

第一章 映像業界の入り方 (1)〜信念〜
テレビ番組やミュージックのプロモーションビデオ、ドラマ、映画、販売ビデオ、等々映像業界と言っても様々なジャンルが
あります。最近では、インターネットを使った映像の仕事も増えてきました。
そんな中、どうすれば、映像業界に入れるのか?騙されたりしないか?など知りたい事や不安がいっぱいあると思います。
そこで今回は、まず、映像業界に入る前の気持ちの持ち方についてお話します。
芸能界、テレビ業界って騙されないの?と思っている人もいると思います。
はっきり言って、騙されます。
というのも、この業界を知らない人にとっては、騙されたと思う事が多いようです。
人それぞれ、希望や夢を抱いて社会人になると思います。が、この業界に入る人は、いろいろ期待し過ぎです。
まず、その期待をなくす事をおすすめします。
ある会社が10人の新人を採用して、一年後に残るのは、1〜3人程度。
ほとんどが3ヶ月以内にやめてしまいます。
理由は、いろいろありますが、要は自分が思い描いていた世界と違うということです。
もちろん、肌に合わない人もいると思います。そういう人は、早くやめた方がいいと思います。
よく、就職して3年は続けた方がいい、と言いますが、嫌になりながらも続けることは出来ないと思います。
また、周りの人達はそんな人を何人も見てきていますから、本人にやる気があるのか、ないのか、なんてすぐに見抜きます。
そうなると大変です。ほとんど相手にされません。
最近は、不景気であまり採用出来ない為、ディレクターはとても優しくなりました。
昔と同じように接していては、新人はすぐにやめてしまい、仕事が増えてしまうからです。
ですから、ちょっと昔に比べれば生き残りやすくなっていると思いますが、やる気がないと一生、いいように使われ終わりです。
AD(アシスタント・ディレクター)がそうではないのか?と思っている人もいると思いますが、ADは違います。
ADの事については、勘違いされている方が多いのでのちほど詳しく話したいと思います。
芸能人と話せる、友達になれる、テレビに出られる、なんかカッコイイ、モテそう、など夢を見ることは良いことだと思います。
そういう事も期待できるでしょうし、それで頑張れるのであれば、それでも良いと思います。
私自身も少なからずそういう期待もありましたし・・・
ただ、そう言った事でも良いのですが、強く、目標、信念を持つ事をおすすめします。
苦労を苦労と思わない程の信念が必要だと思います。
特に地方の方、私もそうでしたが、信念を強く持って東京に来たほうがいいですよ。
はじめは、「ここまでやるか!?」という事ばかりです。
表と裏、光と影、世の中に知られている事は、ほんの一握りの事でしかないのですから・・・
どこの世界でも必要で当たり前のことですが、今回のアドバイス 「信念を強く持つ!」
これは、体験すると分かってもらえると思います。
次回は、「学歴」についてお話します。
第二章 映像業界の入り方 (2)〜学歴〜
就職し、社会人になる上でとても気になるの事のひとつに「学歴」があると思います。
映画やテレビ映像を作るのに「学歴」は、必要なのか・・・?
はっきり言って関係ありません!
しかし、みなさんもよく分かると思いますが初めて出会う人の価値の基準になる事は確かです。
社会人として、また、自分で作った作品の実績がなければ、学歴で見られます。
ただ、これは一般論であって面接を行う人によってその人が持っている雰囲気や意気込みを見る人もいます。
制作会社では、比較的、人柄を見るところが多いようにも感じます。
テレビ局に就職したいのであれば、一流大学を目指すことをおすすめします。
高給で安定を望むなら、テレビ局に就職する事が一番です。また、待遇も制作会社と比べ、遙かに上です。
ただ、必ず番組制作が出来るとは限りませんが・・・
もちろん、制作会社でもフリーランスでも高視聴率や話題になる番組を作ればギャラは自然に上がります。
テレビ局の社員よりも稼いでいる人も、もちろん存在します。
はじめからフリーのディレクターや放送作家の弟子になる方法もありますが、
収入は、仕事をこなし、認められるまでほとんどありません。
ちなみに私は、ある放送作家の弟子としてこの映像業界に入りました。
一年目は、ほとんどただ働きでした。
専門学校という手もあります。
私は、映像業界の人だったら誰でも知っている専門学校の卒業生ですが、
時間とお金があったら経験してみては・・・という程度です。
私は、実習だけまじめにやり、あとは先生や先輩に頼みこみ、コネを作っていました。
大学に行かない、ずっと映像制作の仕事をしていく、早く稼ぎたい、学歴なんていらないんじゃないか、と
思っている方もいると思いますが、その通りです!
高卒でも中卒でも映像業界には入れます。
むしろ目的もなく専門学校や大学に通うくらいなら、さっさと映像業界の経験を積んだ方がいいと思います。
勉強はどこでも出来ますし。
私は、情報番組など作るようになってから、大学で勉強したいと思いましたし、今だったら、
毎日、大学に行って勉強するだろうなぁと思っていますが・・・。
映像業界に入るには、テレビ局や制作会社、フリーランスなど選択肢はあります。
自分の映像作品など持ち込みで挑戦する方法もあります。
一番、無難なのは制作会社にADで採用されることでしょう。
はじめは、少しですが収入もありますし。
テレビ局や制作会社、フリーランスなど、どの入り方もメリット、デメリットがあります。
このことは、いずれ書きたいと思いますが、要は、
「自分はどんな作品を作りたいのか?」
「将来、どのような立場になりたいのか?」。
「どういうディレクターになりたいのか?」
「どんな人間になりたいのか?」
など、自分が自分に望む姿を明確にする事が大事だと思いますし、
今だけでなく将来の自分の状況も考えた方がいいと思います。
私は、もちろん映像作品を作ることが好きで人に喜び、笑いなど感動を与える事が出来ればいいなぁと思い、
この業界を選びました。
しかし、同時に自分の立場・・・
地方に実家があり、しかも長男、将来は地元で暮らさないといけないかもしれないと考え、
とにかく20代半ばまでにフリーのディレクターで生きていけるようにしようと行動しました。
また、今では、地元の放送局などにも営業し、たまに番組を作っています。
私は、地元に戻った時に東京での事を無駄にしたくなかったし、いつ地元に戻るか分からないけど、歳をとったら、
仕事もないだろうし、自分自身、30、40歳になって他の仕事で新人から出来ないだろうと考えたからです。
皆さんにここまで考えてほしいという訳ではありません。
折角、頑張ってディレクターになっても続けられない状況になってしまったら勿体ないじゃないですか。
ホント、ADも放送作家見習いも半端な気持ちでは続きませんし、
はじめから才能を認められ、順風満帆な人もいますが、少数です。
才能があればあったで潰される事もありますし・・・
そのような状況も皆さんに知って頂き、考えてほしかっただけなのです。
映像業界に入るのに学歴は必要ないと言えますが高学歴の方が可能性が拡がる事は間違いないでしょう。
転職するのにも有利です。そこで、
今回のアドバイス 「学歴は自分の性格と状況に合わせて!」
辞めるかも・・・転職するかも・・・と思ってしまうようでしたら「高学歴」の方が良いに決まってます。
また、授業料などお金の問題もそれぞれあるでしょうから。
次回は、「テレビ局に就職する方法」についてもう少し詳しくお話します。
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