◎言語
各国の言語は純粋なスペイン語や英語ではなく、少しずつ各国語になっている。英語も一部で使える。
◎カルネ
不要。
◎旅行期
年中可。太平洋とカリブ海側の海抜500m以下位の低地は年中蒸し暑く、その他の高原は年中涼しい。
5〜10月は雨季だが、雨量は東京より少し多い月がある程度。乾季は11〜4月。
◎国際自動車運転免許証
中南米諸国の大半は日本で発行される国際自動車運転免許証の条約に未加入だから、基本的には運転
できない。日本の自動車運転免許証があれば、アメリカの自動車協会AAA(アメリカン・オートモービ
ル・アソシエーション)で中南米専用の国際自動車運転免許証を発行してくれる。
◎悪徳役人、軍人
物乞い多し。悪人は入国時の旅券に入国印を押さず、彼らは後日これを指摘して甘い旅行者を刑務所
にぶち込み、合法的に大金を強奪する例あり。とにかくあらゆる犯罪の仕掛けが待ち構えているので要
注意。
◎強制交通保険
各国バラバラ。
◎治安
どの国の首都も悪く、就寝中の強盗対策は夜警がいる高級住宅地がいくらか無難。
◎「マラス」
14歳前後から20歳前後の少年及び成人男女で構成され殺人、強盗、麻薬売買、窃盗等様々な犯罪を行
う組織の総称で中米全般で暗躍し、犯罪多発で要注意。
◎アスタマニャーナ文化
スペイン語文化圏では、アスタマニャーナは「また明日に、後で、その内に、いつかわからない---」
といった意味で、これを連発される社会。ものごとの進め方はあいまいで、悪くとれば未発達な社会、
良くとれば時間の奴隷にならないスローライフ社会である。
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■エルサルバドル。(旧スペイン植民地)
○主言語はスペイン語。
○ビザは90日不要。
○カルネ不要。
○首都はサンサルバドル。
○通貨はドル。
○人種
国民の90%は白人と先住民との混血者。大西洋に面していないので黒人奴隷の入国は少なかった。
○交通
バス網が発達している。
○治安は十分注意A2007.12。1979〜98年迄の内戦で7.5万人死亡。国民の多くが武器を所持している。
○日本大使館
Embajada del Japon、89 Av. Norte y C. El Mirador 6 Nivel, Torre 1,
World Trade Center Colonia Escalon, San Salvador, El Salvador
(Apartado #115)電話: (503) 2528-1111
■グァテマラ。(旧スペイン植民地)
○主言語はスペイン語。
○観光ビザ90日不要。
○カルネ不要。
○首都はグァテマラ・シティー。
○通貨
ケッツアル。この国の気位が高い鳥で、人に捕らえられても人の餌は食べず、餓死を選ぶという。
国鳥。漫画家)手塚治の火の鳥のモデル。
○活火山
海抜1,500mのアティトラン湖の周囲には3,000m級の活火山が3つある。
○スペイン語研修
元首都で古都のアンティグア等の約40の学校・家庭で格安で学ぶ人多し。個人教授、1日4時間、
週5日、住居と週5日の食事で月5万円位。
○ケシ栽培
貧しさからケシ栽培が多く、2006.8には1,500万本も強制伐採された。
○治安は十分注意A2007.12。
○日本大使館
Embajada del Japon、10 Piso, Edificio Torre Internacional,
Avenida Reforma, 16-85, Zona 10, Ciudad de Guatemala,
01010 Guatemala, C.A.(Apartado Postal No. 991-A, )
電話: (502) 2382-7300
■コスタリカ。(旧スペイン植民地)
○主言語はスペイン語、英語。
○観光ビザ90日不要。
○カルネ不要。
○首都はサンホセ。
○通貨はコロン。
○平和国
中米で最も安定した民主主義国。憲法で軍隊保持禁止で永世非武装中立宣言。世界にはこのように
軍隊がない国が少なくない。
○非識字率
警察官より教師の数が多く非識字率4.8%は中米一の文教平和国。(日本はもちろん警官「26万人」
より先生「132万人」の方が圧倒的に多く、文教平和国)
○海亀の集中産卵地
国土の25%が国立公園や自然保護区。何十万匹の海亀がカリブ海と太平洋の両海岸に「同時に産卵
にくる」。一斉に産卵する「アリバダ」と呼ばれる現象は、月の運行や潮の干満と関係があるといわ
れている。
○水上を歩ける青トカゲ
バシリスクは1秒間に20回以上手足を動かし、水上を歩ける。
○治安は一般的注意@2007.12。
○日本大使館
Embajada del Japon、Sabana Norte, 300m oeste y 25m norte del
I.C.E.,Torre la Sabana Piso 10. P.O.BOX 501-1000. San Jose,
Costa Rica.電話: (506) 232-1255
■ニカラグア。(旧スペイン植民地)
○主言語はスペイン語、英語。
○ビザは30日不要。
○カルネ不要。
○首都はマナグア。
○通貨はコルドバ・オロ。
○ニカラグア湖
面積は琵琶湖の120倍。
○治安は十分注意A2007.12。内戦等により中米で最も貧しく犯罪・地雷が多い。
○日本大使館
Embajada del Japon、Plaza Espana 1 cuadra abajo y 1 cuadra
al lago, Bolonia, Managua, Nicaragua(Apartado Postal 1789)
電話: (505-2) 668668〜71, 661773, 660924, 663206
■パナマ。(旧スペイン植民地)
○主言語はスペイン語。
○ビザは90日不要。
○カルネ不要。
○首都はパナマ。
○通貨
米ドルで、正式にはバルボアと呼んでいる。米ドル硬貨以外に独自の10、25、50硬貨がある。米ド
ルのトラベラーズ・チェックは額面どおり現金がもらえる。
○パナマ運河
・大西洋と太平洋間の運河。3組の水門と3つの人造湖をつないだ全長約80km、船舶通行航路の最小水
深は約13m、船の最大許容寸法は幅32.3mm、長さ294.1m(船のタイプによる)、水深12m。平均的
な船舶が運河を通過する所要時間は約9時間。近年は1日平均38隻、年14,000隻以上の船舶が通航。
運河通航料収入は、99年度で前年度比4.2%増の5億6,890万ドルと史上最高。2010年には大型の船
を通行させるべく運河の拡幅工事中。
・フランス人レセップスは海面式で建設しようとしたが、工事・資金難により会社は倒産し、マラリ
アと黄熱病により3万人が死亡。その後、米国により水路を閘門で区切って、船を上下させる閘門
式として1914年に開通。1999年にアメリカからパナマに管理権が引き渡された。建設には日本人の
青山士も従事しており、彼は帰国後は荒川放水路建設工事等に携わった。
・戦艦大和の基本設計思想は、この運河の最小幅にあった。当時、米国の東海岸の造船所でのみ建造
された大型戦艦は、この最小幅が通れるものでなければならず、その船に積める大砲の最長射程距
離はパナマ運河の最小幅から計算できた。国家予算の約5%という莫大な予算を割いて建造した戦
艦大和はそれを上回り、「米国で建造されたどんな戦艦より強い戦艦」と自負した。
しかし、科学技術の進歩と物量の脅威は日本軍部の想像を上回り、米軍の艦上航空機、潜水艦、無
線等が、世界最強と豪語した大和はわずか2時間の戦闘で歴史の過去に葬った。開戦前の石油備蓄
では、米国は日本の630倍もあったという。軍人の帯刀にも見られるように、科学技術の劣勢さを戦
闘精神で補おうとしたが、いつしか「科学技術が死命を制す」ことを忘れてしまい、当然それらの
情報収集に疎かった島国・村社会の日本。鎖国性が色濃く残る大日本帝国は創造性に欠け、世界の
科学技術の変化スピードに追いつけなかった。種子島の火縄銃や江戸末期の外国船の大砲等がいか
に島国日本を変えていったか、科学技術の力についての勉強不足は今も続いている。
その点、明治維新前後の薩摩藩は先見の明があった。生麦事件として知られたことだが、藩主の
父の行列を遮った英国人を殺傷し、犯人処罰と当時としては法外に高額な25,000ポンド(約6万300
両=現在の約3〜27億円)の賠償金を英国から請求され、薩摩藩はこれを拒否して薩英戦争さえし
た。だが、薩摩藩は「進んだ政治・経済・軍事・科学---を学ばなければ日本は植民地になってしま
う---」と危機感を募らせ、煮え湯を飲まされる思いで上条理なこの請求を飲み、その代り藩の若者
多数を英国に留学させて、その後の明治維新の立役者を大勢輩出させた。
・この運河建設に参加した唯一の日本人は青山士(あきら)で、そこで学んだ技術で東京都の荒川放
水路の流量調節用水門を建設した(隅田川=旧荒川は東京東部下町を洪水にしていたのでこれを防
ごうと作られた)。
・運河が開通したら「太平洋岸の海水位は大西洋岸より24cm高かった」ということがわかった。
(スエズ運河の地中海と紅海の海水位の差はほぼゼロだったという)
○パンアメリカンハイウェー
パナマとコロンビア間には道路がない。従って北米の最北端から南米の最南端にゆくには、いった
んパナマ運河界隈で車を船積みしなければならない。南米から中米への逆も同様。パナマは運河の利
用料収入に国庫のかなりを頼っているので、コロンビアとの間のダリエン・ジャングルに道ができる
と収入が激減する。このため当分、両国間に道路は引かれないだろう。
なお、ダリエン・ジャングルを車で縦断した冒険行は複数組ある。
○南米への船便
パナマ運河のカリブ海側のコロン港からコロンビア北端のカルタヘーナ港へはフェリーか船便があ
る。パナマ運河の太平洋側のパナマシティー港からコロンビアの太平洋岸のブエナベンチュラ港にも
船便がある。
○治安は渡航是非検討B2007.12。麻薬密売等の犯罪多く十分注意が必要。
○日本大使館
Embajada del Japn、Calle 50 y 60E, Obarrio, Apartado
No. 0816-06807, Panam 1, Repblica de Panam
電話: (507) 263-6155
■ベリーズ。(旧スペイン→英→グァテマラ→英植民地)
○人口約26万人で、黒人とマヤ族とカリブ族の混血の独立国。
○主言語は英語、スペイン語。
○ビザ要。国境で30日取得可。
○カルネ不要。
○首都はベルモパン。
○通貨はベリーズ・ドル。米ドルも可の所多し。
○地勢
1981年に独立した米大陸で最も新しい国。森林65%、残りは沼沢地帯という自然が主人公の国。カ
リブ海沿岸部の沖に縦に連なる西半球最大(世界第2)のサンゴ礁は熱帯魚の宝庫。熱帯雨林にはマヤ
遺跡シュナントゥニッチやアルトゥン・ハが点在している。
○治安は一般的注意@2007.12。
○日本大使館はなく、ジャマイカ大使館が兼務。
■ホンジュラス。(旧スペイン植民地)
○主言語はスペイン語、英語。
○観光ビザ90日不要。
○カルネ不要。
○首都はテグシガルパ。
○通貨はレンピーラ。
○治安は十分注意A2007.12。貧しく、失業率は40%で犯罪多し。
○日本大使館
Embajada del Japon、Col. San Carlos, Calzada Rep. Paraguay,
Tegucigalpa, M.D.C., Honduras, C.A.(Apartado Postal 3232)
電話: (504) 236-5511, 236-6828, 236-6829
■メキシコ。(旧スペイン植民地)
○主言語はスペイン語、英語。
○観光ビザは180日不要。
○カルネ不要。
ただし、一時輸入許可証受領時の料金はクレジット支払が原則で、安い。クレジットカードがなけれ
ば現金払いとなり、保証金(ドルでも可)は大変高く、主要な国境で出国時のみ払戻可。
○首都はメキシコシティー。
○通貨はペソ。
○安宿
首都のペンション・アミーゴは日本人の溜まり場。
○給油所での支払
モーテルも同じだがクレジットカードのみ支払可という所多し。
○鯨ウォッチ
バハ・カリフォルニア半島南部の太平洋側のマグダレナ・ベイの湾内や、内海側のコルテス海のロ
レートやラパス、南端のカーボ・サン・ルーカス等から出航して近海で見られる。年350日以上は晴。
運が良ければコククジラの鼻を手でなでられる!
また、沖合では体長4mのイカもいるというが---。
○首都メキシコシティの交通渋滞緩和策
車乗り入れは制限あり。日付の偶・奇数日と車のナンバーの偶・奇数とで走行日が決まっている。
酸素は平地の約75%だから、外国車のエンジンは燃焼効率も悪い。
○郷に入っては郷に従え
米国から車で入国すると”つい米国並みの高速でドライブする”ことになり、これを狙って地元の
警察が速度違反で罰金を取る。”開発途上国でついうっかり人を跳ねた”等がないように、ありがた
い警鐘と受け止めるか、意地悪な小遣い稼ぎ野郎とむかつくか、読者の受け止め方はいかが?
○遺跡群
マヤやアステカ等の大遺跡は見応えあり。テンプロ・マヨール、テオティワカン、トゥーラ、エル・
タヒン、ミトラ、モンテアルバン、ビジャエルモサ、パレンケ、トニナ、ボナンパク、ヤシュチラン、
チチェンイツァ、ウシュマル、ズィビルチャルトゥン、エズナ、トゥルム、コバー、シュプヒル、ベ
カン、チカンナ、バラムクー、カラクムル等。
○治安は地方により渡航是非検討B2007.12と十分注意A2007.12。
○日本大使館
Embajada del Japon、Paseo de la Reforma No. 395, Col.
Cuauhtemoc, 06500, Mexico, D.F., Mexico(Apartado 5-101)
電話: (52-55) 5211-0028