私は、オリジナルとは全然違う曲調のトリビュート盤が好きです。だからAC/DCのそのテのも、変わったのばかり持っててハードロック系の普通のトリビュートは持ってません。ここではそんな変わり種のトリビュート盤をご紹介しましょう。
[New] ●メロコア
| Million Miles Away (The Offspring) | |
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3. Sin City |
| Offspring!良く知りません!すいません!売れてるんですよね!? で、去年(2001年)の夏に出たMillion Miles AwayっていうミニアルバムにSin Cityのカバーが入っているのを最近たまたま見つけて買ってしまいました。 性懲りもなく怒涛のアレンジになってるのを期待したんですが、griffin同様、原曲に忠実でした。んで、歌い出しの「だーいぁめぁーんず」ってとこは一瞬ハッとするくらい歌い方がボンに似てます。以前よりSin Cityのキモはこの歌い出しのとこだと思ってたんですが、なかなかわかってるじゃないか、キミ達(笑)。ギターの音も表題曲のMillion Miles Awayではイマドキな音なのに、Sin Cityでは中域が強調されててAC/DCへの愛が感じられます。おぉぉ、ソロのフレーズまでカバーしてる! AC/DCを原曲寄りのアレンジでカバーする場合、普通はどうあがいても本家本元のがイイに決まってるんですが、Offspringはかなり頑張ってますよ。中間部の盛り上がりはオリジナルの勝ちだけど。 とにかく、このCDがきっかけでAC/DCを聞き始めてくれるOffspringファンがたくさんいるといいなぁ。 |
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●パンク
| Jailbreak (griffin) | |
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1. Jailbreak |
| 大阪のストリートパンクバンドgriffinによる5曲入りミニアルバムの1曲目にJailbreakのカバーが収録されています(ほかにオリジナルを4曲収録)。 パンクと聞いて、速いテンポでガーッとぶっ飛ばす曲調を思い浮かべたのですが、さにあらず。かなり原曲に忠実なアレンジになっております。なので、AC/DCファンがパンクアレンジのJailbreakを楽しむという用途には不向きで、griffinのファンが「おぉ、AC/DCってなかなかええやん」と意外な発見をするのが正しい聴かれ方のように思います。 ところで、クレジット欄にはこんなことが書いてあって、AC/DCファンはニヤリ。 This 5-track CD is dedicated to the following people:(中略) last but not least the spirit of Bon Scott.....and Those About To Rock... We Salute You!!!!!!!!!!! また、griffinの(たぶん)公式サイトでは、AC/DCのTシャツを着たボーカルの人の写真や、SG弾いてるギタリストの写真や、「最近良く聴くCD=AC/DC」というメンバーのコメントを見ることができます。 |
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●インダストリアル
| Covered in Black (v.a.) | |
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1. Highway To Hell / The Electric Hellfire
Club 2. Squealer / Genitorturers 3. It's a Long Way To The Top / Die Krupps 4. Shot Down In Flames / Spahn Ranch 5. For Those About To Rock / Godflesh 6. Whole Lotta Rosie [Controlled Bleeding Mix] / Joined At The Head 7. Back In Black / Pigface Vs. Sheep On Drugs 8. Thundersturck / Birmingham 6 9. Hells Bells / Razed In Black 10. Badlands / Psychopomps 11. The Furor / Klute 12. Who Made Who / Terminal Sect With En Esch Of KMFDM 13. T.N.T. / Sister Machine Gun 14. Dirty Deeds Done Dirt Cheap / 16 Volt |
| インダストリアル・ダンス、インダストリアル・メタルのアーティスト達によるトリビュート盤。と知った風な言い方をしましたが、インダストリアルなるジャンル、まったく不案内です。リッスン・ジャパンでお勉強しました。 そのサウンドは、ヘビーでノイジーでおどろおどろしく、シュールでアヴァンギャルド。こういう人たちが今はやりの7弦ギターを買うんだろうなと思います。ギターはいわゆるそういう系の音です。んで、最初の2曲が比較的普通のアレンジなので油断していると、M3あたりから徐々にインダストリアルの本領(?)が発揮され、M7なんかはクレジットを見ないと元の曲が何だかさっぱりわかりまへん。私のお気に入りはM8 Thunderstruck。イントロのあのリフがエレクトロなシンセ・サウンドになってて、オリジナルよりしっくりきます。ハウスっぽい4つ打ちのリズムアレンジも曲調に合っててGood。ボーカルが弱いのが難点だな。このオケにブライアンのボーカルで聴いてみたい! ちなみに、KMFDMやGodflesh、Die Krupps、Pigfaceなどの参加アーティストはインダストリアル界(?)では結構有名な人たちのようなので、このジャンルに興味のあるAC/DCファン(いないか?!)には最適な入門編かも知れません。 最後に、リッスン・ジャパンを簡単にご紹介。このサイトとてもイイです。すんごくいろんなジャンルのたくさんのアーティストが掲載されていて、そのアーティストの曲が試聴・ダウンロードできるサイトも教えてくれます。 | |
●スロー・コア
| If You Want Blood (Mark Kozelek) | |
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2. Rock'n'Roll Singer (electric) 3. You Ain't Got a Hold On Me (mix 1) 6. Bad Boy Boogie (version 1) 8. Up To My Neck In You 9. Love At First Feel 10. Love Hungry Man 11. Bad Boy Boogie 12. What's Next To The Moon 13. Walk All Over You 14. You Ain't Got a Hold On Me 15. If You Want Blood 16. Riff Raff 17. Rock'n'Roll Singer |
| インダストリアルよりさらに異色! どの曲も聴いただけでは、オリジナル曲がまるで想像つきません。それもそのはず、オリジナルと同じなのは歌詞だけで、メロディーもコードもアレンジもイチから作り直しているからです。 ナゼにそんなことをするんだろうと思いますが、良く見ると取り上げられた曲はすべてボン時代のもの。つまり、ボンの書くいわゆるワイルドでロックンロールな歌詞を、全然違うサウンド&声で演奏したらどうなるかという実験なんでしょうね。 で、どんなサウンドかというと、基本的にすべてアコギ1本の弾き語り。ブルージーではなく、フォークっぽい。テンポはゆるやか。ボーカルもおとなしい。「透明感のある」などといったキャッチ・コピーがぴったりです。(透明感のあるAC/DCの曲! そりゃすごい。) 不思議なもので、そんなサウンドで奏でられる楽曲を聞きながら寂しげな風景の映ったアルバムジャケットを眺めていると、ボンの歌詞に、今まで持っていたハードでパワフルな印象とはまったく別の意味がこめられている気がしてきます。「アイム ア ラーヴ ハングリー マーン」とか切なく歌われるとね。 Mark Kozelek(マーク・コゼレック)さんは、スローコアの草分けRed House Paintersのボーカリストです。上記のアルバムは彼の2枚のソロアルバム「Rock'n'Roll Singer」と「What's Next To The Moon」を1枚にまとめたPainted Sky Discsによる日本盤。17曲中13曲がAC/DCのカバーです。 |
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●カントリー!
| A Hillbilly Tribute to AC/DC (Hayseed Dixie) | |
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1. Highway To Hell 2. You Shook Me All Night Long 3. Dirty Deeds Done Dirt Cheap 4. Hells Bells 5. Money Talks 6. Let's Get It Up 7. Have a Drink On Me 8. T.N.T. 9. Back In Black 10. Big Balls |
| アパラチア山脈のド田舎に住むカントリー好きの人達が、クラッシュした他人の車の中をあさってて見つけたAC/DCのレコードをかけてみたらアラ不思議、カントリーとして演奏するのにぴったりの曲だったので早速レコーディングしてみました、というふざけた(もちろん嘘の)エピソードの元に登場したカントリー風AC/DC(笑)。バンド名のヘイシード・ディキシーも、エイシー・ディーシーの駄洒落だそうな。 内容ですが、このページで紹介してるトリビュートの中で一番わかりやすく、楽しめます。ほかのトリビュートが、「オレ流のAC/DC解釈」を主張しているのに対し、本盤は単なるお遊びだからこそでしょう。 ギター(とバイオリン!)のリックがカントリー風になってますが、メロディーや曲構成はオリジナルに忠実です。カントリー風の演奏のおかげで自然にメロディーが引き立ち、AC/DCの曲の良さも再確認できます。 のどかでハッピーでボヨヨンとした気分のとき、あるいはハードな音楽を苦手にしている彼氏・彼女や家族と一緒のとき、それでもAC/DCの曲を聞きたいなら、このCDがオススメです。 なお、私はHMVやタワーレコードで探しても見つからなかったので、米amazonで購入しました。ネット上での試聴はHeyseed Dixieの公式サイトでどうぞ。 |
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●リミックス
| Remixed To Hell -A Tribute to AC/DC- | |
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1. Back In Black [Die Krupps Remix] 2. It's a Long Way To The Top [Mission UK Remix] 3. Walk All Over You [Synical Remix] / Remixed by Brian Haught & Ivan Prume 4. Highway To Hell [Sigue Sigue Sputnik Remix] / Remixed by Tony James & Neal X 5. Sin City [Resetta Stone Remix] / Remix by Porl King 6. Shake A Leg [Vincenzo Remix] 7. Live Wire [Wired Remix] / Remixed by Julian Beeston 8. Night Prowler [Vitamin DDT Remix] 9. Whole Lotta Rosie [KMFDM Remix] / Remixed by Gunter Schulz 10. Shoot To Thrill [Fire Mix] / Remixed by Fred Coury 11. T.N.T. / Sister Machine Gun 12. For Those About To Rock / Godflesh |
| レミー、ジョー・リン・ターナー、ジェイク・E・リー、フィル・コリンなんかが参加しているAC/DCの正統的トリビュート盤Thunderboltを、さらにリミックスしてしまった不思議な盤。というよりも、AC/DCオリジナルをリミックスしようとしてバンドの許可がとれず、トリビュート盤をリミックスする事になったのではないかしらん(あくまで推測)。 で、中身はというとなかなか良いです。このRemix盤を出してるのは上で紹介したCovered In Blackと同じレコード会社「Cleopatra」なので、リミキサーも恐らくインダストリアル系の方々なのでしょうが、元の素材が生かされてる分、Covered In Blackよりずっと聴きやすい。私はケミカル・ブラザースっていうテクノ系に分類されるユニットが好きなんですが(テクノと言ってもYMOのような昔のとは全然違います)、同じ嗜好の方は結構いけるんではないかと思います。 なお、M10、M11はCovered In Blackの曲がそのまま入ってます。ボーナストラックなんでしょうか。 それから、私の持ってるやつはUK盤で、ジャケットのデザインは上の写真と同じですが、タイトルがBack In Black -A Tribute To AC/DC-となってます。 |
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●HipHop
| "ROCK HARD" - "Parties Gettin' Raugh" (Beastie Boys) | |
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| Beastie BoysによるBack In Blackのカバー(?)。未聴なんで内容については何とも言えません。アナログ12インチ。Beastie Boysはこの曲を自分達のベスト盤に入れようとしたがAC/DCの許可が取れずに断念したそうです。 | |
●旧渋谷系(いまは何ていうの?)
| 69/96 (Cornelius) | |
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8. Last Night In Africa [アフ★メタ] |
| トリビュートでもカバーでもないけど面白いんで紹介しましょう。小山田圭吾のコーネリアス名義での2ndアルバム。ヘビメタをテーマにしたアルバムで、その手の曲のサンプリング多数。ツノつきのアーティスト写真、稲妻を配したタイトルロゴ、ジャケットに「High
Voltage」って書いてあったりとAC/DCが大々的にフィーチャされてます。小山田君はAC/DCのことが好きなのか、それともヘビメタというキーワードで浮かんだのがAC/DCだっただけなのか、私は知りません。 とりあげるのは8曲め。イントロで、ZeppelinのBring It On Homeのリフ+QueenのWe Will Rock Youのドラム&ハンドクラップに、途中からBack in Blackのリフ(に似たリフ。サンプリング後にいじったのか弾き直したのか不明))が絡んできます。んでエンディングでは、Walk All Over Youのエンディングがまんまサンプリング。ボンが「You!」って叫んでバンドが「ジャンジャカジャンジャンジャーン」ってやるとこです。ただそれだけなんだけど楽しい。 なお、この曲には、日本の誇るZepコピーバンドCinnamonのドラマーBonzow、元スカパラのAsa-chang、バッファロー・ドーターの山本ムーグなど豪華メンツが参加しております。 |
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●avex系(笑)
| Rock'n Rhythm AC/DC -The Medley〜R'N'R Ain't Noise Pollution | ||
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1. For Those About To Rock 2. Thunerstruck 3. T.N.T. 4. Dirty Deeds Done Dirt Cheap 5. You Shook Me All Night Long 6. Money Talks 7. Big Gun 8. Given The Dog a Bone 9. Shoot To Thrill 10. It's a Long Way To The Top |
11. Who Made Who 12. Rock and Roll Ain't Noise Pollution 13. Back In Black 14. Heatseeker 15. Whole Lotta Rosie 16. Hard As a Rock 17. Ballbreaker 18. Are You Ready 19. Hells Bells 20. Highway To Hell |
| 4つ打ちダンスビートに乗せたAC/DCのメドレー。企画は面白いのになぁ。カナダのAC/DCコピーバンド「ラフエッジ」のボーカル&ギターを起用しているそうですが、このボーカルが最低最悪。声質はブライアン。なのか?
これで。ブライアンが風邪ひいて鼻がつまったような歌声。パワーも深みもなく薄っぺらぺら。ダンス音楽としても全然つまらん。低音が弱過ぎじゃぁー。 ロックン・リズムシリーズにはほかにKISS編、VAN HALEN編、BON JOVI編もあるそうですが未聴。興味もナシ! | ||