「支那の夜」ワンシーン |
| 長谷川一夫映画 |
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源氏物語(’51大映) 監督:吉村公三郎 共演:大河内伝次郎 木暮実千代 水戸光子 京マチ子 乙羽信子 |
大映創立10周年を記念して作られた大作。 成年した光源氏の1年半の歳月に焦点を絞って描いている。 長谷川一夫は源氏の栄華に隠れた孤独と悲哀を見事に表現した。 文豪・谷崎潤一郎が監修を担当した。 |
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銭形平次シリーズ (’51−’61新東宝〜大映) 長谷川一夫の十八番シリーズで、「平次八百八町」から「美人鮫」まで18本が作られた。 |
野村胡堂の原作を長谷川一夫主演で映画化した。 銭形平次が次々起こる難事件を、助手の八五郎を足がわりにして天才的な頭脳で解き明かしていく。 花菱アチャコ、エノケンら喜劇人、山本富士子、長谷川裕見子、入江たか子、三浦光子、三條美紀らの共演陣も華やかだった。 |
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地獄門(’53大映) 監督:衣笠貞之助 共演:京マチ子 山形 勲 黒川弥太郎 坂東好太郎 田崎 潤 千田是也 |
原作は菊池寛の「袈裟の浪人」。 イーストマンカラーを使用した最初の作品。 「羅生門」のベネチア映画祭金獅子賞受賞で気をよくした大映が海外受けを狙って作った作品である。 時は平清盛全盛の頃、清盛の留守を狙い、反清盛派が反乱を起こす。 平康忠は上皇と御妹上・西門院を救うため身代わりの女・袈裟を荷車に乗せ、その警護を盛遠にまかせる。盛遠は任務を果すが袈裟に惚れてしまい彼女の夫との間に確執が起こる・・・。 絢爛たる時代絵巻といった印象でカンヌ映画祭グランプリを受賞した。 |
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近松物語(’54大映) 監督:溝口健二 共演:香川京子 南田洋子 進藤英太郎 小沢 栄 菅井一郎 田中春男 十朱久雄 浪花千栄子 |
原作は近松門左衛門の「大経師昔暦」。 暦発行の権利を持つ大経師の家。 主人の以春(進藤)は金にも厳しいが、女狂いも絶えず、夫を諌めるつもりで女中部屋に寝ていたおさん(香川)と、お玉に礼を言いに来た茂兵衛(長谷川)が鉢合わせになり、そこへ主人がやって来るという、偶然が誤解を招き、二人の逃避行が始まる。 |
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忠臣蔵(’58大映) 監督:渡辺邦男 共演:市川雷蔵 山本富士子 勝新太郎 川口 浩 京マチ子 鶴田浩二 若尾文子 淡島千景 |
赤穂浪士四十七士による復讐ドラマの中で、娯楽性豊かで、製作日数の少ないことでも話題になった作品である。 長谷川一夫以下、大映オールスターによる豪華絢爛絵巻。 「近松座」館主も最も好きな忠臣蔵である。 |
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日蓮と蒙古大襲来(’58大映) 監督:渡辺邦男 共演:市川雷蔵 勝新太郎 林 成年 梅若正二 黒川弥太郎 淡島千景 叶順子 河津清三郎 田崎 潤 千田是也 |
日蓮(長谷川)が様々な迫害・弾圧に会いながらも信念を貫き、日蓮宗を確立するまでを描く。 クライマックスの蒙古襲来のスペクタクルシーンは最大の見せ場。 日本映画史の中でも最大級の特撮超大作。 大映も東宝の特撮に負けてはいなかった。 |
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山田長政 王者の剣(’59大映) 監督:加戸 敏 共演:中田康子 根上 淳 市川雷蔵 金田一敦子 若尾文子 小沢栄太郎 田崎 潤 |
大映がタイ国アスビン・ピクチュアーと提携した、初の日・タイ合作映画。 1625年のシャムロ王国(現在のタイ国)は、アユチャ王朝ソンタム王の治世下にあった。 首都アユチャには、南国に新しい天地を求めて集った人々が日本人町を作っていた。 山田長政(長谷川)を迎えたのは、槍の使い手大西五郎兵衛(根上)と跛の有村左京(田崎)の二人である。大西とは旧知の間柄だった・・・。 |
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歌麿をめぐる五人の女 (’59大映) 監督:木村恵吾 共演:淡島千景 山本富士子 中田康子 淡路恵子 野添ひとみ |
浮世絵師の中でも美人画の第一人者として名高い喜多川歌麿(長谷川)が、冴えた熱情の筆で息づく女体の中から永遠の美を見出そうとするその意欲と、彼をめぐる女性群の赤裸々な生態を捉えた娯楽大作。 |
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四谷怪談(’59大映) 監督:三隅研次 共演:中田康子 鶴見丈二 近藤美恵子 浦路洋子 村田知栄子 林 成年 |
民谷伊右衛門は妻・お岩(中田康子)を裏切り、按摩の宅悦をそそのかし間男にさせる。 伊右衛門は宅悦を斬りお岩も血祭りに・・・。 お岩のメイクアップは現代の技術には劣るものの赤・白・黒の三色に統一された色彩設計が怪異を倍増させて見せる。 上原謙、若山富三郎、仲代達矢、天知茂など多くの役者が演じてきた民谷伊右衛門だが、長谷川一夫の民谷伊右衛門も壮絶であった、 |
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大江山酒天童子(’60大映) 監督:田中徳三 共演:市川雷蔵 勝新太郎 本郷功次郎 中村雁治郎 山本富士子 |
日本三大伝説の一つ、『大江山の鬼退治』をベースにした川口松太郎原作の映画化。 源頼光に市川雷蔵、四天王の渡辺綱に勝新太郎、坂田金時に本郷功次郎、碓井真光に島田竜三、ト部季武に林成年が扮している。 酒天童子(長谷川)を反権力の象徴とした点がユニークだった。 |
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水戸黄門海を渡る(’61大映) 監督:渡辺邦男 共演:市川雷蔵 勝新太郎 野添ひとみ 宇治みさ子 林 成年 |
松前藩の御用船から蝦夷地の測量図が奪われた。 仙台に立ち寄っていた水戸黄門の一行は、真相を求めて蝦夷に渡る。 そこでは幕府転覆の陰謀が・・・。 長谷川一夫が水戸黄門とアイヌの酋長の二役を演じ、互いにもつれ合って戦う場面が圧巻。 馬に乗ったアイヌの軍勢など、西部劇風の娯楽時代劇。 |
| 映画館主から “水もしたたる良い男”という例えは長谷川一夫のためにあるような感じがします。 あの涼しげな流し目の風情は誰にも真似ができるものではありません。 1908年、京都伏見の芝居小屋の子として生まれた彼は、幼少から舞台に立ち、林長丸の芸名で人気を博しました。 1927年に松竹に入社。林長二郎と名を改め、「稚児の剣法」で映画デビューし、その抜群の美貌で大人気沸騰。 当時若い女性の間で好きなものといえば“あんみつ”と“はやし”で、これを合わせて“ミーハー”というようになったという説もあるとか・・・。 特に衣笠貞之助監督に重用され、その監督作品、「雪之丞変化」で女形の歌舞伎役者に姿をやつして両親の仇討をする剣豪の雪之丞、それを助ける義賊の悪太郎、そして雪之丞の母の三役を一人でこなして国民を魅了したのでした。 1937年に東宝に移籍する約束をすると、松竹が雇った暴力団員に顔を切りつけられる事件が起き、再起不能といわれましたが、芸名を本名の長谷川一夫に戻し山本嘉次郎監督の「藤十郎の恋」で入江たか子と共演、見事に復活を果すのでした。 以後、山田五十鈴との「鶴八鶴次郎」や、季香蘭との「白蘭の歌」「支那の夜」などの現代劇にも主演しヒットを続けました。 戦後は、東宝、新東宝を経て1950年、大映に重役として迎えられ、衣笠貞之助監督の「地獄門」でカンヌ映画祭でグランプリを受け海外でも評価されました。 1951年から始まった「銭形平次」シリーズは10年間で17本を公開する大当たりとなり、長谷川一夫の代表作となります。 主演映画は301本。それは他に例を見ない数字です。 又、1964年のNHK大河ドラマ「赤穂浪士」での大石内蔵助役は生涯の当たり役の一つといえましょう。 晩年、宝塚歌劇「ベルサイユのばら」の演技指導を行ったことも記憶に新しいところです。 1984年に76歳で死去、まもなく国民栄誉賞を贈られました。 |
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