さくっと晴れわたった日曜日、リーダーS氏の読みどおり絶好のツーリング日和。真冬とはいえ気温も二桁まで上がる予報。集合場所は東名高速 富士川SA。
とろろだろうがなんだろうが、行ってやるぜー!と気合を入れたは良いけれど、気合入りすぎて集合時間を1時間ほど間違えてました。とほほ・・・でもおかげでこんなにきれいな富士山を見ることができたということで。
余談ですが、私が一人で美しい富士山に目を奪われていたころ、いつもどおりのポリシーにしたがって下道で合流ポイントを目指すリーダーS氏は、イエローカットで国家権力にお説教とお布施の強要を受けていたそうです(笑) 。
今回はほぼ1年ぶりとなるDUCATI ST2のK氏も参加です。私のZX-9Rを唯一知る生き証人(笑)でもあります。
ジェントルないでたち&物腰とは少々ギャップのある、いかにもラテンブラッド煮えたぎる!といった気合の走行を見せていただきました。

K氏:「今回はここのパーツも変えて、さらにグレードアップという訳よ」
私:「またさらに金かかってますねー、ところでコレはおいくらですか」
K氏:「たいしたことないけど**万位かな」
私:「・・・(俺のZZRの半額近かったりして)」
そんなこんなで、みんなでラテンブラッドのおすそ分けをいただいて激走しばしの後、到着しました丁字屋さん(勢いあまってチョイオーバーランしましたが)。

「ここやここや!ついたでー。さぁ食うでー。」

明らかにS氏の道案内に100%依存して、小春日和の中をマターリマターリとまるでピク○ンのように従順についていっただけなのですが、どうもカメラを向けると「俺が連れてきた」風に収まる不思議な能力の持ち主、V-MAXのN氏。
そりゃもう店構えからして「本物」感漂ってます(そうか?)。
さぁ、期待して行ってみましょうか!

ちなみにものすごく駐車場がでかいので(観光バスが4〜5台来てた)、11時過ぎだというのにもう店内にはお客さんが並んでいましたよ。
で、こーーーんな廊下をグネグネいくと・・・そこには・・・
で、でたー、貞子(怒られますよ)。

なぜかいい感じのゾーキンが机の上に放置されていたのが若干というかかなり気になりましたが、長ーーーい廊下のどこかにポイしてきました(笑) 。

さぁ、こいつが本日一番の強敵、とろろでございます。

想像より二周りほどでかいとろろの御椀。
ほかに逃げ場のないシンプルなメニューラインナップ。
案の定ネットリと粘りつくしゃもじ。

・・・くっくっく、もうこりゃ逝くしかないだろ。

いつもより強調文字も多めです。
ええ、そうです、そうでした。忘れかけてましたよ。
人の弱みを見つけるとトコトン追い込むのが関西人です。私の隣に陣取ったのは、百歩譲ってまぁメンツ上成り行きの配置だったとしてもです。「生かさぬよう殺さぬよう」ぎりぎりの攻めが続きます。

恍惚の表情で無意味にとろろを練り回しつつ「ホンマはここに生卵入れるのがツウやな」とか、「なんか納豆食いたいわー(関西人の誇りを捨てた発言)」とか、ウソばっかり並べやがります。
もういいからさっさと食べてください。
えーっと、まずはお吸い物からね。
と自分のタイミングを取る振りして時間をかせいで見たりしますが、とろろが固まるわけもありませんし。

もう根性決めるしかないですよね。
どぇーい、もうどうにでもなれぇー、と麦飯にぶっ掛けた瞬間です。

冷静を装いたい大脳皮質と、リアルに反射反応を示す顔面の筋肉の信号がコリジョンして、なんか自分でも制御不能な変な顔になってます。
ええ、どうですちゃんと完食いたしましたよ。

やはり事前の話どおり、市販のものより粘り気が多いせいか、逆に糸引き現象は抑えられたのが功を奏した形です。(大袈裟)

ちょっと口の周りが痒ゆ痒ゆなりましたが、おいしくいただけましたね。

良い体験をしました。俺もまだまだやれるな、と。(だから大袈裟)
食後に軽くワインディングでも、と上った日本平ですが、途中で珍走団は昼間からコールきりながら大量に降りてくるわ、上のほうじゃ革つなぎクンがずっこけて路面に砂利だの部品だのをぶちまけてるわで、まぁ一言で言うと、「しょーもない・・・」(笑) 。

でも途中の展望台から見た富士山はきれいでした。

・・・あ、富士山までとろろ状に溶け出してるじゃんか!
欧州の本格高速スポーツツアラー、イタリアンマッキナ、DUCATI ST2。

強烈ですが嫌味ではない、見るものの目を奪うボディデザインと走行性能が秀逸です。
まさにベッラでベローチェなアッパッスィオナートの塊っツー感じ。
うぅーん、もうアモーレでチフォーシな人が約一名いましたね。

さっさと買ってくださいね。(笑)
峠を下って、名所「三保の松原」へ。
その昔天女が羽衣をかけたといわれる松を見に行く道すがらも、

「おー、ここが高木の松原かぁ」
「何ベタな事言ってるんですか、矢部の松原ですよ!」
「へ?なかなかやるやんけ、でも看板に中山の松原って書いてあったぞ」
「さすがですね、でも白石の松原も捨てがたい」
「いやいや意外と純の松原かも知れんぞ」
「ああ、苗字とはキタネェぞ」

・・・ほんと、バチあたりそうな低次元のやり取りをしている間に、到着しました「三保の松原」!
650年の伝統と伝説を前に、ただ見上げることしかできない一行。
先ほどのアホアホトークも一瞬静まり返りました。
伝説の松ノ木の前で記念撮影。
だいぶ樹勢も衰えているようで、さまざまな処置を施してありました。

なんとか元気を取り戻して、後世までその伝説を語り継いでほしいものです。
しかし下は完全な砂、塩分もかなりのものだと思われます。
なかなか植物が今後も生きていくには厳しい環境でしょう。

羽衣の松の前の海岸で遊んでいた、かわいらしい子供たち。
無邪気で純粋に海と戯れていました。

この子達が大きくなっても、ここがずっと同じ景色で、同じように波打ち寄せる美しい海岸でありますようにと祈らずにはいられません。

子供たちの投げる石ころは、その手を離れた瞬間に美しい放物線を描く芸術となり、やがて波間に吸い込まれていきます。

いつまでも途切れることなく、楽しそうな笑い声がキャッキャとはじける、その脇では・・・
立派なオサーン2名が、何一つしゃべらぬままに、ただ黙々と小石をものすごい勢いで投げつけていました。

二人の投げつける石ころは直線的にターゲットの大きな石向かって突き進み、「ガキン」という鈍い音を残して四散しました。
恐ろしいです怖いです。何か嫌なことでもあったのでしょうか。だんだん投げつける石のサイズが大型化してます。なんか声かけにくいです。

子供たちとの距離はほんの5m、ヒトという生物のピュアな姿と、ダークサイドを一度に垣間見てしまった気がします。(笑)
だがしかし、そんなダークサイドのフォースも、シェフ長S氏の「コーシー入りましたよぉー」の声で無事中和することができました。

いやぁ、危ない危ない(笑) 。
いつもサンキューです。

コーシー飲んだ後は温泉!、といつもならなるところなのですが、今回は腹ごしらえに海老食いに行くぞ、となり、前回訪れた由比を再び目指すことにしました。
・・・って、腹ごしらえ程度じゃなかったの?というぐらい普通にガッツリ定食オーダーです。
そしてK氏のつぶやき。「今日6時半にマフラー交換の予約入れてるんだよねー」
現在時刻は5時半・・・ひえぇー!!!

DUCATIディーラーに各自ペースを守りながら集合してみると、ST2はすでにリフトに上げられ、V-MAXは自宅に帰って車を取ってきているという状況。
何でこれほどの差がつくのか、私は文系なので最後まで計算ができませんでした。(笑)
今回はグルメツアーだなぁ、また行きましょう!