ダウン症とは
21番目の染色体の過剰で起こります。特異な顔貌、精神や運動の発達が遅滞し、筋緊張低下が主症状です。
合併症としては難聴、視覚障害(遠視や乱視)、環軸関節の脱臼や亜脱臼、足関節の外反変形先天性心疾患、十二指腸閉鎖、鎖肛などの消化管奇形、甲状腺機能低下症、白血病などを合併することがあります。
ダウン症のタイプは、トリソミー型、転座型、モザイク型に分類され、割合としてはトリソミー型(95%)、転座型(3−4%)、モザイク型(1−2%)といわれています。
出生頻度は約1/1,000ですが、高齢出産によって頻度は増します。母親の年齢が30歳以上から増え、35歳を越えるあたりから出生頻度は大きく増加します。 |
ダウン症の身体的特徴
代表的なものを挙げていきます。
・扁平後頭骨
・泉門の早期閉鎖傾向
・平坦な顔立ち
・切れ上がった目
・乳児期からはっきりした二重
・鼻根部が低いが無い顔だち
・耳たぶの変形
・指が少し短い
・猿線
・小指の骨が一つ足りない
・首の周辺が腫れぼったく首が短い
・親指と人さし指のあいだが少し開き気味
・筋肉の緊張が弱い
・触った感じ、皮膚がフニフニしている
・外反扁平足 |
ダウン症の合併症
ダウン症の合併症についてもう少し詳しく書いていきたいと思います。
・心臓の合併症(多呼吸、チアノーゼなど)
・十二指腸閉鎖(嘔吐症が見られる)
・巨大結腸症(がんこな便秘が起き易い)
・鎖肛(肛門が閉じている)
・呼吸器疾患(肺炎、気管支炎)
・粘膜炎症(結膜炎、口内炎)
・中耳炎
・白血病(発熱、顔面蒼白など)
・てんかん(ウエスト症候群など)
・環軸椎不安定症(歩行が始まったら検査)
・甲状腺機能低下症(低体温、遅脈)
・糖尿病(肥満になりやすい体質なので、十分注意)
・アトピー性皮膚炎
・足関節外反(歩行上装具が必要になる)
この中で、注意したいのが「環軸椎不安定症」「てんかん」「糖尿病」でしょうか。呼吸器疾患については、幼少期の場合、少し慎重に治す必要があります。 |
ダウン症の身体機能の特徴
ダウン症のお子さんは特に“体液循環”が悪い傾向にあります。
・静脈系
・リンパ系
・脳脊髄液循環
の機能が低下している傾向が見られ、特に“リンパ系”の発達が遅いようです。
《簡単に分かるチェック法》
◎ 静脈系の悪さ
・冷えると紫っぽい斑紋様(リビド)がでる
◎ リンパ系
・皮膚がフニフニしている
・舌が腫れぼったい
◎ 脳脊髄液循環
・口の中が腫れぼったい
・舌が腫れぼったい |
体液循環が悪いとどうなるか
一般的には「体液循環の悪さ=むくみ」を連想されると思います。
ところが、ダウン症のお子さんの場合、単に、表面的がむくむのではなく“からだの中”も循環が悪くなっているのです。
体液循環が悪くなると、様々な弊害が起きます。イメージしやすいのは、むくんだ状態でしょうか。むくみが続きますと、代謝が低下することは良く知られていることです。ダウン症のお子さんもまた、体重が増加しやすく糖尿病に気をつける必要があります。
他に、筋の機能が低下してしまいます。これは筋組織に対する直接的なダメージによるものです。これが運動面の発育を遅らせてしまいます。他に、三半規管や内耳などの循環が悪いと、ハイハイや座位保持が遅れたり、難聴になったりしますし、消化器の場合だと便秘などが起こります。
実は、ダウン症の発育を遅らせる原因の一つに体液循環の悪さが考えられるのです。
これをどう対処するかが、家庭療育を行なう上での課題の一つになっていくと私は考えています。
そこで、体液循環を促す方法として
・BABY-CDP
・脳脊髄液ドレナージ手技
があり、これらを家庭で行なって欲しいと考えています。 |
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