個性豊かな9人のキャラクター達


ハッピーブラックホールが炸裂!

スターグラディエイター
      (カプコン)

2D対戦格闘の老舗、カプコンが満を持して開発した3D対戦格闘。ナムコ・セガに続いてついに3強時代到来か?と期待されたものの、名作の仲間入りは果たせず早々にゲーセンから姿を消す結果となってしまった。システムが受け入れられなかったのか、簡単すぎる難易度に問題があったのかは定かではない。

本作には独自システムの「プラズマコンボ」「プラズマストライク」など、意欲的なアイデアが満載。レベルの高い対人戦が楽しめるように、様々な工夫が凝らされている。個性的な異性人同士の戦闘シーンは見ているだけでも楽しいし、従来にない新鮮感がある。

個人的には現在プレイしても十分過ぎるほど楽しめるし、ヒットする要素は多分に含まれていると思うのだが…。ボタン連打で子供が軽々と初プレイオールクリアしているのを見ると、敷居が低すぎるゲームも考え物なのかと思う。


危険な角度でバックドロップが!


おなじみ、ハンセンの入場シーン

全日本プロレス 〜王者の魂〜
      (ヒューマン)

2Dプロレスゲームでは定評のあるヒューマンが、本格的な3Dポリゴンプロレスに挑戦した意欲作。前作(「アイアンスラム’96」)は作りこみがいまひとつだったので、本作に対しても一抹の不安感があった。で、購入後説明書を読んで愕然。おそらく後にも先にもこんなに複雑なシステムを取り入れたプロレスゲームは出ないのではないか。

やりこめば本物さながらの攻防が楽しめる…という意見にも異論はないのだが、ゲームのテンポを狂わせる攻め疲れの発生がどうにもなじめない。さらにどう聞いても素人のお兄さんがやっているとしか思えない棒読み実況が、故ジャイアント馬場さんの実況付きというありがたみを相殺してしまっている。このあたり、もう少しなんとかならなかったのだろうか。

個人的にはマニア度も高いし好きな作品のひとつではある。しかし、様々なクラッチシステムを理解し、攻め疲れ中に怒涛のハメ攻撃を喰らっても平然としていられる対戦相手なんか滅多に見つからない。エディットで他団体の選手が作れるのは嬉しいが、プロレスゲームの一人プレイは寂しい。なんとも惜しい作品である。


随所に入るムービーも見所だ


次々に迫りくるゾンビ達

バイオハザード(カプコン)

ホラーを題材にした3Dアクションゲーム。プレイヤーは市警の特殊工作部隊の一員。迷い込んだ洋館で遭遇する数々の怪物達を倒し、事件解明を目指そう。本作で特筆すべきはゾンビの挙動。歩き方、起き上がり方、銃弾の喰らい方、どれをとっても有名な映画のゾンビそっくり。これを見るだけでもプレイする価値があるのではないだろうか。

内容自体は従来にも見られたもの。言うなれば、「ウルティマ」と「ドラクエ」の関係が「アローンインザダーク」と本作に当てはまるのだろうか?カプコンといえば当時はポリゴンを使った3Dゲームへの取り組みが他社よりもかなり遅れていたが、このゲームのヒットにより大手メーカーとしての威信を一挙に回復した。

あまりにも出来が良かったので「絶対に下請け開発だ!」と皆が思ったのは言うまでもない(※誤解のないように言っておくが本作はまぎれもないカプコン開発品)。でも最もカプコンらしいと感じるのは、続編の出し方がハンパじゃないところだったりして。


ヘブンリィスマッシュ(股間蹴り)!


迫力のKOシーンを楽しもう

ファイターズインパクト(タイトー)

キャラの動きがとても滑らかな3D対戦格闘。業務用では何故か続編まで出ているが、それほど人気があったかどうかは疑問。モーションを優先した結果、見た目が致命的なほど犠牲になってしまっているからだ。当然ゲーセンでは早々に姿を消してしまったので、楽しむにはPS版を購入するしかない。まあ中古だと捨て値だし、じっくり遊べるからいいのかも?

VFや鉄拳の単なる模倣を目指す作品が多い中、ファイティングスタイルを3種類から選択できたりとオリジナリティが高いのが嬉しいところ。フィニッシュ技のリプレイや独特な視点切り替えなど、随所に入る演出は渋くて格好良いものばかり。独自のモーションスライドコンボを繰り出せるようになれば、エンディングはすぐそこだ。