第83回天皇杯準決勝
鹿島アントラーズVSセレッソ大阪

2003.12.27


奇跡的な勝ち上がりでここまできた鹿島。
準々決勝で横浜に対して圧勝。

そこで思いました。
『準決勝の相手は神戸がいいな。準決勝の場所は埼玉がいいな。』

しかし、相手はセレッソ。場所は長居という、一番望ましくない相手と場所になってしまいました。

次に思ったこと。
『この試合に勝ち、なおかつモトがケガもせず、イエローももらわなかったら、きっと元日は相手がどこであろうとも優勝できるだろうな。』
逆にいえば、それだけこのゲームには越えるべき壁があったということでした。

去年の準決勝の長居スタジアム、対市原戦。前半28分でしたっけ?忘れられませんぜ。
今年の最終節・・・優勝がかかった大一番。累積警告で出場停止。悔しかったですよ。
そして・・・長居スタジアムでのセレッソ戦の『何これ?』というべき分の悪さ。

ここが正念場。ホント前回の横浜戦よりもそう思いました。

ゲームは先制点が勝負と言ってましたが、その先制点を大久保に取られてしまいました。
(そういうゴールは代表で決めろよ!)
鹿島も攻めるんですが、なかなかゴールに結びつきません。
やはり負傷の影響でしょうか、満男さんの存在が目立たないんですよ。平瀬の存在も目立たない。モトや深井くんも走り回ってるんだけど、どうにもちょっとずつずれてるんです。

そして、後半。
絶好のチャンスがやってきました。モトからのパスが深井くんを越えて、平瀬の前に。キーパーと1対1。あとは打つだけ。しかし・・・・それはキーパー真正面でした。もうちょっと、もうちょっと浮かしたシュートだったらば。

そのまま、時間は過ぎていきます。
残りあと10分切りました。もう祈るような思いです。
そこでやってくれたのは野沢。彼は天皇杯ラッキーボーイですね。同点ゴール!!
ここで追いついた時、勝利を確信しました。
勝利の女神はまだ鹿島についていると。
今までもこうやって追いつき、勝ってきた。だから今回も、と。


そして延長。
総力戦です。必死です。90分走り回って、さらに30分です。
きつくないはずがありません。
前半終了。
鹿島の方が優勢に見えます。
そして後半。
いいボールがモトに渡りました。モトが前線に持ち込みます。そして、ゴール前にパス。
しかし、そこに走りこんでいたウッチーは相手DFと競り合い、足がつってしまいます。
そうなんだよね、足がつるほどの試合なんだよね。相手大久保も足を痛めてましたもの。

しかし、その直後に無情の瞬間がやってきました。
足がつっていた大久保の渾身の一撃が鹿島ゴールに。


呆然。
悲鳴が出ました・・・。
延長ですから、これで終わりです。もう立ち上がって次に向かうことはできません。
ピッチに倒れこむ選手たち。
長居のセレッソ戦という呪縛は解き放たれませんでした(T_T)

しかし、ここまで死力を尽くして戦った選手たちを責められましょうか?
すぐ湧き上がった『かっし〜まアントラーズ』のコール。
悔しいけど、健闘を讃えよう−そんなコールでした。


挨拶後、サポーターのところへやってきた選手たち。
秋田コールがやみません。これがホントのホントに最後なのです。
深々と頭を下げ、胸のエンブレムに手をやる秋田さん。
その姿はきっちり胸に焼き付けました。


最後の最後が涙で終わってしまったけれど、2003年に流した涙は来年芽吹くもののための肥やしになると信じています。

 


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