一口に電気設備といっても、その種類は意外に多い。 大別すれば電気をエネルギーとして利用する強電設備、 電気を信号として利用する弱電設備の二つになる。
ざっと書き連ねてみると… ★ 強電設備 ★ 電灯設備 動力設備 幹線設備 受変電設備 自家発電設備 避雷設備 ★ 弱電設備 ★ 電話設備 電気時計 拡声設備 表示設備 電鈴設備 インターホン設備 テレビ共聴設備 防犯設備 自動車管制設備 情報配線設備 火災報知設備 自動閉鎖装置 非常警報設備 ガス漏れ警報 中央監視制御設備 と、まあこんなところだろうか?
これらの設備を図面に書き起こすには、 JISによって作成されたシンボルを使う。 また、作成されていないものに関しては自分で作る。 照明器具・コンゼント・分電盤・スイッチなどなど、 シンボルを縮尺に合わせた大きさで使用するのだ。 シンボルの種類や大きさに関しては、 (膨大すぎる為)ここで説明するつもりはないので 内線規定や各種参考書を活用して頂きたい。
「内線規定」とは、電気工事の維持運用に関する 自主的な規範として活用されている民間規格である。 国土交通省の「建築設備設計基準」とともに、 電気設備設計者にとってはバイブル的存在の書だ。 設備設計者は必ずお世話になる書なので覚えておこう。 ちなみにどちらも高価なので気軽に購入できないのが難点。 入社してから読むのが普通かも?
建築には「意匠設計図」「構造設計図」「空調設計図」 「衛生設計図」「電気設計図」など、さまざまな設計図が必要。 設計図をもとに工事に必要な金額を算出するので、 記入すべきシンボルがひとつ抜けただけでも大変である。 設計図をもとに、さらに実際の工事に必要な情報を記入した 図面が「施工図」、工事が完了した状態を図面化したものが 「竣工図」である。
電気設備設計に限らず、設計イメージの図面化はCADを使う。 CAD(Comuputer Aided Design)とはPCによる設計支援のこと。 手書き図面よりも保存やデータの受け渡し・修正が容易な事に加え、 近年では安価になった事もあり設計ツールとして主流になっている。 昔ながらの手書き設計をしているところもまだまだ多いようだが、 近い将来CADを使わない設計が廃れる事は間違いないだろう。
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