着色料

アナトー色素

指・既

 バター、マーガリン、ウインナソーセージ、タコなどに使われる橙色の色素。天然色素の中では比較的安価であることから使われる機会は多い。表示はアナトー、カロチノイド。ただし、同じ表示の製品があるので、他と区別できるようにしたほうがよいと思う。

 中南米原産のベニノキから抽出される。主成分はビキシン及びノルビキシンで、製品によって水溶性と油溶性のものがある。世界的にも使用されている添加物。

(2001.9.24)

 

ウコン色素

指・既

 黄色の着色料。暗いところだと蛍光を発する。エビが知ってる範囲では、たくあんや、コンビニ弁当の鳥の唐揚げに使っている。


 別名は「ターメリック」「クルクミン」。ウコンという名に聞き覚えがある人もいるかもしれません。いわゆる、カレーの黄色です。安全性については・・・カレーを一日3食食べたってなんでもないですから、何の心配もないですね(^^)

 ウコン自体も、健康食品として売られています。もっとも、効果がどのくらいあるかは知りません。

これが添加物になるとなにかと文句をつける人がいるから不思議です。

(2001.4.7)

 

カラメル色素

指・既

 黒〜褐色の色素。 砂糖を加熱するなどの方法で作られる。コーラ、ソース、ウイスキーの色づけによく使われる。安全性も特に問題なし。

 食品添加物の着色料の中で一番使われている色素。黒〜褐色に染められた食品を見たら、こいつが第一候補です。

 このカラメル色素、法律的には作り方の違いによりT〜Wまであるのですが、同じカラメル色素なので、表示の数字の違いは全然気にしないで下さい。

(2001.5.28)

 

β−カロテン

 体にいいとよくいわれるご存じβ−カロテン(カロチン).添加物としては,栄養強化剤としても使われるが,どちらかといえば黄色〜オレンジ色の着色料として使われる.バター,マーガリン,菓子,ベーカリー食品などに使用されている.表示はカロチン、カロチノイドとされていることが多い。

 βーカロテンは,肝臓でビタミンAにかわります.また,βーカロテン自身にも活性酸素消去などの働きがあります.

補足として、栄養分野ではβ−カロチンといいます。こっちの呼び名の方が有名ですね。

(2001.7.29)

 

一般

 あの高価な金属の金です。着色料として使用される。これについては、使われていればすぐに分かるので、表示義務はたぶんいらないです。(^^;

 お吸い物や清酒などに金箔が使われていることがありますよね。このように金箔として使った場合は食品添加物の着色料としての扱いになります。(個人的には、成金趣味だと思いますが。)

 金自体はとても安定な物質で、王水(塩酸1:硝酸3の混液)と呼ばれる液体にしか溶けません。人体に吸収されることはまずありませんので、ご心配なく。

(2001.7.21)

 

クロロフィル

指・既

 緑色の着色料。ほうれん草やクロレラなどから取り出される。ガム、粉ワサビなどに使われる。

 いわゆる葉緑素のこと。ちょっと濃いめの緑色に染まる。

 製造された当初は、昔、健康食品のクロレラで問題になったことがあるフェオフォルバイトという毒が残ってしまうことがあった。この物質は、光過敏症というアレルギー様の症状を引き起こすので、規格で残留値が設定された。

 緑色の野菜には絶対はいっているので、クロロフィル自体は問題ありません。


(2001.7.21)

 

食用赤色2号

 合成着色料の中で比較的よく使用される。毒性試験では、特に問題点はない。別名はアマランス。

 お菓子、清涼飲料、アイスキャンディーなどに使用される。酸化・還元に弱いため、缶詰やビタミンCを含む製品には適さない。

 なお、アメリカではある実験の結果、安全性が認められないとして禁止しています。でも、日本やヨーロッパ諸国では、その実験はおかしいところがあると見なし、この結果は参考にならないと最終的に判断しました。これをどう考えるかは皆さん次第です。

(2001.12.1)

 

コチニール色素

指・既

 合成着色料が消費者に嫌われているため使われるようになった赤色の着色料。カニかまや、アセロラドリンク、ファイブミニなどに使われている。別名はカルミン酸。

 こいつは、添加物のなかでも由来が変わっていて、そのせいでよけい叩かれるものです。まあ、生理的に受け入れにくいというのは分からないでもありませんが。なんといっても、エンジムシ(カイガラムシの一種)から抽出した色素ですから(^^;。

 とはいっても、安全性についてはなんの問題もありません。これはうろ覚えですが、アメリカで口紅に使用してもよい数少ない着色料と聴いたことがあります。一部の人が、変異原性があるとかいっているけれど、信頼できる実験では何も起きてません。

 コチニール色素は、お酒に詳しい人やカクテル好きなら絶対お世話になってるはずです。あのカンパリの赤色がそうなんですから。

(2001.4.27)

追記:コチニール色素に、アレルギー物質が微量ながら混じっていることがわかりました。(勉強不足なだけ(^^;)抽出・精製する過程でタンパク質が完全に取り除けないそうです。
日本でも少数ながら発症例があるそうなので、これが使われている食べ物を食べて蕁麻疹っぽい症状がでたら、その人は避けるべきです。

(2001.5.20) 

 

食用黄色4号

  黄色に染める着色料。実際の色素は、オレンジっぽい粉末です。合成着色料のなかでは、一番使用されている。化学名はタートラジン。たくあんやかずのこ、漬け物など、使われている製品は多い。表示は、黄4と書かれていることが多い。

 いわゆるタール色素の仲間。それゆえ、問題視されがちな色素です。しかし、これが含まれる食品を食べたからって、普通の人は何の問題もありません。普通の人は・・・。

 よく、添加物に批判的な人たちの本では、アレルギーを引き起こす、ということが書かれています。これ、少しあたってます。ただ、正確にいうならば不耐症です。薬のアスピリンで喘息をおこす人がいるのですが、この人達は控えるべきです。
一部の人はサリチル酸不耐症で、サリチル酸の耐性が弱く、少量でアレルギー様の症状を示します。食用黄色4号は、このサリチル酸と同じ酵素系で代謝されるため、じんましんのようになってしまいます。(ちなみに、サリチル酸が多い食品は紅茶)

だからといって、使用禁止というのは行き過ぎだと思います。なぜなら、食品中にもサリチル酸は含まれており、不耐症の人たちはこの食品も避けた方が当然いいわけですが、その食品を禁止にすることはしないでしょう?キチンと表示されているので、特別な問題は無いと思いますが。

 (2001.5.5) 

 

トマト色素

 トマトの赤色であるリコピンが主成分である着色料.別名はトマトリコピン,カロチノイド色素,野菜色素.水産加工品やゼリーなどに使われているそうな.これがだめっていったら,トマト食べれなくなっちゃいますね.

 リコピンはTV番組で取り上げられるように、ガンや動脈硬化,活性酸素を消去する等の機能が報告されています.これを期待していろんな食品が開発されているようです.・・・って,たぶんリコピンを取るだけならトマトジュース飲んだほうが速いでしょ.


 なお,リコピンはβ−カロチン等の仲間であるカロチノイド系色素ですが,ビタミンAとしての効果はありません.

(2002.9.1)

 

二酸化チタン

 金属のチタンは、鉱石や土壌中に含まれている成分で、メガネのフレームやゴルフクラブの素材として有名です。で、二酸化チタンはO2が結合したものなんですが、実は白の着色料として使われています。チョコレートやグミキャンディーなどに使われています。

 二酸化チタンは、動物実験の結果、体内に全く吸収されないということがわかっているので、安全性はとても高いです。

 調べてみて初めて知ったのですが、白の顔料としてはとてもポピュラーなもので、各種塗料、印刷インキ、プラスチック、製紙、化学繊維、ゴム、チタンコンデンサー、絵具、クレヨン、陶磁器、電子材料など、幅広い分野で用いられています。

(2002.3.12)

 

ベニコウジ色素

指・既

 水産ねり製品,味付けタコなどにによく使われる赤色の色素.別名はモナスカス色素.紅麹(ベニコウジカビ)から抽出して作られる.

 この色素は,蛋白質への染色性が良いので,水産加工品の赤い色によく使われる.ただし,光の下にずっと置いておくと色が退色してしまう.

実際にベニコウジ色素を使用するときは使いやすくするためエタノールに溶かして使うことが多い.

(2001.8.12)

 

ベニバナ赤色素

指・既

 ベニバナの花から抽出し,黄色を取り除いて作られる赤い色素.水に溶けない色素で,古来から口紅や染料用として使われてきた.和菓子に使われることもあるが,もっぱら口紅に使われることが多い.

あんでも,安土桃山〜江戸時代には,山形を栽培主産地に「金一匁,紅一匁」といわれたほど高価なものでした.現在もベニバナ赤色素は食用としては高価なので,あまり用いられない.

あと,ベニバナ自体も薬用植物で,生理痛、生理不順、打撲などに効果があるそうです.

(2001.6.21)

 

ベニバナ黄色素

指・既

 ベニバナの花から抽出した黄色い色素.ベニバナ赤色素を抽出するときの水洗いの過程で取り出される.清涼飲料水(黄色・緑色系)や,ゼリーによく使われる.

 赤を作るときのおまけだった奴ですが,昔は食用酢の色つけに使ったそうです.また,壁紙や木綿の染色用としても使われていた.合成着色料が嫌われているため,使われるようになった色素.

 ちなみに,油を取るのは種の方で,色素を作るためのベニバナとは品種が違います.

(2001.6.24)

 

パプリカ色素

指・既

 正式名はトウガラシ色素なんだけど,パプリカの方が名前が有名です.赤色の油によく溶ける色素なので,油脂製品によく使用されます.

これは,いくつかのTV番組で,赤ピーマンにコレステロールを下げる効果があるといわれてましたが,その主成分とされたのがこの色素.もっとも,着色料に使用する程度の量では効果は薄いと思いますが.

その色素の主成分はカプサンチン.ちなみに,トウガラシの辛み成分はカプサイシン.なんで紛らわしい名前にしたんだろう. 

(2001.9.2)

 

ムラサキトウモロコシ色素

 南米で作られているムラサキトウモロコシから得られる赤〜赤紫の色素。飲料水、キャンディー、アイスなどに使われている。とはいっても、まだまだ一般的ではない…と思う。(^^; 別名はムラサキコーン色素。簡略名でアントシアニンともいう。

 これはアントシアニン色素と呼ばれる色素の一種で、体にいい、ということがよく言われます。言われますが、着色料として使用する濃度ではたぶん効果は薄いでしょう。

 ちなみに、ペルーでは、ムラサキトウモロコシを煮だした液に砂糖を加えた飲料をよく飲むそうな。

(2002.4.28)

 

ラック色素

指・既

  ジャム、ゼリー、キャンディーなどに使われる赤色の色素。

 これも原料は変わっていて、東南アジアのほうにいるラックカイガラムシの分泌する樹脂状物質から水で抽出して作ります。

 なお、この樹脂状物質からさらに光沢剤のシェラックが作られます。たぶん、色素の利用はそんなには新しくないかも。

(2002.2.3)

 

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