○情報収集、ガイドブック
oロシア情報の日本語サイトはたくさんあるが「ロシアぴろしき」もその一つ。
o地球の歩き方・ロシア編。
o英語版のLONELY・PLANET。
oTRANS−SIBERIAN HAND BOOK(BRYN THOMAS著)。できればアルファベットとキリル語の併記がよい。
oシベリアにはツーリスト・インフォメーションなし。
○ユーラシア大陸横断道路
oヨーロッパ⇔モスクワ⇔日本海をつなぐシベリア鉄道添いの東西をつなぐシベリア横断道路は、未完
成だった最後のチタとハバロフスク間約2,000kmが2004.2に完成。大半は未舗装。これでユーラシア
大陸東側のウラジオストック等とヨーロッパ西端のポルトガルのロカ岬まで約23,500kmを約40日間
でドライブ実績あり。モスクワ⇔イルクーツク間約5,194km、ウラジオストックまでは約9,300km。二
輪車、自転車、徒歩、リヤカー、バッグパッキング等も可能。
o未舗装道は穴だらけ。工事中の迂回道はぬかるみに注意。
oシベリアの道路標識はキリル語のみだが、イルクーツクの西方はアルファベット併記。
o50〜80km毎に検問所があり、旅券や外人登録書等を検査される。状況により、相手に旅券を渡さな
いで手放さないように構える。旅券を取り上げて「こい!」といって金品をせびる者あり。
○宿
少ない。モーテルは1,200円位、簡易宿泊所はガスチーニッツァで700〜1,700円。モスクワにはモーテ
ル多し。サンクトペテルブルグのユースホステル代は1泊1,700円位。宿の駐車場はスタヤンカで別料金
がほとんど。警察所庭でも泊めてくれるが料金は高い。シベリアでは一般に街中は高く、田舎は安い。
○両替
悪い両替屋あり。なんと偽のシティーバンク支店あり。
○対日感情
全般的には素朴でよい。東シベリア住民のあるアンケートでは、最も好きな外国人は日本人だそうな。
東部の車の大半は日本の中古車。でも「白人系以外は嫌い」という人もいる。一般的だが、清潔で、好
感度が良くて、教養があって、話題が面白くて、冗談が上手で、相手を尊重して、思いやりがあって、
気が効いて---は良い交流が期待できる確率が高い。
○公衆便所
o有料便所は大都会のみで20円位。水洗だが汚い。紙なし。トイレットペーパーは溶けないから便器に
捨てず別容器に捨てる。田舎は原野だが、お尻めがけてアブや蚊等が群がり、刺されると痛い。車外
の便所はお尻防護網やスカート、虫忌避剤(例:キンチョーの「おでかけカトリス」)が便利。蚊等
に刺されてかゆいときは、抗ヒスタミン剤入りのかゆみ止め薬が有効。
o真冬はすべて凍るので、田舎では野外が公衆便所になる。
○アブ、蚊
シベリアの夏は蚊や刺すアブ多し。蚊帳と網頭巾は必携品。ただし、状況によっては「シベリア横断
中まったく蚊ヤアブがいなかった」という人もいる。
○ブッシュキャンプ
大都市以外はどこでもキャンプ可。ただし、強盗に襲われる危険があるので、完全に人目を避けて林
や藪の中にすること。
○熊
僻地や田舎は熊がでる。食事時は要注意。残飯は車外に捨てないこと。
○自転車や徒歩の旅
6〜8月はウラジオストック⇔ヨーロッパ間を3〜4か月かけて自転車でも徒歩旅行でも可能。
○ラジオ放送
シベリアではAMラジオ(中波放送)の東京放送954KHz、文化放送1134、AFN東京810等が聞けるとき
がある。
○インターネットカフェ
大都市だけでホテルではないところ多し。日本語環境はない所がほとんど。
○衛生状態
悪いのでジフテリア、ダニ脳炎(現地で予防注射可)の予防注射をする人もいる。山ダニは6月頃が危
険。シベリアの便所等でブッシュに行くとダニがいる。刺されたら48時間以内に病院へ行くこと。
○ロシア語
自由市場 :ルイノク
商店 :マガジーン
バター :マスーラ
オイル :マスーラ
ガソリン :ベンジン
イクラ :魚卵
キャビア :チョールナヤ・イクラー(黒い魚卵)
血のソーセージ:ヴェリヴォルスト
宿やホテル :ガスチィーニッツァ
本屋 :クニーギーマガジーン
本 :アトラース
湿地帯 :バロータ、
ジェーブシカ・ホーチシ:女はどうか?
アックダンイェージェチ:どこからきた?
ダバイ・ダバイ :早く早く!
ニ・パニマーイシ・ダァ:いっていることわからんか?
ヤニパニマーユ :わかりません。
クバス :穀物を醗酵させた酸味のある清涼飲料。
○北シベリアルート
oサハ共和国首都ヤクーツクとオホ−ツク海側のマガダン州都マガダンの約1,700kmは、大半が未舗装
道。6〜9月は自転車旅もOKだがアブ、蚊多し。この道は、北極海に注ぐ大河コリマ河の支流が多い
ことから通称コリマ街道という。マガダン⇔デンマークまで12,500kmを自転車旅行した人あり。
o第2次世界大戦でドイツ人2,389,560人、日本人639,635人等が戦争捕虜になり、スターリン等の命令
でこの鉱物資源の宝庫の開拓道づくりに、その多くが強制労働させられた。零下60度にもなる極寒
の地で重労働、粗末な強制収容所、リンチ、粗食、不衛生、皆無の医薬品等で多くの犠牲者をだし
た"死の強制収容所街道"でもある。1kgの金産出に1人の鉱山開発犠牲、線路の枕木1本につき1
人の鉄道開発犠牲、1kmの道路づくりに1人が犠牲になった「骨の街道」とも揶揄されている。果
てなきタイガー、無数の湖、2,000m級の風光明媚な山岳もある。5、10月は天気次第で走行可。
o6〜8月は温かく快適。沿道では廃村多し。北へ行くほど熊、ダニ、蚊、ノミが多くなり、蚊は小型
化して小さな隙間からも身体に進入してくる。
○鉄道
o東部の鉄道は、モスクワと日本海側のナホトカ、ウラジオストックを結ぶシベリア鉄道がある。世界
最長で9,297km。またモスクワからシベリア鉄道で東へ4,522kmのタイシェットから、間宮海峡岸
のワニノ港までの4,300kmを結ぶバイカル・アムール鉄道(通称バム鉄道)がある。
oバム鉄道は、シベリア鉄道の北側100〜700kmの地帯をとおり、太平洋戦争後に多くの日本人等の戦
争捕虜が開発に従事し、タイシェットとブラーツクまでの318km間だけでも確認できた日本人墓地が
25箇所もあり、未確認箇所は相当数ある模様。
o車を鉄道の貨車に積むときは駅のバガージカッサにゆく。安い。人間の運賃はカッサで払い、クペと
いう客室は寝台が4つの個室で、モスクワからウラジオストックまで約1万円。プラシュカルタは個
室前の廊下側で運賃は6,000円位。輸送賃は交渉次第で、なんと当初の1割にもなる。貨車だけの列車
は客室なし。
○旧ソ連の捕虜
o旧ソ連に抑留された軍事捕虜数(軍事歴史雑誌1990.9号。24か国の4,172,042人)
ドイツ------------2,389,560人
日本-------------- 639,635
ハンガリー-------- 513,767
ルーマニア-------- 187,370
オーストリア------ 156,682
旧チェコスロバキア 69,977
ポーランド-------- 60,280
イタリア---------- 48,957
フランス---------- 23,136
旧ユーゴスラビア-- 21,822
モルドバ---------- 14,129
中国-------------- 12,928
ユダヤ------------ 10,173
朝鮮-------------- 7,785
オランダ---------- 4,729
モンゴル---------- 3,608
フィンランド------ 2,377
ベルギー---------- 2,010
ルクセンブルグ---- 1,652
オランダ系-------- 457
スペイン---------- 452
ジプシー---------- 383
ノルウェー-------- 101
スエーデン-------- 72
o約10%が死亡。死亡割合は一般下級兵約11%(全体の91%)、上級兵約2%。
o強制収容所は全体で2,000箇所以上。日本人は旧ソ連全土の約1,100箇所で消耗品のごとく扱われた。
o旧ソ連は、全体主義下で数千万人の連邦国民を強制移住させて強制労働を強いた。1929年からの強制
的農業集団化、大粛清による農民や無実の市民を強制収容所に入れて計画経済の一翼を担わせた。朝
鮮人、チェチェン人、カルムイク人、ボルガ・ドイツ人、ユダヤ人、バルト3国人、モルドバ人等が
犠牲になった。
○飛行機の積載荷物料金
手荷物でも、規定以上の重量に対しては厳密に超過料金をとられる。
○その他
o6月の白夜の頃、モスクワ大学の展望台に毎夜二輪車が集まり、市内をパレード後は食事をして午前3
〜4時帰宅。
oバイカル湖の鮭科の淡水魚オームリは干して道路端で売っていて旨い。1匹150円位。地球温暖化で漁
獲は10分の1になったとか。湖岸に松林あり。
oイルクーツクの高校(?)の先生イゴーリ・セチノフさんは、第2次世界大戦と捕虜収容所等の歴史
を子供達が忘れないように収容所跡等を発掘させている。
oイルクーツク湖東部のブリヤート共和国はモンゴル系多し。
oロシアへの旅は@必要により予防注射 Aビザ取得 B船便予約 C船積みの順で時間がかかる。
oロシア人へのお礼は、どこでもウオッカが喜ばれる。しかし、1本130円位の安い密造ウオッカでは
2006年に中毒で約18,000人が死亡したので、600円以上の正規の品にしよう。
oウクライナのチェルノブイリ原子力発電所爆発時の放射性物質が、いまでもモスクワ西南部は残って
おり、立入禁止区域と規制区域がある。
○世界遺産
oサンクト・ペテルブルグ歴史地区と関連建造物群(文化)。
oキジ島の木造教会(文化)。
oモスクワのクレムリンと赤の広場(文化)。
oノブゴロドの文化財とその周辺地区(文化)。
oソロヴェツキー諸島の文化と歴史遺産群(文化)。
oウラジーミルとスズダーリの白い建造物(文化)。
oセルギエフ・パサドの至聖三者セルギー・ラヴラの建築的遺産群(文化)。
oコローメンスコエの主の昇天教会(文化)。
oコミの原生林(自然)。
oバイカル湖(自然)。
oカムチャッカ火山群(自然)。
oアルタイのゴールデン・マウンテン(自然)。
o西コーカサス山脈(自然)。
oカザン・クレムリンの歴史的・建築的遺産群(文化)。
oクルシュー砂州(文化)。
oフェラポントス修道院群(文化)。
o中央シホテ-アリン(自然)。
oウヴス・ヌール盆地(自然)。
oデルベントのシタデル、古代都市、要塞建築物群(文化)。
oウランゲル島保護区の自然体系(自然)。
oノヴォデヴィチ修道院の建造物群(文化)。
oヤロスラヴリ市街の歴史地区(文化)。
oシュトルーヴェの測地弧(文化)。
○治安
一般的注意@2007.12。地方ではときどき銃を持った強盗がおり、都会ではスキンヘッドと呼ばれる
グループが外国人を差別的に暴行したりしている。キャンピング場でも金持外国人狙いがいることも
ある。
○日本大使・領事館
oEmbassy of Japan、Grokholsky Pereulok 27, 129090, Moscow, Russia
電話: (7-495) 229-2550, 229-2551
oConsulate-General of Japan、Ulitsa Verkhne-Portovaya 46, Vladivostok, Primorsky Krai,
690003, Russia
電話: (7-50985) 1-1001, 1-1003(国際衛星回線), (7-4232) 26-75-02, 26-75-13, 26-74-81
oConsulate-General of Japan、Nab. Reki Moiki 29, Sankt-Peterburg, 190000 Russia
電話: (7-812) 314-1434, 314-1418
(領事班・広報文化班)Ulitsa Millionnaya 30A, Sankt-Peterburg, 190000 Russia
電話: (7-812) 449-4770(領事班), 449-4771(広報文化班)
oConsulate-General of Japan、Ulitsa Turgeneva 46, Khabarovsk, Khabarovsky krai, 680000,
Russia 電話: (7-4212) 413044, 413045, 413046
□サハリン(ロシア領)。
○州都はユジノサハリンスク(旧豊原)。
○渡航の必需品。
@ 国際自動車運転免許証
A 車両の国際登録証(英文)
B 国際ナンバープレート(英文字入り)
C 車両査定金額証明書(英文)
○クレジットカード
米ドルもクレジットカードも使用不可。
○本土とのフェリー
西岸のホルムスク港とロシア本土側ヴァニノ港間に鉄道フェリーが1日2便あり、切符は12時間前
から販売され、地元民も車を積載して渡っている。人は数千円、4〜5時間で本土のヴァニノ港に着
き、ハバロフスクまでは舗装道。
○人種偏見
ロシア本土では非白人系を見下している人がいるが、サハリンでは商売の成功者はどんな人種でも
貧しい白いロシア人の羨望の的。
○物資不足
水着もしかりで、夏の海水浴客では”普通のパンティで泳ぐ若い女性”もいる。
○ガス
プロパンガス、ボンベ、ホース、レギュレーター等は安く、普及している。
○日本総領事館
Consulate-General of Japan、Lenin St. 234,5th Floor,Yuzhno-Sakhalinsk,Sakhalinskaya
Oblast 693020, RUSSIA 電話: (7-50985) 61002(国際衛星回線)(7-4242) 72-60-55、72-55-30
(通常国際通信及びロシア国内)
□クナシリ島等の北方4島(ロシア占有)。
海岸は浅いので港がなく、船は沖に停泊し、ハシケで接岸する。
□飛び地カリーニングラード
ロシア参照。