DDIポケットにMC−P100というカード型PHSがあって、下記に紹介しているように、このツールで一度理想の通信環境を”夢見た”ことがありました。”夢見た”というのはもちろん夢に終わったということですが、まず夢たり得たのは、全くさりげなく通信がどこでも出来ることに他なりません。何せモバイルツールはあらゆるところで使えてナンボだと思いますが、あらゆるところたることを阻む要素はいくらでもあって、大概はその端末自体の性能の問題、例えばバッテリーの持ちとか、内蔵のソフトの有用性だとかなのですが、その他に、”世間体”というものも忘れてはならない重要な要素なのです。現状の主流はまだまだ、携帯電話などを通信カードなどを使って繋いでいる状態であり、独断と偏見で言うと、少し粋なセンスの人はカード一体型のPHSを使おうとします。しかし、私に言わせればそれでもまだまだ世間から見れば何やら”怪しい”装置を操っている、いわゆるオタッキーなマニア系のアブナイ人に見えなくもありません。人がどう見ようと.....ではありますが、やはりそこは場の雰囲気というものもありますので、周囲の”空気が乱れない”ようなモバイルのあり方がより望ましいことにかわりはありません。その点において、このカード型PHSは全くいかにも”何か機械どうしを合体させてたいそうなことをしている”感じが全くと言っていいほどなく、さりげない理想の”通信社会環境”を実現してくれる可能性を秘めていたということができるでしょう。

しかし、現実はそう甘くはありませんでした。このMC−P100は電源をLX本体からとるのですが、消費電力が大きく、通信しようとした場合には、まずバッテリーを単3リチウムか充電したての2次電池に替えなければなりませんでした。しかも当然電池の持ちも悪く、いつでもどこでもという訳にはいかず、かえってモバイルすることの難しさを再認識させてくれたシロモノとなってしまいました。結局これは友人にあげることになってしまったのでした。こうしてその理想は夢と消えてしまっていた訳です。

実は今回もこの商品が登場する旨のニュースを聞いたとき、またこのMC−P100の再来だろうと思い、一応DOCOMOのHPでも確認したところ圧倒的に高い消費電流と”誤認”してしまい、ちょうど当時使っていた341Sを321Sに替える話があったので、さっさと321Sに替える機種変更をしてしまいました。しかし、あとでFHPPCのフォーラムの書き込みで誤認の指摘を受け、321Sとさほど変らない消費電力であることを知ったのでした。今年こそは先を争って新端末を入手するという愚かさを卒業したと思ったのもつかの間、一旦機種変更したものを解約して新規で契約してまで新端末を入手するという、最大限の愚かさを発揮する結果となってしまいました。それが”執念の入手”たる所以なのでD(^^;

しかしこうして、LXは一度は夢見て実現しなかった理想のタイプのパートナーと、やっと”結ばれる”ことが出来ました。製造中止が発表されてからというのも”可哀想”な話ではありますが、”余命”を宣言された身に最後の福音となるに違いありません。当初期待していた、常時差し込みしっぱなしでの運用というのは、カードイネーブラなしでも差しているだけでカードに電源が供給されてしまうことから目論見どうりにはいきませんでしたが、”通い妻”という形ででも”夫唱婦随”で上手くやってくれたら言うことはありません。電車の中で立ちながらのメールの送受信なんかもこれで可能になるでしょう。そのありがたさをしみじみと味わいながら、LXの寿命尽きるまで大事に使っていきたいと思っている次第です。

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