるし。
 ついついそうしたお菓子を買ってしまった。ブルボンの「ガトーレーズン」、イトウ製菓の「アメリカンソフトクッキー」なんてのを買う。袋に入っているので食べやすいというのもあった。あとチョコレートなんかも。
 紅茶を入れて3時のおやつに食べる。ああ、うまい。しかし、ここに困った問題があったのだ。
 やめられない……。
 ひとつ食べてこれで終わりにしよう、と思う。けれど、手が勝手に2個目へと向ってしまう。そして3個目と。いくらでもお腹に入ってしまうのである。困ったものだ。どうしたらいいのだろうか。

◆ 自転車
 雪が降ってから僕は部屋に自転車を置いている。寒いところに置いておくのも可哀想だし、何よりも汚れを落としてきれいにしようと思ったのだ。
 ただ、いまだに吹き掃除はやっていない。なんとかしようと思っているけど。

 自転車を見ていると、それだけで自分の身体がなまっていることを感じる。今の僕にはこの自転車に乗る自信がないのである。よくもまあ、こんな自転車に乗っていたなぁと。何せ、サドルの位置が高い! サドルの上の部分というのは、だいたい僕のヘソの位置くらいになっている。ちょっと乗ってみたのだけど、大変なのだった。当然ながら足は下に付かない。身体がかなり高い位置になりそれはそれは凄いのだけど、手の位置はもの凄く低い。

 自転車を買って最初に乗ったときには、かなり恐かったのだった。それを思い出す。僕はこの自転車に慣れていったのだった。そして、その慣れるということと、ダイエットしたということが、平行していたように思う。

 逆に言えば、現在の僕はそれだけ太ってしまっているのだ。あとひと月経てば、自転車に乗る気候になるだろう。最初はサドルの位置を低くしないと乗れないだろうか(笑)。ちょっと怖い。

◆ SEO
 ヤフーやグーグルというものがよくわからない。ええと皆さん、ヤフーの検索で「dolphinhotel」と入れてみてください。日本だけでなく、本家アメリカのでもいいです。なんと、「ドルフィンホテルブックショップ」という僕が趣味でやっている、今だに一冊も売れていないインターネットのブックショップが、一番上に来るのですよ(笑)。

 最近よく聞くSEOというのは、検索エンジン最適化といい、例えば「ドルフィンホテル」という名前のホテルを運営している人は、できるだけ「dolphinhotel」で検索したら自分のホテルが上位に来るようになりたいわけだ。

 なんとも検索に引っかかるようにするというのは難しいものである。悩んだら悩んだ分だけ、損をしてしまうような感じさえある。

 ちなみに、「ドルフィンホテル」というのは、ヤフーのディレクトリに登録されています。それから「四国遍路日記」も同様に登録されています。「四国遍路日記」は「ドルフィンホテル」の下のURL名なのだけど、なぜか登録されたのです。よくわからない。

■ ビデオ『真実の囁き』ジョン・セイルズ監督 [フジテレビ]
 正直なところ、そんなに面白いと感じたわけではなかった。まあ、これは好みの問題と言った方がいいだろう。しかし、よく出来た映画であることは確か。
 舞台は、メキシコ国境にあるテキサスの町。40年前の事件を追及していくのだが、アメリカの深い問題に微妙に絡んでいく。その絡みの部分を大きく主張するわけではないのだけど、事実として、その歴史の重みを感じたりする。

◆ F1 オーストラリアGP
 テレビで観たけれど、正直に言ってあまり面白いものではなかった。ただ単にマシンが走っているというだけ……。まあ、F1というのはただそれだけでも面白いものだったのだが。
 F1自体が面白くなくなってることを気づいているようにも見える。ルールを変えたりしていることも、なんだかもがいているようにも感じられる。
 しかし、圧倒的につまらないと感じるのは、物語性の無さだ。フジテレビのシナリオは無理やり、トヨタやホンダにドラマを作ろうとしている。しかし、そこには何ら魅力はないのだ。

 最近の日本におけるF1ブームというのは、フジテレビが作ったものだ。もう少し詳しく言えば、ホンダエンジンと中嶋悟とフジテレビ、この3点が一緒になったもの。でも、それと同じようなアプローチに胡坐をかいているのが今のF1のように感じる。

 ライブドアはしきりにインターネットの優位性を語っている。テレビとインターネットでどっちが上にあるかというものではないと思うけど、F1というものこそ、テレビ+インターネットで面白くなるものだと僕は考えている。

 そろそろ、フジテレビ以外の局でF1をやって欲しい。それはテレビでない形でもいいと思う。インターネットでの中継を行なえばいい。リアルタイムで、映像と共にいろいろなデータを同時にチェックして観ることができるような放送を。

 最初の頃にあったフジテレビのF1中継の面白さはライブ感覚だったと思う。地球の裏側から、ほぼ生中継で伝わってくるドキドキ感。それが今は全く感じられないのだ。

◆ 永遠の片思い、あなたのことが好きです
 洋服の青山のテレビCMがある。松浦亜弥が歌っているやつだ。彼女の可愛らしさが前面に出ていて、素晴らしいCMだと僕は心を打たれている。あやや、いいよね!
 さて、ついつい口づさんでしまうこの「えいえんのぉーかたおもいー」という歌詞について。多くの人は疑問を持ったりしないのだろうか。
 特に女性の皆さんはこの歌詞をどう思うのか?

 永遠の片思いなんてものはない、と僕は思っている。女性の場合は特に、だ。あなのたのことが好きです、なんて片思いは一瞬で過ぎ去るものだ。そうではないか、女性の皆さん!(しつこいか)
 恋愛なんて、片思いでも両思いでも、永遠なんてないのだよ。すぐに忘れてしまうんだよな。忘れられてしまうとも言うか……。

 永遠に片思いの状態で「あなたのことが好きです」なんて永遠に囁かれるのも、はっきり言って怖いよね。永遠だと言って、一瞬に過ぎ去っていくのが、青春の恋愛像なのかもしれないか。まあ、なんでもいいのだけど。

◆ 不思議なこと
 雪国を歩いていて、凄いなぁと感じることがある。何かと話題の多い郵便局なのだが、その配達のバイクが凄い。そう、雪の上を2輪のバイクがガンガンと走っているのである。両足を地面に擦るような感じで走る。
 完全な雪の上を、である。

 なんでバイクを走らせるのだろうかと、ほんとに疑問に思うのだけど。まあ、車だったら停めるところを含めていろりろ問題があるのはわかる。しかし、どう考えても、雪の上を車と一緒にバイクで走るのは、かなり命がけではないかと……。

 雪の上を快適に走ることができるバイクというのがあったら、なんてことを考えたりした。乾いた道路でも走れるような。ピザの配達バイクだって、昔は無かったわけだから、雪国仕様の郵便バイクがあってもいいんだよ。そういうのが、どんどん走っていれば、郵便局にも親近感を持つかもしれないのにね。

◆ 衆議院議員だった中西一善のワイセツ事件について、ひと言。
 なんてバカなことをしたのだろうか。まあ、ほとんどの人の意見がこうなってしまうと思う。確かに僕だってそう思う。しかし、しかし。こんなことを言ったら、非難を受けるだろうなと思いつつ。

 別に、男とは、なんてことを語るつもりはない。あくまでも、自分だったら、ということで。例えば、僕という人間はこれから先の人生で、女性に対してバカなことを起こさないでいる自信があるかというと、無いと答えるしかないと思うのだ。
 バカなことをしてはいけない、そういう理性は持っているつもりだ。しかし、理性を保てないときもある。そんなときに、深夜の六本木を酔って歩いていたら……。

 理性を保てないときには、家で飲んでいればいいんだ。国会議員があんな時間に外で飲んでいちゃいけないんだよな。書いていてとても単純な結論に達してしまった。うちの近所には飲み屋がないので、外で飲むもなにもないのだけどね。

■ ビデオ『パパってなに?』パーヴェル・チュフライ監督 [ムービープラス]
 なんと、フランスとロシアの合作映画。タイトルからは、やや軟派な物語をイメージしていたのだが、第2次世界大戦後の、スターリン体制下のロシアが舞台というシリアスなものだった。
 母と子が主人公だ。2人は列車に乗っている。けっこう混乱している絵がある。日本の戦後と同じような雰囲気。そこで母は男と出会うわけだ。
 この男が「パパ」になる。そこには、ほのぼのとする物語ではなく、生きていく迫力のようなものがある。ある意味で、梁石日の『血と骨』のような世界だ。

 観ているときには、そんなに面白いと思わなかったが、あとからどんどん膨らんでくる、そんな映画だった。

◆ ライブドア VS ニッポン放送
 ハッキリ言おう。面白い。僕だけでなく、多くの人が面白いと感じているのだと思う。なぜ面白いか。真剣勝負の闘いだからだ。
 例えば、スポーツでも勝負というものはある。けれど、野球の日本シリーズで勝っても負けても、何が違うというのだ。ドキドキすると言えば、サッカー日本のワールドカップ予選や、Jリーグの入れ替え戦の方が、真剣勝負の面白さというものを感じる。
 負けた方は、多くのものを失ってしまうのだ。生きるか死ぬかの闘いに、フェアプレイなんて言葉は存在しない。ルールの上で、勝てばいい。反則スレスレでいいのだ。

 フジテレビのことを「本丸」という言い方がされていた。戦国時代の戦のようなものだと、多くの人が感じているのだろう。NHKの大河ドラマで、真剣勝負の闘いを見ているみたいなものだ。

 メディアだから特別扱いしなければいけないというのも、そうだと思ったり、違ったりもする。あれだけ問題のあったNHKが、ほとんど変わり無く経営していていいのだろうかという疑問があるしね。

 ライブドアはNHKを買収すればよかったのに……。なんてね(笑)。

 当事者に「面白がるんじゃない!」と怒られたなら、「ごめんなさい」と謝るしかないことだ。でも、男女の別れ話とかの不幸ってのも、正直言って面白いんだよな。あやまります。ごめんなさい。

◆ フィギュアスケート世界選手権
 考えてみるとこんなにちゃんとフィギュアスケートというのを見たのは初めてかもしれない。良かった。けっこう感激して見ていた。
 しかし、そこには大きな疑問があり、けっこうスポーツとしては大変なんだと思ってしまった。

 だって、ジャッジの基準が全くわからなかった。何が良いとされ、何がマイナスなのか。競技としてのジャッジと、見ているものの、感覚が違うのだろうと。
 はじめて見たような僕が言うことではないと言われたら、それまでだけど。

 個人的には安藤静香が凄く良かった。軟らかさというのだろうか。小説の文章で言えば、すごくいい短編みたいな感じだった。ある意味で、特別な物語が存在しているわけではないけれど、ひとつひとつの文章が凄く、考えられているものになっているような。

 そう。フィギュアスケートを見ての楽しみというのは、小説を読む楽しみと似ているということだ。小説での目標というのは、何も賞を取るためではない。
 誤解して欲しくないのだが、賞というものに意味がないとか、フィギュアスケートという競技について文句を言うつもりもない。ただ、かなり大変な競技だけど、凄いものがあると感じたということだ。

 ところで、ジャッジの基準に「ジャッジを待つときの美しさ」というのを入れて欲しい(笑)。キレイな演技を見たあとに、その女性が足を開いて座っている姿を見るのはちょっとね(笑)。まあ、文化の違いはあるのだろうけど。


水は方円の器に従う 2005/3 #2


2005/4/7 

◆ お久しぶりです。
 今日は4月7日。なんとなく、3月の話を書くのも変だなという気持なので、ちょっと言い訳。
 なんだかダラダラしていて書いてないだけなんだけど、季節の変化というか、そういうものをシミジミと感じているところ。
 だって、テレビを見ると「お花見が」なんて話題だんだよね。うちの周り、まだ1メートルくらい雪があります。4月1日もちゃんと降っていた。まあ、暖かくなってきているのは感じるし、水道の水抜きもやらなくなった。屋根の雪はないし、市内の方はかなり雪が消えている。でも、うちの近くは畑とかがいっぱいあるところなので、雪はそのまま残っている状態。
 僕の部屋と母屋は離れていて、外を通るわけだけど、まだまだ数週間は長靴を履いて移動しなければならない。雪が解けてきていることで、抜かるんでしまうんだよね。これが大変、転びそうになったり。

 たぶん、GWの頃もこの雪は残っているような雰囲気。

◆ ハイジ
 ある夜、テレビのチャンネルを回していたら「アルプスの少女ハイジ」が放送されていた。ファミリー劇場(http://www.fami-geki.com/)であった。
 場面はちょうど、フランクフルトでクララの家で暮らしているところ。あばあさんと初めて会ったり、ロッテンマイアーさんに怒られていたり。
 このときの放送は1回だけで終わりだと思っていたら、このまま最後まで進んでしまった。つまり、最終回の場面まで。ダイジェストか映画か何かだったのだろう。僕は、テレビの前でずっと見続ける。しかも、涙を流しながら(笑)。

 そうなのだ。都会で心を病んでしまったハイジ。彼女は言うのだ。フランクフルトは、空が違う、と。そして、アルムの山に帰り、まったく元気な表情へと変わってしまう。

 このアニメは僕が中学生の時に見ていたものだ。それにしても凄い物語だ。細部までが時代を超えたメッセージになっているのだと思う。たぶん、40歳くらいになって、はじめて感じることも多いだろう。冗談抜きで、このハイジをゴールデンタイムでテレビ放送して欲しい。今、大人が必要な物語なのではないか。

■ ビデオ『ウィズアウト・ユー』フィル・ジョアノー監督 [NHK-BS2]
 なんとこの映画、製作者がロバート・デ・ニーロ。そして、僕はあまり詳しくないのだが、U2の好きな人には特別な映画になっているのかも。

 なんというか、変わった映画だった。現実から跳んだ(笑)幻想というかそういうのがうまく絡んでいる。そして、映像は現代アートな雰囲気。
 男女の恋愛映画でもあるのだが、なんとも男と女の関係が難しいということを実感させられるのだった。

◆ 風にのって
 雑誌「クウネル vol.13」(http://kunel.magazine.co.jp/)は、とても嬉しいものだった。何しろ「風にのって。」というサブタイトルがいい。ページを開きたいけど、なんだかもったいないようなドキドキする気持で、僕はページを開いたのだった。

 最初の特集は素晴らしいものだった。タイトルは「スマートな自転車に乗りたい。」である。

 堀井和子さんのオリジナルな自転車が乗っている。かっこいい。ややレトロな雰囲気。でもドロップハンドルなのだ。それにしても、女性がこういう自転車に乗っている姿は、めちゃくちゃキレイだ。美しい。

 この特集ではクウネル号というオリジナル自転車をつくってしまう。これがいいのだ!
 僕は、今乗っている自転車の次に、イタリアのロードレーサーを欲しいと思っていた。なんでイタリアかというと、回答は難しいのだけど(笑)、子供の頃にスーパーカーが好きだった僕にはイタリアは特別なのだ。でも、オリジナルな自転車もいいと思うようになってきた。世界でたた一台しかない僕だけの自転車。

 自分の自転車を持つ。ちょっとした夢ができました。

◆ 国会議員さん達を見て
「ビートたけしのTVタックル」には、何人かの国会議員が出ている。元の人も含めてだけど。
 見ていて思う。政党とは何なのだろうと。今の日本の制度は政党政治ということになっている。でも、これからのインターネットの時代では、別なやり方があってもいいんじゃないかと。まあ、あくまでも漠然としたものだが。

 よく言われることだけど、政党間の違いというのがよくわからない。自民党va民主党なんて、ドラゴンズvsライオンズみたいなものにしか感じられないのである。ドラゴンズとライオンズは当然違うチームなわけで、相手を倒すのは当然。政党間の言い合いというのも、そんな風にしか感じられない。つまり、個性というものが無いのだ。

 だったら個性が無いことを認めた方がわかりやすいのではないか。つまり、新人の国会議員が誕生したならば、ドラフトで政党を決める。あと戦力外の国会議員の人も、ドラフトやレンタルみたいな感じで他の政党に移ったり。

 この方が逆に個性的な政党にしようと、がんばるのではないでしょうか……。

◆ 自転車
 3月の半ば、久しぶりに自転車で外を走った。ギアの変え方を最初は忘れていたりしてね(笑)。
 約10キロほどだったけど、改めてその楽しさを感じた。そして、疲れることも(笑)。この数ヶ月、身体が鈍っていたのだ。情けないくらいに。ほんとに、自転車というのは身体全体の運動になる。腕なんてクタクタ。
 まだまだ寒くて毎日自転車に乗れる状況ではないのだけど、しっかりと自転車に乗り、身体のたるみを無くし、シャープにしていきたいと思う。

 それにしても、乗っている僕よりも、ドルフィンホテル001号の自転車クンの方が楽しそうだった。やはり太陽の下で走らなかったら、自転車としては悲しいことだろう。自転車に乗るということは、自転車を散歩されるようなものかもしれない。

◆ 女房酔わせてどうするつもり?
 ニッカオールモルトのテレビCMが素晴らしい。スターダスト・レビューの曲が流れ、美しい女性が「女房酔わせてどうするつもり?」というやつだ。実はこの女性、誰だかわからなかったのだが、なんと僕の好きな石田ゆり子だった。しばらく見ない間に、恐ろしくいい女になったようだ。

 ところでこのCM、アサヒビールのサイト(http://www.asahibeer.co.jp/cm/)で60秒バージョンをいうのを見ることができる。

 めちゃくちゃいいです!!

◆ プリンター
 テレビのCMを見ていて不思議に思うことがある。まあ、売上げということを十分に考えて作られているものなわけで、文句を言っても仕方が無いのだが。
 プリンターのCMについてだ。

 キヤノンは長谷川京子、エプソン・カラリオは松浦亜弥、リコーはガッツ石松と爆笑問題となっている。
 出演者の人には申し訳ないけれど、プリンターを自分で使っているようには感じられない……。

 もう少し、プリンターをとことん使っている人をCMに出せばいいと思うのだけど。お酒のCMだって、お酒を飲む人物というのが絵になっているかどうかというのは重要なことのはずだ。
 例えば、作家やジャーナリストなどの書斎があって、そこでプリンターを使っている姿なんて、かっこいい思う。プリンターもこうしたCMを作ってもらったなら、かなり嬉しいのではないか。

 僕はこの数ヶ月、かなりプリンターを使うようになった。ちなみにキヤノンの安いインクジェット。使っている間にインクを何度も取り替えたりする。それだけ、プリンターに対して親近感がでてきてしまっているのだ。キレイなお姉さんもいいのだけど、もう少しプリンターに誇りをもって仕事をしてもらいたい。

◆ 明治に学ぶ
 NHKスペシャル・シリーズ明治が面白い。全5回の第一回「プロローグ 今、明治に何を学ぶか」(http://www.nhk.or.jp/special/)を見たのだが、これはほんとにお薦めだと思う。残りの4回が楽しみ。NHKスペシャルのシリーズって、けっこう間隔が開いたりして、ぜんぶ見なかったりすることが多いのだけど、このシリーズはしっかりとマークしていきたい。

 何が面白いか。例えば、明治の指導者であったなら、太平洋戦争のようなことは起こらなかっただろうという。しっかりとした考えを持って、結論を出していたというのだ。西洋から多くのものを学びながらも、日本であることを大切にしている。このテレビを見ていると、そうしたことが、明確な考えを持って成されているのだと感じることができる。

 ある意味で現在の日本は、明治のような時代なのだろう。外国とどう付き合っていけばいいのか。企業なんかもどんどん入ってきて、国という垣根が曖昧なものとなってきている。
 明治に学ぶ。今の日本がどういう状態なのか、明治という時代が何をやったかと見ることで、ほんとうに学ぶことは多いように思える。

<<< ライブドアVSニッポン放送(フジテレビ) 特集>>>

 なんと、いろいろ書いていたらいっぱいになったので特集としました。

◆ ずるい
 ニッポン放送の社長の記者会見で、ライブドアに対して「ずるい」という発言があった。でも、この言葉を使うのは、ずるいよな、と僕は思ってしまった。

 プロ野球参入のとき、ライブドアは正攻法で戦っていた。結果として参入できなかった。多くの世論を見方にしたが、それは結果には結びつかなかった。今は、仙台市民だけでなく世論も、楽天ゴールデンイーグルズに注目している。ライブドアと争っていた頃の楽天というのは、どちらかというと悪者だった。でも、時間が経てば、こうも変わるのだ。たった数ヶ月で。

 昨年のプロ野球の問題で、ずるかったのは楽天とプロ野球オーナーサイドと言っていいだろう。正しい正しくないではなく、どう考えてもずるかった。ニッポン放送=フジテレビと考えるならば、=プロ野球オーナーサイドと言ってもいい。

 もちろん、ホリエモンは「あんたらだってずるいじゃないか」なんてことは言わない(笑)。世論を考えれば言えないのだろうけど。でも、ぜったい思っているんじゃないかな。

◆ 深夜放送
 ラジオとインターネットというのは、とても距離のあるものだと思っていた。なんでこの2つが結びつくのだろうか。たぶん、ライブドアとニッポン放送の問題で、このように思っている人は多いだろう。

 しかし、こんなにも近いものはないのでは、と僕は考えるようになっている。ラジオの役割というものを、実は今はインターネットが背負っているのではないか、と。

 僕が中学、高校の頃、授業というのは常に眠いものだった。これは僕だけではなかっただろう。なんで眠かったか、答えは簡単である。夜中にラジオを聴いていたからだ。
 一番の人気番組のオールナイトニッポン第1部は深夜の1時から3時までだ。毎晩聴くわけではなかったが、週に1、2度は、3時まで聴いている人は多かったのではないだろうか。翌日は教室のあちこちで、こうしたラジオ番組についての話がでていたものだ。デープな奴は、オールナイトニッポン第2部を聴いていた。どちらかというと、第2部の方が、話の中身が深かったように思う。

 もちろん、人気だったのはオールナイトニッポンだけではない。セイヤングもあったり、コッキーポップもあった。五木寛之の夜もあった。

 とにかく、悩める10代の僕らには、ラジオは大切なものだった。手紙やハガキで自分の悩みを聞いてもらうのもラジオだった。ラジオは音楽が流れるだけでなく、自殺などのシリアスなことを考えるメディアでもあった。

 今の10代の若者にとって、ラジオがどのような存在なのかはわからない。今だって多くの人は深夜放送を聴いているだろう。しかし、僕たちの世代にラジオに抱いていた感覚、それは今はインターネットとなっているように思う。

 自殺サイトなんてものがインターネットにはあるという。明らかに、深夜のラジオが包んでくれていたような問題だ。孤独な気持のやり取りも、ディスクジョッキーではなく、インターネットの掲示板やブログになってしまったのだと思う。ペンネームが、ハンドルネームになったのだ。

 ラジオとインターネットで、どちからいいかといったことがこの話のテーマではない。僕は、僕の世代にとって、10代の頃のラジオは特別な存在だった。ラジオが無かったなら、今の自分が存在していなかった、くらいに。そして今、ラジオを聴くことはほとんど無くなり、僕はドルフィンホテルという場で、想いを綴っている。

 ホリエモンは10代の頃に、ラジオの深夜放送を聴いていたのだろうか。

 彼は僕よりも10歳ほど、年齢が下だ。たぶん、ラジオとインターネットの、ちょうど狭間にいたような世代になっているような気がする。

◆ 年齢
 なんだかんだ言っても、ライブドアの人たちって、仕事が楽しいのだと思う。30歳前後の人たちが、そろそろ残りわずかな人たちと戦っているのである。年齢差としては倍くらいになるのだろうか。普通の会社の30歳頃といったら、上と下の中間で、愚痴言って飲み歩いているような気がするけど。自分達が未来を作るんだという気持で仕事をしているだろう(実際どうかはわからないけど)というのは、凄いと思う。

 でもさ、そんなに急いでどこに行くの? と思ってしまうけど。

 ところでITベンチャーの若者というと、西和彦という名前があったのだけど、最近あんまり聞かなくなったね(笑)。時代の移り変わりは速い。

◆ 仕事について
 ニッポン放送の社員の皆さんは、ライブドアのことが嫌いなようだ。退社する人もいるのだろうか。
 しかし、こんなことを書くともの凄く怒られるかもしれないが、ニッポン放送の社員の方々というのは、とてもシアワセな人たちだな、と思えてしまう。

 どこの会社にしても、社員と経営者との関係というのは、そんなに良いものではない。経営者がその会社の業務内容に誇りを持っているのだろうか、そういう疑問を持つことすらないケースだって多いはずだ。
 ちなみに僕はかつて、田舎の製造業の会社にいた。だいたいこの会社の社長になる人は、親会社から来た人だ。どれだけ夢を持って、この会社に来たのかなんてわからない。新しい建物が立ったならば、ああ、この社長はけっこう実力のある人なんだな、という感想を持つ。
 会社を経営するということは、ある意味でどれだけお金を持ってこれるかということでもあるはず。

 仕事に関しての考え。人によっては、業務は自分達一般社員がやる。上の人(経営者)には、そのためのお金を集めて欲しいんだ。仕事の中身には口を出すな。こんなことを言う人だっているだろう。

 あえて言う。ニッポン放送という会社はシアワセなところなのだと。社長は、かつてはDJもやっていたという。夢を持って、ラジオという仕事にあたっているのだろう。

 別にこれは批判でも何でもない。いいことだ。しかし、現実の多くの会社という存在と、どこか違っているような気もする。会社の上の方の体制が変わることなんて、よくある話だ。それで辞める人だって多くいる。しかし、家のローンのために、辞められない人だって多くいる。何も特別なことではない。

◆ 朝まで生テレビ
 テーマが「ホリエモン現象と日本社会」ということで、テレビ朝日の「朝まで生テレビ」(http://www.tv-asahi.co.jp/asanama/)を見てしまった。
 まあ面白かったです。でもさ、ブログとか田中ニュース(田中宇の国際ニュース解説)とかっている言葉が、ちらりと出てきたのだけど、パネリストの半分以上は知らない様子。

 ホリエモンはラジオやテレビで何をやりたいんだ、という話題があった。ラジオとインターネットは、どこがどう繋がるのという疑問は確かにある。ラジオを聴いて、それについてネットで意見をいうなんて、うまくイメージできない。でも、インターネットって、先がどうなるかわからない可能性があるからインターネットなのではないだろうか。5年度にどうなっているかなんて、誰もわからない。よくわからないが、誰も予想していなかった世界が、インターネットから生まれてくるかもしれない。

 5年前にはブロードバンドはまだまだだったし、ブログなんてものもなかった。

 この「朝まで生テレビ」を見ていて、強く思ったことがあった。
 この番組って、テレビでやる必要があるのだろうか、と。

 もちろんまだまだネットのスピードとか、いろいろな問題がある。しかし、技術というものはどんどん進んでいる。つまり、どこかの家の応接間に人が集まり、特別なものではないカメラで映しそれをネットで流すのって、数年後には確実に考えられる状況のはずなのだ。一箇所に集まらなくてもいい。こうした討論番組は、もっともインターネットのコンテンツとしては、わかりやすい。大きなお金を掛ける必要なんて全くない。誰でも、こうした番組を作ることができる。
 テレビというマスメディアを通さないで、独自に番組を持って自分の意見を言いたいという人だっているはずなのだ。

 ホリエモンが言っていた「テレビが無くなる」というのは、ある意味でこういうことでもあるはず。

 テレビ業界の人たちは、こういうことをどう考えているのだろうか。

◆ 若き人物
 それにしてもライブドアに関する報道というのは凄い。まあ、面白いのだけど。
 僕はヤフーの動画ニュース(http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/)というのをよく見る。何が面白いかというと、ライブドアに関しての取り上げ方って、当然だけど各局けっこう違っている。これまでの、どの放送局も同じニュースという雰囲気ではない。

 ただ面白がっているのも、良くないなぁと思うわけで、ライブドアVSフジテレビ及びホリエモンに関しては、もう書くのはやめようと思う。

 ある意味で、オウムと同じような感覚でライブドアを取り上げているような感じがするんだよね。確かに、ホリエモンの登場というのは、インパクトはあるのだけど。

 さて、僕はこれから1、2年の間に、政治の世界に30歳前後の活きのいい人物が出てくるのではないかと見ている。新しい政党を作ったりしてね。そんなことがあったら、もっと面白いことになる。笑い事ではないだろうけど。


下手の考え休むに似たり 2005/3 #3


2005/4/11

◆ スターバックスのように
 なんでも風の噂によるとスターバックスというのは、オシャレな街にしかお店を出さないらしい。ということは、この街はオシャレなのだろうか……、なんてことを考えながら僕は日曜日の午前10時に僕の他に客がひとりしかいない小伝馬町のスターバックスでコーヒーを飲んでいる。

 ちなみに小伝馬町がどこにあるかという問いに答えると、JR新日本橋駅の近くというか、まあ距離的に言えば東京駅からもそんなに遠くはない。しかし、ビジネス街だからなのだろう、日曜日はほんとうにひっそりとしている。ちょっと怖いくらいに。当然のように、この店にはセレブな主婦の姿も、予備校生の姿も、ひとりで仕事をしているテレビ業界の人の姿もない。

 最近とにかくスターバックスのことを考える。なんでこの店は他と違うのか。田舎人である僕でも、好きになってしまうような店なのだ。やっぱり他のカフェとは違う。けれど、その違いをうまく説明できない。トイレだって男女共同なのに。

 僕は思うのだ。スターバックスのようでありたい、と。こんな風にオシャレで、前向きな思考を持って、他の人と接したいと。もちろん、赤提灯だって好きだ。ただ赤提灯は夜には入れない。お日様が照っているときには、スターバックスの窓の大きさがいい。ノートパソコンを開いているスーツ姿の青年がいたり、勉強している学生がいたりしているこの店の景色がとても好きなのだ。

 こんなことを書いてきたら、若い10代の女の子が3人ほど入ってきて、ちょっと店内は明るくなった。

■ 映画『レオポルト・ブルームへの手紙』メヒディ・ノロウジアン監督 [シャンテシネ]
 かなり深い映画だった。文章を書くことが好きな人にとっては、特別なものがあるのでは。主人公が部屋で淡々と文章を書いている場面がある。その静かな映像が、たまらなく強い印象を持たせている。良かったです。かなり胸に響く、辛い話でもあるのだけど。

 ちなみに僕は「ユリシーズ」という小説を読んでいないのだけど、読んでいるともっとこの映画を楽しめるようだ。

◆ アテンダント
 新幹線の車内販売員のお姉さんのことを何と呼べばいいのだろうか。客室乗務員と呼んではいけないのだろうか?
 実は僕はこのお姉さんたちに、かなりの好意的な印象を持っている。ちなみに、座席にある雑誌「トランベール」を見ていたら、アテンダントと書かれていた。

 この間は、お弁当も買ったし、薄皮まんじゅうも買ったし、コーヒーも買った。もうちょっと笑顔があってもいいかな、とは思うけど、サービスが悪かったことはない。

 だいたいにして狭く、ガタガタ揺れる中で大変だと思うのだ。通路まで人が立っているときもあるし。そして何よりも、客の方の態度が悪いことが多い。酔っているおっさんだって、けっこういるのだ。そうした客をちゃんとあしらい、じゃらじゃらした小銭を数え、狭い中でぐいぐいと、あのドラえもんのポケットのようなワゴンを100%使いこなして、仕事をしていくというのは結構大変なことだ。その動きは芸術的といってもいい。

 どう考えても飛行機よりも大変だと思う。もちろん、飛行機の客室乗務員にはまた違った大変さがあって、僕なんかが比較して語るようなことでもないけど。

 でも、もう少し彼女たちの社会的地位が上がってもいいような気がする。ではどうしたら、もっと地位というか、イメージが上がるのか。おじさん的な意見をいうなら、やはり制服ではないだろうか。フライトアテンダントと言えば、何と言っても制服である(ああバカにされそう)。新幹線のアテンダントも、「この制服にあこがれてアテンダントになりました」と言われたり、いわゆるアンダーな世界で高く売れたりするようなものになれば、なんて……。

■ 映画『タッチ・オブ・スパイス』タソス・ブルメティス監督http://www.gaga.ne.jp/spice/) [ル・シネマ]
 なんとギリシャ映画。それにしても不思議な、いい映画だった。不思議というのは、CGのようなものが使われていて、時代の微妙な変化を表現している。それは、民族、戦争というものが背景にあるわけだ。そうした繊細な問題が、とてもうまく噛み合った内容となっている。ほんとうに、料理におけるスパイスの関係のように。

 この映画のサイトには「少年とおじいさんの心温まる感動のドラマ」ということが書かれていた。悪いがこれはちょっと酷い。いい映画というものは、いろいろな側面から観ることができる。確かに、少年とおじいさんというのもひとつのテーマではある。しかし、何よりも僕なんかの胸にくるのは、大人の恋愛という側面である。

 ある意味で、韓国映画よりも、ピュアな恋愛映画とも言える。ほんとにいい映画だった。

◆ 感じる旅、考える旅。
 JR東日本の新幹線の座席には、「トランヴェール」という雑誌が置かれている。これがなかなか面白い。エッセイや特集記事があって、各地の案内みたいなものが乗っているのだが、かなりいい内容になっている。温泉の紹介とかもいい雰囲気。

 無料で持ち帰ってもいいのだが、どうも古くなったのがそのまま置かれている状態なもので……。イマイチ持ち帰らなかったりしているけど。

 ちなみに、「本誌は、JR東日本の駅で回収した新聞古紙を再利用しています。」と書かれていた。なんというか、この限定してあるところが面白いと感じたのは僕だけだろうか。


<<< 東京書店巡り >>>

◆ ジュンク堂書店・新宿店
「新宿三越アルコット」(http://www.mitsukoshi.co.jp/shinjuku_op/index.html)の中にあるジュンク堂書店に行く。しかし、驚いたことに人が少ないのだ。僕が行ったのは、このアルコットの全館オープン前だったからだろうか。でも、ほんとうに寂しい状態だった。いい書店なのに。

 考えてみると、このジュンク堂書店新宿店というのは、紀伊國屋書店新宿本店の目と鼻の先に位置する。紀伊國屋書店といえば、ドルフィンホテルでも何度も待ち合わせに使った、とにかく人がワサワサといるところである。

 その街によって、合う書店合わない書店というのはあるのだろうか。

◆ ブックファースト・ルミネ新宿1店
 ブックファースト・ルミネ新宿1店に初めて行った。元、青山ブックセンターのあったところだ。この青山ブックセンターは、セレクトされた、余裕のある本の並べ方をしていて、本のお気に入りだったところだ。その後がどうなっているか、少しばかり興味があった。

 しかし、残念。本は並んでいるが、まったく別の空間だった。スターバックスまでもが違って見えた。悪く言ってしまうのもブックファーストに申し訳ない話だが、前の青山ブックセンターが懐かしくてならない。

 ブックファーストといえば、渋谷店は好きなんだけどね。他にはない本・雑誌が揃っているように思える。

◆ Books&Cafe 丸善丸ビル店
 東京駅周辺でで丸善と言えば、丸の内オアゾである。しかし僕はオアゾの丸善は苦手なのであった。どこに何の本が置かれているのか、わかり難い。大きいスペースなのだから、余裕を持たせればいいのに、何だかゴチャゴチャしている。
 その点、なかなかいいのがこの丸善丸ビル店なのである。洋書なんかもキレイに飾られていて、すごくオシャレな雰囲気。本を思わず買わせてしまうセンスがある。実際、気がついたら財布がゆるくなってしまうのだが。そして、ここにはエクセルシオールカフェがある。何でかわからないが、ここのエクセルシオールカフェは他とはちょっと違った雰囲気。東京駅を眺めながら、ここで買った本をちらちら読むのはグッドです。

◆ Bunkamura ブックショップ ナディッフ モダン
 渋谷文化村の地下1階にある書店。前にも一度ドルフィンホテルで紹介したことがあったけど、なかなか雰囲気のある良い書店です。美術系を中心に、囁きかけるように本が並べられている。そして僕は、ついつい買ってしまう。すごくキレイな女の子とデートをしていっぱいお金を使ってしまったような感覚である。それでも、良かったなと思える。実際ここの店員さんって、すごいキレイなんだよね。

 本の買い方には2種類あると思う。ひとつは、じっくりと選んで買う。もうひとつは直感で買う。タイトルや、装丁、そしてちょっとした何か。後者の代表格がこのブックショップだろう。

 もっともっと、こうした書店に出会っていきたいものだ。


<<< 東京駅パン屋さん巡り >>>

◆ チャパタ!!
 パンが好きなのだけど、パンについて全く詳しくなかった。恥ずかしながら、菓子パンを食べてパンが好きだと言っていたようなものだった。
 ほんとうにパンの美味しさに気づいたのは、田園調布のメゾンカイザーのチャパタを食べたときだ。ほんとに美味いのだ。こういうのがパンというのだと、僕は知ったのだった。

 しかし、恥ずかしながらこの「チャパタ」という名前も最近知った(笑)。これからはもう少し別の種類のパンの名前も覚えていこうと思っている。

◆ 東京駅
 このところよく東京に行く。帰りにパンを買うことにしている。地元でには、パン屋さんがあってもパンが売られていないのだ。書店はあっても本が売られていないのと同じような感覚。

 しかし東京でそんなに時間があるわけでもない。パンを買うためだけに田園調布に行くのもちょっとだし。ということて、僕は東京駅のパン屋さんを散策しはじめた。ちゃんと美味しいところがいっぱいあるではないか!

 でもあれもこれも食べたくなってしまって、大変なのさね。けっこうパンはかさばるから(笑)。でっかいバケットを新幹線の網棚なんかに置いとくのは、やっぱり恥ずかしいと思うのだった。

◆ カフェ・ド・クレア
 東京駅の名店街にある。店は小さくて、どちらかというとちょっとしたカフェという雰囲気。パンはそんなに置かれているわけではない。パンを買う人も少なそう。
 しかししかし。この店は本格的なドイツのパン屋さんということ。なんとなんと、僕の好きなチャパタが並んでいたのだ。かなり美味い! ということで、東京に来た帰りにはこの店でパンを買う、というのがこのところの定番となっている。

◆ PAUL
 東京駅の八重洲口、わりと目立ったところにある。小さな店だけど、人もわんさか。フランスの大型チェーン店ということ。
 自分で取るというスタイルでないので、僕にはちょっと苦手な雰囲気なのだけど、買って食べたらやっぱり美味かった。チャパタと、セイグル・オ・レザン・ノアと、パン・オ・カマンベールというのを買ったのだけど、どれも最高。パン・オ・カマンベールはぜひぜひまた食べたいと思っている。

◆ メゾンカイザー
 なんと僕の好きなメゾンカイザーが大丸デパート地下食品街にもあったのだった(涙)。ずっと奥の方なので、なかなかわからなかったのだけど、その看板を見つけたときの嬉しかったこと。
 そんなに種類も多くはなく、チャパタも無かったけど、いくつか買って帰りました。もっと買えばよかったと後悔。
 でも、東京駅での楽しみが増えました。

◆ ポール・ボキューズ
 大丸デパート地下食品街にデンと構えているパン屋さん。種類もいっぱいあって、これはこれで凄く好きなのです(笑)。こういういっぱい売っているパン屋さんって、ついつい取りすぎてしまうというのが、大きな問題。

 ここでパンを買って、ビールでも飲みながら新幹線で食べるというのも、とても楽しいです。



 DOLPHIN HOTEL