GRAFLEX vs Larry's GARFLEX
現在既に希少な物となってしまったラリグラ。
その違いを改めて比較したい。
右がリアルグラフレックス、左がラリグラ。
ちなみにラリグラはESBルーク仕様となっている。
表面の質感の違いがはっきりわかる。
ラリグラは白くくすんでおり極めて金属感に欠ける仕上げ。
コネクタ部分の2本のピンの並び方が違うのも確認出来る。
このピンは根元がネジになっており、それでボディ内部に固定されているが
ラリグラは雑に接着されているだけ。
レッドボタンの滑り止めの溝はオリジナルに比べて何故か整っており
オリジナルを見慣れた者には綺麗過ぎて逆に違和感を覚える。
レッドボタンの色と質感が違う。
レッドボタンは本来スイッチなので、中にはバネと接点が内蔵されているが
ラリグラのレッドボタンにはバネの代わりになんと丸めた紙が入れられていた。
当時これに衝撃を受けた人は多かった。
ちなみにGRAFLEXの文字が入った中央クランプの固定ハンドルが
オリジナルの方にはないが、ちゃんと反対側に付いている。
これは単なる締め付けハンドルなので左右どちら側にも付ける事が可能。
オリジナルの方はサイドバー部分が暗くて引っ込んでいるように見えるが
これは単なる光の具合。
右側オリジナルの2本のコネクタピンの上側の根元に接点があるのがわかるだろうか?
オリジナルの方は上側の根元が下に比べて大きく見えるが
ラリグラはこのパーツを省略している。
左ラリグラのレッドボタンに対し、右オリジナルはグラスアイ。
グラフレックスとしてはもちろんグラスアイが正解だが、
このラリグラはESBルーク仕様なのでこれはこれで正しい。
ANHルーク仕様がオリジナルと同じグラスアイになっている。
ラリグラのレッドボタン上にあるマイナスネジは微妙に右に寄っているが、
実はラリグラはこのネジの位置に個体差がある。
オリジナルに個体差があるかどうかは確認されていないが
私は今の所ちゃんと中央に配置された物しか見た事がない。
さらにそのネジの左右にある四角い穴の中には
本来金属板の接点が入っているのだが、ラリグラはここも省略。
本体中央クランプのサイドバーの隙間、
つまりクランプの留め金の隙間の距離に差があるのが確認できるだろうか?
ラリグラはこの部分が大きく開き過ぎている。
この画像ではそれほど大きな差があるようには見えないかもしれないが
この部分はその上部にバブルレンズやサーキットボードが取り付けられる部分なので
パーツをはめた時に印象が大きく変わってしまう。
クランプとしての機能は果たしている物の、外見の印象が変わってしまう為
結構な悩み所でもある部分。
ウサギの耳のような部分はバルブホルダーのつまみ。
ここをつまむ事で洗濯バサミと同じ要領でエミッター(放射口)部分を広げ
電球(バルブ)をはめる事が出来る。
このつまみ部分の曲がり具合にも微妙な差がある。
ここも質感と仕上げの違いが良く現れている。
Dリング受けを付ける為、ラリグラには初めからこのように
ボトムにバージョンに合わせた穴が開けられている。
縁部分の雑さにはちょっと閉口するが、これには個体差があるようだ。
とは言え、オリジナルと比較するとやはりその雑さが浮き彫りとなる。
ちなみに刻印にはラーベルを意味する「PB」の文字がが加えられており
(正式名称が「Larbel PlasmaBlade」の為)
文字もオリジナルよりも打刻感のある仕上げになっている。
こちらは左右ともにラリグラ。
ラリグラはワーキングにも対応する為に
このようにエミッターがアタッチメント状態になっている。
ある意味ここが一番のラリグラの特徴とも言える。
エミッターの奥にワーキング用のジャックの穴が見えるが
これはこのラリグラが初めからワーキング仕様な為で
この内部にはインバータが内蔵されている。
この頃はELブレードが主流だった。