なぜ
ブロック塀
なのか
はじめての方はこちらを読むとわかるのだ!
  

れまでブロック塀が嫌いだった。ブロック塀と電柱がなくならない限り、日本の街並みはビンボー臭いと思ってきた。
1年程前、古本屋で購入した「東京人」1991年2月号(教育出版刊)の“東京散歩学入門”という特集の中に、「東京だけでも100種類以上のブロック塀の風抜き穴のデザインを見つけた」と書かれていた。この一行が負けず嫌いの江戸ッ子に火を着けてしまったのである。
日、会社帰りに二駅歩いてみただけで、20種類ほどのデザインを見つけることが出来た。その後も散歩の度に1つ2つと見つけ、旅先でも新たに発見があった。だんだん分かってきたことだが、ブロック塀というのは割と局地的に密集して存在する。 

●ビルの乱立するビジネス街・繁華街は皆無。
●浅草などいわゆる下町とよばれる地域は、建物が密接しすぎていて、塀を
 建てる空間もないのでブロック塀はほとんど見られない。
●山の手の住宅地でも金持ちばかり住んでいるようなところは、レンガなど
 もっと高級な塀や生垣なんぞを生やしているので、ない。
●また、かといって少し離れた比較的新しい住宅地まで行くと、地震のときブ
 ロック塀は倒壊して危険、という認識が近年よく知られており、皆そろって
 洋風の金属のフェンスなどを立てている。

東京23区から、上記の条件の場所を除くと、ブロック塀の繁殖場所が分かってくる。

●山の手で戦後早くからできた住宅地。
●狭くても庭を持っている中流家庭が集まっている場所。

これをキーワードに東京の街を歩けば、めくるめくブロック塀の世界が待っている。1999年12月から始めて、およそ1年かかって100種類を突破。まだまだ増えていきそうな気配だ。