Jリーグ1st stage 第14節
鹿島アントラーズVSジュビロ磐田

2004.06.19

 

『鹿島は鹿島。サテライトのメンバーで出てこようが、ユースのメンバーで出てこようが。全くこっちに心のスキはない』とMF名波@6月19日報知
名波選手の言葉はいろんなバージョンがありますが、ホント鹿島を尊敬しているからこその言葉だと思い、ありがたく受け取っておきます。

と、冷静に言っていられるのも、このゲームがまたまた名波選手にそういう思いを抱かせるゲームになったから。

いや、ホント〜におもしろい試合でした。90分間(ロスタイムを入れると95分間くらい)一瞬たりとも気の抜けない攻守の切り替わりの早い、手に汗握る試合でした。
得点が入らない分、緊張感がいい感じで持続していたというか。点が入らなくてもおもしろいゲームというのは、初めての体験のような気がします。いや、得点が入ったほうがおもしろいんですけどね、ホントは。


試合のポイントは双方が誇る『黄金の中盤』の対決。(だと勝手に私は思ってました)
磐田のファーストシュートは福西。なんで福西よ?と思いますが、彼はボランチのくせに(いや褒め言葉です)点はとるわ、アシストランキング1位だわ、と決して守備の人ではないんですよね。
この試合でも危ない場面はほとんど福西でした。
対する鹿島は野沢が華麗にドリブルで持ち込んだボールを右の本山へ。モトがそれをゴール前の平瀬へ、というのが最初のチャンスでした。しかし、タイミングが合わずにシュート出来ず。
このシーン、ビデオで見ると「ああ、タイミングあってないな。惜しいな」と思えるんですが、スタジアムではうまく合わせられずにこけてるように見えたもので、思いっきりがっくしきたんですよ。
余分な話。「あぁ〜」と叫び、頭を抱えた瞬間に首がぐきっ。寝違えたような状態ですね、言ってみれば。踏んだり蹴ったりとはこのこと。「痛い〜〜(T_T)」と叫ぶSHIKAを驚いてみるまこと。何やってるんでしょうね(^ ^;)。幸い、しばらく首筋を揉んでいたら治まりました

さて、前半は五分五分の展開。とは言っても、微妙に鹿島が押してるように思えました。というか、磐田に凄みが感じられなかったんですよね。鹿島のDFにかなり信頼がもてるようになってきたというか・・・この日はDFで神がいっぱいいたのです。
左サイド(向こうの右)を完全に制していた新井場とか、右サイド(向こうの左)で安定した守備を見せてくれた内田とか。もちろんセンターの大岩の安定ぶりに金古の気合。点を足られる気があまりしませんでした。
そして攻撃。やはり中盤には本山・小笠原・中田がいなくちゃ!今季初の中盤揃い踏み。
腰痛をおしての強行出場が伝えられた本山はなんのなんののキレキレっぷり。ドリブルで切れ込んでのパスやシュートに惚れ惚れ。やっぱり本山がいるといないとでは攻撃の厚みやバリエーションがちがうよなと思いました。まぁ、前半のポストを逸れてったシュートにサイドネットにあたったシュート、後半のポストに当たったシュートのうち1本でも入っていれば言うことなし。久しぶりの実戦があの微妙なずれを生んだのかな?ご本人も「もっと練習します」と言ってらっしゃるので、次にはあと10センチ中に入るシュートを打ってもらいましょう。
小笠原も中田浩二もチャンスと見れば、ゴール前にちゃんと顔を出しているし、二重三重の攻撃は磐田よりも迫力十分。
ただ、なぜチャンスを作っても決められなかったのかという点については、散々問題視されていること。そこを今後しっかり修正してほしいです。
さて、攻撃ではもう一人、新井場徹を忘れちゃならないでしょう。まぁ、彼のプレーにも惚れ惚れしました。
圧巻は後半中ほどで見せた相手のパスをカットして、ドリブルで持ち込んでミドルシュートの場面。見てて「行け!行け!行ってそのまま自分で打ってしまえ!!」と叫んでました。
彼は前半にもドリブルで持ち込んでのミドルシュートがありましたが、どっちもバーの上。あれがもう少し押さえられ、枠を捕らえたシュートだったらばなぁとため息でした。でも、魅力十分でした。

後半は確実に鹿島のペース。
磐田的見せ場は山西のあわやオウンゴールか!?というクリアと福西のPA内での転倒。福西のあれは曽ヶ端が引っ張ったのかな?とも見えたのですが、ビデオで見返すに自分で滑って転んでいたんですね。ただ、あの時のソガのとぼけたような姿は確実に磐田サポを煽ってました(^ ^;)。(あ、我々は今回アウェイ寄りのバックスタンドにて観戦してました。)
鹿島的見せ場は何と言ってもフェルナンドのスーパーセーブ。ゴールに吸い込まれようかというボールをラインギリギリでヘディングクリア。それをさらに押し込まれようとしたが、それも内田がスライディングクリア。鹿島を救いました。
そして、両チームとも選手交代を次々に。これが勝負の分かれ目でした。

0−0のまま迎えた後半ロスタイム。ここにドラマが待っていました。
表示された3分という時間が刻々と過ぎていく中、鹿島は立て続けにCKを取りました。1本目は左からフェルナンドが中田浩二に合わせたボール。これがクリアされ、再び右からCK。これを小笠原が低めの弾道でゴール前へ。
そこに鬼神がいました。後ろから猛然と飛び込み、魂のヘディング。
ロスタイム2分過ぎ。鹿島に待望の得点が生まれました。生んだのはルーキー岩政。ごついけど、なんか妙に可愛らしさを感じる風貌の彼がやってくれました。J初ゴールが奇跡の決勝ゴール。
もうハイタッチの3連発でした。
狂喜乱舞する鹿島サポーター。スタジアムが揺れていました。そして、呆然とするジュビロの選手達&ジュビロサポーター。冷静になってふとアウェイゴール裏を見たらば、凍り付いていました。
ジュビロの選手達には正直言って、そこから追いつくぞという闘志が今ひとつ見えませんでした。すでにその前の段階から足が動いてなかった選手も多かったのは事実だし。
そのまま、タイムアップ。

カシマスタジアムはオブラディオブラダの大合唱です。
この日の応援はホントに違ってました。ゴール前での攻防におけるゴール裏の声のすごさと言ったら!
あの雰囲気を体験したら、絶対はまるだろうなと思います。
ああいう応援、こういうゲーム・・・それを続けていけば、観客数の減少とか嘆かなくてもすむのに・・・。

いや、ホントにおもしろいゲームでした。
首筋が痛もうとも、腰が痛もうとも、日焼けで顔や手が痛もうとも(どれだけ痛んでるんだ(^ ^;))、本望でした!!
こういうゲームを続けよ!!


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