さて、本日のターゲットは「富士宮焼きそば」であります。
しかしながら、いつもわれらを導いてくれるリーダーS氏が休日出勤とのことで不参加という緊急事態。

いっつもなぁんにも考えずに後をくっついていくだけの私といたしましては、とりあえず「焼きそば→さくらえび。後は知らん」という精一杯の計画を立案し、実行に移したのであります。
あまりにも行き当たりばったりのこの企画に賛同してくれたのは、V-MAXのN氏とGSX1400のF氏。

AM10:00東名中井PA集合だったわけですが、車両火災を含む事故で朝の東名はとんでもない渋滞になっておりました。
十分余裕を持って出発したはずなのに、ものすごい疲労感でPAに滑り込んでくるF氏とGSX1400です。
んもぅこの年になると、ヘルメットをとっても「ぺったり河童頭」で悲しいですね。

今日はメッシュジャケットで来ましたが、今のところ寒すぎず良い感じです。モチロン付属のインナーもバックに忍ばせて来ていますが。

このジャケットは先日衝動買いしたもの。
新進気鋭のニューブランド、「INAZUMA WORKS」さんのものです。
コレに似合うようなライダー(と体型)になりたい、という願いもこめて。
とりあえず渋滞の中を無事到着できたことを喜ぶN氏とF氏。
N氏自慢の「猛虎カラー」のサマージャケット、よく似合っています。

会話の中身は、えー、まぁその一部アレなところもございましたが、それでは、安全運転でまりいましょうか。

もちろん「次の集合は西富士道路終点ね。では各自のペースで。行ってらっさい!!!」の一言で出発です。

それにしても、各自のペースって、あんなに差があるんだ・・・。
消えていくV-MAXはまぁいいとしても、GSXとは右と左のルート選択で分かれたようで、初夏のさわやかな風を感じながら、一人富士山を眺めつつ巡航いたしました。

ということで、各自のペースで到着しました富士宮市。
富士山が雄大な姿でわれわれを歓迎してくれました。
普通のコンビニの駐車場からこの景色が眺められるっていうのも、よく考えればすごいことです。

ここまでくれば焼きそばはすぐそこ。
時刻も11:00とフライングゲットには最適のお時間でしょう。さぁ、行きましょうか。
とりあえず富士宮焼きそば初体験の我々としては、今後の評価のベンチマークとすべく(本当はあれこれ情報収集するのがダルかっただけ)、このあたりのランドマークたる浅間神社対面の「お宮横丁」へ突入いたしました。

「富士宮やきそば学会」のアンテナショップも入っているということで、「いちばんベタかな」という判断で。
それでは、目に付いたこちらのお店で、さっそくいってみましょー!


注文すると名前を聞かれ、中庭のベンチで適当に待っていると呼ばれるというシステムのようで、10分ほど待つと呼ばれました。

水はセルフサービスなのですが、この横丁の中央に湧き水があり、それをいただくという赴きもナイス。

さ、やってきました富士宮焼きそば。いっただっきまーす。
「ワレ、なに勝手に写真とっとんじゃい」。
食事中にカメラを向けると凶暴になるN氏(笑)。

富士宮焼きそばの特徴は、歯ごたえのある太麺やいわしの削り節などだそうです。
こちらの焼きそばもかなりのボリュームでした。
ベースはご覧のとおりのソース味。
F氏もウンウン頷きながらガツガツ行ってます。
この人、結構スリムな体つきなんですが、よく食べるんですねー。
若さの違いなんでしょうか。年齢はそれほど違わないのだが・・・。
とりあえずお隣の店の「塩焼きそば」も気になったんで、ひとつ頼んでみました。みんなでつまんで食べ比べて見ましょうか。

こちらはあっさり塩味に「肉かす」と呼ばれるラードの絞りかすが入っており、コレがサクサクととても素敵な食感。
どうやら今回の我々の評価は「ウィナー、塩焼きそば!」だったようです。
富士宮焼きそばについては、吉田うどんと同じく、何度も訪れていろんなところを食べ歩いてみたいものです。
フライングで昼飯平らげちゃいましたんで、腹ごなしのお散歩です。

道路を渡った反対側にある「富士山本宮浅間神社」を参拝いたしました。それにしても、富士山と青空が素敵です。もう、初夏なんですねー。
「これぞ日本!」って感じの景色でした。
3人で道中の無事(とその他モロモロ)を祈願しました。

参拝中、手を合わせた瞬間にちょうど巫女さんが目の前を横切っていったのですが、3人ともに「こりゃ御利益倍増間違いなしだなっ!」と肩を組んで喜び合う姿は、後から客観的に思い返すと完全なオヤジを通り越して、たなにやら薄ら寒さすら覚えるわけですが、まぁそのときは素直に嬉しかった(笑)わけで、そしてその巫女さんの写真を撮りまくらなかったところに、リーダーへの遠慮があったわけです(爆)。
さてさてそろそろ出発しましょうか。

ちょうど浅間神社前からスタートする県道76号を終点まで南下すれば、そこは桜えびで有名な由比。
ほとんど先行車すらないウルトラ快適クルージングで(あまりにマッタリペースのため、V-MAXにはストレスたまったかもしれません、ゴメンナサイ)、30分ほどで到着いたしました。

深い森の中を適度なペースで、誰にも邪魔されずにに走るのは本当に気持ちのよいものです。

由比は何度も訪れているスポットですが、やはり春と秋の漁期には誘われてしまいますね。
そう、お目当てはこれ、「屋台のかきあげ」(300円)です。
今年も変わらぬ毒舌ナイストークのオバチャンに無理を言って、観光バスのお客さんのものと思われる予約を無理やりインターセプト(笑)。無事ゲットしました。

やっぱ今年も美味いぜ!!!
今回はカロリーの取り過ぎをたしなめてくれる人がいませんから、ここでは俺たちがジャスティス(笑)。

われらの表情にも自信がみなぎっております。
前回のツーリングではアイテムを取り逃し「負け組」だの何だのと1ヶ月近く引っ張られ続けたF氏、今回はもちろん無事ゲット。

かきあげの美味さと、勝利の味を同時に知ったようです(笑)。
さすがです。グレートです。

食べ物を粗末にする奴は自分が粗末な人間になる、とおばあちゃんが言っていました。

桜えびに感謝をささげつつ、1匹たりとも逃さず己が血としまた肉とし、己の中で、いただいたその生命を生かし続けようとするその姿勢に、私は神を見た気がいたします。
さてさて、定期的に訪れているここですが、今年はちょっと目新しい展示物が。
それが「生きた桜えびの水槽」です。
まぁ、正統派といえばあまりに正統派、直球ど真ん中ではありますが、意外に見たことないですよね。

なんで皆さん下向いているのでしょう。
そのヒントはこの水槽の脇に書かれているわけですが、その答えはどうか皆様も由比を訪れ、直接その目でお確かめください。
ちなみに私はこの水槽を見て最初に「醤油と箸をくれ」と思わず口走った愚か者です。
(そしてこの愚行が、後に私に訪れる惨劇を暗示しているのでした)
何事にも研究熱心なSEのF氏は、脇の説明文を丹念に読み込むがあまり、気がつくと周囲をお嬢様方にすっかり囲まれ、シャイなF氏はテレながらその場を後にするのでした。
そのころ我々はといえば、こんなベタな写真を撮っては周囲の観光客に冷めた笑いを取っていたのでした。

妻よ息子よ、すまん。俺はこんな人間なんだ・・・。
で、ですよね・・・。
(1年前のネタまた使ってしまった)

さて、この後どうしようか?と無計画な我々は悩んでしまったのですが、案内所のお嬢様のお勧めに従い、由比の町並みを思う存分徒歩で堪能した後(片道約2キロ)、漁協の直売所で「かきあげ丼」でも食べてみてはどうかとのお勧めに素直に従うことにしたわけです。
もちろんここでも「まだ食うのかよ」などと忠告してくれるリーダーはいませんので「20分も歩いたら腹減るだろー」とか前向きなこじつけ考えて早速向かうことにします。
ハ、ハァハァ。
結構暑い中を20分ほど歩いて、到着しました由比漁港。

あ、あのー、ところでこの行列は何ですか。
しかし間違いなくこの列は直売所へとつながっています。



「ま、まぁ、オバちゃんのかきあげもすでに食ったことであるし・・・」

「こ、こんなのに並んでる奴らはアフォですね、負け組っす!」
やられキャラ特有の捨て台詞を残して、早々にこの場を後にするのでした。
20分歩いて着いた、ということは、20分歩かねば戻れない、ということですね。
二人ともさわやかに汗を流す表情が素敵です。素敵です・・・って、あれ???

ちなみに、ライディングブーツはさすがに徒歩での散策には驚くほど向いていません。きつかった・・・。
ようやく先ほどの場所まで帰り着き、ベンチで一休みしながら次の案を練っていると、F氏がいません。
あたりをキョロキョロ見回すと・・・。

「最大望遠で確認!!!目標は再びかきあげ屋台に並んでいますっ!」

あ、あのヤロー、抜けがけかっ!!!
ちぃぃぃ!
勝ち誇るF氏。
我が偉業をたたえよ。ダマテンでかきあげ二個目。
勢いでラムネまでゲットし童心にかえりまくり。
勝利の喜びに頬まで紅潮させ、味わう舌は感動にうち震える。
撮影せよ、我が勇姿を。記憶に残し、後世に伝えよ我が偉業を。勝利せよ、我に続け!

・・・じっと耐えて目をそらすN氏と私ですが、それほど長い時間耐えられることもなく、私だけはこそこそと屋台へ向かったのでありました。
しかしそこで私が屋台のオバちゃんから聞いた言葉とは・・・。
「ごめぇん、もう終わっちゃったのよー。さっきのお兄さんの分で終わりだよ!」

負け組です。
いいえ、負け犬です、ええ。

判断の迷いが、同じ行動であったはずの、そしてその先にある同じはずの結末を変えてしまうのです・・・。
勝者と、勝負の舞台にすら登ることを許されなかった二人の生存者は、由比に散った私の魂をせめて静めるべく(嘘)、高台の神社に登ってみたのでした。

さぁ、海から吹く涼しい風に心を静めたら、お土産あさりに行きますか!
お土産はこちら、「由比桜えび館」です。
削り節の工程を見学でき、その勢いで家族に「いわしの削り節のふりかけ」を購入してみました。

もちろん、その他の試食品もわっさわっさとテスティングしまくり。

当然、大本命「生桜えび」もゲット!!!
土産も買ったし、ほんじゃ行きますか。

時間も夕方近くなってまいりましたし、今日のところは温泉はパスして、給油がてらR1バイパスで沼津を目指すことにします。

少し肌寒くなってまいりました。各自メッシュジャケットにインナー装着。
って、あまりに快適にR1を走行し、小一時間かからずに到着してしまいましたので、急遽沼津港に立ち寄ってみることにしました。

しかしながら時間も外れていたためか、お土産屋はどこも軒並み店じまい。

一通り眺めたあと、また来ましょうと戻ってくると、おすし屋さんの板前さんと思われる人たちが我々のバイクを囲んでいるのを発見。
ひょっとして気づかずにお店の通用口近くに停めて迷惑をかけてしまったかな、と近寄ってみると、単にバイク好きの板前さんであることが判明。(笑)

少しバイク談義に花を咲かせ、帰路に着くことにしました。
東名高速も朝のような事故はなく順調。
最後の休憩に立ち寄った足柄SAで。

右:かきあげ食い損ね、ストレスをラーメンにぶつける私。
左:今日の完全制覇をめざし、付き合ってくれるF氏。

N氏は・・・シャッター押してくれました(笑)
さぁ、それではここで解散といたしましょう。

今日も私のトロいペースに付き合ってくれた快速N氏。
夕焼けにも、タイガーカラーのジャケットがまぶしいです。

今日は勝つといいですね。フレー、フレフレフレー(笑)。
ちょっとお疲れ?のF氏。
ジーンズをレーシングタイプのブーツにインとは、ライダーの王道を行くスタイルに好感が持てます。30過ぎの、80年代バイクブームを間近に見て育った世代にとってはこれぞ!というスタイルですよね!!!
コレでひざにつぶした空き缶がガムテで止めてあれば、見知らぬおじ様から握手を求められることでしょう。
皆さん、今日はお疲れさまでした。
道案内とか企画とかしょぼくて申し訳ありません。
私もなれない先導で疲れちゃいました。

改めてリーダーのすごさを認識した一日でした。でも面白かった&おいしかった!

帰路は横浜町田までまったく渋滞なしという奇跡のような状況で、快適走行も楽しめました。また行きましょう!!!