ボイスレコーダはそもそも私にとっては、必要性から発想した機械でした。学生時代、缶詰めになって卒論を書いている時、熟考もある一定の臨界を超えるといろんな思考や表現が直感的に出てくるらしく、言葉としては頭に浮かんでくるのですが、あまりにも次から次から出てくるので書き留められなくて、これをとっさに録音できる機械があったらいいのに、と思ったことがありました。こんなことを考えるのは自分くらいかと思っていたら、後日、このボイスレコーダというものが商品として存在していて(当時はアメリカ製のみ)、なんだみんな同じようなことで困ってるのだなと思った覚えがあります。

さて前置きはさておき、今回仕事の必要性で入手した東芝のデジタルメモリレコーダ「VOICE BAR PRO(DMR−SX1)」、使ってみましたがなかなか”いい感じ”です。

データの記録に汎用のスマートメディアが使用できるのは99/6現在これだけのようですが、メディア交換可能なことは画期的です。録音時間が足りなくなれば予備のメディアと差し替えればいいわけですね。でも、初めから16Mbのメディアを使えば記録時間が約4時間半もあって十分かもしれません。スマートメディアに記録できる大きな利点はやはり、LXでメール添付送信できることでしょう。LXもメーカーの思惑を超えていろんなことができるようになってきましたが、windowsCE機等にあるようなボイスメモ機能は逆立ちしても出来なかったので、これを使ってこうした最近のPDAのアドバンテージに追いすがる?ことができるかも、というわけです。

ただ注意しないといけないのは音声データの形式で、16Mbで約4時間半というのは独自形式のDMR形式のデータのおかげです。これをパソコンで再生する別売のアプリケーションソフトが出ていて、これを使うことで録音データファイルにコメント文を挿入したり、WINDOWS汎用の音声データ形式であるWAVファイルに変換することができますが、変換したときのサイズがデカイです!2時間の録音はDMRで8M程ですが、WAVファイルに変換すると8bitで64M、16bitで128Mにもなります。それを思うと、もしDOSでWAVファイルに変換できるソフトがあっても、LX内で変換する気にはなれません。メールに添付する場合には、送信先に別売のアプリケーションソフトを入れておく使い方になるでしょう。もしくは、このデータ変換用ソフトの簡易版を開発して、それと一緒にこのDMRデータを送信するというのもオシャレ?かもしれませんね。

最後に音質と感度ですが、購入前に確認していたことですが、あらかじめ口を近づけてのボイス録音専用という訳ではなく、会議録音もできるということで、音量の方はまあまあでしょう。雑音を消すノイズフィルターを使うと、少し感度的に厳しいかもしれません。外部マイクが使用できるので、高性能な外付けマイクをつければよいわけです。音質はデジタル携帯電話のような圧縮ノイズのようなものがありますが、音楽鑑賞として利用するわけではないので、特に問題は感じていません。

以上、LXの新しいコンパニオン誕生!のご報告でした。

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