Jリーグ2nd stage 第13節
鹿島アントラーズVS横浜Fマリノス

2003.11.15

 

やってきました横浜国際競技場。
昨年のW杯の決勝の舞台です。も、そういうことだけでもワクワクしていました。

さて、この日のゲームの私的ポイントはたった一つ。
『小笠原満男が意地を見せてくれるか、否か』

屈辱のナビスコ決勝で退場して以来、初めてのゲームです。あの退場をめぐっても、その精神性のことやらなんやらいろいろいろいろ言われてきました。
私もあの退場に「くぅ〜」となった一人です。
でも、オガサは人一倍負けず嫌い。あのシーンをバネにしないはずがない!とも信じていました。
ピッチから去るオガサの表情をはっきり見ることができる位置に座っていた自分が、ある意味大変幸せだったとも思っています。(浦和サポの暴言はとりあえず無視して←まだ言ってるよ、よほど根に持ってるな(^ ^;))強張って蒼白な顔・・・降る雨に濡れる頬。これは絶対に忘れられないもの。

だからまず書かせてください。オガサのゴールのことを。
最初は誰が打ったのか分かりませんでした、あのシュート。しかし、それはそれは見事なシュートでした。
ちょうどメインスタンドのゴールに対して平行な位置に座っていました私にとって、横からすごい弾道で飛んできたあのシュートは鳥肌もんでした。狂喜乱舞したあと、あれがオガサのゴールだと知りました。
すっごい興奮しましたよ。
でも、さらに胸が熱くなったのは、帰宅後にニュースで見たあのシュートの後のオガサの顔。
笑顔はありません。それどころか、ゴール方向ににらみつけるような表情。
これには心底しびれました。このサイトはモト&浩二メインなんだけど、やっぱ3人メインにしようかと思うくらいのしびれっぷりでした。
戦う男の顔っていうんですかね?オガサの気合が、オーラとなって出ているような感じでした。
やってくれると信じていたけど、ホントにこうやってやってくれるからたまらないよね。FC戦―磐田戦のモトくんのように。


では、ゲームを振り返ってみましょう。
開始3分で久保のゴール。ここで皆同じ台詞をはいたはずです。
「また、久保かよ!!」
5月5日のハットトリックは苦すぎる思い出として残ってますもん。ゆえに思った。
「んじゃ、今日はこの間の全く逆をやってやれ!後半で3得点だい!」

そんな我々の思いが実現しそうな状況がピッチでは起きました。
ユ・サンチョル退場・・・。
確かにその前のオガサのタックルはきつかった。当然イエローもんでしょう。実際もらってるし。でも、そこで逆切れして『報復行為』に出ちゃいけませんよ、ユさん。思いっきり突き飛ばしました。見てて「おい、それはやりすぎだろう!!」と―。(余談ですが、このときの満男さんの倒れ方、結構芝居がかってたと思いません?後からニュースで見て、にやりでした)
確かにやりすぎでした。一発レッド。横浜、前節の反省できてないんかよ―と思いましたが、鹿島的には非常にラッキーなできごとでした。

でも、この数的優位を前半はなかなか生かせませんでした。相変わらずパスは通らないし・・・でも、攻撃しようという意欲は感じられました。だから、後半に希望をつなごうという思いでハーフタイムを迎えることができました。

そして、後半。最初からメンバーチェンジです。前半途中にボンバー中澤@ヘアスタイル見事に爆発していたねーのタックルを受けて、足をいためたナラさんが途中で交代していた(野沢くんと)ので、システムそのものを変更せざるを得なかったのですね。
池内IN本田OUTで、DF深いところに池内・秋田・大岩、サイドに石川・青木、MF深いところにフェルナンドとオガサ、前目に野沢、そしてFW平瀬・深井と3バック気味にしてきました。
これが功を奏しました。
後半開始直後からかなりいい攻撃が仕掛けられました。我々の目の前サイドでの攻防がかなり多くなったのです。
その中でまず『これぞ決定機!』と思ったのが、深井くんが右サイドでドリブルを仕掛け、ゴール前にパスしたシーン。これは平瀬の反応がなく、ふいになってしまいました。
深井くんよ〜、あそこは自分で打つべきだろう?パスの選択もいいんだろうけど、自分でシュート打ってみて、こぼれたら誰かに押し込んでもらおう―という気持ちで打っていった方が絶対いいよ。
この日、初お目見えした深井コール。これに応えるためにもガンガンシュートを打ち、とにかくシュートで終わってくれ〜と思いました。
しかし、その後もガンガン攻めていきます。
そして、出ました前出のオガサのゴール!64分に生まれました。

その後も激しい攻防。まったりとした瞬間がなく、手に汗握るわくわく感。そうなのよ、こういうゲームを見たかったのよ。
がんばってた深井くんがここでOUT。中島くん投入です。深井ゴールが出た後はなかしゴールに期待しました。そんな中出ました勝ち越しゴール。
74分、オガサからのキラースルーパスに野沢が必死で追いつき、ゴール前へ見事なパス。後は合わせるだけでした。
これは最初ナカシゴールだと思ってたんですね。期待が目を眩ませてました(^ ^;)実際は平瀬でした。
平瀬は相変わらずオフサイドにひっかかりまくってましたが、一番欲しいところで大事な仕事してくれましたね。ナカシINの時、交代は平瀬だろうと思ってたくらい、あまり見ててもいい動きしてたようには思えなかったけど、こういうところできちっと仕事してくれるところが平瀬のいいところなんでしょうね。

さて、勝ち越しました。
ここで思いました。・・・ガンバ戦の二の舞はよしてくれよ!
安心できるためには、もう1点。5月のリベンジのためにはもう1点。もう1点取りにいって欲しいと。
だから、とにかく鹿島サイドでボールをキープしていて欲しいわけです。なのに、横浜サイドでボールを回している(T_T)
マルキーニョスはちょろちょろとゴール前を徘徊しているし、坂田も出てきたし、ちょっとしたパスミスが命取りになるんで、ボールを前に前に運んで欲しかった。
案の定、一番の危険な場面は坂田が生み出しました。
でも、ソガが大明神化してました。きちっとシュートコースに入って再三のセーブ。かなり助けられましたね。
おまけですが、後半の私たちの視点のひとつに池内くんがありました。だって、かなり厳しい(別名危なっかしい)ディフェンスしてたから。
「かわいい顔して、やることきっついよね〜」などという戯言を二人で再三吐いていました。
その究極の姿が担架で担ぎ出された後。
「またけが人〜〜よしてよ〜〜(T_T)」
という私たちの思いを手玉に取るかのように(^0^)、即座にスクっと立って、スタスタとピッチに入るべく歩き出しました。横浜ゴール裏サポの目の前で!
大ブーイングでしたね〜。私たちは苦笑もんでしたが。
でも、ホントにやりすぎには気をつけてね?

さて、ロスタイムは3分。祈るような時間でした。
勝った瞬間の喜びは久しぶりに血沸き肉踊る感じ?
途中に「こうしてくれ〜」と思ったことは数々あったけれど、今はとにかく勝つことが大事なんです。
その勝利が得られたことが、ほんと〜に嬉しかった。ナビスコ敗戦ショックがこれで少し癒えました。

ナビスコ敗戦ショックが癒えた理由のもうひとつに、ゴール裏の応援の様子がつぶさに見られたこともありました。
私は指定席で見ていたんで、ゴール裏の応援には参加してません。だからこそ、客観的に見られたんですね。試合前の新しいコールを覚えるための一生懸命な練習。ああいう努力あってこそのまとまった応援なんですよね。一緒に覚えていました、私も。そして試合中にはコールリーダーの拡声器の声がしっかり聞こえてきました。それに合わせての見事な応援。
一生懸命な思い、それが一つになって伝わってきました。
ホームはもちろん、アウェイでも応援はいつも鹿島が勝っている―これが鹿島の誇りですよね。
ナビスコの時はホーム側なのに、自分も応援ができなかった。スタジアム全体でも負けてた。これがかなり悔しかった。だからこそ、この日は自分も飛び跳ねれたし、ゴール裏も素敵だったし、至極満足できたのです。

一度は消えた優勝の芽が再び芽生えました。
最後まであきらめない。勝ちたいと思う気持ちが強いチームが最後に栄冠をつかむはずです。

鹿島はまだまだ大変厳しい状況です。
次節柏戦はDFの要である秋田大岩が出場停止です。ナラさんが靭帯損傷の疑いです。オガサはでん部痛です。動ける選手だけでのやりくりは極まっています。
だからこそ、残った選手のより一層の気合が大事なんですよね。

信じてるよ。

そして、今こそ復活しておいでよ。モトくん・うっち〜。



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