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「翼よ!あれが巴里の灯だ」予告編 |
| 翼よ!あれが巴里の灯だ 1957・米 |
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![]() 製作:リーランド・ヘイワード 監督:脚本: ビリー・ワイルダー 原作:チャールズ・A・リンドバーグ 脚本:ウェンデル・メイズ 撮影・ロバート・バークスJr J・ペバレル・マーレイ 美術:アート・ローエル 音楽:フランツ・ワックスマン 出演:ジェームス・スチュアート バートレット・ロビンソン マーク・コノリー ![]() ![]() |
物語 1927年、一人の青年がニューヨークのルーズベルト空港からパリのル・プールジェ空港まで、5810kmの距離を単発飛行機を繰って大西洋を横断する単独飛行を行った。 強靭な意志と肉体と魂をよりどころにチャールズ・リンドバーグは、33時間30分飛びつづけ、航空時代を現実のものとし、人類の未来を変えたのである。 チャールズ・リンドバーグ(ジェームス・スチュアート)は、セントルイスとシカゴ間を飛ぶ24歳の若き郵便飛行士である。 彼には夢があった。ニューヨークからパリまでの無着陸大西洋横断飛行という前人未踏の快挙を成し遂げることだ。 成功すれば、2万5千ドルの賞金が出る『オルティグ賞』が与えられるのだ。 セントルイスの有力者を説得して資金を集めたリンドバーグは、特別注文の単発機“セントルイス魂号”を作り上げる。 そして、サンドイッチわずか5食分と水筒の水だけが最低限の装備だった。 無電機も積まない。パラシュートも重くなるといって断る。その分、ぎりぎりいっぱいの425ガロンのガソリンを積み込んだ。 出発直前、天井のコンパスを映す手鏡を若い女性からもらい計器の上に貼り付けた。 ルーズベルト空港は雨でぬかるんでいた。男たちがリンドバーグの乗った単発飛行機を押して弾みをつける。エンジン発動。小さな飛行機が頼りなく滑走をしてかろうじて空に飛び立った。 「リンドバーグ、飛び立つ」の文字が新聞紙面に躍った。 セントジョンズを経て大西洋へ飛びつづける“セントルイス魂号”。 リンドバーグはこの2日間、色々気になってろくに眠っていない。離陸から18時間が経った頃、眠気が襲ってきた。夜になり、気がつくと翼が氷結を始めていた。雷雲層に突入したためか。機体全体が氷結し始めた。 「氷の重さで墜落する!」 リンドバーグはあせった。 だが、機体が海面すれすれまで低空になった時、氷が崩壊し始め“セントルイス魂号”は再び上昇した。 一難去って又一難。今度はコンパスが狂っている。磁場のせいか。 星!!「北斗七星の上に北極星がある。北極星を左に見ながら飛べば東へ行ける、朝日が出たら太陽に向かって飛べ!」 リンドバーグは自分を励ました。 25時間が経過。どうにもならない睡魔がリンドバーグを襲った。そして遂に眠りに落ちる。その時、出発直前、若い女性からもらった手鏡が太陽の光をリンドバーグの顔に反射していた。太陽光を感じたリンドバーグは危ういところで目を覚ます。 カモメが飛んでいる。カモメは船に寄ってくるものだ。はたして真下に漁船が浮かんでいた。船員の姿も見える。機体を旋回させ、リンドバーグは叫んだ。「おーい、アイルランドはどっちだ!」しかし船員の反応は無い。聞こえなかったのか、英語が通じないのか。 やがて前方に陸地がかすんで見えてきた。あれはどこだ。アイルランドであってくれ。近づくと陸地の形がはっきりしてきた。地図を見る。デインガル湾だ。 「アイルランドだ!」 リンドバーグは叫んだ。手を振る漁師たち。丘を駈ける羊の群れ。 メイフラワー号の町、プリマスの上を通過する。英仏海峡を経てシェルブールへあと190キロだ。 やがて、夕闇にフランスが見えてきた。リンドバーグの胸は弾んだ。水筒の水で顔を洗う。 宝石のようなパリの輝き。凱旋門が見える。エッフェル塔が見える。 リンドバーグは叫ぶ。「翼よ!あれがパリの灯だ!」 ル・プールジェ空港はどこだ。エンジン音の異常。燃料バルブの操作ミスに気付く。バルブを切り替え、正常に戻す。 「33時間飛びつづけて、3日間眠っていない。ここで負けてたまるか」 最後の気力を振り絞り、リンドバーグは無事にル・プールジェ空港に着陸した。 待ち受けた群集が“セントルイス魂号”に駆け寄った。「リンドバーグ!リンドバーグ!」の大合唱だった。その数、20万人。 ニューヨークに凱旋帰国したリンドバーグを、400万人の市民は紙ふぶきで この英雄を迎えたのだった。 フライトの後の歓迎会でのリンドバーグの挨拶はたった一言だった。
「おしゃべりなオームは長く空を飛ぶことが出来ません」
プロは寡黙だけど実に味のあるたった一言の挨拶、このユーモアある挨拶は後世でも最高のテーブルスピーチとして称えられている。
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| 映画館主から 初めて大西洋無着陸横断飛行を成し遂げたアメリカの英雄、チャールズ・リンドバーグを描いた感動作です。 監督は数々の名作で知られる名匠、ビリー・ワイルダーです。 数々の危機をたった一人で乗り越えていくリンドバーグの姿は感動的です。 パリの町の輝きが見えてきた時は、観客も共に喝采を送ったのです。 脚本も演出も計算が行き届き、単調になり勝ちなドラマに奥行きを与えています。 リンドバーグを演ずるのは、好漢、ジェームス・スチュアートです。 アメリカのフロンティアスピリットや、ヒューマニズムを演ずるのは彼がピッタリで、「スミス都へ行く」(’39年)、「素晴らしき哉、人生!」(’46年)、「グレン・ミラー物語」(’54年)などでも如何なく発揮されています。 ヒッチコック作品、「ロープ」(’48年)、「裏窓」(’54年)、「知りすぎていた男」(’56年)、「めまい」(’58年)や、数ある西部劇においてもひた向きで真面目なアメリカ人を演じつづけた人でした。 フライトの後の歓迎会でのリンドバーグの挨拶はたった一言だった。
「おしゃべりなオームは長く空を飛ぶことが出来ません」
このリンドバーグの人柄を偲ばせるエピソードは、航空会社に勤務されている、あきら様より寄せられたものです。 |
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