AU委員長、日本で西サハラ問題に言及
さる10月11〜16日にかけ来日したアフリカ連合(AU)のコナレ委員長は、10月16日(土)に龍谷大学で講演を行った。同委員長は、AUの機構および意義について概略説明したうえで、アフリカ自身の力による紛争解決や開発促進のために、53の国が協力・統合し、ひとつの声でひとつの行動をとるための機関であると強調した。またAUは、アフリカ人民の連合体をめざして市民社会との連携を尊重すると述べた。
質疑応答の中でコナレ委員長は、西サハラ問題解決に向けた取り組みに関する質問に答え、まずAU加盟国53カ国の中に西サハラが含まれ、モロッコはOAUが西サハラを認めたことに反対して脱退した事実を確認した。その上で、「モロッコのような重要な国がAUに参加することは本来不可欠である」のに、「モロッコが国連の和解提案を受け入れないため」に、モロッコはAUの外にとどまったままであると強調した。さらに、「マグレブはアフリカである」と述べ、西サハラ問題をアフリカの問題として解決する必要性を述べた。
なお、西サハラキャンペーン・東京と日本サハラウイ協会・香川は10月13日、西サハラ問題の公正な解決に向けてAUが引き続き積極的に取り組むこと、西サハラを含むAU53カ国を代表する立場から日本政府との協議に臨むことを要請する書簡を、協力団体を通じコナレ委員長に提出している。
文責:高林敏之(日本サハラウイ協会・香川)
(2004年10月19日)