中国医学
               1. 「気」と「気功」の概念


中国医学では、すべての物は気から生まれていると考えています。

万物には気があります。

気は万物の生、長、壮、衰、老、死等を左右します。

気功は気を訓練する工夫であります。

気功は身体のエネルギーの消耗を少なくし、エネルギーの備蓄量を増加させます。

身体の陰陽の平衡を保ち、経絡の気血の流れをよくします。

病になりにくい体質をつくり、自然治癒力を高め、健康増進につながります。

狭義の中国気功には仏教気功、道教気功、儒教気功、医療気功、武術気功、民間気功等があります。

名前のついている気功の功法は数千種類ともいわれています。

これらの気功は単なる心身修練方式と技術習得方式に過ぎません。

広義の中国気功は狭義の中国気功を含み、個人倫理道徳観から全体宇宙観まで、すべての分野での

最善の考え方や最高の効果を得る為の最善の手段であります。

気功は道ともいいます。

二千五百年前に気功大師「老子」は人法地、地法天、天法道、道法自然といいました。

即ち、人は地に従う、地は天に従う、天は道に従う、道は自然に従うということです。

気功は自然に従う、気功は自然であります。


               2. 「気功」と「現代医学」の関係


現代医学は人類が長年、疾病と戦ってきた経験の総括であります。

世界のほとんどの患者は現代医学で治療されています。

現代医学は人類への貢献が大きいです。

広い意味での現代医学には西洋医学と東洋医学があります。

勿論、東洋医学には中国気功も含めています。

狭い意味での現代医学は西洋医学から成っています。

西洋医学と東洋医学の生まれたところや育ち方は違うのです。

西洋医学から東洋医学を見ても、東洋医学から見ると違うところがありますが、

西洋医学と東洋医学を共に身につければ、驚くほど共通点が多いのが解ります。

本質が同じであることが理解できると信じます。

世界一周旅行で西回りと東回りとでは旅行の過程がかなり違うのですが、旅行終了後には同様の効果

があるのと同じです。

昔、シルクロードを経て東西両文化が交流し、お互いに発展してきました。

今、気功を経て東西医学の交流をしながら、お互いに長所を取り入れて、多くの人々の為に良い治療が

できるでしょう。

               3. 「気功」と「中国医学」の関係


中国医学の古典「黄帝内経」の全部の理論は気功状態化に発現しました。

経絡の位置等は気化で知り、漢方薬の味と性質は気化で解ります。

気功の角度から「黄帝内経」を読めば、真髄が解りやすいです。気功を離れて、いくら中国医学を勉強し

ても、真の中国医学はわかりにくいです。

水を離れて、生きる魚を求めるのと同じです。

漢方薬には味と性質があります。

医学の言葉で薬性ともいいます。

食品にも味と性質があります。

自然界の全ての物には味と性質があります。

私達の全ての生活には味と性質があります。

万物には味と性質があります。

即ち、万物には薬性があります。医師の言葉にも薬性があります。日常生活すべてに薬性があります。

人間のバランスが崩れると病になります。

薬性を利用して病気を治療します。自然の薬性を十分に利用し、心身のバランスを保ち、自然治癒力を

最大限に発揮し、病を治す。これが中国医学と気功の考え方です。


                       
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