女流機械製図士への道
企業においてはCADで図面を書く仕事をしている人が少なくありませんが、
製図技術を身につけたいと考えている人が何パーセント存在するかは私には
判断できませんが1/100であっても女流機械製図士として製造企業において
上級技術者となるための確実な学習法を説明致します。
*機械製図技術者となるための条件
@中学校に於ける学習成績が中位までの人(40人中20位まで)
A精密計算が嫌いでない人・・・重量計算
B英語が大嫌いでない人
これだけの条件が揃っている人であれば必ず上級機械製図士になれますので
「実際の機械製図」によって学習すれば、給料は現在より大幅に上昇します。
*最大効果の機械製図学習法
初級者であっても多くの「図面を書く」という経験をすることが第一条件です。
出来ればAutoCADで数多くの難しい図面を書いてください。CADの操作が
できれば図形を書いて寸法を記入し、仕上記号や溶接記号を取り入れることが
できるので参考にしている図面通りに書いて完成させてください。但し図面を
書く前に初級者用製図技術を学んでも学習効果は有りませんが、一つだけ頭に
覚えておくことがあります。
@製図者が書いた図面を見て、工作技術者が部品を製作するということです。
図面は高齢者でも読むことが出来るように明確に書入れることが必要です。
機械製図の実例・・・クリックして下さい。
何も学ばずに図面を書いたので数多くの疑問が発生するので、それを全て解決
理解するために学習して下さい。機械製図は難しいと考えている人が多いよう
ですが、中学校で成績が中位までの人であれば、学習用情報さえあれば簡単に
習得できることですから、本文通りに学習して下さい。
実際の機械製図(基礎編、応用編)には企業用の製図情報を100パーセント
記載していますので、他の資料を参考にする必要はありません。
*機械製図に必要な知識
@投影法(3角法、1角法)
A寸法公差(はめあい、一般公差)
B表面あらさ(仕上記号)
C幾何公差(精密加工)
D機械工作法(鋳造、鍛造、溶接、機械削り)
E機械材料(鋼板、鋼管、形鋼、銅、アルミ)
以上の6項目は機械製図技術者には絶対必要な常識ですが、難しいことでは
ありませんので、学習によって必ず身に付けて下さい。そこまでやる必要は
ないと考える人は機械製図技術者となれる可能性はゼロパーセントです。
「機械製図大革命」に記載の次の項目を参考にして下さい。
近年、企業の設計課に女性でCAD製図やパソコン操作をしている人が多数
勤めています。女性製図者の実態を私的な経験上の出来事からお伝えします。
・CAD製図歴数年の女性に油圧装置マニホルドの図面作成を依頼し、説明
したところ仕上記号を見て「これは何だか知らないが図面は書ける」という
発言を聞きました。私は説明を聞きたくないものと判断したので黙認いたし
ましたが、機械製図上達の可能性はゼロと感じました。然し、女性の中では
トップクラスでしたのでやむを得ず図面作成を依頼し続けたのです。
・CAD操作の速い女性に機械仕上寸法100mmの部品で「101mmに
削ったら合格か不合格か」と質問したところ「それはダメだ」と答えたので
「100.1mmはどうだ」と聞いたら返事に困ったようでした。この答は
簡単で、図面の上部に普通寸法許容差(削り加工)と言う表が出ているので
計算できますが、その製図技術上の知識が何もないのです。
企業の設計担当者は機械製図の知識のない人には、精密機械の図面は絶対に
依頼しないのです。不良品を製作すれば設計担当者の責任ですから、自分の
周囲の製図者は無視してベテラン技術者のいる下請けの設計会社に全図面を
依頼するのです。製図技術とは投影法(一角法、三角法)、寸法公差、表面
あらさ、幾何公差、工作機械、機械材料の6項目を正確に学習する事です。
女性には「そこまでする必要はない」と素人の意見を述べる人もいますが、
そのような人は機械製図士になる成功率はゼロですからせいぜい配管や架台
などの図面しか書けませんので、就職率は100%から20%に下がります。
・インターネットで或る経験豊な女性が「冶具の図面を書いているが製図の
上達法が分らない」という注目すべき発言を見たことがあります。この女性
の向上心は相当なものであり、機械製図を学べば確実に成功いたします。
先ず図面作成をしている冶具の目的や機能を知ることが最も重要なことです。
冶具にはそれぞれ異なる目的や機能があります。例えばある部品を加工する
ための補助装置や製作する部品の強度を計測するなど数えきれないほどある
ので、そのためにどのような図面にするかを考えなければいけないのです。
冶工具の図面には精密部品が多いので上記にある機械製図6項目が必要です。
これだけ出来れば自分で冶具の計画図が書けるようになります。
*機械製図の学習については下記の題名をクリックして下さい。
*設計会社、設計事務所での機械製図
設計会社とは製造企業からの注文による図面作成費用によって経営が成立って
います。経営方針としては、出来るだけ短時間で図面を作成して大きな利益の
収得が目標であり、製図者にはCAD操作のスピードアップを強制するのです。
設計会社は図面作成だけで製品の加工はしないので、間違った図面を書いても
注文した製造企業がチェックと修正をしてくれるのは当然と考えているのです。
設計会社の80歳過ぎの経営者が図面を作成して注文企業に納入した20代の
若者に対して、「8割は書いただろう」と質問しているのを聞いて驚きました。
手書きの時代に若い製図者が「図面は8割書けばよい」と発言したのを聞いた
ことがありますが、手書き図の8割と、CAD図の8割は全く異なる状態です。
このようなことでは製造企業からの図面作成注文は減少し、仮に注文がきても
作成料金が安くなるのです。現設計会社には機械製図の出来る人は十分の一も
いないので、配管や架台等の現物合わせ加工の図面作成が主体となっています。
現物合わせとは配管、鋼板、形鋼などを製造現場へ運び、作業員が製造現物に
合わせて材料を切断して取付けるので図面と異なる正しい製品が出来るのです。
配管や架台等と異なり機械製図では現物合わせ加工は禁止されています。その
理由は自動車の部品であれば多くの部品を別々の工場で製作するので組合せる
場合は穴と軸が合致するように公差をつけて製作し、検査員が計測して寸法を
調べるのです。このような製造法でなければ部品が破損して自動車の持主から
部品注文があった場合には完全に取付けるアフターサービスが出来ないのです。
そのような理由で、機械製図には寸法公差、表面あらさ、幾何公差など難しい
用語が登場するのです。このホームページには機械製図技術を習得するための
基本事項として投影法、寸法公差、表面あらさ、幾何公差、機械工作法、機械
材料を記載していますが、その他に初級者の学習としてねじ製図、重量計算を
重要項目に指定しているので、この8項目を完全学習して下さい。
現在の設計会社には大企業の設計担当経験者以外には、この基本項目の全てを
身に付けている人はゼロに近いので、このホームページで学習すれば1年程度
で設計会社のトップ製図者になれますので頑張ってください。
機械製図技術を習得したら製造企業への出向を経営者に申し込んでCAD操作
スピード重視の社外で働くようになれば時給は必ず上昇します。