機械製図応用編
機械製図の目的は機械工作員が正しい製品を加工できるような見やすい図面を
作成することです。従って機械製図には初級、中級、上級者用とクラス分けを
した専門書は必要ありませんが、学習の順序は一応設定する必要があります。
機械製図者の第一条件は「2次元図面を見て立体図が頭に浮かぶ」ということ
です。そのためには2次元図面を見て出来るだけ多くの重量計算をするという
学習が必要なのです。3次元の製作図を記載している専門書もありますが精密
部品加工は2次元図面でなければ出来ません。3次元CADで書いた配管図が
最近使用されていますが配管図は部品の接続が判別できればいいので2次元図
を読めない作業員のために作図されたものであり、技術崩壊が作業現場までも
押し寄せているのです。機械製図者の第二条件は正確なネジ部品の製図です。
ボルトナットは特殊部品を除いて全て購入品ですから製作図を書く必要はない
ですが組立図には正確な図形を記入して機械に取付けた状態を見て安全確認を
しなければなりません。ボルト長さやネジ深さをごまかすようでは、大事故が
発生して企業に大損害を与えることを認識してください。現在のCAD製図者
には、この二条件を満たしていない人が8割以上存在しますので全員基礎から
学ぶ必要があります。応用編には企業の機械製図に必要な項目は全て記載して
いるので初級者はそれに向かって、このニ条件に全力を投じてください。