というわけで(笑) 、日ごろの行いもよいせいか、もう春全開という感じに晴れ渡った土曜日。
集合はAM9:30中央道藤野PA。

4月から自動二輪の二人乗りが条件付で規制解除されたこともあり、結構な数のタンデムライダー(ほとんどがタンデムシートに美しいお嬢さんや奥様)をみましたが、われわれはいつもどおりむさくるしく野郎のみで参ります。

我が愛機はエンジン調整後初の遠出。
もう軽やかに回るエンジン、渋滞の中でも安定した出力、高速道路での力強い巡航と、集合場所までに十分顔が緩んでおりました。

いつもどおりに付き合っていただいたS氏も、自慢のパニアケースでデビューです!
ご覧のとおりの交通量。
最高です。最高すぎます。
さぁ、暖かいお日様に守られて、清き流れの安曇野へ!

中央道も快適ライディング、あまりに快適すぎてついオヤジ巡航速度をキープ。そのため覆面パトカーもわれわれを相手にする気もないようです(笑) 。
甲府あたりでは一面に咲く桃の花を十分に堪能できました。
さて昼飯ですが、Sシェフによる本格炭火焼バーベキューということで、当初はどこかの河原で、なんて事を話していたのですが、結局ふらりとたどり着いたここ、新府城跡のそばの桜の木の下でいただくことにしました。

偶然にしてはナイスロケーション!
まこと美しきかな桜。まさに満開、風もなく穏やか。

長く日本人に愛でられたこの花は実は人間の手によるクローン種で、それゆえ自身での生殖は不可能となったとか。

古来そのような事実は周知であったのかどうかは定かでないけれど、「(雪と並んで)はかなさ」「滅びの美」として歌舞伎や能でも多く用いられ、日本人の魂を揺さぶる象徴であり続けたのでしょう。

もちろん武士でも侍でもない現代人で、しがないサラリーマンの私たちですが、やはり桜には特別の思いを寄せてしまいますね。
などとほざいておりますが、まぁ実態は「早く焼き鳥焼いてくれよ」です。
ここはハイキングコースとなっていたようで、食事中に多くの「(元)姫君」に話しかけられました(笑) 。

おおっとお湯が沸いたぜカップめん準備完了ー。
「炭火っていうけど具体的にどうやって?」
「それはですね、この新型機材を用いれば簡単に炭火コンロが出来るというわけで・・・」

「どうやって炭に火付けるのさ」
「そのために持ってきたこのバーナーで、一気に熱してだね・・・」

「風吹いてきてコンロの火が消えちゃうよ」
「そんなこともあろうかと用意してきたこの衝立をこうして風上にセットすれば・・・」

「食後はコーヒーかなぁ」
「ああ、このときのために用意した新型バーコレータ、さぁどうぞ。」

・・・あんたはだ。間違いない。
で、昼飯もオッケー、渋滞もなく風もなくオッケーとくれば、ここはしばし一般道をマターリと流して参りましょう。

結局かなりの距離を一般道でこなしましたが、ほとんど車もおらず快適なペースで駆け抜けることができました。

最終的には中央道へと戻り、長野道経由で一路目的地を目指します。

ここは諏訪湖のSA、休憩と給油をかねて。
休憩中もきっちりとルート設定に余念がないS氏。
さっさとお土産物色しに行った私としては、土下座したい心境でございます。

今回は我が愛機の納車記念にレッドバロンさんからもらったペンション招待券を利用するというのが趣旨なのですが、実はそもそも私、そのペンションがどこにあるかもわかりません。

おそるおそるS氏にカミングアウトしようと近づくと、その手に握られたツーリングマップルには、すでにしっかりと「目的地」と記された付箋紙がっ!!!


・・・あんたはだ。間違いない。
休憩中のZZR兄弟。
エンジン調整後始めての遠出となった我がZZR1100ですが、ここに来て少々心配なことが。それは・・・

「おかしい。燃費が良すぎる。」

どう考えても燃料計の針の位置が走行距離と合わない。
確かに高燃費を出せる条件はそろっていましたが・・・

不安に思いながらも、タンクをゆすってみるとチャポチャポ音もしますし、ここでの給油はパス。高速を降りてからチェックすることにしました。
さてさて順調に安曇野の町へ。
信州といえばそば、ではありますが、それは明日のお楽しみということで、今日の夕飯はこちら、「ふくらい家」さんで!
http://www.fukuraiya.co.jp/

特に事前情報で入ったわけではないのですが、なかなかいい雰囲気の店内と、これまたいい感じにハイテンションのオヤジさんのトークに和まされました。

土曜日の夕方6時半。お客は僕らだけ。
正直最初は「あちゃー」と思いましたが、7時を回ったあたりから続々となじみさんが御来店の御様子でした。


「山賊丼」・・・さんぞく?なんだろう。
まったく想像も付かないメニューに悩むS氏。

私の「イカじゃねーの?」というマジボケにも、「そりゃ山賊じゃなくて烏賊ダローが。大体この長野の山奥のどの辺りで漁すれば烏賊が獲れるんだ説明シテミロヤボケガァ」というマジレスは忘れません。
ええ、あたしは馬刺定食です。
丸いお皿はちょっと珍しい「馬タン」。
牛タンよりあっさり風味で、なかなか美味でございました。

結論から申しますと、山賊丼は「地鶏の揚げ物」でございました。(S氏オーダー)

地鶏と山賊とは一見何の関係も無いようにも思えますが、そのでかさというかスケールを見て「確かにバンデッツ並みのワイルドさだわ(なんとなく意味不明)」と感じました。
飯も食ったし、後は風呂入って寝るだけですね。
さっさと今夜の宿「カイザーベルグ穂高」を目指します。
http://www.redbaron.co.jp/support/kokunai/kaiza.html

正直、過剰な期待は抱かずに訪れましたが、特にバイクのりにはなかなかの設備でございました。
小さいながらも露天風呂もあり、温泉も泉質がよくなかなかナイース。
コレはバイク用の駐車エリア。
4輪は露天砂利敷き駐車場ですが、バイクは舗装屋根つき(笑) です。
左側には自由に使える高圧洗車機もありました。
バイク用パーキングエリアの中。
がんばれば20台程度はとめられるでしょうか。当日は結局満車状態となりました。

われわれは最初は駐車場所がゲットできずに露天駐車を覚悟しましたが、若者ビッグスクーター軍団が食事に出かけたらしい一瞬の隙を突いて駐車スペースを確保しました(笑)。

駐車場内には工具一式やエアコンプレッサーなども常備され、本来ならここで一日中メンテオフでもやりたいところです。
風呂に入ってサッサと寝ちまおう、というつもりでしたが、露天風呂の思いのほかのよさについ長居し、また帰りがけにふと見かけた「御自由にごらんください」とあったビデオライブラリーには、さすがバイク乗り向けの宿というかなんというか、こんなに巣晴らしいお宝ビデオが。

もちろんなんのこっちゃという表情の若者S氏をほうてぃぷれいし、フレディ・スペンサーやワイン・ガードナーの走りに熱い声援を送ってしまいました。
もちろん枕を股に挟んでハング・オンスタイルで(笑) 。

しかし今見ると「押しがけ」ってコエー 。
さて翌日もごらんのとおりの快晴!

やっぱ某雨男がいないといい天気です(笑) 。
さぁ、出かけましょう!
まずは宿の近所の有明山神社へ。
穂高町の公式HPにも掲載の由緒正しき神社の御様子。

御神体はアマテラスの隠れた天岩戸をこじ開けた強力、「天手刀雄命」とのこと。

お願いします、せめて日帰りツーリングの分くらい、クラッチを握れる握力を僕にください。と一心にお願いしてきました。

私、学生時代のバイク事故の影響で、左手の握力30キロもないんですよ。
ワイヤークラッチのマシンには長時間乗れません。
楼門の天井部分にはこんな気合の入った(笑) 絵画が。
後から調べたら、日光の陽明門に似せて作られたとの事。

そりゃ気合も入ろうってものです。

雰囲気も厳かでとてもいいところでしたよ。
実はこの神社、宿から数百メートルしか離れていません。
で、昼飯をこの神社の境内にある名物そばや「くるまや」さんでいただこうという魂胆でございます。
http://www.h7.dion.ne.jp/~kurumaya/

もちろん時刻はまだ10時半過ぎ。昼飯には早すぎる、っていうかそもそも店が開いてません(笑) 。

昨日ふくらい家のオヤジさんから教わった、神社の境内にある「老人保健センター」という、我々が行ったら塩でもまかれそうな施設名のお風呂が、実は若者から中年層の人でも利用OKで、しかも源泉だという情報を胸に、一丁昼飯前の朝風呂と決め込むことにしました。
内湯しかないシンプルなお風呂で、名前どおり平均年齢を大幅に下げる事態となりましたが、お湯はとてもよく、昔ながらの共同浴場の雰囲気があって落ち着けました。

風呂上りに自動販売機のビン入り牛乳をキューッと、といきたいところをぐっと我慢して、さぁ、そろそろ蕎麦屋も開いた頃です。

チラッと店のほうを見てみると・・・ちょ、長蛇の列!!!

やべぇ!っと濡れた髪も乾かさずに蕎麦屋へダッシュと相成りました。

ZZR兄弟はアフォなオーナー達を日向ぼっこしながら眺めています。
こちらがその「くるまや」さん。
とめられた車のナンバーのほとんどが地元であることからも、期待はいやがおうにも膨らみます。
有名店、で結果から言えば味もベリーグー。
なのにこのプライス表・・・謙虚です。

また行きたい、また食べたいお蕎麦屋さんでした。
オプションで「きのこ」をオーダーし悦に入るS氏。

きっちり私もつまみ食いして便乗しましたが。
コレが開店直後。11時半の映像です。
人気のほどが御理解いただけるでしょうか。
あっという間に席が埋まっていくさまはなかなかのモノでした。

いい雰囲気の店内と本物の信州そば。少々店の雰囲気に不似合いな茶髪のお嬢さん(若干居酒屋系(笑) )も、元気にウェイトレス家業に精を出していらっしゃいました(笑) 。
さて、早飯食ってしまったので少し神社の裏山を散策です。
裏手には史跡があるとのことで、少し山を登ってみることにしたのですが、最初間違えて墓地に出てしまいました。

さすがにこの年になると「お墓だよー、いやぁん怖いぃー」という感情よりはなんとなく他人事でないというか身近というか、そんな感じでございます(笑) 。

ふとS氏を見るとバシャバシャ墓を写真に撮っていて、正直「おいおい」と引いてしまいましたが、S氏が言うようによく見るとそのお墓に刻まれた家紋はどれも地元では見たことのない、大変珍しいものでした。

しかしそれにしても100%よそ様のお墓を写真に取りまくるってのも・・・(笑)
さぁ、次は山を降りてこの地方の大社、穂高神社を参拝でございます。
(なんかやたらと今回のツーは神社じみてるが)

交通安全の神様と聞いては素通りできませんね。
道中の安全と家族の交通安全を祈願して、お守りを求めました。
境内はとても厳かで、長き歴史を感じさせます。この日は大変な強風だったにもかかわらずよく整備されていて、ごみひとつ飛んでいない境内は大変美しいと感じました。

がっ!

ふと横を見れば、S氏は風で装束の乱れを気にしつつ、一生懸命に神に仕える巫女さんを追いかけ、「ヌォー、巫女しゃん装束とはズルいでしゅー」などとほざきながら必死にシャッターを押しているではありませんか!

巫女しゃんにひと段落したS氏をつれて(笑) 、次に到着したのは観光わさび農場である「大王わさび農場」。
http://www.daiowasabi.co.jp/

この時期はちょうどわさびの可憐な白い花が一面に咲いており、なかなか良い時期に訪れることができました。

多くのバイク乗りが立ち寄るツーリングの道中に立ち寄る観光スポットでもありますが、なぜかこの日は「ひげもじゃ&髪の毛薄いのに無理に茶髪&ロン毛、レイバンにHDの看板付きGジャンに革パン」といういでたちの中年不良バイカーの大集団が光臨しており、あまりの痛々しさに100歩ほど引いて生暖かく見守りました。

マジ勘弁。
「わさびアイス」だそうで、S氏がネットから50円引きチケットをDLしてくれていました。

結構覚悟を決めてぺろりとなめてみましたが・・・どのヘンがわさび?
正直なところ、色以外にわさびの存在を確認することは(私には)できませんでした。

なんか不満げな表情全開の私。
さぁ、そろそろこの信州の地ともお別れです。
アルプスの山々は本当にこのたびの最後の最後まで美しかったです。
2日目は少々風が強くて難儀もしましたが、天候そのものには恵まれました。

では、帰るとしますか!
わさび農場の脇を流れる川。
やっぱり、信州は美しい水と緑が良く似合う土地でした。

今度はぜひ黒四ダムを拝みにまたこようと約束しての帰途となりました。

Sさんお疲れ様。また行きましょう!


・・・そして帰りのIC手前のGSで給油。
心配だった燃費はマジカヨ!のリッター21km!!!
すばらしい!!!