CADオペレーターの就職率アップ法

CADオペレーターが製造企業に就職する場合の採用条件として9割の企業

は機械製図の経験者であることを求めています。機械製図の未経験者は企業

が製造する機械部品の製作図を書くこと及び組立図を完成させることができ

ないので、CAD操作が出来ても役に立たないのは当然のことなのです。

但し、CAD操作が出来れば、採用した後に機械製図の技術習得を期待する

企業も1割程度はあるので給料は安いのですが就職率は10%位あるのです。

CADオペレーターは設計担当者が図面を書くだけにしてCAD操作を指示

してくれると考えている人が多いようですが、そのような作業法は機械製図

では実行できないので企業の設計課ではありえないことです。手書き図面を

CAD図に変換する作業は書き写すだけの図面ですが、蒸気タービンの図面

チェックを担当した時に30年の経験者を含む20人のCADオペレーター

の中に手書きと同じ図面を書いた人は一人もいませんでした。正確な図面を

書けない原因は蒸気タービンの図面を書いたことのある経験者がいなかった

こと、及び機械製図の基本技術が身に付いていなかったことなのです。

 

*機械製図者に必要な基本技術・・・実際の機械製図(基礎編)参照

機械製図関係の仕事をするのに必要な基本技術は下記の通りですがこの知識が

無ければ図面を書くことは絶対に出来ないことを認識した上で学習して下さい。

下記アンダーライン文字をクリックして下さい。

1.投影法(三角法、一角法)

  図形の表し方    投影図の考え方   物を見て図面を描く

  図面とは面の図   面を描く(1)   面を描く(2)

2.寸法公差(はめあい公差、一般公差、規格外公差)

  寸法公差について  寸法には必ず公差が付く  寸法公差の数値計算

  寸法公差(はめあい)  はめあいについて  常用はめあい公差表

3.表面あらさ(日本では6種類のあらさ記号)

  表面あらさについて   表面あらさ図示法   表面あらさ6種類

  図面に指示する事項   表面あらさ図面記入例   新JIS記入例

4.幾何公差(工作機械の精度指定及び作業注意事項)

  幾何公差について   直角度、平行度、対称度の指定

5.機械工作法(鋳造、鍛造、溶接、機械削り)

  工作機械について   旋盤の切削加工   旋盤の切削加工(1)

  旋盤の切削加工(2)  ボール盤の穴加工   ねじ穴の図面表示

6.機械材料(鋼板、鋼管、形鋼、銅、アルミ)

  機械材料   機械材料について(1)   機械材料について(2)

 

*製作図作成の実例・・・実際の機械製図(基礎編)参照

製作図を書く時の一例として計画図を利用することがあります。計画図を作成

するのは上級技術者ですがCADオペレーターは計画図の中にある部品を複写

によって取出し、他部品の線を取り除きトリミングして図面を完成させ、寸法

記入の後、寸法公差、表面あらさを記入して最後に重量計算をします。

以上の作業は全て製図者の作業範囲であり、出来ない人はCAD製図者として

認めてもらえないので機械製図の学習が必要なのです。

・製作図作成の手順・・・下記をクリック

手順1.部品図形の取出し・・・CAD操作

手順2.図形のトリミング・・・CAD操作+製図技術

手順3.製作図の図形完成・・・CAD操作+製図技術

手順4.寸法記入・・・・・・・CAD操作+製図技術

手順5.最終仕上げ・・・・・・CAD操作+製図技術

 

*組立図作成の実例・・・実際の機械製図(応用編)参照

企業で製造する部品は設計課で製作図を書き自社工場で製作します。軸受や軸

継手などは専門企業のカタログから選択して購入し、ボルト・ナット、プラグ

等は専門メーカで大量生産したものを購入して在庫品として保管するか市販品

として購入するので特殊な物以外は製作しません。組立図には自社製造部品は

製作図を複写にて取り入れ、軸受等の購入品はカタログを見て書入れボルトや

ナット等の在庫品はJIS規格を見て正しい図面を書入れます。(一般的には

標準図を作成してあるので複写にて書入れ長さを修正します)。

・組立図部品の作図(その1〜その14)・・・下記をクリック

 その1   その2   その3   その4   その5

 その6   その7   その8   その9   その10

 その11  その12  その13  その14

 

*製作図及び組立図作成に必要な基本技術

製造企業は社会的信用のある経営を維持するために次の条件を実行します。

1.製品(機械装置)は機能を完全に発揮すること。

2.機械装置の安全を確保できること。

3.販売競争のためには低価格であること。

この3条件を守らなければ生産競争を制することは出来ません。これを満たす

ため、機械製図者には正確な図面を書くことが要求されます。正確な機械図を

作成するためには次の基本技術を身につける必要があるのです。

1.二次元図面を見て立体図が頭に浮かぶようになること。

2.図面に記載の全ての線を理解して他人に聞かれても説明できること。

昔の設計課に上記基礎技術の無い人は殆ど居なかったのですが、現在のCAD

オペレーターのなかには大量の技術不足者が発生しています。製造企業に就職

するためには、上記の基礎技術が必要ですから下記学習が最も効果があります。

(1)二次元図面を見て重量計算をする。・・・実際の機械製図(基礎編)参照

図面を読めなければ重量計算は出来ませんが逆に大量部品の重量計算をすれば

図面が読めるようになるのです。製作図と組立図は特殊な物以外は二次元図面

ですから、立体図は見やすいのですが二次元図面から重量計算をして下さい。

・製作図における重量計算(その1〜3)・・・下記をクリック

 その1   その2   その3

・重量計算の参考資料(その1〜3)・・・下記をクリック

 その1   その2   その3

・重量計算の問題(その1〜3)・・・下記をクリック

 その1   その2   その3

・重量計算問題の解答

・CAD計測による重量計算

 

(2)ねじ部品の製図・・・実際の機械製図(基礎編、応用編)参照

機械組立図には大量のねじ部品が登場するので正しい図形の作成が必要です。

・CADによるねじ製図(その1〜4)・・・下記をクリック

 その1   その2   その3   その4

・JIS規格品の作図(その1〜5)・・・下記をクリック

 その1   その2   その3   その4   その5

 

*機械製図技術者となるための総学習

機械製図技術者を目指すCADオペレーターは下記をクリック。

工業高校の機械製図

機械設計技術者を目指す工学部学生又は企業の製図技術者は下記をクリック。

高専、大学工学部の設計製図

 

*機械製図の仕事を探す

インターネットで下記を入力検索、大量求人ですが所在地区指定も出来ます。

・人材派遣会社

・機械製図求人情報

・CADオペレーター求人情報

・CADオペレーター

・CAD製図求人情報

・機械設計会社求人情報

*出版書のご紹介・・・ホームページ「機械製図大革命」参照

下記の本は日本で初の製造企業の図面を書くための実用書ですから初級者で

あっても、技術習得出来るように詳細な解説をしています。製図技術を習得

すれば給料は大幅に上昇しますので意欲のある人は挑戦してみてください。

1.実際の機械製図(基礎編)

2.実際の機械製図(応用編)

3.CAD操作説明書(機械製図)

 

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