甘味料

アスパルテーム

 アミノ酸のアスパラギン酸とフェニルアラニンをメチル結合したもの。高甘味度で、砂糖の約200倍もの甘さをもっている。コカコーラ・ライトなどの清涼飲料や、シュガーレスチョコレートなどによく使われている。アスパルテームは、安全性に関してとやかく言われてきた。その声を受けてFDAでは、今までこれほど調査したことがないくらいに確認実験を行い、安全であると結論づけた。まあ、タンパク質の構成成分であるアミノ酸が2つくっついただけなんだから、当然ともいえるが。
      
 しかし、消費者団体は「フェニルケトン尿症の新生児が摂取すると、脳障害をおこす」と騒ぎ立てた。フェニルケトン尿症とは、アスパルテームの構成成分の一つのフェニルアラニンがうまく代謝できないため、その結果脳障害などを引き起こしてしまう先天性代謝異常の病気です。・・・これを読むと「やっぱり使用しないほうがよいのでは」と思う方もいると思います。

 でも、ちょっと待ってください。生物に詳しい方なら知っていると思うのですがフェニルアラニンは必須アミノ酸です。つまり、人が食物から必ず取らなければならないものです。つまり肉・魚・豆腐などを食べればアスパルテームを取るよりはるかに大量にフェニルアラニンを摂取することになります。また、フェニルケトン尿症は生まれてすぐに病院で検査をし、病気と診断 されたら(百万分の一の確率)、低フェニルアラニン食を与える必要があります。これは厳重にコントロールされます。                   
 よって、アスパルテームはこの病気に関しては問題にならないといえます。

 砂糖と同カロリーで、200倍の甘さなので(量が200分の1ですむ)、うまく利用すればダイエットに役立つ・・・かもしれません。     

(2001.3.27)

 

アセスルファムカリウム

 日本で使われる食品添加物の中では比較的新顔の甘味料。砂糖の200〜300倍の甘さをもっており、Diet PEPSIなどの飲料やコーヒーシュガーなどに使われる。 表示はアセスルファムK。

 これは、他の甘味料と組み合わせるとよりおいしくなります。特にアスパルテームとの相性が一番いいそうです。

 ドイツのヘキスト社というところで作られたのですが、ここではサッカリンの二の舞にはなるまいと、徹底的に安全性試験をしたので、問題は全くありません。

(2002.1.14)

 

カンゾウ抽出物

 漢方でも使われる甘草から抽出して作られる甘味料。主成分はグリチルリチンという物質で、 この物質の甘さは砂糖の150〜250倍。佃煮やかっぱえびせんなどに使われ ている。表示は甘草となっている。

 漢方においては甘草は、解毒薬、消炎薬、緩和薬などに使われている。これが甘いので甘味料としても使われている。甘さがしばらく残るので、単独では味がイマイチなことも多く、大抵は他の甘味料と混ぜて使われる。

また、塩のとがった味を隠してくれる効果があるので、スナック菓子にもよくみられる。

 これは薬でもあるので、大量に摂取したら当然副作用はありますが、砂糖よりはるかに甘いので大量に使う必要が全くなく、そんなことにはならないでしょう。

 (2001.5.24)

 

キシリトール

 もうすっかり有名になった甘味料。専門的にいうと、糖アルコールと呼ばれるものの一種です。天然にも存在していて、イチゴなどに含まれています。ご存じの通り、ガムに使われています。なお、砂糖とほぼ同じ甘さです。

 これは、よく「虫歯にならない」と勘違いされる方がいるので、ここで本来の意味を強調しておきます。虫歯菌がキシリトールを分解できないため、虫歯の原因となる酸を作れないので、だから虫歯の原因にはならないというのが真実です。そりゃキシリトールだけ食べてるなら虫歯にはならないでしょうけど。
 まあ、砂糖よりは虫歯にならないのは事実です。でも、虫歯予防なら「三分以内に三分以上歯をみがく」のが一番です。

 あと、キシリトールは大量に摂取するとお腹が緩くなることがあります。(といっても、ガムを中心に使われている現状ではありえないとおもいますが。)

 (2001.5.11) 

 

サッカリンナトリウム

 悪名が高いことで有名な甘味料。とっても甘く、砂糖の約500倍である。不人気のため見かけることは少ないが、ガムやリステリン(食べ物じゃないけどね)に使われている。表示はサッカリンNa。

 悪名高い理由は発癌性がある、と騒がれたから。動物実験では、たしかに癌ができた。ただし、それはサッカリンに含まれていた不純物が原因といわれ、人に対する発癌性の有無がさんざん議論されてきた。

 議論の細かい経緯はエビはよく知らないのですが、最近のFDAの結論では、サッカリンナトリウムは発癌性物質リストからはずす」、つまり発癌性物質ではない、という結論に達したそうです。

ただ、いままで散々悪いイメージで叩かれてきたので、これから使用量が増える、ってことはないでしょうね。虫歯菌に効果がある、といった話もあるんですけどね。

 (2001.5.1)

 

スクラロース

 1999年7月30日に認可された比較的新しい甘味料.飲料水を筆頭にキャンディー,ヨーグルト等様々な食品に使われている.砂糖に塩素原子(Cl)を3つくっつけたもの.

 特徴として,砂糖の600倍の甘さ,砂糖に近い甘み,ノンカロリー,安定性が高いなどなど,他の甘味料より欠点らしい欠点がないので,これからも需要は伸びると思います.

 FDAやEUの食品科学委員会でも安全性に問題なしと評価されています.なお,2002年3月にはイギリスでも認可されました.


(2002.9.1)

 

ステビア抽出物

 甘味料で、砂糖の約300倍の甘さ。使われているもので超有名なのは「ポカリスエット・ステビア」。その他にも佃煮、スナック菓子などに使われている。日本で開発されたもので、海外に認められるため安全性試験をさんざんやって、特に問題ない、との結果がでている。

 キク科のステビアという植物から抽出されて作られる。なんでも、南米のマテ茶の甘みつけとして昔から使われていたとのこと。ハーブの辞典にも同様の使い方として載っています。

 ステビアは、カンゾウ抽出物との相性がとても良く、佃煮などではセットでよく使われています。

(2001.5.28)

 

ソルビトール

 清涼感を感じる甘みをもっている甘味料.砂糖の約60%の甘さ.表示はソルビトールまたはソルビット。ソルビットはドイツの読み方です。

 甘味料としての使用の他に,保湿性,安定性をもたせることが出来ます.このため,ふっくらした食感をあたえるので,あんこや煮豆,カステラなどに用いられる.また,蛋白やビタミンの変性をある程度防ぐことができるのでドリンク剤,チルド食品に用いられる.

名前は似てるけど、保存料のソルビン酸とは全くの別物です。

(2001.10.20)

 

ラカンカ抽出物

 中国原産の羅漢果から抽出して得られる甘味料。飴、チューインガム、清涼飲料水などにつかわれているらしい。(個人的に見たことがないため)

 インターネットで「ラカンカ」と調べてみると、甘味はもちろんのことながら、むしろ血糖値を下げるとか、活性酸素を取り除くとかいったいわゆる健康食品的なあつかいを受けているようです。(効果のほどはわかりません)ちなみに果実をまるごと潰して飲むのですが、お味は???って感じだそうです。 

  現状ではあまり出回っていない(気のする)添加物です。

(2002.4.28)

 

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